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2021年10月 3日 (日)

コンサートの記(747) 小泉和裕指揮日本センチュリー交響楽団第170回定期演奏会

2012年4月19日 大阪・福島のザ・シンフォニーホールにて

午後7時から、ザ・シンフォニーホールで、日本センチュリー交響楽団の第170回定期演奏会に接する。今日の指揮者は音楽監督の小泉和裕。

曲目は、ベートーヴェンの交響曲第1番と、オルフの世俗的カンタータ「カルミナ・ブラーナ」(合唱:大阪センチュリー合唱団、神戸市混声合唱団、岸和田市少年少女合唱団。ソプラノ独唱:幸田浩子、テノール独唱:高橋淳、バリトン独唱:三原剛)。


小泉和裕は端正な音楽を作る人だが、今日も指揮した通りの音楽が出てくる。安心して聴くことが出来るが、意外性がまるでないのが物足りないところでもある。


ベートーヴェンの交響曲第1番は、まさに「端正」そのもので、音楽の殻を破って突き出てくるものはない。ただ、安定感は抜群である。


オルフの「カルミナ・ブラーナ」。
日本センチュリー交響楽団は中編成の小回りが利く演奏が持ち味のはずだが大曲への挑戦である。字幕スーパー付きの演奏。

清潔感溢れる「カルミナ・ブラーナ」で、世俗的な面はさほど強調されない。日本センチュリー交響楽団は弦も管も好調であり、音に威力がある。独唱者の出来も良く。小泉の指揮もスケールの大きさが適切で、なかなかの好演であった。

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