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2018年12月23日 (日)

楽興の時(26) 伏見交通安全協会・京都府伏見警察署主催「交通安全!X'mas Concert」2018

2018年12月20日 伏見区の京都市呉竹文化センターにて

午後2時30分から、丹波橋駅前にある京都市呉竹文化センターで、伏見交通安全協会・京都府伏見警察署の主催による「交通安全!X'mas Concert」を聴く。一日警察署長・エレクトーン演奏は、エレクトーン奏者の小椋寛子。吹奏楽演奏は、京都聖母学院中学校・高等学校吹奏楽部。合唱は、伏見老人福祉センターコーラス同好会。

小椋寛子が、Twitterで情報を流したのを受けて聴きに来たもの。小椋寛子は昨年に続き、2年連続の参加になるようだ。


開演5分前から準備に入るなど、余り慣れた感じはしない。

無料コンサートということもあり、赤ん坊が叫んでるし、お爺ちゃんも叫んでるしという環境である。

開会セレモニーとしてして、まず京都聖母学院中学校・高等学校吹奏楽部のトランペット奏者によるファンファーレがあり、主催者として伏見警察署の署長が挨拶を行う。
京都府内での交通事故は、減少傾向にあり、昨年の同時期に比べると31%減となっているそうだ。なお、年末年始は交通事故が増える時期だそうである。

続いて、馬屋原伏見区長による来賓挨拶がある。実は小椋寛子とは高校の先輩後輩だという明かされる。


その後、一日警察署長である小椋寛子が、女性警察官の格好で登場。なお、京都府警のゆるキャラであるポリスまろんとみやこがエスコートしていたが、フラフラとした足取りで逆に心配される。


京都聖母学院中学校・高等学校吹奏楽部による演奏。部員は総勢で70名ほどいるそうだが、今日が終業式で、この時間はまだ授業を受けている生徒もいるということで、45名での参加となる。中学校1年から高校2年生までの参加である。
全員が21世紀生まれということで、いわゆる懐メロはピンとこないそうだが、まず、西城秀樹の「ヤングマン」が演奏される。西城秀樹が今年他界したということで選ばれた曲だそうである。

続いて、京都聖母学院はカトリックの学校ということもあって、「クリスマス・キャロル・ファンタジー」が演奏される。

お年寄りのための「青い山脈」の演奏。生徒達は映画を観たことがないため、「山脈が青いからなんなん?」という反応もあったそうである。

今年流行った、DA PUMPの「U.S.A」がその次に演奏される。客席にはお年寄りが多いということで、よくはわからないようだったが、「軽快な曲やったなあ」という声は聞こえた。ちなみに顧問の先生も今年47歳だが、松田聖子より新しい歌手の曲はよく知らないそうである。

最後は、加山雄三メドレー、「君といつまでも」「お嫁においで」「サライ」が演奏される。

更にアンコールとして、ディズニー映画「ズーラシア」より“Try Everything”の演奏もある。

京都聖母学院中学校・高等学校吹奏楽部は、高校の大会で京都府の金賞を受賞した強豪だそうである。


続いて、伏見老人福祉センターコーラス同好会による合唱。メンバーの中で男性は2人しかおらず、ちょっと寂しい。女性と違って男性は余り催しに参加したがらないようである。

「冬のメドレー」(「雪」「冬の星座」「ペチカ」「雪の降る町を」など)、「いい日、旅立ち」、「上を向いて歩こう」、「きよしこの夜」が歌われる。
お爺ちゃんお婆ちゃんによるアマチュア合唱団で、練習は月2回だけということもあり、声が合っていない。更にお爺ちゃんがどこを歌っているのかわからなくなり、楽譜をごそごそし始め、更には譜面を落としてしまうなどしっちゃかめっちゃかになっていた。
無料コンサートというだけあってこんなものだろうし、こうしたハプニングも面白さのうちである。


そして、小椋寛子によるエレクトーンの演奏。いつも小椋が使っているYAMAHAのSTAGEAのエレクトーンを使っての演奏である。グレーのドレスに着替えて登場した小椋はまず「美女と野獣」序曲を演奏。その後、「最近のエレクトーンは声を出せるってご存じですか?」と聞いてから、スキャットの音を出したガーシュウィンの「アイ・ガッタ・リズム」を演奏する。

小椋は、ABCテレビの「おはよう朝日土曜日です」のジングルや、BGMを演奏しているということで、その演奏も行う。

大阪音楽大学ピアノ学科在学中にオーディションを受けて、「おはよう朝日土曜日です」のエレクトーン奏者に採用された小椋寛子。第4次審査で、「鍵盤を見ずに、カメラを見ながら笑顔で弾いて下さい」と注文されて戸惑いながら弾いたいう「魔法にかけられて」より“真実の愛のキス”も弾く。

最後は、「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー。エレクトーンでは動物たちの鳴き声も出せるようだ。表題作のほか、「ドレミの歌」「私のお気に入り(マイ・フェイバリット・シングズ )」「エーデルワイス」「もうすぐ17歳」「すべての山に登れ」などが演奏された。そういえば、高校1年の時の音楽の授業で、「サウンド・オブ・ミュージック」の1場面を選び、何組かに分かれて演じて歌うという課題があり、私は「すべての山に登れ」の組に入って演じて歌った。

その後、ヤマハ音楽教室に通っているちびっ子達が参加して、小椋とのコラボレーションを行う。ちびっ子達は、「あわてん坊のサンタクロース」、「池の雨」(ヤマハ音楽教室のCMでやっている「ドレミファソラファミレド」というあれである)、「大好き」を歌う。


閉会の挨拶で、小椋寛子がなぜか名前を「小林寛子」と間違えられるなどハプニング続きであったが、小椋寛子はプロのエレクトーン奏者ということもあって楽しい時間を過ごすことが出来た。

入場者全員に、箸とタオルがプレゼントされる。


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