スタジアムにて(4) WBC強化試合 日本対オーストラリア2009@京セラドーム大阪
2009年2月25日 京セラドーム大阪にて観戦
午後6時プレーボールの、WBC(ワールドベースボールクラシック)強化試合、日本対オーストラリアの試合を観に、京セラドーム大阪まで出かける。
イチロー、松坂、岩村、城島、福留といった、日本の公式戦での生のプレーを観ることの出来ないメジャーリーガー達も参戦とあって、京セラドーム大阪は満員の盛況。
侍JAPANこと日本代表の先発は松坂大輔。
昨日の先発ダルビッシュ有同様、調子は今一つ。2回裏に相手の9番打者にツーベースを打たれ、相手に2点を献上する。それまでにもアウトにはなったがヒット性の当たりをいくつも打たれていた。ということで、松坂は、2回途中、2失点で降板。
日本投手陣の2番手は杉内。ストレートのMAXは140キロちょっとだが、コントロールが抜群で、オーストラリア打線から次々に三振を奪う。
相手のオーストラリアは、主力の半分はアメリカで合宿中ということで、日本にいるのは1.5軍。ということもあってか、守備では凡ミスが次々に起こる。強化試合のために役立つ相手だったのかどうか。
先制された日本であるが、続く3回の表に、中島の四球とイチローの一塁強襲安打(となったが、実際は相手のファーストのエラーだろう)と、バックアップに入っていた相手キャッチャーのボーンヘッドもあって、中島、イチローともに次の塁を奪い、4番稲葉の内野ゴロの間に中島が生還。さらに5番村田の打球に相手がエラーをして、三塁にいたイチローもホームに帰り、同点となる。
オーストラリアの二番手投手は、ブラッシングトン。ゆっくりしたボールが打者の手元で変化するのが遠くから観ていてもわかる。ナックルボーラーのようだ。しかし、ナックルボールも侍ジャパン打線には通用せず。ランナー2人を置いて、青木宣親がスリーベースヒットを放ち、日本、逆転。青木は三塁に滑り込んだ際に足を負傷したようである。
その後も日本は着々と得点を重ね、オーストラリアは着々とエラーを重ねる。結果は、11-2で日本の圧勝。1.5軍相手なので、圧勝しないと体裁が悪いだろう。
先発の松坂は不調だったが、杉内、内海、渡辺俊介、山口鉄也、涌井、藤川球児というリリーフ陣が相手打線を封じ込めた。豪華な継投が楽しめた。
ちなみに日本投手陣のMAXは、松坂大輔と藤川球児が出した148キロであったが、同じ148キロでも、ボールが飛んでいくような松坂の速球に対して、藤川の速球は糸を引くような、球の軌跡が残像となるような独特のものであった。藤川のようなストレートを投げるピッチャーと対戦しなければならないバッターは嫌だろうなと思う。
| 固定リンク | 0
« コンサートの記(427) 広上淳一指揮 第4回・京都市ジュニアオーケストラコンサート | トップページ | スタジアムにて(5) J1 京都サンガ対ヴィッセル神戸@西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2009.3.8 »
コメント