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2020年7月13日 (月)

美術回廊(52) 草間彌生展・「向井修二×清水六兵衞」展・「現代アート」展

2020年7月9日 大丸京都店6階イベントホールにて

大丸京都店6階イベントホールで、草間彌生展・「向井修二×清水六兵衞」展・「現代アート」展を観る。即売会を兼ねている。どの作品も高値だが、作品の質と金額の相関性についてはこちらは特に知識はない。

草間彌生の作品は、ドットをちりばめたかぼちゃなど、お馴染みのものもあるが、「花」という作品や「レモンスカッシュ」などの絵は立体感を伴ってどことなく美味しそうである。舌に訴えかける架空の味のような作品だ。
ドットを最小単位としてパターンを積み上げる作風が草間彌生の特長なのだが、今回出展している他の画家達の作品にも多かれ少なかれそうした傾向は認められる。

ICCO Yoshimuraの作品には細部を積み重ねて一つの大きな絵画となるものがあり、金丸悠児の作品もパターンの組み合わせで作品を編み上げている。

江上越という1994年生まれの若い女性画家は、私と同じ千葉市出身。北京の中央美術学院(中国で「中央」が入る学校は、多くの場合、首都・北京にある学校である。ちなみに「学院」は中国では単科大学のことを指す。「大学」を名乗るのは基本的に総合大学である)に学んでいるが、「すれ違い」を題材にした一連の作品は、乳白色を使用して、時間のずれのようなものを画面に落とし込んでいるように見える。

吉原治良(よしはら・じろう)がリードした具体美術協会の作品展示もある。関西が生んだ現代アートグループ具体美術協会。既成の芸術観の否定から入り、やはりシンプルなパターニング指向へと向かう。吉原治良の絵は円だけを描いたものだが、禅宗と関係があるのかどうかは不明である。

二川和之、佐々木裕而という描写力に長けた二人の画家の作品も展示されているが、いずれも単色を使用して、描写的ではあるが、現実ではない観念の美学を描いている。

向井修二の作品もやはりパターンの組み合わせからなっており、独特の文字が刻印されているということもあって、今現在とはなにもかも異なる場所を指向しているように思われる。

陶芸家の清水六兵衞(八代)。七代目清水九兵衞の長男として生まれ、早稲田大学理工学部建築学科を卒業。建築を学んだことは作風に影響しており、スタイリッシュな外観と、確固とした存在感を合わせ持っている。

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