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2020年4月20日 (月)

笑いの林(121) 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」2015年3月14日

2015年3月14日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」を観る。
祇園花月では現在、学割の他に、滋賀割り、名古屋割りという割り引きを行っている。滋賀割りは滋賀県は京都府の隣りだし、滋賀県住みます芸人のファミリーレストランが人気だということでやる意味がわかるのだが、名古屋割りはやっても集客出来るのかよくわからない。新幹線を使えば名古屋-京都間は40分ほどであり、近いといえば近い。ただ新幹線代は高いので、お笑いがその料金を払うに見合うものなのかは各個人の嗜好に寄るだろう。

「祇園ネタ」の出演者は、ジャルジャル、桜 稲垣早希、ギャロップ、千鳥、オール阪神・巨人(登場順)。

ジャルジャルは、コント「野球」。野球未経験の福徳が「野球部に入りたい」というので野球部キャプテンの後藤に入部申し込みにいくのだが……、というネタ。
福徳が野球を余りに知らないので後藤がイライラするというネタなのだが、現実離れし過ぎていて、観ているこっちもイライラしてしまう。ジャルジャルはいつもやるネタがシュール過ぎて笑えない。


桜 稲垣早希。「おねえさんといっしょ」をやる。三つ編みのカツラを新調したようだがブカブカで頭が大きく見える。おねえさんをやるときは帽子をかぶっているのだが、頭が大きいために帽子が落ちてしまい、かぶり直したとしてもまた落ちることがわかっているからか、落としたままで演じ続けた。

まず最初に、ネズミ講の話をして、お客さんに「お友達、何人いるかな?」と聞き、「100人」と答えが返ってきたので、「そのうち98人は本当の友達じゃないよ」と言ってしまう。

最後に「グーチョキパーの歌」を、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)や闇金などのブラックな内容の替え歌にして歌うというネタをやったが、歌う前に「一緒にやってね!」とは言ったものの、熱心な早希ちゃんファンが一緒にフリをしているのを見て最後に、「本当にやっている人がいたよ! びっくりだよ!」と笑いに変えていた。


ギャロップ。「タクシーの怪談」をやる。毛利が怖い話をするのが得意ということで、毛利が女の幽霊に扮し、タクシードライバー役の林に「運転手さん、私の顔覚えてますか? 3年前にあなたのタクシーに轢かれた者です」と聞くが、林は「奇遇ですね、3年前に轢かれたタクシーをまた拾ったんですか? いやー、3年経っても捕まらないもんなんですね。警察は何をやっているんでしょう。そう考えると怖いですね」と違う意味の怖い話にしてしまう。
その後も「3年前」という毛利に、「いや、4年前です」と答えたり、「3年前のどの事故ですか? あの頃は当たりまくってまして。それも会社ぐるみで隠蔽しようということになりまして、いやー良い会社で(毛利から「悪い会社や」と突っ込まれる)バンパーもへこんでたのに新品にしてくれまして、ピカピカですわ」などと、林は変なタクシードライバーを演じてしまう。

逆に林が女の幽霊、毛利がタクシードライバーをやることになるが、林は移動距離が長すぎ、更に毛利の前を通過したりするため、毛利に「どんなタクシー乗っとんねん?! 車両幅ありすぎるわ! 4車線ぐらいある!」と突っ込まれるも、「それだけ幅があったら事故起こしますわ」ととぼけていた。

林は更に、何故かシャドーボクシングを始め、毛利に「なんでボクシングしてん?」と聞かれると、「ああ、幽霊だからこうですね」と指先を下げる幽霊の手つきでのシャドーボクシングに変えたりしていた。


千鳥。ノブが「二人とも岡山県出身で」と言ったところで笑った女性客がいたため、「いや、まだ笑うとこちゃます」と言う。

大悟は離島の出身であり、それもコンビニもない、信号もない、場所によっては携帯電話の電波も入らないというほどの僻地だという。ノブも「自分も岡山の中でも田舎の方だ」と言うが、大悟はノブに「上半身裸のお婆ちゃんが農作業をしているのを見たことがあるか」と聞き、ノブは「さすがにそれはない」と答える。大悟の小学校の同級生は大悟を含めても6名しかおらず。大悟は「サッカーをやると悲惨。3対3。キーパーを一人がやると2対2」ということで「サッカーでロングパスしかしたことがない」と語る。
「ただ6人で今も付き合いがある」と友情を語る大悟だが、同窓会の集まりで大悟の財布から1万円が抜かれたことがあったと語り、高橋も違う、高木もそんな奴じゃない、と来て「泥棒田泥男は」と大悟が言ったところで、ノブが「絶対そいつや!」と突っ込む。大悟は「泥棒田泥男は、頬被りをして手錠をしていて」などと脱獄中の姿をしていることを語る。

更に、合コンで盛り上がっている時に、屁の音がした。大悟は「大悟、屁こいたやろ?」と言われたので「俺じゃないねん」と言い、「そこで屁こきだ屁こ男に」と言ったところでノブから「そいつやて!」と突っ込まれる。

祖母の家の松の木が朝起きたら引っこ抜かれていたことがあったというが、「ジープに縄付けて松の木抜い太」という名前の男が出ていて、そいつに決まっているとう話になる。

二人の出身地に比べると、大阪も東京も、祇園の街も大都会だと二人は言い、「ただスポーツカーでスピードを競ったりするのが難点」だそうで、二人でスポーツカーでの路上レースを再現。信号が青になったらスタートになるのだが、赤信号が長すぎたり、大悟が交差点に来る前に誰かを轢いていたりという妙な展開になった。


オール阪神・巨人。巨人が阪神のことを「背低田チビ太」と、先程の千鳥のネタを真似して紹介する。

二人は和歌山県の老人ばかりが集まる公民館で漫才をやったことがあるのだが、お年寄りになると笑っているのか震えているのか見ていてもわからないという話になる。聞いてみたところ笑いながら震えていたそうだ。更にお年寄りはネタを本気にするそうで、巨人が阪神のことを「身長1mありません」などと紹介すると、「そうは見えんなあ」などと隣同士で囁き合いが始まってしまうという。更に身重差があるため「親子で漫才やってます」とボケても、「しっかりしたお子さんで」などと本気にしてしまうそうだ。

地方に行くと、自由席で、子どもがばかりが前に集まってきてしまい、漫才中に阪神に直接語りかけてしまうというのも困りものだという。
ここで阪神が、「ワイルドだろう」と、スギちゃんの真似をする。スギちゃんは小学校の卒業文集に「将来、オール阪神・巨人さんのようになりたい」と書いていたそうだが、当の二人は「一人ではなれんな」と言う。巨人は阪神に「お前は、ワイルドでもマイルドでもない。チャイルドやで」と言ったので、阪神は「この間、小学校5年生の子と喧嘩したぜい。負けたぜい。チャイルドだろう」というネタをやる。巨人が「なんで小学校5年生と喧嘩になったん?」と聞くと、阪神は「メンチ切った」と答えるが、巨人が「そんな小学生おるん?」と再び聞いたことからグダグダになる。

阪神の母親は日本の女性警官第1号の一人だが59歳で早世。一方、巨人の母親は95歳で大往生だったそうだが、下半身に緩みが来るそうで、失禁することも多かったという。ただ巨人は「汚いことは綺麗な言葉を使って言わないとあかん」ということで、「お小水をお漏らしになられました」などとやり過ぎと思えるほど丁寧な表現にして阪神にも言わせるのだが、「設定を変えた方がいい」ということで、阪神は、パチンコ屋の呼び込み、デパートのアナウンス、「まんが日本昔話」などを真似た口調で語る。
阪神が巨人の真似も上手いということで、巨人が「一人で巨人・阪神出来るんちゃう?」と言い、阪神は一人二役で「まんが日本昔話」を語るだが、途中で巨人から「話がどんどん面白くなくなってきてる」と一刀両断にされた。


吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」。出演:川畑泰史(座長)、Mr.オクレ、信濃岳夫、青野敏行、清水けんじ、帯谷孝史、中條健一、末成由美、前田真希、いちじまだいき、やまだひろあき、清水啓之、はやしよしえ。

花月ホテルが舞台である。普段の吉本新喜劇に比べるとお洒落なセットが組まれている。

清水啓之が、はやしよしえとデートをしているのだが、実は二人は本当のカップルではなく、中條健一が経営する人材レンタル会社に登録しているはやしよしえを清水啓之がレンタル彼女として貸して貰っていたのだった。

花月ホテルであるが経営が厳しく、ホテルを吉本不動産の帯谷孝史(お約束としてポットに間違われる)に売却する話が出ていた。花月ホテルの社長は青野敏行であるが、ホテル主任の川畑泰史は青野のことを影で「馬鹿社長」などと呼んでいる。だが、川畑が青野の悪口を言っている間に、当の青野が川畑の後ろに来ていた。青野は川畑に「私のことを影でそんな風に呼んでいるのか」と問いただすが、川畑は「表でも呼んでおります」と開き直ったり、「呼んでいるのは小薮、茂造、すち子です」と他の座長の名前を挙げたりする。ここで社長秘書の清水けんた(清水けんじ)が「社長の結婚式の披露宴で焼きそばが出た」という話をし、川畑も信濃も清水けんたも「それは馬鹿でしょう」という結論に至る。青野は実際の披露宴でも焼きそばを出したそうで、引き出物も焼きそばUFOだったという。焼きそば好きらしい。ということで、青野は「焼きそば」という言葉でいじられることになる。

青野は川畑が独り者なのでクビにすると宣言。川畑は「偉い方から、常務からクビにするのが筋でしょう」と言うが、常務であるMr.オクレは親に妻に子どももいるのでクビには出来ない。独り者の川畑ならクビになって対して困らないというのが青野のいう理屈である。そこで川畑は人材レンタル会社のことを思い出し、レンタル母(末成由美)、レンタル妻(前田真希)、レンタル息子(いちじまだいき)を雇って解雇を免れようとするのだが……。

いちじまだいき、やまだひろあきの演技に対する舞台上での駄目出しがあるなど、アドリブだらけ。アドリブに出演者が笑い出してしまう場面も多く、やり直しても更にアドリブが加わるので余計に変な展開になってしまっていた。

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