「徹子の部屋」 ゲスト:仲野太賀 2024.11.5
2024年11月5日
テレビ朝日系(こちらではABCテレビ)「徹子の部屋」に俳優の仲野太賀が登場。俳優の中野英雄の息子(次男)で二世俳優となる。再来年の大河ドラマ「豊臣姉弟!」で主役の、羽柴小一郎や大和大納言の名でも知られる豊臣秀長(羽柴秀長)を演じることが決まっている。
黒柳徹子は、「今年の朝ドラのヒロイン(「虎に翼」の伊藤沙莉)の夫(佐田優三役)を演じて話題になり」「ロスを生んだ」と紹介した。ちなみに仲野は、伊藤沙莉演じる寅子の二番目の夫の役を演じた岡田将生と友人であり、朝ドラに出演が決まった時も岡田に報告して、
仲野太賀「今度朝ドラ出るんだ」
岡田将生「へえ、どんな役?」
仲野「ヒロインの伊藤沙莉ちゃんの夫役」
岡田「え?」
となったそうだ。
また早くに亡くなるので、岡田に、「絶対ロスを生んでやる」と意気込んでいたという。
父親の中野英雄のことを、「宣伝隊長」と呼んでおり、私も今日の「徹子の部屋」のことは、中野英雄のXのポストで知った。
仲野は母親の影響で「徹子の部屋」に出るのが夢だったそうだ。
実は、丁度30年前の1994年に当時29歳の中野英雄が「徹子の部屋」に出演しており、その時のVTRが紹介される。鈴木保奈美主演のCX系連続ドラマ「愛という名のもとに」で、今で言うパワハラを受けて自殺してしまう「チョロ」というあだ名の青年を演じて話題になっていた頃である。「1歳の子」の話が出てくるが、これが現在31歳になる仲野太賀のことである。ちなみに長男の名は武尊(たける)で名付け親は柳葉敏郎だそうだが、太賀の名は中野本人が付けたそうで、「大河ドラマに出れるように(ママ)と思ったんですけど、字はちょっと変えてね。僕が無理なんで子どもにだけは大河に出て主役でも張っていただかないと(ママ)」と発言している。仲野太賀もこの話は知らなかったようで、「軽い衝撃映像みたいになってますよね」。自分の名前の由来も初めて知ったようだ。
中野英雄は柳葉敏郎の付き人であったが、柳葉が所属していた一世風靡セピアのマネージャーのようなことをしていた。一世風靡セピアのマネージャーなので元はかなりやんちゃである。柳葉敏郎のことは、太賀は生まれた頃から知っていて、親戚のおじさん気分だったのが同じ俳優となって不思議な感じだという。
ただ中野家では母親の方が柱のような存在であったようで、太賀はかなりのお母さんっ子として育ったようである。子役のオーディションを受けさせられたこともあったようだが、嫌がって裸足で逃げ出したそうだ。
転機は小学校5年生の時に、ドラマ版の「ウォーターボーイズ」を見たことで、主演の山田孝之に憧れ、市民プールに行ってシンクロナイズドスイミング(現在はアーティスティックスイミングになっている)の真似をしていたが、「やりたいのこれ(シンクロ)じゃないな。俺は俳優になりたいんだ」と気づいて、俳優志望へと転じて13歳でオーディションに合格し、現在まで俳優を続けている。山田孝之とは現在公開中の映画「十一人の賊軍」で共演している。幕末の戊辰戦争時の越後新発田藩の話である。剣豪の役なのだが、殺陣の経験が全くなかったため、下手すぎて白石和彌監督に「キャスティング間違えたか」という顔をされたそうだが、最後は「阪妻(阪東妻三郎)みたいだったよ」と褒めて貰えたそうである。
最初は二世俳優だと思われることが嫌で隠し、父親にも「息子だと言わないで」と釘を刺して、太賀の芸名で出ていたが、「苗字ないのもな」と思い、本名の「中野」から字を変えて「仲野」の苗字を付けた。「仲間」を大切にするという意味で「仲」の字に変えたと聞いている。ちなみに中野英雄は息子の願望を無視して、あちこちで、「息子なんだ」と広めていたらしい。
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