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2019年2月27日 (水)

美術回廊(26) 上方浮世絵館 「実川家の役者達」

2019年2月17日 上方浮世絵館にて

以前から存在は知っていたが、いつも前を通り過ぎるだけだった上方浮世絵館に入ってみる。細長い形の4階建てビルを美術館としたものである。今は、「実川家の役者達」という展覧会をやっている。上方歌舞伎の名優であった初代実川額十郎、初代実川延三郎、初代実川延若らの役者絵を中心とした展示である。江戸時代の道頓堀は芝居小屋の並ぶ日本最大の劇場街であった。

歌舞伎を描いた浮世絵ということで、登場人物が大見得を切っているところを描いている。
全員が一斉に大見得を切っていて、実際にはそんな演目は存在しないと思われるが、想像で描いたのであろう。浮世絵はリアリズムに関しては余り追求されてはいないように感じるものが多い。それよりも構図と勢いを重視しており、描き手の想像力がものをいうジャンルである。


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