カテゴリー「笑いの林」の128件の記事

2022年4月 3日 (日)

笑いの林(128) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「諸太郎の惚れたあの子は名子役」2022.2.23

2022年2月23日 よしもと祇園花月にて

午後3時から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「諸太郎の惚れたあの子は名子役」を観る。吉本興業内でもコロナは流行っており、今日もコロナ陽性からの復帰者や、濃厚接触者認定を受けて仕事から遠ざかっていた者も出演する。
なお、よしもと祇園花月では現在、京都・滋賀割というものが行われており、京都府内と滋賀県内に在住もしくは通勤・通学者は通常3800円のところを500円引きの3300円で入ることが出来る(証明出来るものが必要)。


「祇園ネタ」の出演者は、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、あべこうじ、アキナ、西川のりお・上方よしお。


コロコロチキチキペッパーズ。
西野が相方のナダルの紹介をするのだが、あばれる君や市川海老蔵などナダルと同じ坊主頭の有名人の紹介を始めてしまう(海老蔵は最近は坊主頭を止めたようだが)。
その後、「合わせるゲーム」を二人で行う。お題を出して、思いつくものを同時に言い、重なったらポイントになるというもの。「お茶」というお題にはナダルが「緑茶」と言うが、西野は「マテ茶」と言う。西野は基本的に横文字の入った言葉を選んで、ナダルから「格好つけようとしている」などと突っ込まれる。
「住みたい街」では、西野が中目黒というのだが(東京都内でもお洒落で人気の街である)、ナダルは「巣鴨」という。関東だと巣鴨は「おばあちゃんの原宿」としてかなり有名なのだが、関西で巣鴨と言われてもピンとこない人の方が多いと思われる。巣鴨から「熟女」に寄せてると、西野からナダルは突っ込まれるのだが、多分、こっちの人は意味が分からない。という訳で受けは今ひとつである。二人とも関西出身なのだが。


ライス。喫茶店を舞台にしたコントなのだが、正直、どこで笑っていいのか分からない。ということで内容は書かないが、なぜこの内容でコントに出来ると思ったのだろうか。


あべこうじ。基本的に先月と同じネタであるが、歌のネタはやらず、「状況によって笑いになるケース」を増やしている。電車の中で音漏れしている人には近くに寄ってリズムを取って踊ってみる、というのは私の好きなネタだが、先月はやらず今回は入れていた。
あべこうじも若い頃は、「あべこうじってうざいんですね」という自虐フレーズを定番としていたが、最近は封印しているようである。
祖母が101歳で大往生した際、親戚の高校1年生の女の子が、「天国に行った時に食べられるように」と何故かケンタッキーフライドチキンを選んだという話から、「お骨になった時に、多分、ケンタッキー入ってますよね」と繋ぐネタが面白かった。


アキナ。山名がコロナ陽性判定を受けたため、漫才を行うのは17日ぶりだそうである。
山名が出典不明の四字熟語を言うネタ、ニューヨークの証券会社で働いた時の想定(山名はカタカナ英語を使っていたが、実際は名古屋外国語大学出身であるため、英語は堪能だと思われる)、行列の出来るラーメン屋で並んでいるときに割り込まれたらというネタを行う。


西川のりお・上方よしお。
のりおが、「最近お笑いを見に来る女性は美人が多い。昔は漫才師より面白い顔をした女性が多かった。美人の前では照れて漫才が出来ないが、今日は出来ます」というネタから、「最近のお笑い芸人は美男子が多い。チュートリアル・徳井とか、ロンドンブーツ・田村亮とか。この間、二人で挨拶に来ましてん。『これから頑張ります。ゼロからのスタートです』。なんかあったの?」、「FUJIWARAの藤本も凄い顔してます。全てはタピオカから始まりました」と不祥事ネタを絡めていた。


祇園吉本新喜劇「諸太郎の惚れたあの子は名子役」。出演は、諸見里大介、信濃岳夫、鵜川耕一、今別府直之、伊丹祐貴、若井みどり、浅香あき恵、いがわゆり蚊、重谷ほたる、湯澤花梨。

花月ホテルが舞台。このホテルで子役のオーディションが行われるという設定である。ホテルのオーナー・若井みどりの子供で、小学校1年生の諸太郎(諸見里大介)が主人公である。このオーディションには名子役として有名な浅香花梨(湯澤花梨)も参加の予定。花梨の母親である浅香あき恵がいわゆるステージママという設定である。
吉本新喜劇は役者の魅力で見せる軽演劇だけに、やはり座長クラスがいないとどうにも締まらない。ラストも上手く着地出来ずにドタバタしている間に終わってしまっていた。

伊丹祐貴が、空港ネタ(伊丹空港、通称は大阪空港)で、「関西国際」、「神戸」(関西には無駄に空港が多い)などと間違われ、更に同じ兵庫県内の「尼崎」、「西宮」、「宝塚」、大阪府の「富田林」などと地名でいじられるネタが一番面白かった。

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2022年1月25日 (火)

笑いの林(127) よしもと祇園花月!年末年始特別興行「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「もうダメだ!修羅場の撮影現場!?」2022年1月10日

2022年1月10日 よしもと祇園花月にて

午後3時から、よしもと祇園花月で、「よしもと祇園花月!年末年始特別興行」、「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「もうダメだ!修羅場の撮影現場!?」を観る。

久しぶりに訪れた祇園花月。お笑いは観劇やコンサート鑑賞とは違って笑い声を上げるので、飛沫の影響が出やすいということもあるが、単純に行く機会がなかったということもある。


「祇園ネタ」の出演は、ゆにばーす、金属バット、あべこうじ、テンダラー、大木こだまひびき。金属バットは人気急上昇中のようだが見るのは初めてである。

ゆにばーす。はらちゃんが小学生の頃は橋本環奈に似ており、中学校の頃は榮倉奈々で高校の頃は新垣結衣と嘘を付き、実際はと打ち明けるが、小学校の頃は浅野忠信、中学校の頃は古田新太、高校の頃は女装したビートたけしと、性別が男になってしまう。
「女子アナに似ている」と言われたこともあるという話になるが、女子アナは女子アナでも北朝鮮の女性アナウンサーである。
パチンコネタでは、はらちゃんが、北野武、武田鉄矢の真似をして、最後は「ダンカンなんですかあ」と二人で一人になってしまうというネタを行う。
これを読んで笑える人はいないと思うので、笑いたい人は劇場まで足を運んで下さい。


金属バット。成人の日ということで、泉南地方で行われた成人式に呼ばれたという話をする。二人は和泉地方の中心都市で地理的には一番北にある堺市の出身であるが、和泉地方は南へ行けば行くほど治安が悪くなる(「腕白な子が多くなる」と言い換えていた)ということで二人ともこわごわ楽屋入りしたそうである。ラニーノーズの二人も同じ楽屋だったそうだが、ラニーノーズは、「いっても成人なんで大丈夫ですよ」と語るも場内アナウンスで、「昨年は警察が出動する騒ぎとなってしまいましたが、今年はそうならないよう気をつけていきましょう」というような言葉が流れたため、金属バット二人は戦々恐々。ステージに出て行くと、ステージ上のやや下手側にヤンキーがしゃがんでいたそうで、金属バットはその横で漫才をする羽目になったそうだ。ヤンキーは二人が漫才をしている最中、「面白いこと言えよ、こら!」などと暴言を吐いていたそうだが、ステージ上手側を見るとおばちゃんがいる。何かと思ったら手話通訳士で、ヤンキーの暴言を一々手話に直していたそうである。

漫才の内容は、知り合いの漁師のおっちゃんから大トロを貰ったのでちらし寿司にした、ホタテを貰ったので水着にしたという内容で、漁師のおっちゃんから怒られるも、漁師のおっちゃんも的外れなことを言うというものであった。


あべこうじ。約10分間、一人で立て板に水の喋りを行い、実力の高さを感じさせる。アイドルの高橋愛と結婚しているが、ネタの中には奥さんも一度だけ登場する。
昨日は、愛知県の豊田市の近くにある小さな町に呼ばれ、1時間ほど話すという仕事を受けたのだが、終わってから新成人の女の子に「なにか面白こと話して下さい」と言われてぶち切れそうになったという話をする。
ネタは複数あるが、失敗のリカバリーの仕方(階段で躓いたらそのまま躓き続ければ、周りも「ああ、ああいう昇り方をする人なんだと思ってくれる」? など)が一番笑える。


テンダラー。浜本(私と同じ1974年生まれであるが、早生まれなので同学年ではない)が、「今日は先輩に当たるお客さんが多いということでそれに合わせたネタを」と言いつつ「最近、安楽死が」と縁起でもないことを言う。
白川が料理が得意なので料理番組に出たいという話になり、浜本が「キユーピー3分クッキング」のテーマ「おもちゃの兵隊のマーチ」)を鼻歌で歌いながら料理を行うが、手を丹念に洗っただけで終わってしまったり、鼻をほじったり、あちこち触ったりとやたら不潔な振る舞いをしたりするため料理番組にならない。
今度は自動車保険の話になるが、オペレーターである浜本が白川に怪我がないと知ると安心して電話を切ってしまうため先に進めない。
ちなみに白川は軽トラックを愛車としているが、移動公演の多い「ジ・白川バンド」という何故「ジ」なのか良く分からないバンドの主宰者であるため、常に軽トラに楽器を積んで運んでいるのである。


大木こだまひびき。
こだま師匠が、「コーラは安い」「それに比べて目薬は高い。あんなに小さいのに800円ぐらいする」と日常を題材にした語りを行っていく。「結婚したばかりの妻と今の妻は全然違う」「妻が途中で入れ替わっている」「昔は遅く帰っても起きて待っていてくれたが、今は帰るといつも寝ている」「何か食べたいので、『何か作って』というと、『カップ麺作って食べなさいよ』と目が語っている」と言うと、ひびき師匠が、「目は口ほどに物を言う」と返すが、「目は何も言わんよ。目が何か言っていたら、目医者はうるさくて敵わん」というようなやり取りが続く。


祇園吉本新喜劇「もうダメだ!修羅場の撮影現場!?」。出演は、酒井藍(座長)、信濃岳夫、タックルながい、佐藤太一郎、桜井雅斗、瀧見信行、若井みどり、末成映薫(末成由美から改名。読みは同じ)、川筋テイラ、佐藤美優。

撮影所が舞台であり、信濃岳夫が監督、酒井藍演じる酒井藍五郎が助監督である。詐欺姉妹を描いたサスペンス映画なのであるが、キャスティングされた若井みどりと末成映薫は若い頃から共演NGとなっている。酒井藍五郎が共演の約束を取り付けたという断言するが、実際は台本を読んでおらず、誰が出演するのかも把握していなかった。佐藤という苗字で「た」で始まる名前の俳優が主演するというので、酒井藍五郎は「佐藤健」主演だと思い込んでいたが、実際は新人の佐藤太一郎の主演ということでがっかりする。
やがて若井みどりと末成映薫が時間差で現場に到着。スタッフ達は二人が鉢合わせしないよう画策するが……。

吉本新喜劇も若手が中心だと今ひとつである。まだ独自の味がないので(酒井藍は茂造が何度も繰り出す音楽ネタをやっていたが、今ひとつ合っていない)くどさを感じてしまったりする。

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2021年8月24日 (火)

笑いの林(126) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「茂造の親の心、子知らず」2012年2月5日

2012年2月5日 よしもと祇園花月にて

午後4時から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「茂造の親の心、子不らず」を観る。

「祇園ネタ」の出演者は、桜 稲垣早希、キングコング、麒麟、ティーアップ、笑福亭仁鶴。


桜 稲垣早希。おなじみになった紙芝居「桃太郎」。アスカの格好で登場した早希ちゃんは端の席のお客さんに気を使って、「(紙芝居の絵が)見えますか?」と聞くが、お客さんが「見えない」というので、どんどん、舞台の後ろの方に移動することになってしまった。これ以上下がると、奥の席の人も見えなくなるということで、「こんな後ろの方でやったの初めてや」と言い、おまけにやる前に、紙芝居が上下逆さまなのに気付いて笑いを取る。今日は親子デーということで、ちびっ子も沢山会場に来ており、早希ちゃんの紙芝居は子供達にも好評であったようだ(子供達は「エヴァンゲリオン」についてはよく知らないだろうけれど)。


キングコングは、本編よりも枕の方が面白かった。キングコング梶原が昔、悪だったという話になり、いかにも不良という髪型をして、竜男という仲間とともに暴れて、「拳を入れたり」、「チンピラとやりあったりした」と語り、「隣町のシュウという奴と張り合った」というが、相方の西野に「それ何歳の時やった?」と聞かれ、「19まで」と答えたはいいものの、西野に「俺とお前、18の時に知り合ってたやん、お前、普通の髪型やったし、ヤンキーやなくてパシリだったやん」と突っ込まれる。
西野に「拳を入れてたのはいつ?」と聞かれて、梶原は「拳じゃなくて、昆布だしです」と言い訳をし、「チンピラじゃなくて金平ゴボウです」と言って、張り合っていた、シュウというのも「周富徳です」と料理の話にしてしまっていた。


麒麟は、川島の「麒麟です」の美声で、まずは沸く。
まずは以前も見たことのある、「だるまさんが転んだ」ネタ。川島が「だるまさんが転んだ」を言うのだが、「だーーーーーーーーるーーーーーーまーーーーーあーーーーさん、だるまさんが足を怪我しました、しかしだるまさんは痛み止めを打ってマラソンに挑みました、愛する妻のため、子供のため、そして何よりも自分のために、42.195キロに挑みます。ゴール目前、だるまさんがトップに躍り出ます。誰もがだるまさんの優勝を確信した時に、ゴール直前で痛み止めが切れて、だるまさんが転んだ」と長々とやって、相方の田村を戸惑わせるという内容である。
次は、田村が「ぶらり途中下車の旅」に出演して、川島がそれを解説するというネタ。川島が、「田村さんが、朗らかな笑みを浮かべて、電車から降り立ちました、ですが、田村さん、ズボンとパンツは穿いて下さい」と言い、「あそこが『ぶらり旅』じゃないわ」と田村に突っ込まれる。
更に川島が、温泉饅頭屋に扮し、「創業当時以来の、1個80円を守っています」と言い、買い求めた田村に、「1個おまけします」と言いながら、「160円です」と言って、「2個分の値段になってるやがな」と突っ込まれるが、「2個ですから160円です」と開き直ってみせる。
最後は、田村が、猿も入る温泉につかるという設定。川島が、「田村さん、猿をかき分けて温泉に入ります」とやって、田村が「どんだけ猿おんねん」と言って終わる。


ティーアップは、阿蘇で漫才をした時に、お客さんが二人しかいなくて、互いに目が合うのでやりづらかったという話から入り、オレオレ詐欺の話になる。ティーアップ前田が、オレオレ詐欺の電話を受けたという話になり、「明日までに10万円振り込まないと大変なことになります」という内容だったが、前田はそれを無視したそうだ。しかし電話主はアパートの大家だったということで、「振り込まんと本当に大変や」と長谷川に突っ込まれる。
前田は更に、「お母さんや、大変なので5万円振り込んでくれる」と電話を受けてたが断り、長谷川に「それはいいやないか」と言われるが、前田は「実の母親からの電話だった」と言い、長谷川は逆に「早く振り込めや」と突っ込む。
次いで、押し売りネタ。長谷川が押し売りの役をやるのだが、前田は押し売りをしている男の家内を演じたり、押し売りを歓迎したりして噛み合わない。
最後は、以前も見た宗教ネタ。前田が宗教を興したいというのだが、長谷川のことを「アーチャリー」と呼んだり、自分のことを「尊師」と言い、長谷川に「平田」と呼びかけるなど、パクリまくりである。
宗教の説話として、「狸と五兵衛どん」、「水の神と火の神」をやるのだが、いずれも相手に「どんな女が好きなの?」と聞くネタで一緒だったというオチで終わる。


トリは笑福亭仁鶴。
大阪弁と京都弁は似ているが、京都人は京都弁が大阪弁と似ていると言われることを嫌うという。「仁鶴はん、川と言葉は下るほど濁るんでっせ」と京都の人に言われたとのこと。
その他、年をとって小用の勢いがなくなったという話をし、夜中に用足しをしたくなったが、トイレまでは遠いので、裏庭でしようと思ったが、裏庭に通じる扉が凍っていて開かない。こういうときは、ぬるいお湯で氷を溶かすのが一番だが、お湯がないということで、「ご想像の通り、お小水で氷を溶かしまして、裏庭に出ましたが、もうすることがない」などと言う。
更に、東京の人から「大阪は独立国ですよね。パスポート要りますか」と言われたという話をし、大阪では、「どうでっか」「いまいちでんな」というやり取りが日常茶飯事なのだが、「何がどうで、何がいまいちなのかわからん」と話す。
更には、大阪人がケチだという話をし、隣の家に釘を打つための金槌を借りに行ったのだが、隣の家人は、「釘を打つと金槌が痛む。貸せん」と言われ、「ケチやな。仕方ない、うちの金槌を使おう」というオチで締めた。



吉本新喜劇「茂造の心、子不らず」。出演は、辻本茂雄(座長)、西川忠志、伊賀健二、平山昌雄、小米良啓太、佐藤太一郎、前田真希、たかおみゆき、末成由美。

伊賀健二と結婚が決まった前田真希。真希の養母である末成由美。だが、真希の実家である祇園旅館の横で営業している花月ラーメンという屋台の主、平山昌雄は、実は真希の実父である。以前は暴力団・吉本組の組員であった平山であるが、今は前田から平山昌雄に名前を変え、堅気となり、ラーメン屋として生きている。だが、真希にはそれを告げることが出来ず、隣のラーメン屋として接してきた。だが、祇園旅館の佐藤太一郎や、ラーメン屋のアルバイトである辻本茂雄に「真相を打ち明けるべきだ」と言われ、みなで一芝居打つことにする。

前半は、辻本茂雄が蹴飛ばしたバッグが、祇園旅館の書き割りを超えて飛んでいくなど(辻本茂雄は「俺が一番、びっくりしたわ」とアドリブを入れた)はちゃめちゃであるが、後半はしんみりとして、泣ける展開。新喜劇であるが、実際に泣く人もいたようだ。こうした吉本新喜劇もいいと思う。

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2020年8月30日 (日)

笑いの林(125) ネイビーズアフロ 「ネイトークアフロ vol.19」@よしもと祇園花月

2020年8月24日 よしもと祇園花月にて

午後6時30分から、よしもと祇園花月でネイビーズアフロの公演「ネイトークアフロ vol.19」を観る。上演時間約1時間のトーク公演。

京都市立堀川高校を経て、神戸大学に進んだという経歴を持つネイビーズアフロ。高学歴漫才コンビである。ただ皆川勇気は卒業したが、はじりは中退のようである。ただ二人とも神戸大学ということになると、片方だけが上位国立大卒というコンビよりも学歴だけなら高いということになるのかも知れない。一方で今は高学歴芸人は多いため、枠が少なくなっているようにも思う。

ソーシャルディスタンスを保つために、客席は最低でも1席空けるポジショニング。お客さん自体はそれほど多くないが、ほぼ全員女性で、男しかもおっさんは私一人であり、かなり目立ちそうである。

揃いの青い背広がトレードマークのネイビーズアフロだが、今日は30度台後半の気温ということで夏らしい格好で現れる。

祇園花月のめくりの話をした後で(西川きよし師匠だけが「やるとお客さんの反応が気持ちいい」という理由で自分でめくるらしい)、新型コロナの影響により、夏にどこにも行けなかったという話から始まる。はじりは、難波のエディオンの夏祭りに行ったのだが、今年唯一の夏祭りらしきものだったという。

ちなみに、「ネイトークアフロ」はこれまで大阪・道頓堀の中座跡にあるZAZAで行われていたようだが、そこが使えなくなってしまったため(私も何度も吉本の公演を観ている小屋だが、現在は演劇の公演優先になっているようである)祇園花月で「ネイトークアフロ」を行うことになったようだ。京都の人も私を含めて5人ほどいたようだが、他は道頓堀ZAZAで観て今回は京都という人のようで、「大阪から観に来るのに6時半開演はちょっと不親切」と皆川は述べていた。

残念ながら京都在住で祇園花月に通う習慣のある人は極々少数派であると思われる。

私も二人のインスタグラムはフォローしているので、ステイホーム期間中、皆川勇気が高学歴を生かしてインスタライブで数学など勉強の講座を開いていたことは知っていたのだが、皆川によると叩かれまくったらしい。見知らぬ人から、「おもんないねん! 芸人だったら面白いことせえ!」というコメントがあったため、皆川が「あなたと私の『面白い』は違う」という反論を英語などを交えながら理路整然と語ったところ、相手から即刻ブロックされたらしい。はじりは、「あ、これあかん奴や。関わると面倒くさい奴や」と批判コメントの主の心境を代弁する(?)。

はじりは、ネット上の無料の姓名判断で遊んでいたそうで、皆川を占った結果、よく当たっているという。その結果を発表するためにはじりがいったん引っ込み、その間、皆川は上手の壁に張り付いてはじりが出てきたところを驚かせようとするが、はじりも気付いて下手側から出てきた。
どの姓名判断を用いたのかは分からないが、はじりによると皆川は「頭が良く、才能もセンスもある。独立運も強いが孤独運がある。犯罪に遭いやすく、犯罪を起こす運もある」と、大体こんな感じであった。全体的には良いのだが、孤独運と犯罪運が気に掛かる。

はじりは自身の姓名判断も同じサイトで行ったが、結果が良かったので信じることにしたという。

 

皆川は、ネタを考えるため、4時間ぐらい街中を放浪することがあるそうだが、そんな時に、同期である筋肉金魚の川畑と出会う。川畑は今、良くも悪くも話題のUber EATSでアルバイトをしているそうだが、時節柄、「ひょっとして俺らもいつバイト生活を始めんといかんようになるかも」ということで、後で川畑にLINEを送ったのだが、いつまで経っても返事が来ない。よく見てみると、筋肉金魚の川畑ではなく、吉本新喜劇の川畑座長にLINEを送ってしまっていたことに気づき、川畑座長に謝りに行ったという話をする。川畑座長は優しい人なのですぐに許してくれたそうである。

ちなみに吉本興業も川畑違いをやってしまったことがあるそうで、ある時、筋肉金魚の川畑が給与明細を見て、「今月大分多い」と感じたそうだが、一番上に「引田天功プリンセスショー」とあるのを見て、「あ、これ川畑座長や」と気付いたという話をしていた。

私がネイビーズアフロを初めて見たのは大分前だが、その時は、高校、大学と順調に来て、今は「アルバイトをしながら漫才してます」と残念な感じを前面に出していたのだが、今はテレビにも出るようになり、今日もここに来る前にラジオの二本録りあったそうで、アルバイトはしなくても良くなったようだ。ただ、NSCだと同期に当たる人(ネイビーズアフロはNSC出身ではなくオーディション勝ち抜き組である)には今も売れずにアルバイト生活をしている人も多いようである。

同期がどんどん少なくなっていくという経験も勿論しているだろうが、皆川は後輩からもため口を利かれるようなキャラクターであるらしい。

とある番組で、皆川は滑りまくったのだが、他の出演者達から、「それが皆川の真骨頂」と言われたそうである。いつの間にか滑り芸人と認識されるようになっているのだが、吉本に入る前に憧れていたポジションと大分かけ離れているようだ。

二人は京都市出身であるため、皆川がはじりに、「今日は実家に帰って麦茶飲め」と勧めるが、はじりは「うちは麦茶ちゃう、プーアール茶」という実家の謎の習慣を語る。

ちなみに皆川の家はお堅いが、はじりの家はフレンドリーが売りだそうで、10年前は「羽尻の家は全員、テレビに出ても大丈夫」と言っていたが、最近は別路線(?)を行きだしたようである。
テレビで「実母に大喜利に挑んで貰う」という企画をやった時は、はじりの母親は息子よりも面白いかも知れないものを作ったが、皆川の母親は「NHKは本当は何の略?」とのお題に「よくわかりません」と率直に答えたそうで、漫才師になろうと誘ったのは皆川の方であるが、本来ならお笑い芸人が出るような家ではないらしいことがわかる。


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2020年7月30日 (木)

笑いの林(124) よしもと祇園花月 「リスタート! よしもと祇園花月ネタLive」2020.7.24

2020年7月24日 よしもと祇園花月にて

午後2時からよしもと祇園花月で、「リスタート! よしもと祇園花月ネタLive」を観る。

先週再稼働したよしもと祇園花月。先週はトークショーやゲームが中心だったが、今週からは漫才やコントなどの王道がプログラムに載り始める。吉本新喜劇が祇園に戻ってくるのはもう少し先になりそうである。

 

出演は、相席スタート、テンダラー、見取り図、学天即、藤崎マーケット、スマイル、COWCOW。豪華なラインナップである。

 

相席スタート。
まずは自己紹介。京都市出身の山添寛(やまぞえ・かん)は、特徴のない人と思われることが多いそうで、「地方局のアナウンサーにいそう」「結婚式場のスタッフにいそう」「カラオケの映像に出てそう」などと言われるそうである。

相方の山崎ケイは、早稲田大学卒業であるが、早稲女(わせじょ)繋がりである稲田元防衛大臣に似てると言われることが多い。本人は山口智子を意識しているそうであるが、それを口にしてから、「なんか目合わせてくれる人が減った」
ちなみに「アメトーク」に「いい女の雰囲気を出してる芸人」に出たことがあるそうである。本人は「いい女」枠ではなく「雰囲気を」しかも出ているのではなく「出している」と思われたのが不満らしい。山崎は「ちょうどいい感じのブス」を売りにしていたが、それがドラマのタイトルになりそうになった時に大炎上したため、今日は口にしなかった。

山添が年上の女性にプロポーズすることになり、山崎がそれを断る年上の女性を演じる(「もう水弾かないで馴染むよ」など)のだが、次第に「(家まで)駅から徒歩40分だよ」と年上の女性と直接関係のない条件を挙げ始めるというネタである。

 

テンダラー。
浜本広晃が、自粛期間に良いネタを考えてきたというので披露するが、「俺ら最近、ちんちんが」と言って、相方の白川悟実に「下ネタかい!」と突っ込まれる。

最近は一人焼き肉が流行っているというので、白川が客に扮して一人焼き肉に立ち寄るのだが、「いらっしゃいませ!」と言ってきた浜本が店員ではなく常連客だったり、100人が入れる広さのある謎の個室に通されそうになったりする。白川は店員の浜本にジャケットを預けるが、そのジャケットで床掃除を始められてしまったりする。

最後は交通事故を起こした際の損害保険のネタ。ソニー損保だとかチューリッヒだとかがCMでよくやっているあれである。
白川が交通事故を起こした人を、浜本が損害保険会社のオペレーターの女性を演じる。
白川が「白川悟実」と名乗ると、浜本は「え? 女性ですか?」
白川「いや、さとみという名前だけど男性です」
浜本「郷ひろみみたいなものですか? 城みちるみたいなものですか? 由美かおるみたいなものですか?」
白川「由美かおるは女やろ!」
浜本「お客様、勤務先が吉本興業となっていらっしゃいますが、ひょっとして?」
白川「ええ、漫才師です」
浜本「え!? 私、漫才大好きなんです。失礼ですが何というコンビで?」
白川「テンダラーといいます」
浜本、無視してパソコンを操作する仕草
白川「おーい!」

白川はUSJにいるのだが、軽トラックで来ているそうで(ジ・白川バンドというなぜ「ジ」なのかわからないバンドを率いているため、いつも楽器運搬用に軽トラックを運転しているのかも知れない)、代車として「日野の二トン」を提案されるも却下したりする。

 

見取り図。
盛山晋太郎が、謎かけを説くのが格好いいというので、「林檎とかけて好きな女性と解きます。どちらもきになる(木になる。気になる)」とやり、リリーが「ジャガイモとかけて嫌いな女性と解く。どちらもきにならない」と真似て、盛山に駄目だしされる。リリーは、「好きな女性とかけて嫌いな女性と解く。どちらもはなしたくない(離したくない。話したくない)」と言って、これはお客さんから拍手を貰っていた。
リリーは更にお客さんから、「祭り」というお題を頂いて挑むも、「祭りとかけてスズメと説く。どちらも三文字」というレベルの低いものにしかならず盛山に呆れられる。

続いて、痴漢冤罪の話。満員電車では痴漢冤罪に遭わないよう、つり革を両手で掴むといいと盛山が言い、盛山が男性を、リリーが痴漢冤罪を起こしそうな女性を演じるのだが、逆にリリーが電車内に他に誰もいないのに盛山に付き纏う変な女性になってしまう。

 

学天即。
よじょうは変わった髪型をしているが、天然パーマだと相方の奥田修二が紹介する。奥田「同情するでしょ?」
よじょうはよじょうで、奥田のことを「男前だ」と褒め、客席に奥田が男前かどうか聞くも全く反応がなく、奥田は「地獄やん」とこぼす。

よじょうは宇宙旅行をしたいという夢があるのだが、「宇宙旅行に行くのは、ANA? JAL?」というレベルで、奥田に「NASA」と突っ込まれる。
よじょうは更に宇宙旅行に行くのに高所恐怖症なのが難点だと言って奥田から、「普通、宇宙、遠いと思ってるけど、お前、高い思ってんのか?」と言われる。
宇宙旅行のためにプラスとなる事柄として、よじょうは英語が喋れる(関西大学卒であり、高学歴芸人に分類される)ことを挙げるも、「May I open the window?」と聞いて奥田から「一番駄目なことやん」と突っ込まれていた。

 

藤崎マーケット。
上新電機のCMに出演している阪神タイガースの選手のテンションが低いという話から入る(往時のCMで、今現在流れているものとは異なる)。

トキがホストに扮し、女性役の田崎祐一を接待するのだが、「あれ? 味がしない」と言って、田崎に「お前、コロナちゃう?」と突っ込まれる。
その後、トキは古今東西ゲームを提案するのだが、
トキ「B'zのメンバー。松本」
田崎「稲葉」
で二人しかいないので負け、
トキ「歴代総理大臣」
に挑むもトキ演じるホストは一人も上げられず自滅する。

 

スマイル。
ウーイェイよしたかが、「錦織圭です」と自己紹介するいつものネタから入る。
瀬戸洋祐が若い頃はヤンキーに憧れたというので、よしたかが「昔、ヤンキーだった」と言って、うんこ座りをするのだが、
瀬戸「なんで洋式(便器)やねん? そんなんおかしい」

瀬戸は車を運転して彼女の家の前に乗り付け、そこから一緒にドライブデートというのに憧れていると語るのだが、よしたかから「37歳にもなってそれ?」と言われる。
最後は二人でドライブデートに出掛けることになるのだが、よしたかは、「これ、何が面白いん?」

 

COWCOW。以前からやっている回文ネタをやる。
善し「トマト」
多田健二「パパ」
善し「新聞紙」
多田「ママ」
善し「竹藪焼けた」
多田「パパ、竹藪焼けた、パパ」
と多田の方がいい加減になっていく。

善しが、「イカのダンスは済んだのかい」と長いネタをやるが、多田は「たこのダンスは済んだのこた」と思いっきり回文を無視する。

その後に、学園を題材にした教師と生徒のやり取りネタが続く(覚えきれなかったので書かず)のだが、今日のライブネタはこれで最後だというので(夜公演としてCOWCOWの公演がある)アンコールとしてレビュー風のネタが行われ、観客も手拍子で応えた。


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2020年7月24日 (金)

笑いの林(123) よしもと祇園花月 「笑い飯のサマーライブ」2020.7.18

2020年7月18日 よしもと祇園花月にて

午後7時から、よしもと祇園花月で、「笑い飯のサマーライブ」を観る。コロナ禍により臨時閉館せざるを得なかった祇園花月だが、昨日から再稼働となっている。

出演者は、笑い飯、銀シャリ、ダイアン、天竺鼠、アキナ。豪華なメンバーである。
ただ、今回上演されるのは漫才ではなくゲームである。通常の吉本の公演だったらコーナーと呼ばれて公演の一部になっている類いのものである。

祇園花月再開後、最初に観るのは同い年である笑い飯の公演にしようと決めていた。

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司会は笑い飯・哲夫。暑いがビシッとスーツで登場する。相方の西田はゲームの挑戦者として参加する。
青組と紅組に分かれての戦い。青組は、銀シャリとダイアン。紅組が笑い飯・西田、天竺鼠、アキナ。青組4人、紅組5人となる変則的な戦いである。哲夫によると「ヒューマン中村にオファーしてみたがNGだった」そうである。本当かどうかはわからない(このメンバーの中だとヒューマン中村の個性は浮きそうではある)。青組はライトブルーの、紅組はチーム名と同じ色のTシャツを着ての登場。

ちなみに、舞台下手に青チームの得点表示とチームカラー、舞台上手に赤チームの得点表示とチームカラーが示されているのだが、青チームのチームカラーがなぜか紫になっており、笑い飯・西田が、「なんでなん? なんで紫なん?」と不審がっていた。

 

観客は入館前に手のアルコール消毒と検温を受ける必要があり、更にもぎりを行う際に名前と電話番号、席番号を記入して、今後、何かあった場合の措置が取れるようになっている。

ソーシャル・ディスタンスを守るということで、館内は客席左右1席以上空け、客席入り口のドアは換気を行うために全て開け放たれたままで公演が行われている。客席各所に大型の扇風機も設けて、空気が留まらないよう工夫が凝らされている。

 

まず哲夫が登場して挨拶。ゲームの趣旨などを説明する。
「ここで舞台出演者側が感染したら、えらいことになりますよ。テレビにこれ映りますよ。『あいつら、こんな幼稚なことしてんのか』と」

舞台後方に置かれたボードの、AからMまでのアルファベットを指定し、アルファベットの書かれた部分をひっくり返すとゲーム名が出てくるという仕組みなのだが、アルファベットの数が通常より少なめであり、そのことをまず出演者が突っ込む。コロナの影響でそんなに長い公演は行えず、この催しも1時間半と時間が決まっている。押すことは不可能なようで、そのため問題数も間引いているということのようである。

今日は舞台上で小道具などを並べる吉本のスタッフは、全員フェイスシールドを着けて仕事をこなす。

 

「ぷちぷちキックボード」。縦長の2枚のプチプチ(気泡緩衝材)を並べ、その間の8センチほどの隙間をキックボードで進み、プチプチを破らずゴールしたらクリアとなる。

まずアキナ・山名がクリアしたかに見えたが、プチプチの間にキックボードの車輪を入れてからキックして進んだということでアウトになる。
天竺鼠・川原もクリアしたように見えたが、後輪がまだプチプチの間に位置していた時に左足を舞台上に着けたということで、本人が認めてクリアならず。周りからは、「なんで認めるん?」と言われていた。

その後も成功者がいないまま、哲夫がゲームを打ち切りにしようとしたが、最後に1回だけとなり、アキナ・秋山が挑戦することに。秋山は、「こんなん、めっちゃプレッシャーやん!」とこぼすも、初めての成功者となった。
青組は、ダイアン・津田がチャレンジするが、途中で車輪が傾いてプチプチの破れる音がする。津田は、「うあー!」と大声を出して誤魔化そうとしたため、哲夫から「こすい(基本的には関西方言。「ずるい」「邪な」という意味)」と言われる。

 

「SMラガーマン」。ミニサイズのラグビーのゴールを設置し、出演者の一人が四つん這いになって背中に小さなラグビーボールを置く。もう一人がSMで使う鞭を振るって、ラグビーボールに当て、ゴールバーの上を越えたらクリアとなるのだが、どう見ても無理そうである。笑い飯・西田は、仰向けに寝っ転がって額の上にラグビーボールを置き、「ドMやん!」と言われる。

ちなみにダイアンは、なりゆきで二人とも上半身裸になってゲームに挑戦。他の出演者から、「ここでコロナ感染したら、えらいことですよ!」「『ミヤネ屋』にこの映像出ますよ!」と言われる。照明さんにも紫系のライトに変えて貰い、それっぽい雰囲気になる。クリアは当然ながらならず。おそらく成功する可能性は限りなく低く、出来たとしても「偶然」でしかないと思われる。

 

目隠しをして台の上に乗り、巨大ゴムを伸ばした先にあるバレーボールが飛んでくるのを受け取るというゲーム。バレーボールは重さもあり、大きいので空気抵抗も受ける。ということで、ゴムを思いっきり引き延ばしてから離しても、ボールは脚付近にしか届かない。受ける芸人は目隠しをしているので、当然ながら反応出来ない。
ということで、アキナ・秋山は再チャレンジの際に台の上に座る形でボールを受けることにしたのだが、ボールは股間に命中してしまい、しばらく悶絶する羽目になった。

 

上部を傾斜にした枠組みの上にゴルフボールを置き、転がってきたところを頭に被ったヘルメットの頭頂部に着いたお輪(仏教のお輪である)に当てて鳴らすというゲーム。
一番最初にチャレンジした天竺鼠・川原は、ゴルフボールが頭の上を通過してしまったためにNGとなるが、他の芸人がやる姿を見てコツを掴み、その後、5度挑戦して3度成功する。ダイアン・津田も何度か成功するが、最後は一回に何球も立て続けで挑戦した際、お輪に最初のゴルフボールが填まってその後のゴルフボールが鳴らなくなるというハプニングがある。「お輪に填まるのは珍しい」というので、青組のメンバーは「一気に5点」を要求するが認められず。

 

「大縄ブリーフ」。大縄跳びをしながら、ズボンの上からブリーフを履き、更に脱ぐとクリアである。西田が「最初はすっぽんぽん?」と聞き、津田に「そんなん、警察来るやん!」と突っ込まれる。
銀シャリ・鰻と天竺鼠・瀬下が挑戦するが、成功しそうにないまま終わる。

 

「ジェット風船をマジックハンドでキャッチ」。その名の通り、ジェット風船を飛ばし、落ちてきたところをマジックハンドでキャッチすればクリアである。
まず笑い飯・西田が挑戦して見事にキャッチしてみせる。これには相方の哲夫も意外そう且つ嬉しそうな表情を浮かべる。ちなみに西田は吉本芸人屈指の運動音痴で、「運動神経ゼロではなくマイナス」と言われている。哲夫は、「泳げない子がちょっと泳げた時のような気分」と語っていた。
青組のダイアン・ユースケ(本名の西澤裕介から改名)も一瞬捉えたかのように見えて、床に落としてしまったが、マジックハンドには付いていたということで、拾い上げてクリアとなる。

 

最後は、黒く塗ったピンポン球をドライヤーの風で浮かせ、千昌夫の顔写真が貼られたボードの額の部分に開けられた穴に填めれば成功となるゲーム。今は手術をして除去してしまったが、以前の千昌夫は額の部分にあるホクロをトレードマークとしており、「黒いホクロを再び」作るというゲームである。BGMとして千昌夫の「北国の春」が流れる。
結構いいところまではいくのだが、穴に押し込める時に上手くいかず、クリアには至らなかった。

 

帰りは、吉本のスタッフの誘導による列ごとの退場となる。よしもと祇園花月は出入り口が基本、一つしかなく(臨時用の狭めのものがもう一つあるにはある)一斉に席を離れると階段のところで「密」状態になるため、それを避ける意図がある。


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2020年4月27日 (月)

笑いの林(122) 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「好みのタイプは代々同じ!?」2014年4月27日

2014年4月27日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「好みのタイプは代々同じ!?」を観る。
「祇園ネタ」の出演者は、モンスターエンジン、桜 稲垣早希、NON STYLE、千鳥、トミーズ。

モンスターエンジンは、西森が、「中小企業!」とやり、今日は私を含む5名ほどが「技術!」と返す。西森によると最多記録だという。
西森は続いて、「大量生産!」と呼びかけ、二人が「それでも落とせない品質!」と返した。
ネタは西森に1歳になる子供がいるということで、子供に自転車の乗り方を教える父親というコント。西森が子供を、大林が父親を演じるのだが、西森演じる子供がどう考えてもおっさんそのもので、ギャップで笑わせるというものだった。

桜 稲垣早希。悪徳商法を題材にした「おねえさんといっしょ」であったが、歌詞を新たなものに変え、商品の値段も上げるなど、どす黒さが更に増していた。

NON STYLE。
井上が、「アラサーなので、そろそろ結婚したい。若い子のハートをキャッチしたい」と言い、石田に、「なんで、アラサーとか『ハートをキャッチ』とか横文字使う?」と聞かれる。井上が、「じゃあ、アラサーってなんて言えばいいの?」と聞くと、石田は「三十路前後でいい」と返す。
石田は横文字を日本語に言い換えることを続ける。クリスマスは「赤い服の翁が煙突から入ってきて子供に贈り物を授ける日」。バレンタインデーは「おなごが甘黒をおのこに手渡す日」になる。チョコレートは「甘くて黒いので『甘黒』」になるそうだ。

千鳥。以前も見た、信号待ちをしていて、信号が青になると同時にカーレースをスタートさせるというネタである。大悟がやたらと赤信号を長くしたり、青に変わるのが早過ぎたりと噛み合わないという展開である。

トミーズ。
トミーズ雅が、「私がトミーズのイ・ビョンホンです」と言って、トミーズ健に「何言ってんねん、文庫本みたいな顔して」と突っ込まれる。
トミーズ雅はヒット曲に問題があると言い、森高千里の「私がおばさんになったら」は、「『秋が過ぎれば冬が来る』、知っとるって! 秋が過ぎてまた夏になったら半袖また出さないかん。面倒くさい!」 、「『私がおばさんになったらあなたはおじさんよ』。当たり前や! あなたがおばさんになったら性転換してる!」。夏川りみの「花」(オリジナルは喜納昌吉であるが、沖縄県出身のシンガーは大体カバーしている)の「『川は流れてどこどこ行くの』、海や!」と言う。更に「『どこどこいくの』って何? なんで『どこ』を繰り返すの」と疑問を呈する。徳永英明の「壊れかけのRadio」を「レディオやでレディオ」と言ってから、「『何も聞こえない』、壊れている!」と突っ込む。
それから年を取って、体の機能が落ちてきたことを語り、「健康が第一」と言ってから、健が医師、雅が患者のコントに変わる。健が聴診器を雅の額に当て、「アホです」と言ったり、口内を覗いて、「扁桃腺が腫れてます。胃は問題ありませんが腸にポリープが出来ています」と言って、雅に「どこまで見えてんの? 胃カメラ?」と突っ込まれる。
採血をするのだが、採りすぎて雅の顔色が悪くなったりした。
最後は、ここは病院は病院でも動物病院だという落ちで終わる。余り落ちになっていない気もするが。


吉本新喜劇「好みのタイプは代々同じ!?」。出演:烏川耕一、池乃めだか、吉田ヒロ、やなぎ浩二、帯谷孝史、安尾信之助、伊賀健二、森田展義、松浦真也、信濃岳夫、いちじまだいき、レイチェル、前田真希、井上安世、岡田直子。

祇園旅館が舞台。松浦真也らミステリースポットを探るサークルのメンバーが近くに強力な場所があると聞いて祇園旅館に泊まりに来る。実はミステリースポットとは祇園旅館のフロントにあるトイレで、入った人がタイムスリップしてしまうというものであった。祇園旅館の支配人である烏川耕一は、恋人である前田真希から別れを告げられる。真希には信濃岳夫という新しい恋人が出来たのだ。信濃は代々伝わる恋愛成就の御守りを持っていた。

祇園旅館のトイレから、1943年からタイムスリップして来た日本兵の森田展義、戦国時代からやって来た落ち武者のやなぎ浩之進(やなぎ浩二)、2054年から戻って来たお笑い芸人のスリップマン(吉田ヒロ)が次々に登場。ややこしいことになる。

博士である池乃めだかが祇園旅館にやって来る。ここに時空のねじれがあると知って、それを戻す装置を開発したのだという。だが、その機械の調子が悪い。
そのうちに、前田真希の先祖と信濃岳夫の先祖もタイムスリップして来る。信濃岳夫の先祖はやはり代々伝わる恋愛成就の御守りを下げている。同じ顔なので、代々好みのタイプが同じであることがわかる。

今回は、メインストーリーであるタイムスリップに、吉本新喜劇の定番である借金取りネタや強盗ネタも入れていたが、余り意味はなく、出演者の役作りのために無理矢理入れたという印象を受けた。

終演後に、事前に希望を申し込んでいた観客の中から抽選で5名に舞台に上がって一緒にずっこけようという企画がある。何故か申し込みを行っていながら終演を待たずに帰ってしまって、何度席番号を呼んでも出てこないお客さんがいて、繰り上げ抽選が行われたりしたが、池乃めだかのギャグで全員ずっこけに成功。中には4歳の子供もいたが、ちゃんと状況を把握していた。

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2020年4月20日 (月)

笑いの林(121) 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」2015年3月14日

2015年3月14日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」を観る。
祇園花月では現在、学割の他に、滋賀割り、名古屋割りという割り引きを行っている。滋賀割りは滋賀県は京都府の隣りだし、滋賀県住みます芸人のファミリーレストランが人気だということでやる意味がわかるのだが、名古屋割りはやっても集客出来るのかよくわからない。新幹線を使えば名古屋-京都間は40分ほどであり、近いといえば近い。ただ新幹線代は高いので、お笑いがその料金を払うに見合うものなのかは各個人の嗜好に寄るだろう。

「祇園ネタ」の出演者は、ジャルジャル、桜 稲垣早希、ギャロップ、千鳥、オール阪神・巨人(登場順)。

ジャルジャルは、コント「野球」。野球未経験の福徳が「野球部に入りたい」というので野球部キャプテンの後藤に入部申し込みにいくのだが……、というネタ。
福徳が野球を余りに知らないので後藤がイライラするというネタなのだが、現実離れし過ぎていて、観ているこっちもイライラしてしまう。ジャルジャルはいつもやるネタがシュール過ぎて笑えない。


桜 稲垣早希。「おねえさんといっしょ」をやる。三つ編みのカツラを新調したようだがブカブカで頭が大きく見える。おねえさんをやるときは帽子をかぶっているのだが、頭が大きいために帽子が落ちてしまい、かぶり直したとしてもまた落ちることがわかっているからか、落としたままで演じ続けた。

まず最初に、ネズミ講の話をして、お客さんに「お友達、何人いるかな?」と聞き、「100人」と答えが返ってきたので、「そのうち98人は本当の友達じゃないよ」と言ってしまう。

最後に「グーチョキパーの歌」を、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)や闇金などのブラックな内容の替え歌にして歌うというネタをやったが、歌う前に「一緒にやってね!」とは言ったものの、熱心な早希ちゃんファンが一緒にフリをしているのを見て最後に、「本当にやっている人がいたよ! びっくりだよ!」と笑いに変えていた。


ギャロップ。「タクシーの怪談」をやる。毛利が怖い話をするのが得意ということで、毛利が女の幽霊に扮し、タクシードライバー役の林に「運転手さん、私の顔覚えてますか? 3年前にあなたのタクシーに轢かれた者です」と聞くが、林は「奇遇ですね、3年前に轢かれたタクシーをまた拾ったんですか? いやー、3年経っても捕まらないもんなんですね。警察は何をやっているんでしょう。そう考えると怖いですね」と違う意味の怖い話にしてしまう。
その後も「3年前」という毛利に、「いや、4年前です」と答えたり、「3年前のどの事故ですか? あの頃は当たりまくってまして。それも会社ぐるみで隠蔽しようということになりまして、いやー良い会社で(毛利から「悪い会社や」と突っ込まれる)バンパーもへこんでたのに新品にしてくれまして、ピカピカですわ」などと、林は変なタクシードライバーを演じてしまう。

逆に林が女の幽霊、毛利がタクシードライバーをやることになるが、林は移動距離が長すぎ、更に毛利の前を通過したりするため、毛利に「どんなタクシー乗っとんねん?! 車両幅ありすぎるわ! 4車線ぐらいある!」と突っ込まれるも、「それだけ幅があったら事故起こしますわ」ととぼけていた。

林は更に、何故かシャドーボクシングを始め、毛利に「なんでボクシングしてん?」と聞かれると、「ああ、幽霊だからこうですね」と指先を下げる幽霊の手つきでのシャドーボクシングに変えたりしていた。


千鳥。ノブが「二人とも岡山県出身で」と言ったところで笑った女性客がいたため、「いや、まだ笑うとこちゃます」と言う。

大悟は離島の出身であり、それもコンビニもない、信号もない、場所によっては携帯電話の電波も入らないというほどの僻地だという。ノブも「自分も岡山の中でも田舎の方だ」と言うが、大悟はノブに「上半身裸のお婆ちゃんが農作業をしているのを見たことがあるか」と聞き、ノブは「さすがにそれはない」と答える。大悟の小学校の同級生は大悟を含めても6名しかおらず。大悟は「サッカーをやると悲惨。3対3。キーパーを一人がやると2対2」ということで「サッカーでロングパスしかしたことがない」と語る。
「ただ6人で今も付き合いがある」と友情を語る大悟だが、同窓会の集まりで大悟の財布から1万円が抜かれたことがあったと語り、高橋も違う、高木もそんな奴じゃない、と来て「泥棒田泥男は」と大悟が言ったところで、ノブが「絶対そいつや!」と突っ込む。大悟は「泥棒田泥男は、頬被りをして手錠をしていて」などと脱獄中の姿をしていることを語る。

更に、合コンで盛り上がっている時に、屁の音がした。大悟は「大悟、屁こいたやろ?」と言われたので「俺じゃないねん」と言い、「そこで屁こきだ屁こ男に」と言ったところでノブから「そいつやて!」と突っ込まれる。

祖母の家の松の木が朝起きたら引っこ抜かれていたことがあったというが、「ジープに縄付けて松の木抜い太」という名前の男が出ていて、そいつに決まっているとう話になる。

二人の出身地に比べると、大阪も東京も、祇園の街も大都会だと二人は言い、「ただスポーツカーでスピードを競ったりするのが難点」だそうで、二人でスポーツカーでの路上レースを再現。信号が青になったらスタートになるのだが、赤信号が長すぎたり、大悟が交差点に来る前に誰かを轢いていたりという妙な展開になった。


オール阪神・巨人。巨人が阪神のことを「背低田チビ太」と、先程の千鳥のネタを真似して紹介する。

二人は和歌山県の老人ばかりが集まる公民館で漫才をやったことがあるのだが、お年寄りになると笑っているのか震えているのか見ていてもわからないという話になる。聞いてみたところ笑いながら震えていたそうだ。更にお年寄りはネタを本気にするそうで、巨人が阪神のことを「身長1mありません」などと紹介すると、「そうは見えんなあ」などと隣同士で囁き合いが始まってしまうという。更に身重差があるため「親子で漫才やってます」とボケても、「しっかりしたお子さんで」などと本気にしてしまうそうだ。

地方に行くと、自由席で、子どもがばかりが前に集まってきてしまい、漫才中に阪神に直接語りかけてしまうというのも困りものだという。
ここで阪神が、「ワイルドだろう」と、スギちゃんの真似をする。スギちゃんは小学校の卒業文集に「将来、オール阪神・巨人さんのようになりたい」と書いていたそうだが、当の二人は「一人ではなれんな」と言う。巨人は阪神に「お前は、ワイルドでもマイルドでもない。チャイルドやで」と言ったので、阪神は「この間、小学校5年生の子と喧嘩したぜい。負けたぜい。チャイルドだろう」というネタをやる。巨人が「なんで小学校5年生と喧嘩になったん?」と聞くと、阪神は「メンチ切った」と答えるが、巨人が「そんな小学生おるん?」と再び聞いたことからグダグダになる。

阪神の母親は日本の女性警官第1号の一人だが59歳で早世。一方、巨人の母親は95歳で大往生だったそうだが、下半身に緩みが来るそうで、失禁することも多かったという。ただ巨人は「汚いことは綺麗な言葉を使って言わないとあかん」ということで、「お小水をお漏らしになられました」などとやり過ぎと思えるほど丁寧な表現にして阪神にも言わせるのだが、「設定を変えた方がいい」ということで、阪神は、パチンコ屋の呼び込み、デパートのアナウンス、「まんが日本昔話」などを真似た口調で語る。
阪神が巨人の真似も上手いということで、巨人が「一人で巨人・阪神出来るんちゃう?」と言い、阪神は一人二役で「まんが日本昔話」を語るだが、途中で巨人から「話がどんどん面白くなくなってきてる」と一刀両断にされた。


吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」。出演:川畑泰史(座長)、Mr.オクレ、信濃岳夫、青野敏行、清水けんじ、帯谷孝史、中條健一、末成由美、前田真希、いちじまだいき、やまだひろあき、清水啓之、はやしよしえ。

花月ホテルが舞台である。普段の吉本新喜劇に比べるとお洒落なセットが組まれている。

清水啓之が、はやしよしえとデートをしているのだが、実は二人は本当のカップルではなく、中條健一が経営する人材レンタル会社に登録しているはやしよしえを清水啓之がレンタル彼女として貸して貰っていたのだった。

花月ホテルであるが経営が厳しく、ホテルを吉本不動産の帯谷孝史(お約束としてポットに間違われる)に売却する話が出ていた。花月ホテルの社長は青野敏行であるが、ホテル主任の川畑泰史は青野のことを影で「馬鹿社長」などと呼んでいる。だが、川畑が青野の悪口を言っている間に、当の青野が川畑の後ろに来ていた。青野は川畑に「私のことを影でそんな風に呼んでいるのか」と問いただすが、川畑は「表でも呼んでおります」と開き直ったり、「呼んでいるのは小薮、茂造、すち子です」と他の座長の名前を挙げたりする。ここで社長秘書の清水けんた(清水けんじ)が「社長の結婚式の披露宴で焼きそばが出た」という話をし、川畑も信濃も清水けんたも「それは馬鹿でしょう」という結論に至る。青野は実際の披露宴でも焼きそばを出したそうで、引き出物も焼きそばUFOだったという。焼きそば好きらしい。ということで、青野は「焼きそば」という言葉でいじられることになる。

青野は川畑が独り者なのでクビにすると宣言。川畑は「偉い方から、常務からクビにするのが筋でしょう」と言うが、常務であるMr.オクレは親に妻に子どももいるのでクビには出来ない。独り者の川畑ならクビになって対して困らないというのが青野のいう理屈である。そこで川畑は人材レンタル会社のことを思い出し、レンタル母(末成由美)、レンタル妻(前田真希)、レンタル息子(いちじまだいき)を雇って解雇を免れようとするのだが……。

いちじまだいき、やまだひろあきの演技に対する舞台上での駄目出しがあるなど、アドリブだらけ。アドリブに出演者が笑い出してしまう場面も多く、やり直しても更にアドリブが加わるので余計に変な展開になってしまっていた。

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2019年12月12日 (木)

笑いの林(120) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「社長という名のもとに」2019.12.8

2019年12月8日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「社長という名のもとに」を観る。

「祇園ネタ」の出演者は、8.6秒バズーカー、タナからイケダ、モンブラン、スーパーマラドーナ、トミーズ(登場順)。

久しぶりに見る8.6秒バズーカー。赤い服にサングラスという出で立ちは変わっていないため、行方不明者と再会したような気分である。田中シングルは風邪のためか喉をやられていて発声が上手く出来ない。
「テレビで僕らを見たことがあるという方」と田中シングルは客席に聞き、手を挙げた人に「お久しぶりです」「あの頃は忙しかったけど今は忙しくないんで」と言っていた。「最近はテレビには出ないようにしています」とも言っていたが、はまやねんに「嘘はやめろや」と突っ込まれていた。

まずは、「ラッスンゴレライ」をやる。始まりのポーズを取るだけで笑いが起こり、田中シングルは「なんの笑いなんでしょうか?」と言う。田中シングルの喉はやはり不調。終わった後で田中シングルは「もっと声出るかと思ったけど」と言い、はまやねんも「僕ですらなんて言っているか聞き取れなかった」と語った。
元々リズムネタしか出来ないということで「ラッスンゴレライ」を始めた二人なので、その後もリズムネタをやる。「白米、玄米、タイ米。それ俺の」というネタをやった後でホワイトボードに50音が書かれたものを用意し、「あ」から順番にリズムに乗せて田中シングルの一人クエスチョン&アンサーを行っていく。はまやねんは合いの手を入れる。
何よりも大事なものは「あい」、酒を飲み過ぎて戻しそうになり「うえ」、おばあちゃんが好きなもの「おかき」という風に繋げていく。悪くはないかも知れないが、想像が付いてしまうため、余り芸という印象は受けない。ばいきんまんの「はひふへほ」で一気に繋げたり、「はまやらわ」を「はまやねん」に結びつけたりするのは上手いのだが。

 

タナからイケダ。京都府住みます芸人である。田邊猛德が、「まだ漫才だけで食べられてるわけではないんですけど」と言った後で、「結婚してます」「子どもが三人います」と明かし、池田周平に「大丈夫かという目で見られてる」と昔からやっているネタでスタート。子ども三人のうち二人は双子である。池田も最近結婚したのだが、そのことは明かされなかった。

田邊がヤンキーマンガに憧れるというのでタイマン勝負の再現を行うが、池田は敵のはずなのにいつの間にか味方になっていたり、池田が「致命的な状況になっているのがわかっていないようだな」と言って子分が田邊を囲んでいるような雰囲気を匂わすも実際は、田邊が握りこぶし、池田がそれを止めるために手を開いている状況であることを「ジャンケンだと負けている」と言うだけだったりする。

高校時代のキャッチボールの思い出。卒業したらどうするか語りながらキャッチボールを行うのだが、右利きのはずの池田が左手で投げ、しかも返球も左手で受け取る。田邊「お前、グラブしてへんやろ?」
田邊の夢は「京都の大学に行って教師になる」なのだが、池田の夢は「左利きになる」でそのための左投げの訓練だったことがわかる。
田邊が教師になったとしてのモンスターペアレンツ対応のシミュレーションでは、池田が「うちの子が左投げをして肩を痛めた」とクレームを言いに来て、さっきのキャッチボールの続きの話になってしまう。

田邊は浮気を疑われているというので、そのシミュレーションも行う。田邊が「仕事して食事に行ってそのまま帰ってきた」とその日のことを話す。池田は「嘘つかないで!」と言うが、「あなたに仕事が見つかるとは思えない!」、田邊「そこ?!」
その後、池田が田邊の名前を「ケンジ」と間違え、池田の方が浮気をしているという展開になる。田邊が「ケンジを呼ぼう」と提案すると池田は、「その必要はないわ。ベランダの方を見て。雨が降ってきた」
田邊「てっきりケンジがベランダにいるんかと思った!」
池田「違うわよ。ケンジだったらこっちの部屋にいるわよ」
田邊「結局、いるんかい!」

 

モンブラン。元々は漫才コンビだったのだが、今は大道芸を行っている。現在は京都府住みます芸人も務めている。
いけっちが横になり、その上に板を置いてその上にローラー。更にその上に板を置いて木下がその上に乗るといったような芸を見せる。
いけっちが顎の上に棒を置き、その上の台の上に小型のテーブルクロスとグラスを置いてバランスを取り、テーブルクロス引きをやったりもする。
木下が角の付いたヘルメットを被り、両手に棒を持ってローラーの上に乗り、いけっちが皿回しをしてヘルメットの角、両手の棒の先に皿を移すという芸も行う。

 

スーパーマラドーナ。田中が「ベルト二本してます」というネタをやり、武智が「去年のM-1でもやってたもんな。僕はM-1が終わった後に(審査員批判を)やってしまいまして。もう1年になります。早く忘れて欲しいんですが」と語る。
田中が前世の占いが出来ると言って客席の人に名前と誕生日、好きな色を聞いてから「かまきり」などと適当に答えるというネタをまずやる。
田中がヤンキーに憧れるという話をして、武智に「それ高校デビューとかで憧れるやつやんか。お前いくつ?」、田中「42。厄年デビュー。武智さんは今でも現役のヤンキーですから」
ということで田中がヤンキーの歩き方などを武智に教わるのだが、武智が「あおり運転の宮崎容疑者の歩き方。怖いでしょ。僕、宮崎容疑者に顔が似てるって言われるんです。声も似てるって言われるんです。『逃げも隠れもしませんから。喜本さん! 喜本さん! 手繋ぎましょ』」と真似を始めてしまう。田中はガラケー女として有名になった喜本容疑者のようにガラケーで撮影をする真似をして武智に頭をはたかれる。
武智は更にヤンキーの脅し文句として、「ケツの穴から手突っ込んで歯ガタガタいわしたろか!」と伝えるが、田中は「ケツの穴に手突っ込んだろか」で止めてしまい、武智に、「それはただの痴漢や!」と駄目出しされた。

 

トミーズ。雅が「私がトミーズのイ・ビョンホンです」と嘘の自己紹介をして健に「何言うてんねん! 文庫本みたいな顔して」と突っ込まれ、健は「キンコンカンコン。健です」と自己紹介して滑ったことを雅に突っ込まれる。
この頃、災害が多いという話をする。去年は超大型の台風が大阪を直撃し、大阪のほぼ全ての施設が運休したのだが、
雅「なんばグランド花月だけは開いてる。何考えてんねん吉本?」

トミーズ雅の娘が結婚したという話をする。アメリカ人との国際結婚なのだが、雅は「アメリカ人と日本人なので生まれる子どもはフランス人になるんじゃないか」とボケる。
その後、雅が嫌いな歌を紹介するというお馴染みのネタ。森高千里の「私がおばさんになっても」。「秋が終われば冬が来る。知っとるわ! 秋が終わって夏が来たらもう一回半袖出さなあかんやないか!」「私がおばさんになったらあなたはおじさんよ。当たり前じゃ! あなたがおばさんになったら性転換しとるやないか!」。夏川りみの「花」(以前は石嶺聡子の「花」と言っていたのだが変わったようだ)「川は流れてどこどこ行くの。海や! それから「どこどこ」ってなんや? どこは一回」。福山雅治「家族になろうよ」。「100年経っても好きでいてね 死んどるって! お前50やろ。150まで生きるって亀か?!」

今の若い人はパソコンばかりやって家にテレビがないことも珍しくないという話から、自分たちはテレビっ子で刑事ドラマに憧れたということで、刑事のシミュレーションを行う。刑事には「聞き込み、張り込み、踏み込み」の3つの「込み」が必要だと雅が健に教えるのだが、健は、「炊き込み、(銀行の)振り込み、(ラーメン屋の)住み込み」の話を始めてしまうという展開であった。

 

 

祇園吉本新喜劇「社長という名のもとに」。出演は、信濃岳夫(リーダー)、レイチェル、多和田上人、松浦景子、岡田直子、桜井雅斗、大黒ケイイチ、帯谷孝史、筒井亜由貴、伊丹佑貴、小林ゆう、チャーリー浜、辻本茂雄。

座長勇退後の辻本茂雄を見るのは初めてである。

restaurantフラワームーンと向かいの学生寮・花月荘が舞台である。花月大学の学生で花月荘に住んでいる信濃岳夫は、貧乏であるためrestaurantフラワームーンでバイトをしている。そんな信濃がrestaurantフラワームーンを訪れた白薔薇女子大学の学生である松浦景子にわかりやすく一目惚れ。同じ花月荘の寮生である吉田(レイチェル)や多和田上人から告白するよう言われる信濃だが、超お嬢様大学である白薔薇女子大学に通う松浦景子が自分のような貧乏学生を好きになってくれるはずがないと自信がなく告白に踏み切れない。
そんな中、若い男が花月荘の前に鞄を捨てていく。男の正体は、吉本エージェントの社長である桜井雅斗。仕事が嫌になり、スーツやネクタイなどが入った鞄を捨てていったのだ。多和田や吉田が桜井が捨てていった鞄を拾う。中からはバーバリーのスーツ(多和田はブルーベリーと読み違える)、シャネルのネクタイ(多和田はやはりチャンネルと読み間違える)、プラダの靴(小沢健二の「痛快ウキウキ通り」を思い出してしまった)などが出てくる。そこで多和田と吉田はこの服を着て金持ちになりすますことを信濃に提案する。ネクタイには「桜井」という名が入っており、これらのものが吉本エージェントの桜井社長のものであることが判明する。信濃の正体は実は吉本エージェントの社長である桜井で、信濃と名を変えてアルバイト体験をしているのだというストーリーがでっち上げられ、フラワームーンのマスターである辻本茂雄もそれを信じ込んで態度を豹変。下へも置かぬ厚遇ぶりである。松浦景子も信濃が桜井だと思い込んで告白を受け入れる。
一方、吉本エージェントに契約を打ち切られたことで瀬戸際に追い詰められた帯谷工業の帯谷孝史が契約破棄の撤回を頼むため、桜井を探している。桜井はテレビにも出る有名人なのだが普段はサングラスをしているため素顔はわからない。そのため帯谷は信濃のことを桜井と思い込んでお願いをするのだが、そんなことを言われても迷惑なので信濃は「自分は桜井ではない」と断言する。だがそこに自分のことを桜井だと信じている松浦が来たため「桜井だ」と前言撤回。松浦がフラワームーンの中に入ると、「桜井じゃない」。また松浦が出てきたため「桜井だ」が繰り返される。

信濃岳夫のリーダー公演であるが、元座長である辻本茂雄の存在感は絶対的。警官役のチャーリー浜がアンチョコを持っているのに読み間違えることを突っ込んだり、帯谷とアドリブ勝負をしたりする。「28年ぶりだな。ずっとやりたかったのにこいつが(不祥事で)何十年とおらんかったから」

ちなみにチャーリー浜は4回も離婚しているそうで、それを聞いた客席の若い女性が「えー!」と悲鳴を上げたりしていた。

祇園吉本新喜劇では、本編終了後に「ずっこけ体験」があるのだが、応募してステージに上がった22歳の男性が「友達と一緒に」来たと言ったところ、辻本が横の席にいるのが女性であるのを見つけ、「彼女だな」と言う。信濃が男性に彼女なのかどうかを聞くと「これから」と言ったため、公開告白が行われることになり、見事女性から「よろしくお願いします」とOKを勝ち取った。

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2019年8月21日 (水)

笑いの林(119) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「忍者のたまご諸太郎!?」2019年8月14日

2019年8月14日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「忍者のたまご諸太郎!?」 を観る。お盆特別興行であるが、入りの方は良くない。

「祇園ネタ」の出演は、ネイビーズアフロ、ゆにばーす、ヒューマン中村、スーパーマラドーナ、桂文枝(登場順)。

 

京都市出身で、京都市立堀川高校を経て神戸大学出身のインテリ漫才コンビ、ネイビーズアフロ。今日も自分達の経歴を話していたが、「神戸大学に入りまして、その後、吉本に入りまして。今は漫才やってます」と残念な感じを前面に出す。ただ、以前は「アルバイトをしながら」と言っていたが、今はそうではないので、漫才に専念出来るようになったのかも知れない。ちなみに皆川は神戸大学を出ているが、はじりは中退したようである。

皆川が「名前だけでも覚えて貰いたい」と言って、「バスガス爆発」と早口を披露。はじりも早口が得意だというので同じことを言う。皆川がどちらが早口が得意が競うことを提案し、「この立垣を立てかけたのは立てかけたかったから立てかけたのです」を何度も言うが、はじりは「バスガス爆発」を一度しか言えない。皆川は、「この立垣を立てかけたのは立てかけたかったから立てかけたのです。立てかけたかったのは竹中直人」(竹中直人ではなく竹内結子バージョンもあり、どちらが正しいのか一人二役で言い争ったりもする)と本来のバージョン(?)も言う。

はじりは歌が得意というので、皆川は「歌のうまさがよく分かる曲、尾崎豊の『I LOVE YOU』」をチョイス。はじりが「歌詞がよくわからない」というので、はじりが歌う前に皆川が歌詞を言うのだが、変なところで切る「ぎなた読み」である。結局、皆川もはじりと歌うことになるのだが、皆川の方が歌が上手い。

はじりが「頭の良い子」が好きというので、皆川が賢い女子に扮し、デートすることに。ここで、ネイビーズアフロが最も得意とするネタ「陳謝」が繰り広げられる。皆川扮する賢い女子は、武士階級の娘のようなお堅い言葉を使い、遅刻したことを「陳謝」と言って詫びる。最後には、はじりが「賢すぎる!」と呆れてしまうことになる。

 

ゆにばーす。男女のコンビである。河瀬が、「河瀬は知らないが、はらは知っているという人」と客席に聞くと、何人かから反応がある。
河瀬が、「スラムダンク」の有名なセリフ、「諦めたらそこで試合終了ですよ」と言うと、はらが、「私、アイドルになりたい」と言ったため、「それは諦めえよ!」と返す。
はらは、子供に頃は「前田敦子(に似ている)」と言われ、中学の時は「大島優子」、高校時代は「篠田麻里子」に変わったというが、それは嘘で実際は、「浅野忠信」から「古田新太」を経ての「女装したビートたけし」だそうで、河瀬に「全部性別違う」と言われる。同性ではアパホテルの社長に似ていると言われるらしい。
はらの提案で、「(顔を気にしなくて良い)ラジオのディスクジョッキー」をやってみることにするが、はらはいきなり北朝鮮の女性アナウンサーの物真似をした上、「ミサイルが飛んできそうなタイトルのドラマ見つけたよ。『北の国から』」と言う。はらは、突然、落語を始め、話が発展しそうなところで、「ここで交通情報です。田中さん」と呼ぶが、「交通情報、鈴木です」と答えたため、河瀬は、「あれ、田中さん、どこ行った?」
結局、ラストも北朝鮮の女性アナウンサーの口調真似となる。

 

ヒューマン中村。見た目が地味なので、「出演者です」と自虐ネタを言う。まず、言い方を変えると意味が変わる言葉をやる。「フラペチーノ」という言葉を想像上の少年に向かって屈みながら、「僕、フラペチーノ?」とやる。「こういうのが10分ほど続きます」
フリップに書かれた字が客席からちゃんと見えるかどうか聞くが、「雨」の点が4つではなく大量にあるという漢字が出てきたり、「占」という字が実は霧吹きだったりする。

何度もやっている「だんだんしょぼくなる」。「夢」が子供の頃は「僕、プロ野球選手になりたい」と大きかったのが中学生になると「修学旅行までには彼女作りたい」に変わり、大人になると「よし、ここにソファ置こう」までささやかなものになってしまう。
「不安」は、「第一志望の大学、受かってるかな」から「ここ、自転車盗まれないよね?」を経て、「僕のウーロンハイ通ってます?」とその場で解消されそうなものに変わる。
「絶望」。「ああ、会社をクビになってしまった。どうしよう」→「昨日のドラマの最終回、録画し忘れた」→「やっぱり自転車盗まれている!」

覚えている限りでは、ヒューマン中村の最も初期のネタ、「しりとりで反論」。ナゴヤドームでのクライマックスシリーズ、中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズの試合を見て、翌日、関ヶ原を旅した後で向かった京橋花月での笑い飯と千鳥の大喜利対決にヒューマン中村がゲスト出演したときに披露していたので、8年ほど前になるだろうか。傷つく言葉をしりとりで返すというものである。
「あれ、おまえいたの?」→「のっけからいたよ」、「おまえ、爆弾作ってない?」→「いくつ作ってると思う?」、「その服、昨日も着てなかった?」→「多分、明日も着るよ」、「きも!」→「もっと言って!」、「生理的に無理」→「理論上は可能」

 

スーパーマラドーナ。夏だというので、武智が怪談を提案。怖そうなタイトルを二人で言って、武智と田中のどちらの言い方が怖いのかを競うというもの。同じタイトルを言わなければいけないのだが、武智「動く人形」→田中「動く人形劇」→武智「人形劇が動くのは当たり前や」、武智「血まみれの地蔵」→田中「血まみれの痔」、武智「叫ぶお墓」→田中「シャケよりおかか」など、田中が勝手に変えてギャグにしてしまう。
今度は、武智が時代劇が好きだというので、町娘を救う場面を二人で再現することになる。武智が主人公の武士を、田中が悪者を演じるのだが、田中演じる悪者がとにかくダイハードなので、「おまえは悪者に向かん、町娘やれ」ということになる。しかし、演じる町娘は武智にやたらとまとわりついたり、悪者にすぐついて行ったりと邪魔をする上、なぜか最後は斬られてしまう。その後、田中は町娘から通行人に降格となり、最後は武智の髷役にまで落ちるのだが、いずれも先走って武智に突っ込まれる。

 

桂文枝。まずはシルバー川柳ネタ。「マイナンバー『ナンマイダ』と聞き違え」「美味かった何を食ったか忘れたが」「食ったこと忘れぬように爪楊枝」というネタをやり、「食事を作るのが面倒な奥さんは、先に爪楊枝咥えさせといて、『食事したかな?』『爪楊枝咥えてるんだから食べたでしょ』と食べたことにして」おく手があると紹介する。

耳鼻咽喉科に行った時の話。耳鼻咽喉科に来る人は基本的に耳の遠い人が多いため、「中野さーん」と呼ばれて、文枝の隣にいた老人が立ち上がったので、「ああ、この人が中野さんかいな」と思ったところ、老人が受付で「今、中田って呼ばんかった?」と聞いたため、「ああ、中田さんか」と思ったのだが、「中田さーん」と呼ばれた時に隣の人が立ち上がらない。そこで文枝が「中田さんって呼ばれてはりますよ」と言ったところ、「わしは田中」と訳の分からない展開になったそうである。
文枝も、「河村さーん」と呼ばれたので診察室に入り、聴力の検査を受けたところ、「入れときますか?」と言われたという。補聴器を入れた方がいいという意味だとわかったため、文枝は他の病院を受けることにする。道頓堀にある評判のいい耳鼻咽喉科だったが、そこでも「補聴器入れときますか? 今、小さくていいのがある」と言われたため、また病院を変わり、梅田にある病院に行ったそうだ。

病院はネタの宝庫だそうで、怖そうな奥さんを連れた老人が医師に年齢を聞かれ、「78歳」と答えたところ、奥さんからどつかれ、「嘘ついたらあかん! 83歳やがな!」と言われ、訂正する。医師に「痛いところは?」と聞かれ、すぐに答えなかったため、妻が肩に二度折檻を加えて、「肩が痛いです」、「はあ、赤くなってますな」

 

祇園吉本新喜劇「忍者のたまご諸太郎!?」。出演は、諸見里大介(リーダー)、たかおみゆき、奥重敦史、五十嵐サキ、もじゃ吉田、アキ、大島和久、前田まみ、吉田ヒロ、入澤弘喜、北野翔太、はじめ、松元政唯、本山悠斗、谷川友梨、楠本見江子。

楠本見江子は、実に25年ぶりの舞台復帰だそうである。

京都府にあるとされる花月村という架空の村が舞台。花月村はかつて忍者の里であり、忍者の末裔が経営する忍術花月派の花月旅館と忍術吉本派の吉本旅館という2つの旅館があるのだが、仲が悪い。
花月旅館の現在の当主の敦史は、年齢による衰えのため引退、その息子のもじゃ吉田(本名を呼ばれていたように思うが、記憶出来ず)は修行中。もじゃ吉田の母であるサキ(「普通の女忍者ではない、くノ一だ」と紹介されていたが、女忍者の通称は普通はくノ一なので意図は不明)は現役だが、体重が増えたために機敏に動くことが出来ない。
花月旅館に泊まりに来た小説家兼シナリオライターのたかおみゆき(代表作は「牛の膵臓を食べたい」だそうである)の息子で、小学1年生の諸太郎(諸見里大介)。かなり発育がいいが、滑舌は悪く、何を言っているのかわかりにくい。
もじゃ吉田と、吉本旅館の娘であるまみは恋仲なのだが、父親であるアキは愛弟子である大島和久とまみを結婚させる気でいた。もじゃとまみの仲を知った諸太郎は、二人を応援、今度の忍術大会でもじゃが大島に勝てばまみとの結婚が叶うということで、二人で特訓を行う。

「忍者のたまご諸太郎!?」は今日が初日。今日はまず朝10時からあさ笑い新喜劇があり、本公演2回によるよる新喜劇があるということで、計4回も公演がある。座員達は朝7時半頃から稽古を始めているそうだ。明日からはよるよる新喜劇がなくなって、3回公演に減るようである。

楠本見江子は、終戦の年に生まれ、四半世紀ぶりの新喜劇出演。高齢で演技からも遠ざかってたためセリフが覚えられないようで、虎の巻を使っての演技だったが、読む場所がわからなかったり、演者の名前が浮かんでこなかったり(五十嵐サキのことを「あの人」と呼ぶ)、適切な単語が浮かばなかったりで、苦労しているようである。

 

 

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