« 観劇感想精選(75) 兵庫県立ピッコロ劇団 「桜の園」 | トップページ | 無明の日々(12) 高校時代の私は名前を持たない »

2009年9月 8日 (火)

日本のオーケストラを聴こう(3) 大阪シンフォニカー交響楽団 児玉宏指揮 アッテルベリ 交響曲第6番ほか

日本のオーケストラを聴こうシリーズの第3弾は大阪シンフォニカー交響楽団。1980年に創設されたまだ比較的若いオーケストラです。以前は大阪シンフォニカーの名前で活躍していましたがシンフォニカーというのがオーケストラのことだと認知されず、営業などに差し障りがあったため、重複名にはなりますが大阪シンフォニカー交響楽団と名乗るようになりました。

児玉宏指揮大阪シンフォニカー交響楽団 アッテルベリ 交響曲第6番最近では秘曲路線でも活躍している大阪シンフォニカー交響楽団。その最新盤は音楽監督の児玉宏の指揮によりスタジオ録音された、アッテルベリの交響曲第6番とエルガーの「セレナード ホ短調」(キング・レコード)。ザ・シンフォニーホールでの収録。

アッテルベリの交響曲第6番は、1928年にシューベルト没後100周年作曲コンクールに於いて大賞を得た作品で、賞金として1万ドルを得たことから“doller交響曲”の別名があります。
どことなく大河ドラマの音楽調で、今後もオーケストラのメインレパートリーになることはないと思われますが、大阪シンフォニカー交響楽団の現在の力を記録したものとしての価値があります。その大阪シンフォニカー交響楽団の力ですが、スタジオ録音ということもあり、高い機能性を発揮しています。普段の演奏会では薄味の演奏をすることもある大阪シンフォニカー交響楽団ですが、このCDではそうして不満は一切ありません。

児玉宏指揮大阪シンフォニカー交響楽団 アッテルベリ 交響曲第6番(HMV) icon

| |

« 観劇感想精選(75) 兵庫県立ピッコロ劇団 「桜の園」 | トップページ | 無明の日々(12) 高校時代の私は名前を持たない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本のオーケストラを聴こう(3) 大阪シンフォニカー交響楽団 児玉宏指揮 アッテルベリ 交響曲第6番ほか:

« 観劇感想精選(75) 兵庫県立ピッコロ劇団 「桜の園」 | トップページ | 無明の日々(12) 高校時代の私は名前を持たない »