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2019年8月14日 (水)

美術回廊(32) 祇園甲部歌舞練場 八坂倶楽部 「フェルメール 光の王国展」

2015年8月27日 祇園の八坂倶楽部にて

祇園甲部歌舞練場内 八坂倶楽部で、「フェルメール 光の王国展」を観る。

「フェルメール 光の王国展」は、フェルメールの絵画全37点をリ・クリエイト作品として展示するもの。フェルメールが描いた画そのものではなく、フェルメールが描いた当時の色彩を求めて原寸大で一種の復刻をしたものであり、質感はフェルメールが描いたものに限りなく近いが、本当の本物というわけではない。ということで、絵画はカメラ撮影OK(フラッシュは禁止)、SNSやブログに写真投稿もOKという日本の美術展としては緩いものになっている。

本物のフェルメールの絵画は経年劣化によって黒ずんでいるが、今回のリ・クリエイト作品の色彩は鮮やかである。
スマホのアプリを使って本物とリ・クリエイト作品の比較が出来るようになっている(本物のほうが色彩が暗い)のが面白かった。

オランダの画家、ヨハネス・フェルメール。柔らかなタッチが特徴で、もっとシャープな筆致を好む私にとっては必ずしも好きな画家ではないが、画は見応えがある。左側に窓があり、窓から差し込む日の光が人物を照らし、画に広がりを与えているという特徴がある。

フェルメールのほぼ全作品のリ・クリエイト作品が展示されているということで、有名な「真珠の耳飾りの少女」、「牛乳を注ぐ女」、「デルフト眺望」なども展示されているが、私が最も気に入ったのは「窓辺で手紙を読む女」。窓明かりに照らされた手紙を読む女の中で希望や想像が膨らんでいく様が感じられて素晴らしいと思う(巷間流布している解釈は私は採らない)。
なお、残っている絵画作品も少ないフェルメールであるが、彼が書いた手紙や日記は一切残っておらず、どのような人物だったのかは完全に謎だという。

八坂倶楽部の庭園に出ることが出来るというので、回ってみる。地泉回遊式庭園であり、なかなか趣がある。

Img_20150827_163654

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