富岡八幡宮案内
残念な事件で有名になってしまった東京都江東区の富岡八幡宮。ただここは東京屈指の名門神社であり、見どころがたくさんあります。今日はそれをご紹介していきたいと思います。
まずは本殿。二階建ての立派なものです。
八幡宮であるため、祭神は当然、八幡神(誉田別命=応仁天皇を合祀)です。
境内の花本社には松尾芭蕉が神として祀られています。その名も松尾芭蕉命(まつおばしょうのみこと)。そのまんまですね。
ちなみに私は松尾芭蕉の『奥の細道』の冒頭は暗記していますので、案内のお姉ちゃん相手に暗唱して、ポカーンとさせました。
富岡八幡宮は、伊能忠敬が測量の旅に出掛ける前に参拝した神社です。ということで伊能忠敬の銅像もあります。
富岡八幡宮の最大の特徴は、大相撲関係の碑が充実していること。まずは横綱力士碑。
最近話題の人の名前も勿論あります(左下に注目)。
最強の力士といわれながら素行等が問題で横綱になれなかったという説のある雷電為右衛門の名前も番外に「無類力士」として刻まれています。
富岡八幡宮の一番人気は、横綱でも大関でもなく、強豪関脇碑に刻まれたこの人なんです。
皆が触るので変色してます。
そして富岡八幡宮の遺産というべきものが、昭和天皇御製のこの歌です。
「身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民をおもひて」
昭和20年3月18日に富岡八幡宮を視察された時の思いがこのお歌に込められたとされています
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