NHK総合「土スタ 『虎に翼』特集@明治大学」 伊藤沙莉&仲野太賀 ハイライト映像へのリンクあり
2024年5月25日
NHK総合「土スタ(土曜スタジオの略のはずなのだが、「土曜にスターがやってくる」の略だとされており、そう読み上げられる)『虎に翼』特集@明治大学」を録画で見る。現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインのモデルである三淵嘉子(独身時代の名前は武藤嘉子で、苗字にちなんで「ムッシュ」というあだ名で呼ばれていた。二度結婚しており、和田姓を経て三淵姓となっている)が旧制明治大学専門部女子部法科(3年制)と旧制明治大学法学部(3年制)卒ということで、東京都千代田区神田駿河台(最寄り駅は御茶ノ水)にある明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン内のアカデミーホールからの生放送となる。ゲストは、ヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)改め佐田寅子役の伊藤沙莉と、寅子の夫となった佐田優三役の仲野太賀。仲野太賀は俳優の中野英雄の息子(次男)で、再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、羽柴小一郎や大和大納言の名でも知られる豊臣秀長役で主役を張ることが決まっている。
明治大学アカデミーコモンは、私が在学中には存在しなかった建物で、一部を除いては学部の教室ではなく、専門職大学院や社会人向け講座(リバティアカデミー)などで使われているそうだが、現在の私は明治大学とは関係がないし、東京にもいないので実態はよく分からない。地下に移転した明治大学博物館(「虎に翼」展開催中)があり、明大OBである阿久悠記念館が出来ている。
アカデミーホールは多目的ホールで、講演なども行われるが、毎年、明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)の上演会場となっている。MSPは一度だけ、「ヴェニスの商人」を観ている。
明治大学出身者の法曹がモデルということで、伊藤沙莉も明治大学で法学の特別講義を4コマほど受けたそうだ。ちなみに女学校時代の寅子の親友で、今は寅子の兄の直道(上川周作)に嫁いでいる花江役の森田望智(もりた・みさと)も法律とは関係のない役なのに何故か付いてきたそうである。森田望智は大卒のはずだが(大学名非公開)また大学の雰囲気を楽しみたかったのだろうか。仲野太賀は明治大学には来ていなかったそうで、「だから落ちたのか!」と冗談を言っていた。
昨日の放送で、優三に赤紙(召集令状)が届き、出征するシーンが描かれたのだが、優三に届いた赤紙は色が薄いピンク色であった。前作の朝ドラ「ブギウギ」で、ヒロインの福来スズ子(趣里)の弟である花田六郎(黒崎煌代)に届いた赤紙は文字通り真っ赤であった。六郎が召集令状を受けたのは日米開戦前ということで染料が豊富にあったのだが、その後に染料が足りなくなり、赤紙の色も落ちていった。優三が招集されたのは昭和19年という設定である。
石田ゆり子、岡部たかし、土居志央梨、上川周作がビデオ出演。土居志央梨と上川周作は同い年(31歳)で、京都造形芸術大学映画俳優コースの同級生。伊藤沙莉も先日30歳になったばかりで、仲野太賀も31歳。若手陣は全員アラサーである。土居志央梨は、男装して男言葉を話す無愛想なキャラ(山田よね)を演じているため、ビデオ映像に出演した素に近い状態とのギャップがかなりある。
昨日、「あさイチ」に草彅剛が出演し、ゲストとしてT字路sが登場して歌を披露したのだが、伊藤沙莉はカラオケでT字路sの曲をよく歌うそうだ。「虎に翼」は名古屋がロケ地になっているのだが、名古屋ロケを終えた夜に伊藤沙莉と土居志央梨は二人でカラオケに出掛け、伊藤沙莉はT字路sを、土居志央梨は椎名林檎を歌った。二人とも歌は上手いらしい(伊藤沙莉は歌手デビュー済み)。
撮影の裏話が中心だが、チームの雰囲気はとても良さそうで、伊藤沙莉も仲野太賀も互いをリスペクトしている様子がよく伝わってくる。
伊藤沙莉と仲野太賀が夫婦役を演じるのは二度目で、NHKBSプレミアム(現在は統合によりチャンネル自体は廃止されている)とNHK総合「ドラマ10」で放送された連続ドラマ「拾われた男」で共演している。「拾われた男」には草彅剛も準主役で出演しており、昨日の「あさイチ」では「拾われた男」の映像も流れた。「拾われた男」は、現在はDisney+で配信されている。
| 固定リンク | 0
« 観劇感想精選(467) 令和六年「能楽チャリティ公演~祈りよとどけ、京都より~」第2部 能「花月」、狂言「梟」、能「融」 | トップページ | 史の流れに(12) 村井康彦最後の講義 寛永文化講座 村井康彦先生講演会「菊と葵ーー寛永文化の背景」 »
コメント