« コンサートの記(706) 「コバケン・ワールド in KYOTO」@ロームシアター京都メインホール 2021.4.4 | トップページ | コンサートの記(707) クリスチャン・ヤルヴィ指揮ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団来日公演2008大阪 »

2021年4月 9日 (金)

スタジアムにて(33) J1 京都サンガF.C.対FC東京@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2008.7.21

2008年7月21日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

西京極へ。J1京都サンガF.C.対FC東京のゲームを観戦する。

前節では強豪・鹿島アントラーズを2-1で下したサンガ。今日も勝って波に乗りたいところ。現在のJ1の順位は、FC東京が10位、サンガが11位ということで好試合が期待される。

14062人が詰めかけた西京極スタジアム。今日の試合の主催である日本写真印刷(NISSHA)の社員や関係者と思われる人も多くいたが(NISSHAマークの入った、オリジナルのサンガTシャツを着ていたのでわかった)それでも観客が多いことでゲームの雰囲気も良くなる。試合途中からは涼しい風も吹き始め、観戦のコンディションはなかなか良い。

前半は、一貫してサンガペース。シュートもたびたび放たれるが、いずれもキーパーの真っ正面をついたもので得点には至らず。

FC東京の方も、決定的チャンスをつくるが、シュートは枠に飛ばない。前半は0-0。


後半6分、サンガはコーナーキックを得る。キッカーのフェルナンジーニョが蹴る直前に、ゴール真っ正面にいた柳沢敦が猛然とフェルナンジーニョ目掛けて走り始める。ショートコーナーか? しかし柳沢は囮であった。FC東京のディフェンダーが柳沢の動きに釣られて、ゴール正面が手薄になったところに、ボールが蹴りこまれ、ガンバからサンガに移籍したばかりの水本の頭にドンピシャリ。ボールはFC東京ゴールの真ん真ん中に飛び込み、サンガが先制。鮮やかなゴールであった。

1点をリードされたFC東京がサンガ陣地で攻撃を続けることが多くなる。現在のFC東京で最も有名な選手はフォワードの平山相太だと思われるが、今日の平山は動きが鈍く、恐さが感じられない。FC東京のディフェンダー長友が仕掛けるオーバーラップが効いているが、サンガディフェンダーも良くこれを止める。

ロスタイムに入り、FC東京がサンガ陣内でフリーキックを得る。このフリーキックをしのげばサンガの勝利。

だがこのフリーキックによるクロスを、後半途中から入った赤峰がサンガゴールに押し込む。FC東京イレブンとベンチ、FC東京サポーター達の歓喜の声。一方で、西京極スタジアム内の大半を占めるサンガ側は皆、唖然呆然。

その10秒後にタイムアップの笛が鳴る。1-1の引き分け。勝ち点1も取った。が、あたかもサンガが負けたかのようなムードがスタジアムを支配する。

今日勝たなければチームが危ういという試合ではなかったから、「ドーハの悲劇」のような悲壮感こそ漂わなかったが、九分九厘勝ったと思った試合をドローに持ち込まれるというのは一番がっくり来るパターンであることが改めてわかった。

| |

« コンサートの記(706) 「コバケン・ワールド in KYOTO」@ロームシアター京都メインホール 2021.4.4 | トップページ | コンサートの記(707) クリスチャン・ヤルヴィ指揮ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団来日公演2008大阪 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« コンサートの記(706) 「コバケン・ワールド in KYOTO」@ロームシアター京都メインホール 2021.4.4 | トップページ | コンサートの記(707) クリスチャン・ヤルヴィ指揮ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団来日公演2008大阪 »