楽興の時(41) ロームシアター京都 Holiday Performance Vol.7 正直
2021年3月21日 ロームシアター京都3階共通ロビーにて
3階の音楽サロンで「ロームシアター京都開館5周年記念 自主事業ポスター展」を観ていくことにする。3階共通ロビーに行くと、仮設のステージが設けられ、椅子が並べられている。午後3時半から、Holiday Performance vol.7として、正直というユニットのミニライブがあるようだ。ロームシアター京都の職員となった枡谷雄一郎が責任者を務めているようである。
積極的に聴こうという気にはならなかったのだが、雨の降りがまだ強く、この後、特に用事もないので、聴いていくことにする。
正直は、小林椋と時里充によるユニット(バンド)で、2016年に結成。最近は養生テープとモーターを使った演奏(一種のノイズミュージック)を行っているようで、今日もモーターを使って養生テープを伸ばしたり、回転させたりする時に出る音(ノイズだが)を音楽として提示するという演奏を行った。
ノイズミュージックであり、聴いていて楽しくなるという種類のものではなく、山場があるというわけでもないが、その分、ずっと聴いていることは可能である。
「音楽として聴こうと思えばなんだって音楽になる」(ジョン・ケージ)
この作品も、機械の調子によって生まれる音が異なるので、ケージが提唱した「偶然性の音楽」でもある。
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