美術回廊(11) 京都市立芸術大学退任記念「西田眞人展 ー絵事循環ー」
西田眞人は、昭和27年(1952)神戸市生まれ。京都市立芸術大学日本画科卒業後、青塔社に入塾、池田道夫に師事し、平成20年(2008)に京都市立大学芸術大学美術学部教授に就任。これまでに山種美術館賞展優秀賞、兵庫県芸術奨励賞、神戸市文化奨励賞、菅盾彦大賞展大賞、兵庫県文化賞、神戸市文化賞などを受賞している。
香港三題「彩」、「活」、「麗」や、神戸を題材にした「染まる街」では、赤の使い方に特徴を感じる。日本全国の神社・一の宮を題材に描かれた「一の宮」シリーズの中からは、「鹽竃(鹽竃神社)」、「白山さん(白山比咩神社)」が出展されているが、「白山さん」の山木の緻密な描写が見ものである。
2階での「英国の旅」と題されたシリーズの中に、「北の都」と題された作品がある。「英国で北の都といったらエジンバラかな?」と思ったが、後で画像検索したところ、やはりエジンバラであることがわかった。
「海潮音」というタイトルの海辺の映画館を描いた作品からは、人々の声が伝わってくるかのようであった。
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