コンサートの記(828) サッシャ・ゲッツェル指揮 京都市交響楽団特別演奏会「ニューイヤーコンサート」2024
2024年1月7日 京都コンサートホールにて
午後2時30分から、京都コンサートホールで、京都市交響楽団特別演奏会「ニューイヤーコンサート」を聴く。指揮は、ウィーンの生まれ育ちであるサッシャ・ゲッツェル。
ウィンナワルツやポルカを中心としたプログラム。
曲目は、ヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇「ジプシー男爵」序曲、ヨハン・シュトラウスⅡ世のエジプト行進曲、ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ「南国のばら」、コルンゴルトの組曲「シュトラウシアーナ」、ヨハン・シュトラウスⅡ世の狂乱のポルカ、ヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇「こうもり」序曲、ヨハン・シュトラウスⅡ世のトリッチ・トラッチ・ポルカ、ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」、ヨハン・シュトラウスⅡ世のペルシャ行進曲、ヨハン・シュトラウスⅡ世のポルカ「雷鳴と電光」
コンサートマスターは泉原隆志、フォアシュピーラーに尾﨑平。今日はヴァイオリン両翼の古典配置での演奏である。京都市交響楽団ニューイヤーコンサート恒例であるが女性奏者は今日は服装自由で、思い思いにドレスアップした姿での演奏である。
いずれも溌溂とした演奏。弦楽の音色も甘く、ウィーン情緒たっぷりである。ゲッツェルのオーバーアクション気味の指揮姿も見ていて楽しい。
楽団員たちからの、ゲッツェル「あけまして」京響楽団員「おめでとうございます」の新年の挨拶の後、アンコールとしてヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ「美しく青きドナウ」とヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」が演奏される。「ラデツキー行進曲」では、ウィーン・フィルニューイヤーコンサート同様、ゲッツェルは客席を向いて手拍子を指揮したほか、指揮台の周りを回りながら華麗な指揮を見せていた。
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