NHKBSプレミアム 「追悼 ウォルフガング・サヴァリッシュ ~マエストロの肖像 ウォルフガング・サヴァリッシュ 音楽に愛された男~」2013.3.4
2013年3月4日
NHKBSプレミアムで、「追悼 ウォルフガング・サヴァリッシュ ~マエストロの肖像 ウォルフガング・サヴァリッシュ 音楽に愛された男~」を観る。2003年に作成されたドキュメンタリーの再放送。先日(2013年2月22日)逝去した指揮者でNHK交響楽団の桂冠名誉指揮者であったウォルフガング・サヴァリッシュ追悼放送である。
幼児の頃から楽才を発揮したこと。第二次大戦では聴力を生かした傍受係を担当したこと。ミュンヘン音楽大学を首席で卒業したこと。初めての指揮台での演奏は失敗に終わったこと。アーヘンの歌劇場でのキャリアの出発。34歳の時に史上最年少でバイロイト音楽祭の指揮者を務めたこと。38歳でバイエルン国立歌劇場という、ドイツ国内でも一二を争う名門オペラハウスの芸術監督に就任したこと。歌劇場の総支配人との対立。1993年にフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任したことなどが、サヴァリッシュ指揮によるリヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」に乗せて描かれていく。
私はサヴァリッシュの実演には一度しか接することが出来なかったが(1998年11月21日、NHK交響楽団の第1366定期演奏会)、この愛すべきマエストロの生前の姿を観て、一度きりだったことを残念に思うし、改めてサヴァリッシュの音楽が聴きたくなった。
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