スタジアムにて(37) J2 京都サンガF.C.対ヴァンフォーレ甲府@サンガスタジアム by KYOCERA 2021.5.30
2021年5月30日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて
午後2時3分キックオフのJ2 京都サンガF.C.対ヴァンフォーレ甲府の試合を観戦。JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて。
京阪が人身事故で止まったため、地下鉄の駅まで歩く必要があったが、余裕を持って出掛けていたため、午後1時過ぎにはサンガスタジアムに着く。バックスタンド3階の席がピッチ全体を見渡しやすくて値段も安めということで選んだのだが、今シーズンはバックスタンド3階は全て自由席で、しかも緊急事態宣言中ということもあって、前後左右を1席空ける必要がある。座れない席には背もたれのところに「使用できません」というシールが貼ってある。前から2列目の端の席が空いていたので選んだのだが、見やすかったものの、後半になると直射日光を正面から浴びる席であり、熱中症にならないよう、持ってきたサンガのタオル(昨年の京セラスペシャルデーに無料で貰ったもの)を頬被りのようにして巻く必要があった。ということで、この季節はずっと日陰になるメインスタンドの方が料金は高めだが快適に見られるようである。
今季は第5節にJ3から昇格したばかりのブラウブリッツ秋田に敵地で敗れるなど、序盤戦は波に乗れなかったサンガ。だがその後は6連勝。更に1分けを挟んで3連勝と好調で、現在は首位に立っている。対するヴァンフォーレ甲府も、直近5試合で4勝1分けと好調である。
ヴァンフォーレ甲府は、ディフェンダー登録とされた選手は4人であったが、キックオフ直後から実質5バック。フォワードは3人となっていたが、実質的にはツートップかワントップとなることが多く、ミッドフィルダーが実質3人から4人とかなり守備的な布陣である。
一方のサンガは、ディフェンダー4人だが、そのうちヨルディ・バイスと麻間将吾の2人だけが下がり気味で、他は敵陣地にいることの方が多く、積極的に点を取りに行く。
最初から守備固めをして先取点阻止の姿勢を見せる甲府のディフェンスを突破するのはなかなか難しい。サンガの絶対的なエースであるピーター・ウタカがドリブルのキープ力を発揮したり、ゴールバーのわずかに上を通過するシュートを放ったりと見せ場を作るのだが、得点には結びつかない。
前半の甲府は、サンガに攻めさせておいてのカウンター攻撃を基本とするが、前半の飲水タイム(ボトルを複数人で共有出来ないために設けられたコロナ下特別ルールに基づく)終了後は、専守防衛から攻撃的な路線へと変更する。
後半も序盤はサンガが押し気味だったが、決定的なチャンスは作れない。シュートは放つのだが、相手選手に角度を潰されているため、打ってもキーパーの正面かゴールマウスの外にしか飛ばない。甲府の好調が頷ける。
後半41分。相手陣地のペナルティエリア前で得たフリーキックを三沢直人がゴール左隅へと放つが、キーパーの好セーブにあってゴールならず。その後は、甲府が優勢となり、サンガが自軍のゴール前でなんとかボールをクリアする場面が目立つ。
結局そのままスコアレスドロー。終盤の戦いを見ると、なんとか敗戦を防いだという感じであるが、やはり序盤に得点を奪えなかったのが最後まで響いた。
2位につけていたアルビレックス新潟がFC琉球に勝利し、勝ち点でサンガに並んだが、得失点差により新潟が首位に立ち、サンガは2位に後退となった。
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