一定額以上の募金者のための日時不確定オーケストラプレミアム公演複数回券構想
オーケストラが未来に行う定期演奏会のチケットを指揮者も曲も決まらない状態で売るという未来チケット話を以前書いたわけですが、今度は定期演奏会でないコンサート、特別コンサートと書いて良いと思われますが、そのチケットを提供するという案を書きます。名付けて「一定額以上の募金者のための日時不確定プレミアム公演複数回券構想」。今は、オーケストラの事務局も時間短縮営業をしていたり閉鎖されたりで、この案自体が今はその時ではない状況となっているのですが。
対象となるのは、一定額の以上の募金をされた方や組織の社員などです。個人だけだとコンサートホールの大きさによっては客席を埋めることが難しくなることも考えられますので、企業などに所属する方も含めます。その方々を招待するコンサートです。
年に4回。1つの季節につき1回が理想的だと思いますが、紙のチケットではなくプラスチックのカードにするか、あるいはスマホのアプリとして入る電子チケットなどが良いと思われますが、4回通し券のチケットを配布します。1年、もしくはもっと未来の公演です。指揮者はそのオーケストラのシェフが良いと思われますがこれも未来のことですので決めなくても良いでしょう。日時や演目も後で決めます。当然ながら「その日は行けない」という方が多数出てくると思われますが、4回分のチケットで定額制なので、そもそも毎回来られることを想定していないコンサートです。4回全てに訪れても1回だけであっても一定額以上の募金をした方対象なので、チケット自体が無駄になるということはありません。当然ながら4回全てに参加する方がお得だとは思いますが。仮に1回も来ることが出来なかったとしても、それは募金という本来は無償の好意へのお礼ですので、その時はご勘弁いただくという姿勢で良いでしょう。
募金額について1万円以上というのが適当だと個人的には思うのですが、応募者殺到の場合は抽選制にするか、あるいは現時点での個々の募金額を見て決定しても良いと思われます。
いずれにせよ今の危機を乗り越えて未来で恩を返すというシステムです。先取りであります。その日が来るまで、確実にオーケストラが存在している可能性を高めるための一種の回向です。
| 固定リンク | 0
« コンサートの記(634) 太田弦指揮 大阪交響楽団第31回いずみホール定期演奏会 | トップページ | 配信公演 「白井あさぎ七回忌追善 春青能『半蔀・立花供養』」YouTubeライブ(文字のみ) »
コメント