スタジアムにて(33) J1 京都サンガF.C.対FC東京@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2008.7.21
2008年7月21日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて
西京極へ。J1京都サンガF.C.対FC東京のゲームを観戦する。
前節では強豪・鹿島アントラーズを2-1で下したサンガ。今日も勝って波に乗りたいところ。現在のJ1の順位は、FC東京が10位、サンガが11位ということで好試合が期待される。
14062人が詰めかけた西京極スタジアム。今日の試合の主催である日本写真印刷(NISSHA)の社員や関係者と思われる人も多くいたが(NISSHAマークの入った、オリジナルのサンガTシャツを着ていたのでわかった)それでも観客が多いことでゲームの雰囲気も良くなる。試合途中からは涼しい風も吹き始め、観戦のコンディションはなかなか良い。
前半は、一貫してサンガペース。シュートもたびたび放たれるが、いずれもキーパーの真っ正面をついたもので得点には至らず。
FC東京の方も、決定的チャンスをつくるが、シュートは枠に飛ばない。前半は0-0。
後半6分、サンガはコーナーキックを得る。キッカーのフェルナンジーニョが蹴る直前に、ゴール真っ正面にいた柳沢敦が猛然とフェルナンジーニョ目掛けて走り始める。ショートコーナーか? しかし柳沢は囮であった。FC東京のディフェンダーが柳沢の動きに釣られて、ゴール正面が手薄になったところに、ボールが蹴りこまれ、ガンバからサンガに移籍したばかりの水本の頭にドンピシャリ。ボールはFC東京ゴールの真ん真ん中に飛び込み、サンガが先制。鮮やかなゴールであった。
1点をリードされたFC東京がサンガ陣地で攻撃を続けることが多くなる。現在のFC東京で最も有名な選手はフォワードの平山相太だと思われるが、今日の平山は動きが鈍く、恐さが感じられない。FC東京のディフェンダー長友が仕掛けるオーバーラップが効いているが、サンガディフェンダーも良くこれを止める。
ロスタイムに入り、FC東京がサンガ陣内でフリーキックを得る。このフリーキックをしのげばサンガの勝利。
だがこのフリーキックによるクロスを、後半途中から入った赤峰がサンガゴールに押し込む。FC東京イレブンとベンチ、FC東京サポーター達の歓喜の声。一方で、西京極スタジアム内の大半を占めるサンガ側は皆、唖然呆然。
その10秒後にタイムアップの笛が鳴る。1-1の引き分け。勝ち点1も取った。が、あたかもサンガが負けたかのようなムードがスタジアムを支配する。
今日勝たなければチームが危ういという試合ではなかったから、「ドーハの悲劇」のような悲壮感こそ漂わなかったが、九分九厘勝ったと思った試合をドローに持ち込まれるというのは一番がっくり来るパターンであることが改めてわかった。
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