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2009年8月15日 (土)

サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団、CBSO合唱団ほか ブリテン「戦争レクイエム」

現在のベルリン・フィルの芸術監督であるサイモン・ラトルが1983年にバーミンガム市交響楽団やCBSO合唱団ほかを指揮して録音した、ブリテンの「戦争レクイエム」のCDを紹介します。EMI。

サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団ほか ブリテン「戦争レクイエム」 録音時、ラトルは28歳の若手指揮者でした。

イギリスが生んだ、クラシックの作曲家としては唯一の天才というべきベンジャミン・ブリテンの「戦争レクイエム」には作曲者自身の指揮するロンドン交響楽団ほかによる決定盤ともいわれている名盤がありますが、現役の指揮者によるものとしては、このラトル盤が最上でしょう。

「戦争レクイエム」は第二次世界大戦の犠牲者を慰霊するために書かれた作品で、通常のレクイエムに使われるラテン語の詩の他に、ウィルフレッド・オーエンによる戦争を題材にした詩も用いられており、戦争の悲惨さも歌われています。

録音当時はかなり若かったラトルですが、オーケストラや合唱のコントロールは見事であり、指揮者としてはすでにかなりの実力を身につけていたことが確認出来るCDです。

サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団ほか ブリテン「戦争レクイエム」(HMV) icon

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