日本のオーケストラを聴こう(2) 京都市交響楽団 ウーヴェ・ムント指揮 バルトーク 管弦楽のための協奏曲&「中国の不思議な役人」組曲
日本のオーケストラを聴こうシリーズの第2回目は私の地元、京都市交響楽団。
1956年に日本初の自治体直営オーケストラとして誕生。創立当初はモーツァルトの演奏で高い評価を受け、「モーツァルトの京響」と呼ばれました。
現在まで53年間の歴史を誇り、12人の常任指揮者を迎えてきました。
ウーヴェ・ムントは第10代目の常任指揮者で、1998年から2001年までの3年間、その座にありました。
ムントの在任期間中、京響はBMG傘下の廉価盤レーベルであるアルテ・ノヴァと契約し、4枚のアルバムを作成しています。
今日紹介するバルトークの管弦楽のための協奏曲とバレエ音楽「中国の不思議な役人」組曲を収録した1枚はその中でも高い完成度を誇っています。
録音にやや問題があり、音のパワーには欠けますが、京響のアンサンブルの精度の高さは十分に伝わってくる優れたアルバムです。
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