スタジアムにて(38) セ・パ交流戦2022 オリック・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ第3戦 2022.6.9
2022年6月9日 京セラドーム大阪にて観戦
京セラドーム大阪で、セ・パ交流戦、オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズの試合を観戦。午後6時プレーボール。
ちなみに、球審を務めるのは白井一行で、「球審・白井」のコールがあった時にスタンドから笑い声が起こった。白井一行は今年、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が判定に不満そうな態度を取ったときに、激昂してマウンドまで詰め寄るという場面が話題になっている。
スワローズの先発は、現役最多勝利投手である石川雅規。バファローズの先発は、増井浩俊。
スワローズは、一軍に昇格したばかりの坂口智隆が6番レフトで先発出場する。
今年で38歳になるベテランの増井であるが、MAX151キロを計時するなど、まだまだストレートで押せる。
だが、先制したのはヤクルト。2回に先頭の村上宗隆にヒットを打たれる。しかし、村上は二盗を試みてアウトとなった。今日はスワローズは4回盗塁を試みたが、バファローズの捕手・伏見虎威の強肩の前に、そのうち3度は失敗に終わった。
二死走者なしとなるが、坂口がフォアボールで出ると、今日先発マスクの内山壮真がフェンス直撃のツーベースを放ち、坂口が長駆ホームインで1点を先制する。続く奥村展征の時に増井の暴投で内山がサードに進む。奥村の当たりはセンターに抜け、スワローズが2点目を奪った。
スワローズが得点すると、ファンは「東京音頭」に合わせて傘を振るのが恒例だが、今回はまだコロナ禍が続いているということで、吹奏楽器も歌声も禁止であるため、大太鼓のリズムに合わせて傘が振られた。今日はスワローズファンもかなり多い。
42歳となった石川のストレートはMAX136キロ。プロの投手としては速くないが、実はここ10年ほど、1試合のMAXは135キロから137キロで安定しており、少なくともストレートの初速に関しては衰えが見られない。4回に伏見のライト前に落ちるタイムリーヒットを許すが、5回を投げてこの1点のみに抑える。
スワローズの継投は、2年目でブレイク中の木澤尚文、今日はMAX153キロを記録した石山泰稚(2アウトを取ったところでピンチを招き、降板)、左の宗佑磨に対するワンポイント登板となった田口麗斗、コールと繋ぎ、今日はマクガフではなく今野龍太が9回のマウンドに上がって、セーブを挙げた。今野はこれがプロ初セーブである。今野もMAX151キロとストレートが冴えた。
バファローズの継投も左の山田修義(のぶよし)、京セラドーム大阪のすぐそばで生まれ育った阿部翔太、K-鈴木(千葉県鎌ケ谷市出身で、千葉市にある千葉明徳高校を経て、千葉県勝浦市にある国際武道大学を卒業)と充実した投球を見せる。スワローズもチャンスは作るが得点は出来なかった。
試合は、2-1で東京ヤクルトスワローズが勝利。交流戦首位を守った。
勝利投手となった石川雅規はこれがプロ180勝目。また交流戦通算27勝目となり、交流戦通算勝利数単独首位となった。
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