コンサートの記(496) 「京都市交響楽団 at 円山公園音楽堂!」
2010年6月6日 円山公園音楽堂にて
円山公園野外音楽堂で京都市交響楽団が演奏する、「京都市交響楽団 at 円山公園音楽堂!」という音楽会に接する。指揮は京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一。司会はαステーションのDJである秋田美幸。午後3時開演。
午後1時40分頃に円山公園音楽堂に着くと京響がリハーサルしている音が聞こえた。
欧米では盛んである野外でのピクニックコンサート。京都市交響楽団も今年から野外でのコンサートを始めた(結果的のこの1回のみであった)。会場となる円山公園音楽堂は3000人収容の野外音楽堂。1956年、京響の第1回定期演奏会が開かれた場所でもある。
曲目は、レナード・バーンスタインの「キャンディード」序曲、ルロイ・アンダーソンの「舞踏会の美女」、「タイプライター」、「トランペット吹きの休日」、ハイマンの「ポップスホウダウン」、ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ「美しく青きドナウ」とポルカ「雷鳴と電光」、ヴェルディの「アイーダ」凱旋行進曲」、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲。
ウグイスや烏が鳴き、蝶々が舞う野外音楽堂でのコンサート。揃いのTシャツで登場した京響のメンバーもリラックスしたムードで楽しい演奏を繰り広げる。コンサート会場で接したなら緊張感に不満があるかも知れないが、そこは野外でのピクニックコンサート、そうしたちょっとした緩さも爽快さに繋がって良い気分である。
ちなみに指揮の広上淳一は雨男だそうだが、幸い、天候にも恵まれた。
アンコールとして、「宇宙戦艦ヤマト」が演奏されたのも野外コンサートならではの楽しいセレクトであった。
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