レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 「チャイコフスキー後期三大交響曲&管弦楽曲集」
レナード・バーンスタインが晩年にニューヨーク・フィルハーモニックを指揮してライブ録音した、チャイコフスキーの後期三大交響曲と「フランチェスカ・ダ・リミニ」、「ロメオとジュリエット」。イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してライブ収録した「ハムレット」、「スラブ行進曲」、「イタリア奇想曲」、序曲「1812年」をまとめたBOXセットを紹介します。ドイツ・グラモフォン。
ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮した、チャイコフスキーの交響曲第4番、交響曲第5番、交響曲第6番「悲愴」はいずれも極端に遅いテンポと巨大なスケールを持った演奏で、チャイコフスキーよりもバーンスタインを感じさせる演奏ですが、凄まじい思い入れを込めた唯一無二の個性的な芸術となっています。中でも1時間近くを費やす「悲愴」の演奏は、指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニに、「バーンスタインは特別な指揮者であり、『悲愴』を1時間かけて演奏したとしてもそうする権利がある」と言わしめた怪演です。
一方、イスラエル・フィルを指揮した管弦楽曲集は、摩天楼型のバランスが特徴的で、人によって好みが分かれると思われます。
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