スタジアムにて(14) 日本女子プロ野球 京都フローラ対愛知ディオーネ@わかさスタジアム京都 2019.4.9
2019年4月9日 西京極のわかさスタジアム京都にて
わかさスタジアム京都で行われる、日本女子プロ野球、京都フローラ対愛知ディオーネの試合を観に出かける。
昼間は気温が上がったが、日が落ちてからは風が冷たい。
京都フローラの先発は2年目の龍田美咲、愛知ディオーネの先発は全日本のエースである里綾実。
日本女子プロ野球はシーズンオフのトレードで、各チームの顔ぶれがかなり変わっている
フローラ先発の龍田はMAX118キロのストレートがよく走り、100キロ台のスライダーとカーブ、100キロを割るスローカーブなどのコンビネーションを生かした投球。100キロちょっとの球が縦スライダーなのかスプリットなのかチェンジアップなのかはっきりとはわからなかったが、かなり有効であることは確認出来る。
ディオーネ先発の里はMAX117キロながら、今日は途中で失速しているのか、余り速くは感じられない。ブレーキがかからずに縦に割れるカーブが今日は武器になっていたが、コントロールが悪く、3回には四球2つをヒットで満塁のピンチを招くと、ディオーネから移籍の厚ケ瀬美姫に押し出しのフォアボールを与えてしまい、先制を許す。
一方の龍田は好投で、完封も見えてきたが、6回裏に西山にツーベースを許し、岩見のショートゴロの間に西山は三塁に進出。ここで星川にライト戦へのタイムリーを許して同点に追いつかれる。
7回表、先頭の三浦のファーストゴロを星川がファンブルし、ランナーを許す。
厚ケ瀬の当たりはライト前に抜ける。村松を迎えた場面で二塁ランナーの三浦が誘い出されてタッチアウトになるが、厚ケ瀬が二塁に到達。村松はセンター前へのヒットで、一死三塁一塁となり、勝ち越しのチャンス。4番の岩谷を迎えるが、ここは浅めのセンターフライでランナー帰れず。
だが、続く中村茜にライト前へのタイムリーが飛び出して、フローラついに勝ち越し。村松は三塁を狙うが、残念ながらアウトとなる。
7回裏、フローラの川口知哉監督は、ディオーネから移籍の速球派、森若菜をマウンドに送る。速いだけでなく球威を感じさせるタイプだ。
森は、自身が持つ日本女子プロ野球最速タイとなる128キロをマーク。ただ、124キロのストレートを先頭の太田にレフトに弾き返されるなど、女子でも力だけでは通用しないようだ。
送りバントの後、三振を奪ってツーアウトとするも代打の新人・金城比呂(きんじょう・ひろ)にセンター前へのヒットを許す。センターが前進守備だったため、ランナーは三塁で止まったが、返球が緩めだったため、あるいはホームに突っ込んでいれば同点だった可能性も高いと思われる。
救われた形の森は、入れ替わる形でフローラからディオーネに移籍した浅野桜子をショートゴロに打ち取り、京都フローラが勝利。これでフローラは開幕から7勝1敗となった。
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