スタジアムにて(30) J2 京都サンガF.C.対モンテディオ山形@サンガスタジアム by KYOCERA 2020.11.1
2020年11月1日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて
亀岡へ。サンガスタジアム by KYOCERAで、J2 京都サンガF.C.対モンテディオ山形の試合を観戦する。午後2時3分キックオフ。
秋に入ってからサンガスタジアムでもデーゲームが行われるようになっているが、個人的には2月のオープニングマッチ以来久々、シーズンマッチとしては初となるサンガスタジアムでのデーゲームである。
今日はバックスタンド3階席の前から2列目。ファーサイドまでも視界良好という席である。試合開始からしばらくは太陽が真っ正面から差し込んでまぶしかったが、やがて雲が太陽を背後に隠す。
日曜日ということで、試合前にはTKO木本が司会を担当してトークイベントが行われる。今日は今は京都のローカルタレントとして活躍している森脇健二がスタンドに来ているとのことだったが、カメラは森脇の姿を捉えることが出来ず。TKO木本は、「森脇さん、走り始めちゃったんじゃないでしょうかね」とボケていた。
また三人いる京都府副知事の一人である古川博規によるキックインが行われた。
ここまで、11勝8分け10敗と波に乗れないサンガ。相手がピッチの状態をつかめない新スタジアムを本拠地としているアドバンテージはあり、私がこれまでサンガスタジアムで観てきたシーズンマッチ5試合は全て勝利しているが、アウェイに弱く、前節はこれまで一度も勝利を許したことがなかったという相性の良いFC琉球に1-2で初敗戦を喫するなど、内弁慶状態が続いている。
今シーズン、モンテディオ山形相手には、NDソフトスタジアム山形で行われたアウェイの試合で4-3と勝利しており、ホームでも勝利したいところである。
入場者数は4744人で、前回のギラヴァンツ北九州戦の倍以上となった。少ないながら山形からもモンテディオサポーターが駆けつけ、整った手拍子を聞かせた。
サンガのフォーメーションは、3-4-2-1であるが、今日はウタカがワントップというより、仙頭、曽根田も上がり気味で、3トップに近い形態に見える。対するモンテディオ山形は、ディフェンダー4人、ミッドフィルダー4人というオーソドックスな体制だが、これまでサンガスタジアムで観てきた他のチームとは異なり、中盤が守備的ではなく、攻撃の方により積極的である。攻守のバランスの取れた良いチームという印象を受ける。
両チームとも前半からゴール前でのチャンスが多く、スリリングな展開となる。
29分、仙頭のクロスを曽根田がシュート。一度はキーパーに弾かれるも更に詰めて押し込み、サンガが先制点を挙げる。サンガの選手達はメインスタンドの前で目に見えない綱に引っ張られて倒れるというパフォーマンスを行う。
その後、ピーター・ウタカの放ったシュートが、ゴールラインを割るかに見えたが、山形のキーパー、佐藤昭大にすんでの所で弾き出され、ゴールならず。
前半は、1-0とサンガがリードしたまま終わる。
後半に入ると、サンガはディフェンスを3人から5人に増やし、守備を固めるが、一方でウタカをワントップとして固定し、追加点も狙う。
後半、8分、本多がオーバーラップして左サイドでパスを受け、グラウンダーでのクロスを行う。これにウタカが反応し、ゴール左隅にシュートを突き刺す。サンガ2点目。
山形も反撃し、何度か危険な場面を迎えるが、これを耐え抜くと、後半40分、福岡による右サイドからのクロスからゴール前で混戦。金久保が何度かシュートを放とうとしたが果たせず、いったんバックパス。これを庄司がミドルレンジから打ち込み、ゴール左サイドのネットを揺らす。
京都は、ウタカ、仙頭を下げ、宮吉、野田を投入。その野田隆之介がアディショナルタイムに中盤で絶好のパスを受けるが、山形のこちらも野田姓である野田裕喜にあからさまなファウルを受け、山形の野田にイエローカードが出る。
サンガもそれ以降は無理な攻撃には出ず、タイムアップの笛を待つ。
3点の差は大きく、そのまま3-0で京都サンガF.C.がモンテディオ山形に勝利。完勝であった。
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