映画「風のマジム」 まじむの髪型などについての一考察
2025年9月23日
伊波まじむ(伊藤沙莉)の髪型の変遷などについて書こうと思ったのだが、それより先に、まじむの家の床の間(のようなところ)に三線が置いてあることについて。誰が弾くのだろうか。ミュージシャンなら女性も弾く。夏川りみも「涙そうそう」の三線の部分を自分で弾きたくて練習し、今では多くの曲で三線を弾く。だが、基本的には三線を弾くのは男性が多い。そして、おばあ(高畑淳子)が通信カラオケで歌っていることから、おばあは三線が弾けない。おかあ(富田靖子)もおばあのために伴奏をすることはないので弾けないのだろう。まじむも三線を弾くシーンはない。ということで、まじむに父親がいない部分が浮き上がってくる。今では三線を弾く人はいないという不在によって。
さて、まじむの髪型だが、最初はボサボサの長髪であり、左右の耳の上でピンで止めているだけで、身なりに気を遣っている気配はない。契約社員で服装自由なのだと思われるが、仕事に余り熱心ではないのだろう。髪型が手抜きなのがそれを物語っている。
それが話が進むにつれて変わってくる。まず「沖縄産ラム酒製造」が一次審査を通過すると、髪を後ろで束ねるようになる。プライベートでは相変わらずボサボサの髪だったのだが、これもシニヨンにするなど、家でもきちんとした髪型をするようになっている。おばあの豆腐作りを見る前も起き抜けのボサボサ頭だが、そのままでなく後ろで束ねてから行く。
前髪も最初はナチュラルな感じで髪の間から額がよく見えているが、次第に長さを整え始め、額の見える部分が減っていく。前髪を念入りに梳かすようにもなったのだろう。
遣り手の先輩社員である糸数(シシド・カフカ)がポニーテールに前髪で額を隠す髪型だが、それを参考にしたのかは分からない。ただ、東京の朱鷺岡(眞島秀和)の事務所を訪ねるときには、糸数にかなり似た髪型をしている。また、おかあのサヨ子も前髪を隠すというよく似た髪型をしていることから、母へのリスペクトもあるのかも知れない。
ちなみに撮影は順撮りではないそうなので、その場に合う髪型にするためにヘアメイクさんが奮闘したことが察せられる。
髪型だけでも内面の成長が察せられるので書いてみた。
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