カテゴリー「笑いの林」の122件の記事

2020年4月27日 (月)

笑いの林(122) 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「好みのタイプは代々同じ!?」2014年4月27日

2014年4月27日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「好みのタイプは代々同じ!?」を観る。
「祇園ネタ」の出演者は、モンスターエンジン、桜 稲垣早希、NON STYLE、千鳥、トミーズ。

モンスターエンジンは、西森が、「中小企業!」とやり、今日は私を含む5名ほどが「技術!」と返す。西森によると最多記録だという。
西森は続いて、「大量生産!」と呼びかけ、二人が「それでも落とせない品質!」と返した。
ネタは西森に1歳になる子供がいるということで、子供に自転車の乗り方を教える父親というコント。西森が子供を、大林が父親を演じるのだが、西森演じる子供がどう考えてもおっさんそのもので、ギャップで笑わせるというものだった。

桜 稲垣早希。悪徳商法を題材にした「おねえさんといっしょ」であったが、歌詞を新たなものに変え、商品の値段も上げるなど、どす黒さが更に増していた。

NON STYLE。
井上が、「アラサーなので、そろそろ結婚したい。若い子のハートをキャッチしたい」と言い、石田に、「なんで、アラサーとか『ハートをキャッチ』とか横文字使う?」と聞かれる。井上が、「じゃあ、アラサーってなんて言えばいいの?」と聞くと、石田は「三十路前後でいい」と返す。
石田は横文字を日本語に言い換えることを続ける。クリスマスは「赤い服の翁が煙突から入ってきて子供に贈り物を授ける日」。バレンタインデーは「おなごが甘黒をおのこに手渡す日」になる。チョコレートは「甘くて黒いので『甘黒』」になるそうだ。

千鳥。以前も見た、信号待ちをしていて、信号が青になると同時にカーレースをスタートさせるというネタである。大悟がやたらと赤信号を長くしたり、青に変わるのが早過ぎたりと噛み合わないという展開である。

トミーズ。
トミーズ雅が、「私がトミーズのイ・ビョンホンです」と言って、トミーズ健に「何言ってんねん、文庫本みたいな顔して」と突っ込まれる。
トミーズ雅はヒット曲に問題があると言い、森高千里の「私がおばさんになったら」は、「『秋が過ぎれば冬が来る』、知っとるって! 秋が過ぎてまた夏になったら半袖また出さないかん。面倒くさい!」 、「『私がおばさんになったらあなたはおじさんよ』。当たり前や! あなたがおばさんになったら性転換してる!」。夏川りみの「花」(オリジナルは喜納昌吉であるが、沖縄県出身のシンガーは大体カバーしている)の「『川は流れてどこどこ行くの』、海や!」と言う。更に「『どこどこいくの』って何? なんで『どこ』を繰り返すの」と疑問を呈する。徳永英明の「壊れかけのRadio」を「レディオやでレディオ」と言ってから、「『何も聞こえない』、壊れている!」と突っ込む。
それから年を取って、体の機能が落ちてきたことを語り、「健康が第一」と言ってから、健が医師、雅が患者のコントに変わる。健が聴診器を雅の額に当て、「アホです」と言ったり、口内を覗いて、「扁桃腺が腫れてます。胃は問題ありませんが腸にポリープが出来ています」と言って、雅に「どこまで見えてんの? 胃カメラ?」と突っ込まれる。
採血をするのだが、採りすぎて雅の顔色が悪くなったりした。
最後は、ここは病院は病院でも動物病院だという落ちで終わる。余り落ちになっていない気もするが。


吉本新喜劇「好みのタイプは代々同じ!?」。出演:烏川耕一、池乃めだか、吉田ヒロ、やなぎ浩二、帯谷孝史、安尾信之助、伊賀健二、森田展義、松浦真也、信濃岳夫、いちじまだいき、レイチェル、前田真希、井上安世、岡田直子。

祇園旅館が舞台。松浦真也らミステリースポットを探るサークルのメンバーが近くに強力な場所があると聞いて祇園旅館に泊まりに来る。実はミステリースポットとは祇園旅館のフロントにあるトイレで、入った人がタイムスリップしてしまうというものであった。祇園旅館の支配人である烏川耕一は、恋人である前田真希から別れを告げられる。真希には信濃岳夫という新しい恋人が出来たのだ。信濃は代々伝わる恋愛成就の御守りを持っていた。

祇園旅館のトイレから、1943年からタイムスリップして来た日本兵の森田展義、戦国時代からやって来た落ち武者のやなぎ浩之進(やなぎ浩二)、2054年から戻って来たお笑い芸人のスリップマン(吉田ヒロ)が次々に登場。ややこしいことになる。

博士である池乃めだかが祇園旅館にやって来る。ここに時空のねじれがあると知って、それを戻す装置を開発したのだという。だが、その機械の調子が悪い。
そのうちに、前田真希の先祖と信濃岳夫の先祖もタイムスリップして来る。信濃岳夫の先祖はやはり代々伝わる恋愛成就の御守りを下げている。同じ顔なので、代々好みのタイプが同じであることがわかる。

今回は、メインストーリーであるタイムスリップに、吉本新喜劇の定番である借金取りネタや強盗ネタも入れていたが、余り意味はなく、出演者の役作りのために無理矢理入れたという印象を受けた。

終演後に、事前に希望を申し込んでいた観客の中から抽選で5名に舞台に上がって一緒にずっこけようという企画がある。何故か申し込みを行っていながら終演を待たずに帰ってしまって、何度席番号を呼んでも出てこないお客さんがいて、繰り上げ抽選が行われたりしたが、池乃めだかのギャグで全員ずっこけに成功。中には4歳の子供もいたが、ちゃんと状況を把握していた。

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2020年4月20日 (月)

笑いの林(121) 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」2015年3月14日

2015年3月14日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」を観る。
祇園花月では現在、学割の他に、滋賀割り、名古屋割りという割り引きを行っている。滋賀割りは滋賀県は京都府の隣りだし、滋賀県住みます芸人のファミリーレストランが人気だということでやる意味がわかるのだが、名古屋割りはやっても集客出来るのかよくわからない。新幹線を使えば名古屋-京都間は40分ほどであり、近いといえば近い。ただ新幹線代は高いので、お笑いがその料金を払うに見合うものなのかは各個人の嗜好に寄るだろう。

「祇園ネタ」の出演者は、ジャルジャル、桜 稲垣早希、ギャロップ、千鳥、オール阪神・巨人(登場順)。

ジャルジャルは、コント「野球」。野球未経験の福徳が「野球部に入りたい」というので野球部キャプテンの後藤に入部申し込みにいくのだが……、というネタ。
福徳が野球を余りに知らないので後藤がイライラするというネタなのだが、現実離れし過ぎていて、観ているこっちもイライラしてしまう。ジャルジャルはいつもやるネタがシュール過ぎて笑えない。


桜 稲垣早希。「おねえさんといっしょ」をやる。三つ編みのカツラを新調したようだがブカブカで頭が大きく見える。おねえさんをやるときは帽子をかぶっているのだが、頭が大きいために帽子が落ちてしまい、かぶり直したとしてもまた落ちることがわかっているからか、落としたままで演じ続けた。

まず最初に、ネズミ講の話をして、お客さんに「お友達、何人いるかな?」と聞き、「100人」と答えが返ってきたので、「そのうち98人は本当の友達じゃないよ」と言ってしまう。

最後に「グーチョキパーの歌」を、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)や闇金などのブラックな内容の替え歌にして歌うというネタをやったが、歌う前に「一緒にやってね!」とは言ったものの、熱心な早希ちゃんファンが一緒にフリをしているのを見て最後に、「本当にやっている人がいたよ! びっくりだよ!」と笑いに変えていた。


ギャロップ。「タクシーの怪談」をやる。毛利が怖い話をするのが得意ということで、毛利が女の幽霊に扮し、タクシードライバー役の林に「運転手さん、私の顔覚えてますか? 3年前にあなたのタクシーに轢かれた者です」と聞くが、林は「奇遇ですね、3年前に轢かれたタクシーをまた拾ったんですか? いやー、3年経っても捕まらないもんなんですね。警察は何をやっているんでしょう。そう考えると怖いですね」と違う意味の怖い話にしてしまう。
その後も「3年前」という毛利に、「いや、4年前です」と答えたり、「3年前のどの事故ですか? あの頃は当たりまくってまして。それも会社ぐるみで隠蔽しようということになりまして、いやー良い会社で(毛利から「悪い会社や」と突っ込まれる)バンパーもへこんでたのに新品にしてくれまして、ピカピカですわ」などと、林は変なタクシードライバーを演じてしまう。

逆に林が女の幽霊、毛利がタクシードライバーをやることになるが、林は移動距離が長すぎ、更に毛利の前を通過したりするため、毛利に「どんなタクシー乗っとんねん?! 車両幅ありすぎるわ! 4車線ぐらいある!」と突っ込まれるも、「それだけ幅があったら事故起こしますわ」ととぼけていた。

林は更に、何故かシャドーボクシングを始め、毛利に「なんでボクシングしてん?」と聞かれると、「ああ、幽霊だからこうですね」と指先を下げる幽霊の手つきでのシャドーボクシングに変えたりしていた。


千鳥。ノブが「二人とも岡山県出身で」と言ったところで笑った女性客がいたため、「いや、まだ笑うとこちゃます」と言う。

大悟は離島の出身であり、それもコンビニもない、信号もない、場所によっては携帯電話の電波も入らないというほどの僻地だという。ノブも「自分も岡山の中でも田舎の方だ」と言うが、大悟はノブに「上半身裸のお婆ちゃんが農作業をしているのを見たことがあるか」と聞き、ノブは「さすがにそれはない」と答える。大悟の小学校の同級生は大悟を含めても6名しかおらず。大悟は「サッカーをやると悲惨。3対3。キーパーを一人がやると2対2」ということで「サッカーでロングパスしかしたことがない」と語る。
「ただ6人で今も付き合いがある」と友情を語る大悟だが、同窓会の集まりで大悟の財布から1万円が抜かれたことがあったと語り、高橋も違う、高木もそんな奴じゃない、と来て「泥棒田泥男は」と大悟が言ったところで、ノブが「絶対そいつや!」と突っ込む。大悟は「泥棒田泥男は、頬被りをして手錠をしていて」などと脱獄中の姿をしていることを語る。

更に、合コンで盛り上がっている時に、屁の音がした。大悟は「大悟、屁こいたやろ?」と言われたので「俺じゃないねん」と言い、「そこで屁こきだ屁こ男に」と言ったところでノブから「そいつやて!」と突っ込まれる。

祖母の家の松の木が朝起きたら引っこ抜かれていたことがあったというが、「ジープに縄付けて松の木抜い太」という名前の男が出ていて、そいつに決まっているとう話になる。

二人の出身地に比べると、大阪も東京も、祇園の街も大都会だと二人は言い、「ただスポーツカーでスピードを競ったりするのが難点」だそうで、二人でスポーツカーでの路上レースを再現。信号が青になったらスタートになるのだが、赤信号が長すぎたり、大悟が交差点に来る前に誰かを轢いていたりという妙な展開になった。


オール阪神・巨人。巨人が阪神のことを「背低田チビ太」と、先程の千鳥のネタを真似して紹介する。

二人は和歌山県の老人ばかりが集まる公民館で漫才をやったことがあるのだが、お年寄りになると笑っているのか震えているのか見ていてもわからないという話になる。聞いてみたところ笑いながら震えていたそうだ。更にお年寄りはネタを本気にするそうで、巨人が阪神のことを「身長1mありません」などと紹介すると、「そうは見えんなあ」などと隣同士で囁き合いが始まってしまうという。更に身重差があるため「親子で漫才やってます」とボケても、「しっかりしたお子さんで」などと本気にしてしまうそうだ。

地方に行くと、自由席で、子どもがばかりが前に集まってきてしまい、漫才中に阪神に直接語りかけてしまうというのも困りものだという。
ここで阪神が、「ワイルドだろう」と、スギちゃんの真似をする。スギちゃんは小学校の卒業文集に「将来、オール阪神・巨人さんのようになりたい」と書いていたそうだが、当の二人は「一人ではなれんな」と言う。巨人は阪神に「お前は、ワイルドでもマイルドでもない。チャイルドやで」と言ったので、阪神は「この間、小学校5年生の子と喧嘩したぜい。負けたぜい。チャイルドだろう」というネタをやる。巨人が「なんで小学校5年生と喧嘩になったん?」と聞くと、阪神は「メンチ切った」と答えるが、巨人が「そんな小学生おるん?」と再び聞いたことからグダグダになる。

阪神の母親は日本の女性警官第1号の一人だが59歳で早世。一方、巨人の母親は95歳で大往生だったそうだが、下半身に緩みが来るそうで、失禁することも多かったという。ただ巨人は「汚いことは綺麗な言葉を使って言わないとあかん」ということで、「お小水をお漏らしになられました」などとやり過ぎと思えるほど丁寧な表現にして阪神にも言わせるのだが、「設定を変えた方がいい」ということで、阪神は、パチンコ屋の呼び込み、デパートのアナウンス、「まんが日本昔話」などを真似た口調で語る。
阪神が巨人の真似も上手いということで、巨人が「一人で巨人・阪神出来るんちゃう?」と言い、阪神は一人二役で「まんが日本昔話」を語るだが、途中で巨人から「話がどんどん面白くなくなってきてる」と一刀両断にされた。


吉本新喜劇「レンタル彼女、貸し出し中!?」。出演:川畑泰史(座長)、Mr.オクレ、信濃岳夫、青野敏行、清水けんじ、帯谷孝史、中條健一、末成由美、前田真希、いちじまだいき、やまだひろあき、清水啓之、はやしよしえ。

花月ホテルが舞台である。普段の吉本新喜劇に比べるとお洒落なセットが組まれている。

清水啓之が、はやしよしえとデートをしているのだが、実は二人は本当のカップルではなく、中條健一が経営する人材レンタル会社に登録しているはやしよしえを清水啓之がレンタル彼女として貸して貰っていたのだった。

花月ホテルであるが経営が厳しく、ホテルを吉本不動産の帯谷孝史(お約束としてポットに間違われる)に売却する話が出ていた。花月ホテルの社長は青野敏行であるが、ホテル主任の川畑泰史は青野のことを影で「馬鹿社長」などと呼んでいる。だが、川畑が青野の悪口を言っている間に、当の青野が川畑の後ろに来ていた。青野は川畑に「私のことを影でそんな風に呼んでいるのか」と問いただすが、川畑は「表でも呼んでおります」と開き直ったり、「呼んでいるのは小薮、茂造、すち子です」と他の座長の名前を挙げたりする。ここで社長秘書の清水けんた(清水けんじ)が「社長の結婚式の披露宴で焼きそばが出た」という話をし、川畑も信濃も清水けんたも「それは馬鹿でしょう」という結論に至る。青野は実際の披露宴でも焼きそばを出したそうで、引き出物も焼きそばUFOだったという。焼きそば好きらしい。ということで、青野は「焼きそば」という言葉でいじられることになる。

青野は川畑が独り者なのでクビにすると宣言。川畑は「偉い方から、常務からクビにするのが筋でしょう」と言うが、常務であるMr.オクレは親に妻に子どももいるのでクビには出来ない。独り者の川畑ならクビになって対して困らないというのが青野のいう理屈である。そこで川畑は人材レンタル会社のことを思い出し、レンタル母(末成由美)、レンタル妻(前田真希)、レンタル息子(いちじまだいき)を雇って解雇を免れようとするのだが……。

いちじまだいき、やまだひろあきの演技に対する舞台上での駄目出しがあるなど、アドリブだらけ。アドリブに出演者が笑い出してしまう場面も多く、やり直しても更にアドリブが加わるので余計に変な展開になってしまっていた。

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2019年12月12日 (木)

笑いの林(120) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「社長という名のもとに」2019.12.8

2019年12月8日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「社長という名のもとに」を観る。

「祇園ネタ」の出演者は、8.6秒バズーカー、タナからイケダ、モンブラン、スーパーマラドーナ、トミーズ(登場順)。

久しぶりに見る8.6秒バズーカー。赤い服にサングラスという出で立ちは変わっていないため、行方不明者と再会したような気分である。田中シングルは風邪のためか喉をやられていて発声が上手く出来ない。
「テレビで僕らを見たことがあるという方」と田中シングルは客席に聞き、手を挙げた人に「お久しぶりです」「あの頃は忙しかったけど今は忙しくないんで」と言っていた。「最近はテレビには出ないようにしています」とも言っていたが、はまやねんに「嘘はやめろや」と突っ込まれていた。

まずは、「ラッスンゴレライ」をやる。始まりのポーズを取るだけで笑いが起こり、田中シングルは「なんの笑いなんでしょうか?」と言う。田中シングルの喉はやはり不調。終わった後で田中シングルは「もっと声出るかと思ったけど」と言い、はまやねんも「僕ですらなんて言っているか聞き取れなかった」と語った。
元々リズムネタしか出来ないということで「ラッスンゴレライ」を始めた二人なので、その後もリズムネタをやる。「白米、玄米、タイ米。それ俺の」というネタをやった後でホワイトボードに50音が書かれたものを用意し、「あ」から順番にリズムに乗せて田中シングルの一人クエスチョン&アンサーを行っていく。はまやねんは合いの手を入れる。
何よりも大事なものは「あい」、酒を飲み過ぎて戻しそうになり「うえ」、おばあちゃんが好きなもの「おかき」という風に繋げていく。悪くはないかも知れないが、想像が付いてしまうため、余り芸という印象は受けない。ばいきんまんの「はひふへほ」で一気に繋げたり、「はまやらわ」を「はまやねん」に結びつけたりするのは上手いのだが。

 

タナからイケダ。京都府住みます芸人である。田邊猛德が、「まだ漫才だけで食べられてるわけではないんですけど」と言った後で、「結婚してます」「子どもが三人います」と明かし、池田周平に「大丈夫かという目で見られてる」と昔からやっているネタでスタート。子ども三人のうち二人は双子である。池田も最近結婚したのだが、そのことは明かされなかった。

田邊がヤンキーマンガに憧れるというのでタイマン勝負の再現を行うが、池田は敵のはずなのにいつの間にか味方になっていたり、池田が「致命的な状況になっているのがわかっていないようだな」と言って子分が田邊を囲んでいるような雰囲気を匂わすも実際は、田邊が握りこぶし、池田がそれを止めるために手を開いている状況であることを「ジャンケンだと負けている」と言うだけだったりする。

高校時代のキャッチボールの思い出。卒業したらどうするか語りながらキャッチボールを行うのだが、右利きのはずの池田が左手で投げ、しかも返球も左手で受け取る。田邊「お前、グラブしてへんやろ?」
田邊の夢は「京都の大学に行って教師になる」なのだが、池田の夢は「左利きになる」でそのための左投げの訓練だったことがわかる。
田邊が教師になったとしてのモンスターペアレンツ対応のシミュレーションでは、池田が「うちの子が左投げをして肩を痛めた」とクレームを言いに来て、さっきのキャッチボールの続きの話になってしまう。

田邊は浮気を疑われているというので、そのシミュレーションも行う。田邊が「仕事して食事に行ってそのまま帰ってきた」とその日のことを話す。池田は「嘘つかないで!」と言うが、「あなたに仕事が見つかるとは思えない!」、田邊「そこ?!」
その後、池田が田邊の名前を「ケンジ」と間違え、池田の方が浮気をしているという展開になる。田邊が「ケンジを呼ぼう」と提案すると池田は、「その必要はないわ。ベランダの方を見て。雨が降ってきた」
田邊「てっきりケンジがベランダにいるんかと思った!」
池田「違うわよ。ケンジだったらこっちの部屋にいるわよ」
田邊「結局、いるんかい!」

 

モンブラン。元々は漫才コンビだったのだが、今は大道芸を行っている。現在は京都府住みます芸人も務めている。
いけっちが横になり、その上に板を置いてその上にローラー。更にその上に板を置いて木下がその上に乗るといったような芸を見せる。
いけっちが顎の上に棒を置き、その上の台の上に小型のテーブルクロスとグラスを置いてバランスを取り、テーブルクロス引きをやったりもする。
木下が角の付いたヘルメットを被り、両手に棒を持ってローラーの上に乗り、いけっちが皿回しをしてヘルメットの角、両手の棒の先に皿を移すという芸も行う。

 

スーパーマラドーナ。田中が「ベルト二本してます」というネタをやり、武智が「去年のM-1でもやってたもんな。僕はM-1が終わった後に(審査員批判を)やってしまいまして。もう1年になります。早く忘れて欲しいんですが」と語る。
田中が前世の占いが出来ると言って客席の人に名前と誕生日、好きな色を聞いてから「かまきり」などと適当に答えるというネタをまずやる。
田中がヤンキーに憧れるという話をして、武智に「それ高校デビューとかで憧れるやつやんか。お前いくつ?」、田中「42。厄年デビュー。武智さんは今でも現役のヤンキーですから」
ということで田中がヤンキーの歩き方などを武智に教わるのだが、武智が「あおり運転の宮崎容疑者の歩き方。怖いでしょ。僕、宮崎容疑者に顔が似てるって言われるんです。声も似てるって言われるんです。『逃げも隠れもしませんから。喜本さん! 喜本さん! 手繋ぎましょ』」と真似を始めてしまう。田中はガラケー女として有名になった喜本容疑者のようにガラケーで撮影をする真似をして武智に頭をはたかれる。
武智は更にヤンキーの脅し文句として、「ケツの穴から手突っ込んで歯ガタガタいわしたろか!」と伝えるが、田中は「ケツの穴に手突っ込んだろか」で止めてしまい、武智に、「それはただの痴漢や!」と駄目出しされた。

 

トミーズ。雅が「私がトミーズのイ・ビョンホンです」と嘘の自己紹介をして健に「何言うてんねん! 文庫本みたいな顔して」と突っ込まれ、健は「キンコンカンコン。健です」と自己紹介して滑ったことを雅に突っ込まれる。
この頃、災害が多いという話をする。去年は超大型の台風が大阪を直撃し、大阪のほぼ全ての施設が運休したのだが、
雅「なんばグランド花月だけは開いてる。何考えてんねん吉本?」

トミーズ雅の娘が結婚したという話をする。アメリカ人との国際結婚なのだが、雅は「アメリカ人と日本人なので生まれる子どもはフランス人になるんじゃないか」とボケる。
その後、雅が嫌いな歌を紹介するというお馴染みのネタ。森高千里の「私がおばさんになっても」。「秋が終われば冬が来る。知っとるわ! 秋が終わって夏が来たらもう一回半袖出さなあかんやないか!」「私がおばさんになったらあなたはおじさんよ。当たり前じゃ! あなたがおばさんになったら性転換しとるやないか!」。夏川りみの「花」(以前は石嶺聡子の「花」と言っていたのだが変わったようだ)「川は流れてどこどこ行くの。海や! それから「どこどこ」ってなんや? どこは一回」。福山雅治「家族になろうよ」。「100年経っても好きでいてね 死んどるって! お前50やろ。150まで生きるって亀か?!」

今の若い人はパソコンばかりやって家にテレビがないことも珍しくないという話から、自分たちはテレビっ子で刑事ドラマに憧れたということで、刑事のシミュレーションを行う。刑事には「聞き込み、張り込み、踏み込み」の3つの「込み」が必要だと雅が健に教えるのだが、健は、「炊き込み、(銀行の)振り込み、(ラーメン屋の)住み込み」の話を始めてしまうという展開であった。

 

 

祇園吉本新喜劇「社長という名のもとに」。出演は、信濃岳夫(リーダー)、レイチェル、多和田上人、松浦景子、岡田直子、桜井雅斗、大黒ケイイチ、帯谷孝史、筒井亜由貴、伊丹佑貴、小林ゆう、チャーリー浜、辻本茂雄。

座長勇退後の辻本茂雄を見るのは初めてである。

restaurantフラワームーンと向かいの学生寮・花月荘が舞台である。花月大学の学生で花月荘に住んでいる信濃岳夫は、貧乏であるためrestaurantフラワームーンでバイトをしている。そんな信濃がrestaurantフラワームーンを訪れた白薔薇女子大学の学生である松浦景子にわかりやすく一目惚れ。同じ花月荘の寮生である吉田(レイチェル)や多和田上人から告白するよう言われる信濃だが、超お嬢様大学である白薔薇女子大学に通う松浦景子が自分のような貧乏学生を好きになってくれるはずがないと自信がなく告白に踏み切れない。
そんな中、若い男が花月荘の前に鞄を捨てていく。男の正体は、吉本エージェントの社長である桜井雅斗。仕事が嫌になり、スーツやネクタイなどが入った鞄を捨てていったのだ。多和田や吉田が桜井が捨てていった鞄を拾う。中からはバーバリーのスーツ(多和田はブルーベリーと読み違える)、シャネルのネクタイ(多和田はやはりチャンネルと読み間違える)、プラダの靴(小沢健二の「痛快ウキウキ通り」を思い出してしまった)などが出てくる。そこで多和田と吉田はこの服を着て金持ちになりすますことを信濃に提案する。ネクタイには「桜井」という名が入っており、これらのものが吉本エージェントの桜井社長のものであることが判明する。信濃の正体は実は吉本エージェントの社長である桜井で、信濃と名を変えてアルバイト体験をしているのだというストーリーがでっち上げられ、フラワームーンのマスターである辻本茂雄もそれを信じ込んで態度を豹変。下へも置かぬ厚遇ぶりである。松浦景子も信濃が桜井だと思い込んで告白を受け入れる。
一方、吉本エージェントに契約を打ち切られたことで瀬戸際に追い詰められた帯谷工業の帯谷孝史が契約破棄の撤回を頼むため、桜井を探している。桜井はテレビにも出る有名人なのだが普段はサングラスをしているため素顔はわからない。そのため帯谷は信濃のことを桜井と思い込んでお願いをするのだが、そんなことを言われても迷惑なので信濃は「自分は桜井ではない」と断言する。だがそこに自分のことを桜井だと信じている松浦が来たため「桜井だ」と前言撤回。松浦がフラワームーンの中に入ると、「桜井じゃない」。また松浦が出てきたため「桜井だ」が繰り返される。

信濃岳夫のリーダー公演であるが、元座長である辻本茂雄の存在感は絶対的。警官役のチャーリー浜がアンチョコを持っているのに読み間違えることを突っ込んだり、帯谷とアドリブ勝負をしたりする。「28年ぶりだな。ずっとやりたかったのにこいつが(不祥事で)何十年とおらんかったから」

ちなみにチャーリー浜は4回も離婚しているそうで、それを聞いた客席の若い女性が「えー!」と悲鳴を上げたりしていた。

祇園吉本新喜劇では、本編終了後に「ずっこけ体験」があるのだが、応募してステージに上がった22歳の男性が「友達と一緒に」来たと言ったところ、辻本が横の席にいるのが女性であるのを見つけ、「彼女だな」と言う。信濃が男性に彼女なのかどうかを聞くと「これから」と言ったため、公開告白が行われることになり、見事女性から「よろしくお願いします」とOKを勝ち取った。

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2019年8月21日 (水)

笑いの林(119) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&祇園吉本新喜劇「忍者のたまご諸太郎!?」2019年8月14日

2019年8月14日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と祇園吉本新喜劇「忍者のたまご諸太郎!?」 を観る。お盆特別興行であるが、入りの方は良くない。

「祇園ネタ」の出演は、ネイビーズアフロ、ゆにばーす、ヒューマン中村、スーパーマラドーナ、桂文枝(登場順)。

 

京都市出身で、京都市立堀川高校を経て神戸大学出身のインテリ漫才コンビ、ネイビーズアフロ。今日も自分達の経歴を話していたが、「神戸大学に入りまして、その後、吉本に入りまして。今は漫才やってます」と残念な感じを前面に出す。ただ、以前は「アルバイトをしながら」と言っていたが、今はそうではないので、漫才に専念出来るようになったのかも知れない。ちなみに皆川は神戸大学を出ているが、はじりは中退したようである。

皆川が「名前だけでも覚えて貰いたい」と言って、「バスガス爆発」と早口を披露。はじりも早口が得意だというので同じことを言う。皆川がどちらが早口が得意が競うことを提案し、「この立垣を立てかけたのは立てかけたかったから立てかけたのです」を何度も言うが、はじりは「バスガス爆発」を一度しか言えない。皆川は、「この立垣を立てかけたのは立てかけたかったから立てかけたのです。立てかけたかったのは竹中直人」(竹中直人ではなく竹内結子バージョンもあり、どちらが正しいのか一人二役で言い争ったりもする)と本来のバージョン(?)も言う。

はじりは歌が得意というので、皆川は「歌のうまさがよく分かる曲、尾崎豊の『I LOVE YOU』」をチョイス。はじりが「歌詞がよくわからない」というので、はじりが歌う前に皆川が歌詞を言うのだが、変なところで切る「ぎなた読み」である。結局、皆川もはじりと歌うことになるのだが、皆川の方が歌が上手い。

はじりが「頭の良い子」が好きというので、皆川が賢い女子に扮し、デートすることに。ここで、ネイビーズアフロが最も得意とするネタ「陳謝」が繰り広げられる。皆川扮する賢い女子は、武士階級の娘のようなお堅い言葉を使い、遅刻したことを「陳謝」と言って詫びる。最後には、はじりが「賢すぎる!」と呆れてしまうことになる。

 

ゆにばーす。男女のコンビである。河瀬が、「河瀬は知らないが、はらは知っているという人」と客席に聞くと、何人かから反応がある。
河瀬が、「スラムダンク」の有名なセリフ、「諦めたらそこで試合終了ですよ」と言うと、はらが、「私、アイドルになりたい」と言ったため、「それは諦めえよ!」と返す。
はらは、子供に頃は「前田敦子(に似ている)」と言われ、中学の時は「大島優子」、高校時代は「篠田麻里子」に変わったというが、それは嘘で実際は、「浅野忠信」から「古田新太」を経ての「女装したビートたけし」だそうで、河瀬に「全部性別違う」と言われる。同性ではアパホテルの社長に似ていると言われるらしい。
はらの提案で、「(顔を気にしなくて良い)ラジオのディスクジョッキー」をやってみることにするが、はらはいきなり北朝鮮の女性アナウンサーの物真似をした上、「ミサイルが飛んできそうなタイトルのドラマ見つけたよ。『北の国から』」と言う。はらは、突然、落語を始め、話が発展しそうなところで、「ここで交通情報です。田中さん」と呼ぶが、「交通情報、鈴木です」と答えたため、河瀬は、「あれ、田中さん、どこ行った?」
結局、ラストも北朝鮮の女性アナウンサーの口調真似となる。

 

ヒューマン中村。見た目が地味なので、「出演者です」と自虐ネタを言う。まず、言い方を変えると意味が変わる言葉をやる。「フラペチーノ」という言葉を想像上の少年に向かって屈みながら、「僕、フラペチーノ?」とやる。「こういうのが10分ほど続きます」
フリップに書かれた字が客席からちゃんと見えるかどうか聞くが、「雨」の点が4つではなく大量にあるという漢字が出てきたり、「占」という字が実は霧吹きだったりする。

何度もやっている「だんだんしょぼくなる」。「夢」が子供の頃は「僕、プロ野球選手になりたい」と大きかったのが中学生になると「修学旅行までには彼女作りたい」に変わり、大人になると「よし、ここにソファ置こう」までささやかなものになってしまう。
「不安」は、「第一志望の大学、受かってるかな」から「ここ、自転車盗まれないよね?」を経て、「僕のウーロンハイ通ってます?」とその場で解消されそうなものに変わる。
「絶望」。「ああ、会社をクビになってしまった。どうしよう」→「昨日のドラマの最終回、録画し忘れた」→「やっぱり自転車盗まれている!」

覚えている限りでは、ヒューマン中村の最も初期のネタ、「しりとりで反論」。ナゴヤドームでのクライマックスシリーズ、中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズの試合を見て、翌日、関ヶ原を旅した後で向かった京橋花月での笑い飯と千鳥の大喜利対決にヒューマン中村がゲスト出演したときに披露していたので、8年ほど前になるだろうか。傷つく言葉をしりとりで返すというものである。
「あれ、おまえいたの?」→「のっけからいたよ」、「おまえ、爆弾作ってない?」→「いくつ作ってると思う?」、「その服、昨日も着てなかった?」→「多分、明日も着るよ」、「きも!」→「もっと言って!」、「生理的に無理」→「理論上は可能」

 

スーパーマラドーナ。夏だというので、武智が怪談を提案。怖そうなタイトルを二人で言って、武智と田中のどちらの言い方が怖いのかを競うというもの。同じタイトルを言わなければいけないのだが、武智「動く人形」→田中「動く人形劇」→武智「人形劇が動くのは当たり前や」、武智「血まみれの地蔵」→田中「血まみれの痔」、武智「叫ぶお墓」→田中「シャケよりおかか」など、田中が勝手に変えてギャグにしてしまう。
今度は、武智が時代劇が好きだというので、町娘を救う場面を二人で再現することになる。武智が主人公の武士を、田中が悪者を演じるのだが、田中演じる悪者がとにかくダイハードなので、「おまえは悪者に向かん、町娘やれ」ということになる。しかし、演じる町娘は武智にやたらとまとわりついたり、悪者にすぐついて行ったりと邪魔をする上、なぜか最後は斬られてしまう。その後、田中は町娘から通行人に降格となり、最後は武智の髷役にまで落ちるのだが、いずれも先走って武智に突っ込まれる。

 

桂文枝。まずはシルバー川柳ネタ。「マイナンバー『ナンマイダ』と聞き違え」「美味かった何を食ったか忘れたが」「食ったこと忘れぬように爪楊枝」というネタをやり、「食事を作るのが面倒な奥さんは、先に爪楊枝咥えさせといて、『食事したかな?』『爪楊枝咥えてるんだから食べたでしょ』と食べたことにして」おく手があると紹介する。

耳鼻咽喉科に行った時の話。耳鼻咽喉科に来る人は基本的に耳の遠い人が多いため、「中野さーん」と呼ばれて、文枝の隣にいた老人が立ち上がったので、「ああ、この人が中野さんかいな」と思ったところ、老人が受付で「今、中田って呼ばんかった?」と聞いたため、「ああ、中田さんか」と思ったのだが、「中田さーん」と呼ばれた時に隣の人が立ち上がらない。そこで文枝が「中田さんって呼ばれてはりますよ」と言ったところ、「わしは田中」と訳の分からない展開になったそうである。
文枝も、「河村さーん」と呼ばれたので診察室に入り、聴力の検査を受けたところ、「入れときますか?」と言われたという。補聴器を入れた方がいいという意味だとわかったため、文枝は他の病院を受けることにする。道頓堀にある評判のいい耳鼻咽喉科だったが、そこでも「補聴器入れときますか? 今、小さくていいのがある」と言われたため、また病院を変わり、梅田にある病院に行ったそうだ。

病院はネタの宝庫だそうで、怖そうな奥さんを連れた老人が医師に年齢を聞かれ、「78歳」と答えたところ、奥さんからどつかれ、「嘘ついたらあかん! 83歳やがな!」と言われ、訂正する。医師に「痛いところは?」と聞かれ、すぐに答えなかったため、妻が肩に二度折檻を加えて、「肩が痛いです」、「はあ、赤くなってますな」

 

祇園吉本新喜劇「忍者のたまご諸太郎!?」。出演は、諸見里大介(リーダー)、たかおみゆき、奥重敦史、五十嵐サキ、もじゃ吉田、アキ、大島和久、前田まみ、吉田ヒロ、入澤弘喜、北野翔太、はじめ、松元政唯、本山悠斗、谷川友梨、楠本見江子。

楠本見江子は、実に25年ぶりの舞台復帰だそうである。

京都府にあるとされる花月村という架空の村が舞台。花月村はかつて忍者の里であり、忍者の末裔が経営する忍術花月派の花月旅館と忍術吉本派の吉本旅館という2つの旅館があるのだが、仲が悪い。
花月旅館の現在の当主の敦史は、年齢による衰えのため引退、その息子のもじゃ吉田(本名を呼ばれていたように思うが、記憶出来ず)は修行中。もじゃ吉田の母であるサキ(「普通の女忍者ではない、くノ一だ」と紹介されていたが、女忍者の通称は普通はくノ一なので意図は不明)は現役だが、体重が増えたために機敏に動くことが出来ない。
花月旅館に泊まりに来た小説家兼シナリオライターのたかおみゆき(代表作は「牛の膵臓を食べたい」だそうである)の息子で、小学1年生の諸太郎(諸見里大介)。かなり発育がいいが、滑舌は悪く、何を言っているのかわかりにくい。
もじゃ吉田と、吉本旅館の娘であるまみは恋仲なのだが、父親であるアキは愛弟子である大島和久とまみを結婚させる気でいた。もじゃとまみの仲を知った諸太郎は、二人を応援、今度の忍術大会でもじゃが大島に勝てばまみとの結婚が叶うということで、二人で特訓を行う。

「忍者のたまご諸太郎!?」は今日が初日。今日はまず朝10時からあさ笑い新喜劇があり、本公演2回によるよる新喜劇があるということで、計4回も公演がある。座員達は朝7時半頃から稽古を始めているそうだ。明日からはよるよる新喜劇がなくなって、3回公演に減るようである。

楠本見江子は、終戦の年に生まれ、四半世紀ぶりの新喜劇出演。高齢で演技からも遠ざかってたためセリフが覚えられないようで、虎の巻を使っての演技だったが、読む場所がわからなかったり、演者の名前が浮かんでこなかったり(五十嵐サキのことを「あの人」と呼ぶ)、適切な単語が浮かばなかったりで、苦労しているようである。

 

 

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2019年6月16日 (日)

笑いの林(118) 「ハラダのひとりトークライブ・お喋っせ vol.10」

2019年5月30日 京都・木屋町のLIVE HOUSE indigoにて

午後7時から、蛸薬師通木屋町西入ルにあるLIVE HOUSE indigoで、ファミリーレストラン・ハラダによる「ハラダのひとりトークライブ・お喋っせ vol.10」に参加する。
京都市出身で、現在は滋賀県住みます芸人として大津市で暮らすファミリーレストラン・ハラダ(原田良也)の文字通り一人トーク。京都での開催だが、滋賀県内から駆け付けたお客さんも多いようだ。

ホワイトボードにお題が全部で15個書かれていて、お客さんがどの話を聞きたいかチョイスして(といっても最後の方になるとそれほど選択肢は多くなくなるが)ハラダが話すというスタイル。

その前に、今月1日にハラダが令和婚をしたというので、「結婚してみてわかったこと」の話。ハラダは1976年生まれで、芸人になってからはずっと一人暮らしだったため、結婚して初めてわかることが多いそうで、そのうちのいくつかのタイトルをスケッチブックに書いてきて発表していく。
相方のしもばやしは、結婚してから10年ほど経つが極端な吝嗇家だそうで、釣りが趣味で釣りの正式なYouTuberとしても活動を始めており、登録者も1万に達するなど上々なのだが、とにかくお金を使わない。移動も自転車で、しかもボロボロのものに乗っているため、ハラダは「芸能人の端くれの端くれだけれども、人に見られる職業なのだから」と見てくれをもっと気にして欲しいと思っていたのだが、いざ結婚すると二人分の生活費が掛かり、しかも芸人なので給料が乱高下するため、余裕がなくなることがわかったそうである。
5月25日が、しもばやしの誕生日だったため、釣り関係のものをプレゼントしようと上方を集めていたのだが、ライフジャケットは最安値の中国製で重いし暑い、レインコートとは100均のものを使用。人差し指と中指と親指が裸である必要のある釣り用の手袋も軍手を切って代用しているそうで、結局、ハラダは2700円ぐらいの手袋を買ってプレゼントしたそうである。
令和最初の日である5月1日、午前0時前から、大津市役所の前に二人で並び、1時間半ほど待って結婚届を出したのだが、前に30人ほど並んでいたものの誰からも気づかれず、びわ湖放送が令和婚の取材に来ていたものの、やはり見つけてもらえずという状態だったそうだが、入籍する前に先輩方には結婚の報告をしようと電話を入れ、同世代の未婚芸人からは動揺されたりしたそうで、年上の独身芸人である今田耕司からは「嘘つけ!」と言われてすぐ切られるなどいじられたりもしたそうだが、NON STYLE井上からは……、まあ、これはいいか。
相手方の両親や祖父母にもご挨拶し、俳句を詠むのが趣味だという祖父から「原田君めいわ元年(「令和」のことを「めいわ」だと勘違いしていたらしい)五月一日入籍」という字余り俳句(自由律ということにしておこう)をプレゼントされたらしい。

お客さんが選ぶ、トークの題材であるが、例えば「センスが戦後やろ」は、FM滋賀とFM富山共催のスキーツアーイベントの後に行われた懸賞の話。大人のお客さんには抽選でプレゼントが当たるのだが、子ども達には全員に賞品が配られるというシステムで、FM滋賀からは滋賀県から来たツアーの子ども達に、FM富山からは富山県の子ども達にプレゼントが送られる。
滋賀県の子ども達に送られたのは、手のひらサイズのロボット。AI搭載で声に反応したりするそうで、送られた子ども達は目を輝かせていた。一方、富山県の子ども達に送られたのはかりんとう。高級かりんとうではあるのだが、子どもなので高級もなにもよくわからず、「ロボットが良かった」と泣き出す子もいたそうで、ハラダが「センスが戦後やろ」と食糧難の時代のプレゼントに見立てて笑いを取って収めたのだが、ハラダ自身も釈然としないものを感じたようである。
事前にFM局員同士で打ち合わせをしなかったか、打ち合わせをしたが反応を想像出来なかったのか、いずれにせよ折角のイベントで子ども達が不公平を感じる結果になったのは残念に思う。
FM滋賀には、美声で話し方を溜めるのが特徴のDJさんがいるそうで、ハラダが聴いている日に、「次の曲は、『やさしさにつつまれた…なら』」と曲紹介をしたため、ハラダは一瞬、「奈良のご当地ソングがかかるのか?」と思ったそうである。実際は、もちろんユーミンの「やさしさにつつまれたなら」が流れたという話もする。

「定規」という話はお客さんが勘違いしたため、同じ話をハラダが2回やることになった。サウナでプラスチックの30センチ定規を使って垢取りのようなことをしているおっさんがおり、ハラダは「不潔やな」と不快感を覚えていたのだが、そのうちにサウナのテレビで流れていた番組でビッグサイズのカレーパンが紹介され、定規のおっさんは手にしている定規でカレーパンを測ろうとし、ハラダは心の中で「テレビやし離れてるしわかるわけないやろ!」と突っ込んだという話で、ううん、文字にしても面白さが伝わらないな。やっぱりお笑いは劇場に通う必要があるように思う。

「滋賀のアベンジャーズ」は、滋賀県住みます芸人のファミリーレストランが和歌山県住みます芸人と協力して和歌山県へのバスツアーを行った時の話である。滋賀のアベンジャーズと呼ばれた方々は、今日、この会場にいらしていたようである。面白い話なのだが、内容については特定されやすいということもあるため、書かないことにする。

「京のしにせ」は、京都のインストバンド、jizue(ジズー)のメンバーと知り合いになり、iTunesなどで楽曲を聴いて気に入り、「結婚式に使いたい」と申し込んで快諾されるも、バンド名をイズーと間違えて覚えていたため、「イズー」で検索してもヒットせず、「京都 イズー」とSiriに言ったところ、鯖寿司の映像ばかり出てくる。京都の老舗鯖寿司店である「いづう」がヒットしていたという話であった。
jizueはホームページでも楽曲の視聴が出来るが、なかなか面白そうなバンドである。

今年の1月2日は、77歳になるハラダの父親が行方不明になるという出来事があった。毎日2時間ほど散歩する習慣のある人で、正月に芦屋の親戚の家に行ったときも散歩に出掛けたのだが、3時間経っても4時間経っても戻ってこない、父親の携帯も3ヶ月前にいかれてしまったということで連絡が取れず、警察に電話し、警察犬が出るという話にまでなった。ハラダも仕事帰りに駆け付けたのだが、今から警察犬が出ようというときに母親の携帯に知らない電話番号から電話が掛かってきた。タクシーの運転手からで父親も一緒にいるという。父親の携帯は壊れていると思われたのだが、ずっと機内モードになっており、なんらかの拍子に機内モードのボタンを押してしまったが、そもそも機内モードの存在を知らず、壊れてしまったと勘違いしていたようだ。父親は散歩中に道に迷い、「このままでは戻れない」とタクシーを拾ったのだが、親戚宅の正確な住所が思い出せず、近くまではやってこられたものの、そこから先に進めなくなってしまう。そこで運転手が父親のガラケーを確認したところ、機内モードになっていることに気づき、運転手はスマホを使っていてガラケーの機内モードの戻し方はわからないため、父親のガラケーのアドレスに入っている母親の携帯番号に自身のスマホで電話したのだった。
戻ってきた父親は、警察犬が出そうになったという話を聞いて、一人「笑える」と思ったそうだが、家族としては全く笑えなかったという話である。

15個中14個終わったところで時間となったのだが、15個目の「ぶれへんなあ」は短いというので話す。ファミリーレストランがロザンなどと数組で米原に営業に行った時のこと。会場の周りには何もないため、みなゲームなどを持ち込んで楽屋の中で過ごしていたのだが、宇治原がジャケットを着て外に出ようとしたので、「どこ行くん?」と聞くと、「大谷吉継の墓、見に行ってくるわ」と答えたので、「ぶれへんなあ」と思ったという話であった。

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2019年5月27日 (月)

笑いの林(117) 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「茂造、再会のラビリンス」2014年9月13日

2014年9月13日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「茂造、再会のラビリンス」を観る。

「祇園ネタ」の出演者は、スーパーマラドーナ、桜 稲垣早希、チーモンチョーチュウ、ロザン、Wヤング(登場順)。

スーパーマラドーナの武智がまず自己紹介。「武智といいます。珍しい苗字ですが、武士の武に、知るの知の下に日本の日の智という字を書いてタケチと読みます」。
タケチ姓は武市半平太(瑞山、小楯)の出ている武市という字が有名だが、戸数でいうと武智という字の人の方が多いようである。
武智が相方の顔をよく見るよう客席に告げる。相方はステージの下手に向かい、端で立ち止まって、ちょくちょく立ち止まりながら上手方向へと向かう。
武智は、「こんなに小刻みに止まるとは思いませんでしたが、相方の苗字は田中といいます」と、相方の顔と苗字が平凡であることを知らせる。
田中は、前世を見ることが出来るというネタ。これは実は以前も見たことがあり、タネは知っているのだが、田中は、「そこのお父さん」と私を指名したので(お父さんじゃないんだけど)付き合うことにする。「お名前は?」と聞いてきたので、「本保弘人といいます」と答える。田中は「ホンボウさん」と言ったので、私は「ホンボです」と訂正する。スーパーマラドーナの二人は「ホンボさん、珍しい苗字ですね」と呟く。続いて田中が、「お誕生日を教えてください」と聞くので、「11月12日」と答える。武智は「11月12日生まれのホンボさん。これは大分絞られてきましたよ」と当たりそうな雰囲気を作る。田中が「好きな色は?」と質問してきたので、私は分かり易い色ではなく、敢えて本当に好きな色である「浅葱色(あさぎいろ)」と答える。スーパーマラドーナは二人とも「あさぎ色???」となる。私は「新選組の隊服の色です」と教える(実際は隊服ではなく、芹沢鴨が夏服として作らせた服の色である。新選組二番隊組長であった永倉新八(杉村義江)が、「あさぎ色」と書き残しているので、新選組や幕末ファンの間ではよく知られた色であるが、芹沢鴨が作られた夏服は現存していないため、当時のあさぎ色が、現在の浅葱色と同じものなのかは不明。ただし、新選組が最初の屯所を置いた壬生に伝わる話から青系の色であったことは間違いがないようである)。
田中は、「11月12日生まれで、あさぎ色が好きなホンボさん。わかりました。では、そこの女性の方、お名前を」と私の前世を言わないまま他の人に聞き始めたので、武智に頬を叩かれる。武智は「痛くない技術を使っておりますのでご安心下さい」と言うが、よみうりテレビの深夜番組「祇園笑者」に武智が出演した時に、平手打ちを食らった芸人は「痛い! 痛い!」と叫んでいたので、痛くない叩き方というものはないのだと思われる(武智は元暴走族のヘッドである)。
武智は、「あさぎ色で諦めるな」と言い、田中は「前世は新選組です」と言って、「まんまやないか!」とまた武智に平手打ちを食らう。
スーパーマラドーナの今日の出し物は、いわゆる「ぎなた読み」と言われるものを題材にしている。「ぎなた読み」とは、「弁慶がなぎなた(長刀)を持って」を「弁慶がな、ぎなたを持って」と別の場所で区切って読み間違えることである。
武智が言った「お父さんとくじ引きに来て黄色い球が出て」を、田中は「お父さん、トクジ、ビキニ着て、黄色い玉が出て」と下ネタに変えてしまったりする。

桜 稲垣早希。
今日も「関西弁でアニメ」をやる。これまでやって来たバージョンが長すぎてダレると考えたのか、今日は前回より少し短めにしてシャープさが増し、アドリブも効果的で、子ども達にも大受けであった。

チーモンチョーチュウ。東京吉本所属の漫才コンビであるが、関西でも知名度は比較的高い。以前も祇園花月には出演したことがあり、私は彼らの芸を観ている。二人とも私と同じ千葉県の出身である。
チーモンチョーチュウ・菊池がヒヨコの鳴き真似をする。細やかで上手い。チーモンチョーチュウ・白井も声真似をするのだが、ファミコンの効果音など、誰も知らない声真似をする。また、白井は地声が高いため、人の声真似をしても似ても似つかぬものになってしまう。

ロザン。
今日はロザンは、「祇園ネタ」のは本番に2回出演した後で、夜の部では「ロザンの日本向上委員会」という看板公演も行う。今日の祇園花月はロザンデーと言っても良いだろう。
ロザンというと、宇治原史規がクイズに強いことで有名であるが、漫才を面白くしているのは、全て相方である菅広文。菅広文は元々勉強も出来たがお笑い芸人志望であり、子供の頃からお笑いにも詳しかったが、宇治原は史規という名前からもわかる通り(「史」という漢字は名前に用いる場合は、「官僚」や「公務員」を表す。宇治原は両親共に公務員である)堅実な道のりを志しており、菅に誘われて芸人になったのである。ということで、お笑いに関しては宇治原は完全な引き立て役になる。
今時の子供は、「死んだらどうなるの?」と聞いてきても、「お星様になるんだよ」という程度の回答では納得しない。という話になる。今は幼い頃からパソコンを操り、インターネットで検索を行っているため、知識量が凄いということになる。菅は「死んだら、焼いて埋められるんだよ」とリアルな回答をする。「お葬式にはお坊さんが来るんだよ。お坊さんはベンツに乗っているんだよ。お坊さんはお金持ちなんだ。何故って? 非課税だからだよ」と子供に語るにはブラック過ぎる内容である。
宇治原が「俺が答えられない問題はない」と豪語し、菅が出題者になるのだが、いきなり「今、何問目?」と聞いてしまう。宇治原は「それいきなり言っても意味ない。1問目や!」と突っ込む。
その後も菅ちゃんは、「地元の公立中学校が荒れている場合、私立中学校を受験させた方が良いでしょうか?」という問題というより、相談を聞いてきたりする。
「江戸幕府を開いたのは、何川家康でしょうか? 1.織田信長、2.豊臣秀吉、3.徳」と「3.徳」しか選べない問題も出る。
菅ちゃんは「徳川家康の面積を求めなさい」という出題をする。宇治原が「わかるわけないやろ!」と突っ込むと、菅ちゃんは「あれ? 答えられない質問なかったんじゃないの?」と済まして答える。宇治原は、「じゃあ、徳川家康の体を持ってこい。開いてやぞ。そしたら面積測れるから」とぶち切れ状態になる。
菅ちゃんは更に「徳川家康の体積を求めなさい」と続け、宇治原は「湯船一杯に水を張って、徳川家康の体、そこに入れろ。溢れた水の量が徳川家康の体積や」と答える。
そうやって、変な問題と解答が続いた後で、菅ちゃんは「今、何問目?」と聞く。宇治原は「思いつきで8問目」と答えるが、菅ちゃんは客席に「そうなんですかね?」と聞いた(私は以前も同じネタを観たことがあるのでカウントしていたが、11問目であった)。

トリはWヤング。
ネタ自体は何度も観たことのあるものである。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をUFJ(三菱東京UFJ銀行)と言い間違えたり、子供が買って欲しいと思う遊園地のものがコンパニオンだったり(コンパニオンという言葉自体は最近では風俗関係で用いられる傾向が強いため、アミューズメント部門では余り使われない傾向にあり、レセプタントや女性クルー、女性キャストという言葉が使われる)、ジェットコースターに乗っている間に何故か向かい合わせになったりする。

吉本新喜劇「茂造、再会のラビリンス」。出演:辻本茂雄(座長)、新名徹郎、伊賀健二、平山昌雄、五十嵐サキ、島田珠代、佐藤太一郎、奥重敦史、清水啓之、やまだひろあき、吉岡友見、鮫島幸恵、チャーリー浜。
「旅館ぎをん」が舞台。奥重敦史と吉岡友見が、旅館ぎをんに泊まりに来る。対応するのは、新名徹郎。旅館の女将が五十嵐サキである。そこに最近、アルバイトで入った茂造が帰ってくる。茂造は奥重と吉岡を出迎えに行ったのだが、入れ違いになってしまったようだ。
警官の清水啓之が旅館ぎをんを尋ねてきて、「最近、この辺で、土地を買収する詐欺が流行っているのでご注意下さい」と言うが、茂造に「買収する詐欺ではなく、買収しようとする詐欺やろ」と突っ込まれる。清水はやり直しとなる。
五十嵐サキの一人娘である幸恵(ゆきえ。鮫島幸恵)は、太一郎(佐藤太一郎)と恋仲なのだが、太一郎は、資産家の伊賀健二の息子であり、伊賀健二は、やはり資産家である会社社長の娘である珠代(島田珠代)と太一郎を結婚させるつもりである。幸恵にはストーカーがいる。平山昌雄であるが、実は平山は珠代の父親であった。
そして、五十嵐サキと伊賀健二はかつて恋仲であり、二人の間に娘が生まれたら「幸恵」という名にしようと話し合っていた。その後、サキが健二の前から突如姿を消したのだが、幸恵は自分の娘なのではないかという疑問が健二の頭に浮かぶ。だとすると、幸恵と太一郎は姉弟ということになり、結婚することは出来ない……。

今日も以前観たようなストーリー展開であったが、出演者のアドリブが面白く、楽しめた。

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2019年3月28日 (木)

笑いの林(116) 「きん枝改メ四代桂小文枝襲名披露公演」@NGK

2019年3月12日 なんばグランド花月(NGK)にて

 

午後7時15分から、なんばグランド花月で「きん枝改メ四代桂小文枝襲名披露公演」を観る。出演は、桂小文枝の他に、桂坊枝、桂文珍、月亭八方、桂春團治、桂文枝、桂ざこば、笑福亭仁智、三遊亭円楽(登場順)。

 

前半が落語、仲入りを挟んで桂小文枝らによる襲名披露口上があり、その後に三遊亭円楽の落語、トリに桂小文枝の落語が来る。

 

 

前半の落語の出演は、桂坊枝、桂文珍、月亭八方、桂春團治、桂文枝。

 

 

桂坊枝は古典落語の「時うどん」をやる。うどんの勘定の誤魔化し方を覚えた男が、真似しようとして逆に損をするという話である。

 

 

桂文珍。電車に乗っているとお年寄り二人が、「あれ」「え?」「そうよね」「ああ」と文珍の方を見ながら話していて「もう名前が出てこない」年だという話から入り、若者はスマホに向かって「大阪 落語 眼鏡」と言って検索しようとする。「聞いてくれたら答えましたのに。『鶴瓶です』」
というところから創作落語「メディアの海」に入る。パソコンが使えないおじさんの話に始まり、スマホが先代の桂小文枝や桂米朝、先代の春團治など他界した人々に繋がり、遂にはスマホの中の世界に入ってメディアの海を渡るようになる。メディアの海の向こうのあの世には大きな川が二本流れているが、Amazon川とLINE川だそうである。

 

 

月亭八方。八光の小学6年生になる息子が一人で遊びに来て、「吉本いろはがるた」(「い 岩尾と後藤でフットボールアワー」「ろ ローン地獄で八光大変」など)をやったという話から、「狸賽」に入る。ばくち打ちが助けた狸にサイコロになって貰って一儲けたくらむという話である。
賭場で狸に出て欲しい数を言うのだが、「なんで数を言うんだ」と咎められたため、符丁を使うことに。だが、一と二しか打ち合わせておらず、五が欲しかった男は「梅鉢の紋、菅原道真公」と五に近い紋様を示すが、狸は勘違いで菅原道真公そのものに化けてしまうというオチであった。

 

 

桂春團治。「落語家協会には260人ほど所属していますが、誰もやらないものをやります。なんで誰もやらないかといえば、しょうもない話だから。タイトルを覚えて貰わないといけません。『死ぬなら今』」
「地獄の沙汰も金次第」ということわざにちなむ作品で、ある男が閻魔大王に贈賄をし、本来地獄に落ちるはずが極楽行きが決まった。しかし、密告があり、極楽の阿弥陀如来らが軍を差し向け、閻魔大王と鬼達を収賄容疑で捕らえる。ということで今なら閻魔大王の裁きを受けずに極楽にフリーパスという話である。

 

 

桂文枝。創作落語「大・大阪辞典」。東京の銀座で生まれ育った女性が大阪出身の男性と結婚したのだが、夫の転勤で大阪に引っ越すことに。武家の都である東京と商人の町である大阪とでは大違いなので、形だけでも大阪通にならないとと考えた女性は、「大・大阪辞典」を買って来て勉強することに。大阪通クイズで100点満点中50点は取りたいというので、夫に問題を出して貰って挑む。「『次の大阪弁を日本語に直しなさい』。日本語ってなんやがな? 大阪をどこや思うてんのや? 『おいど』(正解は「お尻」である)」「次の日本語を大阪弁に直しなさい。『鳥肌』(正解は「さぶいぼ」)」「次の日本語を大阪弁に直しなさい。『ものもらい』(正解は「めばちこ)」という知識問題から、「こんな時、大阪ではどうする」どいう状況判断間問題まで揃っている。状況判断問題は大阪人の粋(すい)が感じられるものになっている。
ちなみに、先代の桂小文枝(先代の桂文枝でもある)がCMに出ていたということにちなんでか、「千日前の千日堂のコマーシャルソングを歌いなさい」という知識問題もあり、文枝は歌声を披露していた。

 

 

 

中入り後の口上。出演は、四代桂小文枝を中心に、桂ざこば、桂文枝、桂春團治、月亭八方、三遊亭円楽、笑福亭仁智(掲載順)。司会は桂坊枝が務める。

 

ちなみに桂文枝と桂小文枝両方の名跡が揃うのは実に115年ぶりだそうである。

 

桂文枝が、「これからは小文枝師匠と呼ばなければならない」というも「この師匠、少々アホでして」と小文枝が選挙に出た時の話をする。きん枝時代の小文枝は「大阪には100万のお笑い票がある」と豪語するも、ふたを開けたら僅か4万票の泡沫候補に過ぎなかったのだが、「二期目どうしよう?」と当選してもいないのに心配していたり、選挙演説のため船で道頓堀に漕ぎ着けたのだが、寄ってきたのはみな中国人だったという話をしていた。

 

三遊亭円楽は、若い頃に小文枝と京都で勉強会をやることになったのだが、円楽を呼んだ理由が「僕は友達がいないから」と打ち明けられて、「気が合いそうだ」と思ったことを話す。

 

桂ざこばは、四代桂小文枝のことを「三代目桂小文枝」と間違えていたりしたが、「これが脳梗塞です!」と病気ネタにしていた。

 

 

 

三遊亭円楽の落語。先程の口上での桂ざこばの発言を枕として使い。「脳梗塞はずるいですよね。私も肺がんじゃなくて脳梗塞になれば良かった」と語る。
演目は「寄合酒」。皆で酒を飲もうという話になったのだが、どいつもこいつも金はない。それでも酒は飲まなければならないというので、角の乾物屋からあれこれ持ってくるという、角の乾物屋にとっては難儀な話である。

 

 

そしていよいよ四代桂小文枝が登場。文枝や文珍とは同門だが、彼らと違って自分は出来が悪かったという話をする。先代の小文枝は温和な人だったが、稽古で当代の出来が悪かったため、物差しで叩かれるのが常であったという。
演目は「天神山」。大阪の天王寺付近を舞台をした落語である。
へんちきの源助が一心寺(現在は骨仏の寺として有名。また断酒の願掛けを行う寺院としても知られている)の墓場で墓石を見ながら酒を見るという花見ならぬ墓見を行う。若くして亡くなった「いと」という女性の墓の前で飲んでいたのだが、「いと」のしゃれこうべが出てきたため、持ち帰って花を生けようなどと考える。
ところがその夜、源助の住む長屋の戸を叩くものがある。何かと思ったら「いと」の幽霊である。しかし、源助は変わり者なので幽霊と結婚することに。
一方その話を聞いた、源助のお隣さんである安兵衛は、幽霊の嫁を求めて一心寺へ。しかししゃれこうべに出会えず、その北にある安居天神(真田幸村終焉の地として知られている)に行ったところ猟師に捕まった狐を助けることになる。そして女に化けた狐を嫁にするのだが……。

 

二つの物語がバトンタッチする演目で、寄り道が多く、正直「長い」とも感じられたのだが、こうした余分の多い芸能はある意味、時間を気にしなくてもいいという文化的な豊穣さの証でもある。とはいえ、私は京都から来ていたので帰りの電車の時間が気になっていたのだけれど。

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2019年2月20日 (水)

笑いの林(115) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「借金と慰安旅行のためにがんばりまショー!」

2013年4月27日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分より、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「借金と慰安旅行のためにがんばりまショー!」を観る。


「祇園ネタ」の出演者は、フルーツポンチ、桜 稲垣早希、COWCOW、大平サブロー、宮川大助・花子。

フルーツポンチは、亘健太郎がバンドを脱退することに決めたドラム奏者を、村上健志がそれを引き留めるバンドの後輩を演じたのだが、村上が「ドリカムやB'zみたいになりたいって言ってたじゃないですか」と言って、「ドリカムもB'zもドラムはいない」と突っ込まれる。更に村上が亘のために曲を作ったのだが、タイトルが「お荷物」で、亘が自分のことを見下していると怒るネタであった。


桜 稲垣早希。おなじみになった「桜 稲垣早希の○○の十数年後」。早希ちゃんが35歳になったスタジオジブリアニメのかつてのヒロインに扮し、ジブリアニメの登場人物を次々登場させるというネタである。


COWCOWはいつもの回文ネタ。「竹藪焼けた」に対して、多田が「パパ、竹藪焼けた、パパ」と回文にパパをつけただけの安易な作りで返してしまう。その後、多田が女性役、山田が男性役でドライブデートの話になり、今の気持ちをしりとりで表すことになるのだが、山田の「ここでキスしないか?」に多田は「帰れ!」と言ってしまう。多田と山田が浜辺で戯れる場面。女性役の多田が「追いついたらキスしてあげる」という話になるのだが、途中で多田は車に乗って逃げてしまってどうにもならないという結末を迎える。


太平サブローは、京都のタクシーの話から入る。京都のタクシーにはカラオケ装置がついており、それでサザンオールスターズの「TSUNAMI」を歌うことになったのだが、交差点で止まると周りの運転手が自分の方を見る。不審に思って運転手に尋ねると、「あ、これスピーカーで外に流しています」とのことだった。

最近はクイズ番組の司会などもしたいのだが、今は、クイズ番組の出演者は二極化していて賢いかアホかのどちらかでないと駄目で中途半端な人には仕事が回ってこないという。ロザンの宇治原史規は新聞を4紙購入していて、それを全部読んで内容を全て記憶しているそうである。サブローも真似をしてみたが、1紙読むのに3日かかり、天気予報しか覚えられなかったという。一方、アホはジミー大西クラスでないと駄目で、ジミー大西は絵画に才能を全部つぎ込んでしまったと話す。
それからお金の話になり、バブル期に明石家さんまが出演したコーヒーのギャラが1億4千万円だったとか、高倉健の「ぽっぽ屋」で駅で列車を見送る駅員役のギャラが8千万円だったとか、JRAのCMで、高倉が「馬の気持ちが分かった気がする」というセリフ一つのみの出演でギャラが2億円だったという。


宮川大助・花子。大助が6年前に脳内出血で倒れた話から始まる。花子が「脳が無いのに出血ってどういうこっちゃ」、娘が「お母さん、お父さんが無事に戻ってきたらどうしよう」と言って笑わせる。大助が休んでいる間、花子は一人で舞台に立ったが「楽だったわ」の一言。花子が内臓癌で手術し、3ヶ月休んだときは、大助も「一緒に3ヶ月休んでくれた」「吉本には大助一人で舞台に立たせてくれと頼んだが、『頼むから休んどけ』と断られた」という話になる。
それから、大助の父親が大助そっくりだという話になり、仏壇の遺影を見た後で大助を見て噴き出さない人はいないという話になる。
最後は現在、二人が住んでいる生駒山の話。リス、タヌキ、キツネなどが出るという。花子は寒いときにはキツネを首に巻いてタヌキを頭に被るというが、「そんなことあるかいな」と大助に突っ込まれる。


吉本新喜劇「借金と慰安旅行のためにがんばりまショー!」。出演は、高井俊彦、安尾信之助、太田芳信、佐藤太一郎、奥重敦史、レイチェル、いちじまだいき、島田珠代、五十嵐サキ、前田真希、前田まみ、平田健太(新人)、チャーリー浜。

吉本温泉の「旅館ぎをん」が舞台。ぎをんはオンボロ旅館で客が来ず、借金が1000万に膨らみ倒産寸前。にも関わらず、安尾信之助、レイチェル、島田珠代ら従業員は慰安旅行でどこに行くかを検討している。久しぶりに平田健太と前田まみのカップル、そしてアラブの富豪風の男(チャーリー浜)とその秘書(五十嵐サキ)が泊まりに来るが、ヤミ金屋の太田芳信と奥重敦史が借金の取り立てに来る。奥重敦史が太田芳信を殴るシーンがあるのだが、奥重のパンチが太田の鼻に実際に入ってしまったそうで、鼻をやられた太田が涙を流しながら演技する場面があった。

ぎをん主任の高井俊彦のところに、大学の同級生で今はテレビ局のディレクターをやっている佐藤太一郎がやって来る(佐藤太一郎がアフリカ系に間違えられたりするお約束のオチあり)。佐藤は旅番組のディレクターをしていて、今度、旅館ぎをんを取り上げたいという。高井は、ぎをんの名物としてショーをやっていると嘘をつく。ただ、実際にショーをやってテレビに映れば、宣伝効果抜群で客が押し寄せ、旅館も繁昌して借金が返せるのではないかという希望が膨らむ。しかし、実際のショーの出来は酷いもので……。

実はアラブの富豪風の男はチャーリー王国の国王であり、国王はショーが面白かったといって、1億クサイ(クサイはチャーリー国の通貨単位)を旅館ぎをんにプレゼントする。しかし、1億クサイは日本円に直すとわずか800円で……、というところでドタバタとなり、幕となった。

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2019年2月15日 (金)

笑いの林(114) 「小泉エリVS桜 稲垣早希 ~堺の筋の本の町の女の戦い~」

2013年4月4日 大阪・堺筋本町のテイジンホールにて

午後7時から大阪のテイジンホールで「小泉エリVS桜 稲垣早希 ~堺の筋の本の町の女の戦い~」を観る。
マジシャンの小泉エリとお笑い芸人の桜 稲垣早希がライバルとして対決する公演の第3回目。タイトルはテイジンホールの目の前にある大阪市営地下鉄堺筋本町(別名:船場西)駅に由来する。


新社会人をイメージしたスーツ姿で二人が登場することが告げられる。まずは早希ちゃん。まだ売れる前の5年前に、あるドラマにエキストラとして出演するために購入したというグレーのスーツである。シャツは濃い水色である。
続いてエリさん登場。正確にいうとスーツではなく礼服で10年前の法事の時に買ったという。エリさんは「南無阿弥陀仏」と唱える。
エリさんはマジシャンの娘で大学在学中にマジシャンとしてデビューしており、また早希ちゃんは吉本に入る前はフリーターをしながら大阪の小さな芸能事務所を転々としていたので二人とも普通の会社でスーツを着て働いたことはない。早希ちゃんは高校卒業の際に就職担当の教師に「女優になりたい」と言い続けて匙を投げられたことがある。彼女はOLにはなれないタイプなので、芸能人になることが出来てラッキーだったと思う。

まずはプロフィール対決だが、お互い嘘ばかり。早希ちゃんはバストサイズを誤魔化すし(早希ちゃんは胸が小さく、自虐ネタとして使うことがある。ずばり「貧乳」という名のネタもある)、ミス愛染娘の合格率が円グラフでは3%と書かれているのだが、下の方には「合格率0.03%と思いっきり嘘が書いてあり、早希ちゃんも0.03%と主張する(ミス愛染娘は複数の女性が選ばれるのだが、その中でも1位は選出されており、早希ちゃんは1位は逃している。1位のみをミス愛染娘という場合があるので注意が必要である)。そして時代劇「剣客商売」に女優として出演したと語る(これは本当だが、出演時間はトータルでも5分に満たない。なお「剣客商売」は現在はDVDで観ることが出来る。)。
エリさん。自分は小泉純一郎元首相の娘だと言い(実際は小泉純一郞似のマジシャン横木ジョージの娘である)、ミス京都審査員特別賞を受賞しているという(これは本当)。その際の水着審査の写真も舞台後方のスクリーンに映されるが、胸の膨らみが乏しいにも関わらず「胸の谷間」を評価されたと言い張る。また「新・科捜研の女」に出演。最初はマジシャンの手役だったのだが、現場で監督に出演を勧められ、役を貰って出たという。またかつてコンビを組んでおり、「さんまのまんま」に出演したこともあるという(当時の写真がスクリーンに映されるが、その頃のエリさんは本当に美人系である。なぜ今、こうなってしまったのかがわからない)。

プロフィール対決はエリさんの勝利。なお、暗転後、衣装をチェンジして出てきた際にエリさんが「第1ラウンドは私が勝ったので有利です」と言ったのは流れから言ってプロフィール対決に勝利したことだとわかるのだが、早希ちゃんは勘違いしたようで、「小泉エリVS桜 稲垣早希」が3回目で、第1回はエリさんの勝利、第2回が早希ちゃんの勝利であることから「第2ラウンドは私が勝ちました」と発言。エリさんがそうではないと言うが早希ちゃんは理解出来ず、おそらく会場内で早希ちゃんだけが勘違いしているという妙な空間が出来上がる。

ここで司会者が紹介される。早希ちゃん出演の舞台では場、ザ・プラン9のヤナギブソンが司会を務めることが多いのだが、今回もやはりヤナギブソンの司会であった。

第2ラウンドのゲームコーナー。まず、「剣玉で大皿に乗せる」という簡単な課題が出されるのだが、エリさんはミス。早希ちゃんは球を大きく振り上げたが大皿に乗せて成功した。

次からのゲームは早希ちゃんの方が簡単で、エリさんの方が難しいという明らかに贔屓ありのものが続く。早希ちゃんが「1m先のゴミ箱にゴミを入れる」であるのに対し、エリさんは「ブーメランキャッチ」という初めてやる人はまず成功不可能な課題が課されるという具合である。

二人とも天然キャラということで、テストも出る。エリさんは「リンゴを漢字で書く」というもの。林檎という字は書くのが難しいとされる漢字の中でも出題率が高く、テレビで「ふぞろいの林檎たち」をやっていた頃には、ある企業が「リンゴを漢字で書け」という出題をしたところ全員が正解したという話が残っており、比較的簡単な出題なのだが、エリさんは林檎の「檎」と車偏に倫の右側という妙な感じを書いてしまいアウトとなるちなみに早希ちゃんは椎名林檎が好きなので「林檎」は書けるらしい。

早希ちゃんには、「虎を英語で書きなさい」という超ラッキー問題が出されたのだが、早希ちゃんは問題の意味自体が分からないようで、「TORA」と書いて不正解。おまけに最初は「TOPA」と書いて書き直したらしい。ヤナギブソンが「阪神?」と聞くと早希ちゃんは「タイガース?」と答えるが、TIGERが虎だと最後まで理解出来ていないようであった。

最後はエリさんがエリさんがマシュマロキャッチに失敗。早希ちゃんもヤナギブソンがトスしたゴムボールをプラスチックバットで打ってホームランにするという課題に空振りで失敗となった。
このラウンドは早希ちゃんが勝利した。

VTRを使っての絵画しりとり対決。それぞれ絵を描いてそれが何かをあて、語尾を頭文字とした絵を描いてリレーしていくというもの。早希ちゃんは画は得意である。ただ、早希ちゃんは発想が他の人と違うため(芸人としてこれはいいことなのだが)普通の人なら選ばないものを絵に描いてしまう。一方、エリさんは、キリンの絵を描いたのに首が長くないなど画は得意ではないようだ。


男性ゲストを招いての第3ラウンド。早希ちゃんは、R-1ぐらんぷりの常連で、前回では優勝こそ三浦マイルドに譲ったものの、見事準優勝に輝いたヒューマン中村を呼ぶ。早希ちゃんによるとヒューマン中村を選んだ理由は同じピン芸人だからというだけのようで、しかも二人は初対面らしく、ヒューマン中村は「まだ早希ちゃんと目を合わせていない」と語る。

エリさんは、ヤナギブソンと同じザ・プラン9のメンバーでR-1ぐらんぷり優勝経験もある浅越ゴエを呼ぶ。

ヒューマン中村はフリップ芸を披露したが、「稲垣早希を地名風にすると」という題で、「私が『どうせ稲垣崎』とかだろう」と思っていたら、漢字が違うだけの「稲ヶ木崎」であった。なんのひねりもないじゃないか。「エリさんを敵風にすると」という題に私は「コイズミエルじゃないか」と思ったら、本当に「コイズミエル」であった。ヒューマン中村、今日は不調のようである。他に小泉エリを小物に見せるということで、「長州小力、小石田純一、小泉エリ」と併記するネタを披露した。


二人一組になってクイズに答える。二人一組で使う机の間に仕切りがあり、パートナーの答えは分からないようになっている。まずは、「敵ばかりで仲間がいない状態。○○□□」。答えは当然「四面楚歌」である。「楚」の字は滅多に使わないのでひらがなでもOKということになる。○○の部分をヒューマン中村と浅越ゴエは「四面」と当てるが、□□の部分を担当した女性陣は、エリさんは「孤立」、早希ちゃんは「滅亡」と書いて不正解。

次は、「国境の○○を抜けると□□であった」という川端康成の小説『雪国』の冒頭を当てる問題。『雪国』の冒頭であることは当然伏せられている。正解は勿論、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」であるが、男性陣はともに「長い」と飛ばして「トンネル」だけで不正解。早希ちゃんは「家賃」と意味不明の答え。エリさんも知らないようで、「彦星」と解答。しかも織姫か彦星で迷ったというなんでそうなるのかよく分からないものであったが、夢があるということでエリさんチームの勝ちとなった。

ブルース・リーの名言、「Don't ○○.□□」に、小泉エリは京都外国語大学卒なの有利だと言う。答えは「Don't think.feel」で、浅越ゴエは「think」を当てたが、ヒューマン中村は「feel」と書いてしまう。
女性二人は互いに罵り合っていたが、共に「me.」と書いてしまっており、客席の笑いを誘う。

続いて、誰が書いたかもわからず、歌詞もなく、聞いたこともないメロディーの曲を二人でデュエットするというゲームを行う。即興で歌を作るのが趣味という早希ちゃん有利の問題である。

ヒューマン、稲垣組からスタート。ヒューマン中村が「午前2時、バーからの帰り道」、早希ちゃん「あなたいつも同じ服」、ヒューマン中村「これが勝負服なのさ」、早希ちゃん「あたしデニム」は嫌いなの」、ヒューマン中村「俺はお前の事が好きなのさ」、早希ちゃん「あたしあなたのことは嫌いなの。あの人が好きなの」
大まかであるがこうした内容の歌であった。

浅越ゴエ、小泉エリ組は、浅越ゴエ「あなたを残してこの部屋を出るわ」という女歌風の出だしだったが、このままでは女二人の歌になってしまうので、エリさんが「あのとき、言いたかったの、うん」と女に戻し、その後は、浅越ゴエが「エリー、エリー」と相手の名前を呼び、エリさんも「ゴエ、ゴエ」と相手の名前を叫ぶという意味不明の展開になってしまった。


ブログ対決。互いのブログを更新し、その出来を競うというもの。ブログ更新の合間は溶暗し、絵画しりとりゲームの続きが流される。

ヤナギブソンが客席の拍手の大きさで決めようというが、マジシャンで現在は準レギュラー2本のエリさんよりも、「ロケみつザワールド」の看板で、CMにも出演し、レギュラーも多く、準レギュラーもある早希ちゃんの方がどうしても人気が高くなるのは当たり前なので、エリさんは反対。しかし、結局、拍手の大きさで早希ちゃんの勝利となった。


演技対決。有名ドラマのシーンを流し、実際とは違うセリフを即興で言うというもの。最初は韓国ドラマ「冬のソナタ」。早希ちゃんは流石の頭の回転の速さを見せ、ペ・ヨンジュンの「無理だよ」という最後のセリフから逆算して、「好きだから結婚して下さい」というセリフを作って、客席を笑わせた。

次は「ごくせん」。成宮博貴演じる生徒とヤンクミこと山口久美子を演じる仲間由紀恵の口論の場面。成宮博貴演じる高校生が「ホスト」というセリフを口にすることから、縛りが多くなり、二人とも半端な出来になってしまった。

最後は、「警部補・古畑任三郎」より堺正章演じる歌舞伎役者が犯人の回。時系列的にいうと古畑任三郎シリーズ最初の事件であり、三谷幸喜が最初に書いた古畑作品で、田村正和がこの脚本を読んで出演を決めたという回である(放送時は第2話として流された、第1話の犯人役は三谷幸喜が大ファンだという中森明菜であった)。
堺正章の「3時か、良い頃合いだね」という深夜の3時を、昼の3時に入れ替えた早希ちゃんが「おやつどうですか」とセリフを挟むという頭のキレの良さを見せて勝利した。早希ちゃんは知識には乏しいけれど、こうした課題には本当に聡い。世の中には普通の人が当たり前に出来ることが出来ないのに、常人が出来ないことをさらりとやってしまう人がいる。早希ちゃんはそのタイプだろう。
ヤナギブソンにもやって欲しいという二人からの要望を受けて、ヤナギブソンも古畑に挑戦するが、「4時ですよね」と言って全く受けず、自分から下手袖に退場してしまった。


クイズ罰ゲームコーナー。クイズに答え、答えられなかった方は罰ゲームを受けるというもの。事情により罰ゲームの内容は書けない(エリさんも書かないよう客席に懇願していた)。

世界で初めて宇宙を飛んだ宇宙飛行士、ソ連のガガーリンの名言は、という問いには時間はかかったもののエリさんが「地球は青かった」と答えて正解。
地上デジタル放送の発信のために建てられた建物は? との問いには早希ちゃんが「スカイツリー」と答えて正解(東京が入っていないがよしとされたようだ)。早希ちゃんは最近、あるクイズ番組で同じ問題が出たと言っていた。

世界三大珍味の問いに、エリさんがフライングで手を挙げ、全てを出そうとするが、フォアグラとキャビアしか出ない。早希ちゃんがトリュフと言って、早希ちゃんの正解となる。

「敵は本能寺にあり」と言ったのは誰か? という問いにエリさんは「織田信長」と答えてヤナギブソンに呆れられるが、早希ちゃんも歴史は苦手なので「徳川家康」と知っている戦国武将を言っただけ。エリさんは、「豊臣秀吉」とまた変な答えをしたが、続けざまに「明智光秀」と言ってようやく正解する。

「七福神の中で唯一の女性は?」という問い(答えは勿論、弁財天、弁天様)には二人とも「??」状態で、早希ちゃんが「もう一度問題を言って下さい」と言ったため、ヤナギブソンは正解が出ないと判断。二人が代表作としている「旅」が答えの問題に変える。「可愛い子には何をさせろ」に、早希ちゃんが「旅」と答えて正解。

最終結果は早希ちゃんの勝利となった。

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2019年2月12日 (火)

笑いの林(113) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「彼は妹に恋をする!?」2012年12月25日

2012年12月25日 よしもと祇園花月にて

午後3時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「彼は妹に恋をする!?」を観る。


「祇園ネタ」の出演者は、銀シャリ、桜 稲垣早希、ファミリーレストラン、まるむし商店、ザ・ぼんち。


銀シャリは、鰻和弘(うなぎ・かずひろ)の苗字が珍しいという話になる。鰻という苗字の人は全国に6人しかおらず、そのうち4人を鰻和弘の家族が占めているということで、相方の橋本直が「後の二人とはどういう繋がりなんでしょう。というより何で全員家族じゃないの?」と突っ込む。
鰻という漢字を読んで貰えず、病院の受付で、「まむじさーん」と呼ばれたりするという(ちなみに鰻の関西では「まむし」と呼ばれることがある)、その他にも「魚さーん」と偏だけで呼ばれるといい、「『サザエさん』の家族は全員こないなくなる」と橋本は言う。

テニスのスマッシュの時の掛け声が格好良いという話になり、鰻がスマッシュをするが、ボールをトスしてから「俺のこの熱いボールを受けてみろ。行くぞ!」と言って、橋本に「長すぎる。その間にボール落ちてる」と突っ込まれた。


桜 稲垣早希。演目は「おねえさんといっしょ」。セリフが飛んだところがあったが、何とか上手くごまかす。


ファミリーレストラン。
「滋賀県住みます芸人」ということで、原田良也が「滋賀を有名にする曲を作ろう」と提案し、滋賀県出身の有名シンガーであるTMレボリューションの曲の替え歌をしようと提案する。だが「体を夏にして過激で最高」を「琵琶湖を空にして、小麦粉埋めよう」という意味不明の歌詞になってしまう。
その他、「琵琶湖わんわん王国」の歌を歌って、相方の下林朋央に「もうつぶれたわ」と突っ込まれる。原田は更に、びわ湖温泉ホテル紅葉の歌を歌って、下林に「来年の1月で閉鎖や」と再度突っ込まれる。
その他、滋賀県の特徴として、「コンビニの駐車場滅茶苦茶広い」。「平和堂(滋賀県各地にあるスーパー)滅茶苦茶でかい」などと歌う。


まるむし商店。
おなじみのしりとりネタ。
東村雅夫が「からす」で始めたしりとりを、磯辺公彦が語尾が「す」になるように返すとうわざである。「すす」、「スリッパ」、「パンパース」などとやり取りが続き、磯辺は返す度に「すんません」と言う。テンダラー・浜本に言わせるとこれが可愛いらしい。東村が客席に「何かありませんか?」と聞いてきたので、「スコットランド」と私が言うと、磯辺は「ドス」と返した。


ザ・ぼんち。
里見まさとが、「18から漫才を始めて、考えてみれば今年で還暦」というと、おさむは、「君は考えんと年を取らんのかいな」と突っ込まれる。この「君は考えんと」ネタは何度か繰り返された。
まさとが、「年を取ると、トイレが近くなる」と言うと、おさむは「いや、去年、リフォームして部屋からトイレまで遠くなった」と別の「遠くなった」で返してぐちゃぐちゃになった。


吉本新喜劇「彼は妹に恋をする!?」。出演は、清水けんじ、内場勝則、中田はじめ、安尾信乃助、高井俊彦、大島和久、森田展義、太田芳伸、いちじまだいき、前田真希、井上安世、桑原和男。

花月ラーメンが舞台。店長の清水けんじの下の妹である安世は、だいきとの結婚を考えているが、だいきの母親である桑原和子(桑原和男)は、大金持ちである桑原家の跡取りとラーメン屋の娘では釣り合いが取れないと結婚には消極的である。

けんじの上の妹である前田真希は、「女優になる」と言って、けんじと喧嘩をして家を飛び出したまま何年も戻っていない。そんな真希が妊娠して帰ってくる。女優を諦めて同棲相手と結婚を考えたが、相手が突然蒸発してしまい、行き場がなくて戻ってきたのだ。妊娠しているとなると安世の結婚に響くということで、花月ラーメンの隣でクリーニング店を営む高井俊彦と真希を結婚させよう、妊娠して出っ張った腹は、太ったということにしようと強引に話を進め、高井俊彦も結婚に乗り気になる。

吉本不動産の森田展義がやって来て、グルメに力を入れてチェーン店を出したいので花月ラーメンのレシピを提供して欲しいと頼むが、けんじは断る。

その後、大島和久が花月ラーメンにやって来る。大島は真希と同棲し、妊娠させた相手だった。
大島は、200万の借金があると言い、真希に迷惑をかけたくないために消えたのだという。だが、その後ろには吉本不動産の企みがあった。

稽古期間が極端に短いため、毎回のようにミスのある吉本新喜劇であるが、今日は初日でありながら大過なく終えることが出来た。

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