猫町通り通信・鴨東記号 オーケストラ・アンサンブル金沢演奏会
金沢にて。
JR金沢駅前の石川県立音楽堂コンサートホールでオーケストラ・アンサンブル金沢の演奏会を聴く。指揮者は広上淳一。
曲目は、アッテルベリのヴェルムランド狂詩曲、ヒンデミットの「4つの気質 ~主題と4つの変奏曲」(河村尚子)、シューベルトの交響曲第2番。
オーケストラ・アンサンブル金沢は日本で初めてにして唯一のプロの室内管弦楽団である。今日は第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラともに6、チェロ4、コントラバス2という編成。
石川県立音楽堂コンサートホールは比較的大きなホール。今日は3階席で聴いていたのだが、室内管弦楽団をステージから遠い席で聴いたため音量的にはやや物足りない。
アッテルベリのヴィムランド狂詩曲。優雅で感傷的な出だしと、快闊な結末部が印象的な曲。広上の作る音楽は丁寧であったが、曲にはさほどの魅力を感じなかった。
ヒンデミットの「4つの気質 ~主題と4つの変奏曲」は、ピアノ独奏と弦楽アンサンブルのための作品。
この曲ではソリストの河村尚子(かわむら・ひさこ)のピアノのキレが抜群であった。煌びやかな高音から、迫力ある低音まで自在である。
広上指揮のオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)も立体感のある音楽を生み出していた。
シューベルトの交響曲第2番は今日演奏された中で最も優れた出来。音の細胞一つ一つにエネルギーが満ちて溢れ出るような、伸びやかで生き生きとした演奏であった。
広上の指揮は首を左右に振ったり、左右の腕で交互にパンチを繰り出したり、左、右、左、右、と体を向けるといったユニークなもの。指揮姿も実に楽しかった。
演奏終了後、広上は、東京を始め、金沢や大津で行われる「ラ・フォル・ジュルネ」の金沢公演の宣伝をし、「これだけ喋ったのでこのままでは終われないが、定期演奏会なのでアンコールの準備をしていない」ということで、シューベルトの交響曲第2番の第2楽章が再び演奏された。
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