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2018年12月26日 (水)

これまでに観た映画より(115) 「最高の人生の見つけ方」

DVDでアメリカ映画「最高の人生の見つけ方」を観る。原題は「バケットリスト(棺桶リスト)」。ロブ・ライナー監督作品。主演:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン。

病院経営者のエドワード(ジャック・ニコルソン)は癌の症状が出て、自身が経営する病院に入院することになる。同室になったのはやはり癌を患っている自動車修理工のカーター(モーガン・フリーマン)。ともに余命は長くない。同室ということでいつしか仲良くなった二人は、カーターが大学時代に哲学の教師に教わったという「棺桶リスト(棺桶に入るまでにやっておきたいことをリストアップしたもの)」を実行しようということになる……。

スカイダイビングやカーレース、世界旅行などやりたいことをやるうちに人生の本当の喜びを見つけていくというストーリーで、これだけ書くとありきたりの物語のように思えるが、見終わった後で心の底にほのかな灯が点ったような感動がある。
人生というものを最後の数ヶ月に凝縮してみせるという技法も優れており、主演の二人が何しろ巧い。

エドワードが金持ちだったからこそ様々なことが可能だったという側面は否めないのだが、金を追い求め、欲深く生きるよりも皆の中の一人として大切な人と出会い、触れ合いながら生きることの方が大切だということを教えてくれる作品である。

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