コンサートの記(791) ナプア・グレイグ with ハワイアン・フラ・ダンサーズ
2019年7月23日 左京区岡崎のロームシアター京都メインホールにて
午後6時30分から、ロームシアター京都メインホールで、ナプア・グレイグ with ハワイアン・フラ・ダンサーズの公演に接する。
ナプア・グレイグ with ハワイアン・フラ・ダンサーズは、文字通り、ハワイアンの歌とダンスのコンサートである。
ハワイアンというと、スチールギターが鳴って、ゆったりとしたテンポの音楽が流れてというイメージがあり、実際にそういう楽曲もあるのだが、まず冒頭ではハワイのペレやマクアといった神々に捧げる民族音楽とフラが行われる。これらはテンポも速くキビキビと進み、「のどかなハワイアン」という先入観とは異なっている。
ナプア・グレイグは、英語でトークを行う。「てぃんさぐぬ花」を歌う前に、「Okinawa is my father's country」と言ったため、沖縄とハワイのハーフであることがわかるが、聴衆には余り伝わっていないようで、「おじいさんとおばあさん、沖縄の人」と日本語で言ったときに「あー」という声が上がっていた。ちなみにお父さんの名前は、ナカソネ・キヨシだそうである。
セットリストは、「ホロ マレ ペレ」、「オケ アヒ ア ロノマクア」、「アカ ウク」、「ノウ ペハ エ カイアノ」、「カワヒネ オ カ ルア」、「ライエカワイ」、「ノールナ」、「ポリアフ」、「アイア ラオペレ」、「ワイアウ」、「ケ アオ ナニ」、メドレー「I'll wave a lei of stars~マヒナ オ ホク~マウイムーン」、「ナ アレ オ ニイハウ」、「カ マカニ カイリ アロハ」、「ナーウイ オ カウアイ」、「てぃんさぐぬ花」、「プア イリアヒ」、「カ マラナイ ソング」
フラダンスというと女性が踊っているイメージで、今回ももちろん女性ダンサーが多いのだが、男性ダンサーも6名ほど参加。その中にサッカーの長友佑都によく似た男性ダンサーがいて、妙に気になったりした。
ダンサーとして、ナプア・グレイグの19歳になる長女と5歳の長男が登場。「ケ アオ ナニ」に合わせて二人で踊る。長女は10代に入った頃から踊りを始めていたらしいが、長男は今回の来日公演に合わせて1ヶ月練習しただけだそうで、姉の踊りを見ながら動きを真似していた。
| 固定リンク | 0
コメント