青なじみ
青痣のことを私の故郷の千葉県では「青なじみ」という。おそらく、語源は「青な染み」であると思われる。茨城県でも青痣のことを「青なじみ」というようだ。ちなみに西隣の東京では「青たん」という。「青いたんこぶ」の略だと思われる。
今日の夕方、散歩からの帰りに、自宅のドアに、手の指を挟んでしまい、右手の薬指の爪に青なみじが出来た。痛みはそれほどでもないので、こうしてタイピングで文章を書くことも出来る。そして、「青なじみ」という言葉を思い出したことで、京都に住んでいても私が千葉の人間であることを深く印象づけられたのであった。
言葉はその土地と密接に結びついている。言葉はその土地に根付き、同時に言葉はその土地を生み出す。世界は言葉によって整序されているともいえる。
そんな言葉にまつわる出来事を、今日の夕方の怪我によって思い起こした。
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