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2009年6月 6日 (土)

大学が当たり前のように潰れる時代

私が生まれたのは1974年で、第二次ベビーブームに当たる。同世代の人数は多く、大学に入るのは難しかった。

しかし、時を経て、大学は二極化の時代に入った。名門大学が多くの受験生を集めている一方で定員割れしている大学も数多い。

兵庫県尼崎市の聖トマス大学が来年度の学生募集停止を決めたという。定員250人に対して入学者は08年度が78人、09年度が110人と、定員の半分にも満たなかった。今後は統合も視野に入れいているというが、最悪廃校もあり得るとのこと。

しかし、大学が廃校になると聞いても別段驚く時代ではもうなくなってしまっている。というより大学が当たり前のように潰れる時代になってしまっているのである。

苛酷だった受験戦争はもはや昔話であり、大学は潰れないという神話は崩壊した。国立大学法人でさえ、統合で姿を消したり再編で名前が変わったりしている。定員を満たすことの出来ない私大は47.1%と半数に迫っている。大学が増えすぎてしまったのか、少子化の波が思ったよりも早く押し寄せたのか、おそらくその両方だろう。

教育の内容や質の高さがより求められるようになってくることも考えられる。もし少人数の学生しか集めることは出来なくても、質の高い学生が輩出すれば教育機関としての価値は上がり、学生を集められるようになるのかも知れない。

そして、大学名よりも個の資質が問われる時代に変わっていくのだろう。

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