カテゴリー「楽興の時」の48件の記事

2024年7月20日 (土)

楽興の時(48) Salon&Bar SAMGHA MANGETSU LIVE 2024.4.24 小出智子(リュート)

2024年4月24日 元本能寺町そばのSalon&Bar SAMGHAにて

元本能寺の近く、油小路に面したSalon&Bar SAMGHAで、MANGETSU LIVEに接する。
毎月、満月の日にSAMGHAで行われる古楽を中心とした演奏会。今日はリュート奏者の小出智子がソロで出演する。

小出智子は、同志社女子中学校時代にクラシックギターを始め、同志社大学英文科卒業後、会社員生活を経てリュートを始め、関西を中心にリュートの演奏活動を行っている。左京区下鴨の月光堂音楽教室リュート科講師であり、日本リュート協会理事も務めている。

バロック時代までは盛んに奏でられていたリュートだが、その後、急速に衰退。弦の数が多すぎることや音が小さいことなどがその理由とされる。ギターやマンドリンといった楽器に取って代わられ、20世紀半ばに古楽ブームが起きるまでは過去の楽器扱いだった。現在も知名度こそ回復しているが、レパートリーが古い時代のものに限られるということもあり、演奏家の数や演奏を教える教室の数などもギターなどに比べると段違いで少ない。

午後7時からと、午後8時から、それぞれ演奏時間30分ほどの2回公演。
小出はまず、「誰でも知っているはず」の曲として「グリーンスリーブス」を演奏する。
リュートの音楽の多くが、パッサメッツォというコード進行で出来ているということで、パッサメッツォの進行による音楽が何曲も奏でられた。

服部良一の「蘇州夜曲」を弾いて欲しいというリクエストがあったのだが、小出が出だししか知らないということで、私が急遽アカペラで「蘇州夜曲」を歌って協力したりした。
その後、ネット上にあった「蘇州夜曲」の楽譜が印刷されて配られ、皆で歌うことになったが、印刷した譜面は渡辺はま子が歌った女声バージョンを元にしているため、キーが高く、男声には歌いにくかった。

リュートの主なレパートリーとしてベルガマスカ(ベルガマスク)という北イタリアのベルガモ地方の中世の舞曲があり、第2部ではベルガマスカを中心として演奏が行われた。
フランスの作曲家であるドビュッシーがベルガマスク組曲(第3曲の「月の光」が有名)を、フォーレが「マスクとベルガマスク」という舞台音楽を書いているが、フランスにおけるベルガマスクは、イタリア発の中世のベルガマスクとは趣が大きく異なるようである。

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2024年5月31日 (金)

楽興の時(47)「TAIWAN+PLUS 2024 京都新宝島 KYOTO FORMOSA」音楽ステージ2日目 キンボー・イシイ指揮Style KYOTO管弦楽団ほか

2024年5月12日 左京区岡崎の京都市勧業館 みやこめっせ3階「第3展示場」にて

左京区岡崎の京都市勧業館 みやこめっせ3階「第3展示場」で、「TAIWAN+PLUS 2024 京都新宝島 KYOTO FORMOSA(台湾の別称。「美しい」という意味である)」というイベントの2日目にして最終日を見に行ってみる。台湾の屋台と、音楽ステージで行われる演奏の二本柱で行われる2日間のイベント。「TAIWAN+PLUS」は、これまでは東京の上野で行われてきたが、今年は文化施設が集中する「京都の上野」ともいうべき左京区岡崎のみやこめっせで行われることになった。入場無料である。

音楽ステージでは、キンボー・イシイ指揮のStyle KYOTO管弦楽団(イベント会社のStyle KYOTOがメンバーを集めたオーケストラで、常設ではないと思われるが、ゴールデンウィークにロームシアター京都で行われた「『のだめカンタービレ』音楽祭 in KYOTO」にも出演しており、仕事は多いようである)の演奏が行われており、京都市少年合唱団による「日本の四季・京のわらべ歌」(編曲:松園洋二)、京都市出身で同志社大学卒の毎日放送(MBS)アナウンサー・西村麻子が『徒然草』の現代語訳テキストを朗読する岸田繁(くるり)作曲の「京わらべ歌による変奏曲~朗読とオーケストラのための~」(広上淳一指揮京都市交響楽団の演奏、栗山千明の朗読によって初演された曲である)が取り上げられていた。西村麻子はアナウンサーだけあって朗読も安定感があって上手い。

ラストは台湾の少数民族・普悠瑪族出身の一族の歌唱による普悠瑪音樂家族×Style KYOTO管弦楽団の演奏が行われる。普悠瑪族は、台湾の台東市に住む少数民族で、南王村に居住することから南王族とも呼ばれているようである。全員、民族衣装を着ての登場。
「小鬼湖の恋」「冬の祭り」「美しき稲穂」「卑南山」「祖先頌歌」「みなさんさようなら(再見大家)」といった普悠瑪族の民謡が歌われ、キンボー・イシイ指揮のStyle KYOTO管弦楽団が伴奏を行う。なお、みやこめっせの「第3展示場」は当然ながら音響設計が全くなされていないため、ステージ上にマイクを何本も立てて、スピーカーで拡大した音が流れる。
背後のスクリーンには文字や映像が流れた。

指揮者のキンボー・イシイは、名前だけみると日系人っぽいが、日本人の指揮者である。台湾生まれということと、幼少期を日本で過ごしたほかは、ヨーロッパとアメリカで教育を受けたというところだけが一般的な日本人指揮者とは異なる。最初、ヴァイオリニストを志すも左手の故障のために断念し、指揮者に転向している。本名は石井欽一で、「一(いち)」を横棒に見立てた「キンボー」があだ名となり、師である小澤征爾から「お前はキンボーを名乗れ」と言われたことからあだ名の「キンボー」を芸名にしている。以前は母方の姓も含めたキンボー・イシイ=エトウと名乗っていたが、長すぎるためかキンボー・イシイに改めている。キャリアは欧米中心で、現在はドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州立劇場の音楽総監督。大阪シンフォニカー交響楽団(現・大阪交響楽団)の首席客演指揮者を務めていたこともあるが、関西のプロオーケストラの定期演奏会に出演する機会は最近では余り多くない。今年はNHK交響楽団の演奏会に客演し、NHK大河ドラマのテーマ曲集などを指揮。今年の大河ドラマである「光る君へ」の冬野(とうの)ユミ作曲によるテーマ音楽「Amethyst」や、昨年の大河ドラマ「どうする家康」の稲本響作曲によるテーマ音楽「暁の空」も指揮している。この演奏会は映像収録が行われ、NHK交響楽団の公式YouTubeチャンネルでその模様を見ることが出来る

アンコールとして、「野火」と「大巴望の歌」が歌われ、キンボー・イシイもマイクを向けられて一節を歌った(台湾生まれだけに言葉が出来るのかも知れない)。
かなり楽しい音楽で、珍しさもあり、聴衆に好評であったように思う。


午後5時過ぎに演奏が終わった後も、屋台などは午後6時まで営業を続けるが、食品などは屋内ということもあってか控えめ。お馴染みのパイナップルケーキや、日本ではブームが去ったタピオカ入りミルクティーなどを買って飲んだ。

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2024年4月16日 (火)

楽興の時(46) 「古今東西 弦MEETING」2024.4.11

2024年4月11日 右京区西院のLIVE HOUSE GATTACAにて

午後6時30分過ぎから、西院にあるライブハウス「GATTACA」で、「古今東西 弦MEETING」のライブに接する。出演:尾辻優衣子(二胡)、戸田大地(ボーカル、エレキギター&アコースティックギター)、奥村由希(ボーカル&アコースティックギター)、津軽三味線itaru。

itaruさんは、現在、浄土宗の僧侶としても活動しているが、真宗大谷派の浄慶寺で行われていた仏教の勉強会で知り合いになっている。

尾辻&itaru組と、戸田&奥村組に分かれての演奏。

尾辻&itaru組は、第1曲として松任谷由実の「春よ、来い」を演奏する。二胡は単音しか弾けない楽器なので旋律を奏で、itaruの津軽三味線が合いの手を入れる。二胡が単音しか出せないということで、基本的にほとんどの楽曲でマイナスワンの音源(要はカラオケの伴奏)を用いての演奏が行われた。「今年は桜が遅くて、今の時期にピッタリの曲」と尾辻は述べる。
尾辻は、自作曲の「倖龍(こうりゅう)」(「四神相応」の四神を束ねる黄龍に由来する曲である。京都では学生団体によるよさこい踊りが盛んで、龍谷大学のよさこいサークルとコラボしたことのある曲だそうだ。この曲ではないが、尾辻は母校である同志社大学のよさこいサークルと共演したこともあるそうである)、「犬夜叉 時代(とき)を超える想い」、「朱雀 紫の花」を演奏。自作の「花紐解」では戸田大地のギターとデュオを行った。
itaruは、「アメイジング・グレイス~津軽あいや節」、津軽三味線の曲と言えばの「津軽じょんがら節」を演奏する。
「二胡と言えば」の曲である「賽馬」が最後に尾辻とitaruの二人で演奏された。

itaru、戸田、奥村の3人によるフラワーカンパニーズの「深夜高速」。SMBCのCMソングとして、岡崎体育、三浦透子、岸井ゆきの(英語バージョン)にカバーされている楽曲である。サビの「生きててよかった」は、コロナ禍を経て「生きていてよかった」に変更されたそうで、今日は戸田が「生きていてよかった」、奥村が「生きててよかった」の歌詞で歌う。


戸田&奥村組は、戸田が「ミルキーウェイ」、「平成ブルーバード」を弾き語りし、「侍ハリケーン」でitaruとのデュオも行う。
奥村由希と戸田大地の共演。戸田が、ザ・タイマーズの日本語版「デイ・ドリーム・ビリーバー」(後に忌野清志郎名義でも発表)のイントロを奏で、奥村が不快感を表す。奥村はセブンイレブンで長年アルバイトをしているようで(長いのでバイトリーダーになっているようである)、迷惑な客に対する不満を歌詞にした曲「711」を歌う。セブンイレブンのCMや店内で「デイ・ドリーム・ビリーバー」が流れているので、バイト先でのことを思い出してしまうようだ。
奥村は尾辻の二胡伴奏で、「月」という不倫をテーマにしたバラードも歌った。
最後は戸田と奥村の二人で、コロナの時期に作った「なんかせなあかんな」のデュオを行う。


座談会。奥村が尾辻に、「二胡で弾き語りすることはあるんですか?」と聞く。尾辻は「する人がいないことはないけれど、二胡自体が歌う楽器なので歌ってから弾いてまた歌って」ということで、同時に弾き語りをする人はほとんどいないようである。三味線も弾き語りは余りしないが、三味線の祖に当たる沖縄の三線は弾き語りのための楽器で、演奏者と歌い手の分業制である津軽三味線とはそこが決定的に違うとitaruは述べていた。
PAを務めた人は、今月からGATTACAに入ったばかりだそうで、二胡や三味線など、普段ライブハウスで使われることの少ない楽器の生音を聴いたのは今日が初めてだそうである。

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2022年9月19日 (月)

楽興の時(45) チューバ奏者・坂本光太×演出家・和田ながら 「ごろつく息」京都公演

2022年9月9日 木屋町のUrBANGUILDにて

午後7時から、木屋町のUrBANGUILDで、チューバ奏者・坂本光太×演出家・和田ながら「ごろつく息」を聴く。チューバの特殊演奏とパフォーマンスからなるプログラム。出演は、坂本光太、長洲仁美(俳優)、杉山萌嘉(すぎやま・もえか。ピアニストただし今回はピアノ演奏はせず)。

坂本光太は、1990年生まれのチューバ奏者。現代音楽、即興演奏を得意とする。現在は京都女子大学の助教を務めている。

杉山萌嘉は、1991年生まれのピアニスト。東京音楽大学附属高校ピアノ演奏家コースを卒業後に渡独し、フライブルク音楽大学を卒業。更にカールスルーエ音楽大学の修士課程を修了している。カールスルーエ音楽大学には管楽器科の伴奏助手として勤務。帰国後は京都を拠点としている。

長洲仁美は、茨城県生まれ。京都造形芸術大学を卒業後に、和田ながらのしたためなどに出演している。


プログラムは、「浮浪」(長洲仁美の一人語り)、チャーリー・ストラウリッジの「カテゴリー」、ヴィンコ・グロボカールの「エシャンジュ」(坂本光太&長洲仁美)、坂本光太と杉山萌嘉の「オーディションピース」(二人によるモノローグ)、池田萌の「身体と管楽器奏者による序奏、プレリュードと擬似的なフーガ」(坂本光太&長洲仁美)、坂本光太と長洲仁美による「一番そばにいる」


長洲仁美による「浮浪」は、超口語演劇を模した一人語りだが、個人的には超口語演劇は、友達面してズカズカ人の家に上がり込んで来る厚かましい奴のようで嫌いである。


チャーリー・ストラウリッジの「カテゴリー」は、演奏するというよりもチューバの可能性を広げる音楽で、蠕動のような響きから草原を渡る風のような音へと変わり、機械音のようなものへと変貌していく。

ヴィンコ・グロボカールの「エシャンジュ」は、鍋の蓋(のようなもの)、プラスチック製の盥、道路工事のコーンなどでチューバをミュートしていく音楽で、指示はスマホの画面に映し出され、ミュートするものは長洲仁美がチューバのベルへと指示に沿って差し込んでいく。実のところ、入れるものによって音色が極端に変わるということはなく、むしろマウスピースの使い方によって音が変化していく。動物の声のように聞こえる瞬間があるが、それが「吐く息」のよって作られる音色なのだということを再確認させられる。


坂本光太と杉山萌嘉による「オーディションピース」。二人は楽器は演奏せず、演奏している時の心の声を語る。「のだめカンタービレ」の演奏シーンの拡大版のようでもあり、あるいはコロナ禍にニコニコ動画で行われた無観客演奏の配信時に観客が演奏中の心の声を書き込んだように、今回は演奏家側が演奏中の心の声を届けるという試み。ただし音楽は奏でられないし聞こえない。一応、台本はあるようだが、譜面を見ながら即興で語る部分も多そうである。
二人とも音楽家であるが、喋りもなかなか達者であった。


池田萌の「身体と管楽器奏者による序奏、プレリュードと擬似的なフーガ」。
坂本光太と長洲仁美がペットボトル入りのミネラルウォーターを手に登場。坂本は、マウスピースを接続したビニールチューブを持っているが、先には朝顔が着いていて、これで演奏を行う。演奏中は坂本が長洲を抱え上げ、人体がチューバに見立てられる。
長洲は、水を一口含む度に、「屯田兵」「富田林」といったように「と」で始まる単語を口ずさむのだが(私だったら途中からさりげなく「徳川十五代将軍全員の名前」をつっかえつつ挙げるという演出にしたと思う)、ビニールチューブチューバの演奏は、「『ドローン』から『ローン』を取り、濁点を抜いた『ト』」の音で演奏される。


「一番そばにいる」は、坂本の演奏するチューバのすぐそばに長洲がいて、メロディーを模倣したり(もう少し近づけても良かったかも知れない)、状況を説明したりで(今いるUrBANGUILDから、高瀬川と鴨川の間、そして京都盆地、更には日本全土へと拡がり、またすぐそばの状況へと戻ってくる)、格段面白いというほどではないのだが、親しみの持てる画を作り出していた。

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2022年9月 9日 (金)

楽興の時(44) さわひらき×mama!milk×かなもりゆうこ 「Ephemera」

2022年9月2日 木屋町のUrBANGUILD Kyotoにて

午後8時から、木屋町のUrBANGUILD(アバンギルド) Kyotoで、さわひらき(映像)、mama!milk(生駒祐子=アコーディオン、清水恒輔=コントラバス)、かなもりゆうこ(効果)による公演「Ephemera」に接する。

さわひらきの映像は、揚羽蝶の舞に始まり、それぞれ速度の異なる3つのメトロノーム(映像がmama!milkの公式チャンネルにアップされている)、羊たちの動き、海の波、鍵穴から見た揺れる木馬、林、羽ばたく鳥の群れなど、象徴的な素材が用いられている。

京都を本拠地としているだけに接する機会も多いmama!milkの音楽は、記憶の片隅で鳴っているような趣。細かく書くと、手を伸ばせた届きそうな記憶や、まだ接していない未知の風景が目の前に浮かんでは消えるかのようである。今日は前半は3拍子中心の音楽で、終盤に4拍子の音楽が登場し、全編で1時間15分ほど。アンコール演奏もあった。生駒祐子はアコーディオンのみならずトイピアノも演奏。

夏の終わり、秋の始まりに相応しいライブだったように思う。

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2022年1月17日 (月)

楽興の時(43) 第34回「YMN(Yellow Magic Night)」

2021年12月18日 千葉市中央区のライブハウスLOOMにて

千葉の冬は京都に比べれば暖かいのだが、今日は北風が強き、この冬一番の寒さとなった。

午後3時から、千葉市中央区中央にあるライブハウスLOOMで、第34回「YMN(Yellow Magic Night)」に接する。
「YMN」は、YMO(Yellow Magic Orchestra)のカバーバンドによる演奏とセッションが行われるイベント。2008年に始まったそうで、当初は毎月開催されていたのだが、ここ数年は年3回の開催に落ち着いている。

3年ほど前に、YMOのリハーサルの音源などが――おそらく関係者からだと思うのだが――、YouTube上に出始めていたのでそれを聴いており、その関係でYMO関連の音源がお勧めに出てくることも多いのだが、Delightsというユニットの「Solid State Survivor」のミュージックビデオがお勧めに上がり、若い女性が歌っているということで、「へえ、こんな若い女の子がYMOを歌うんだ」と感心していたが、DelightsのMIYAさん(男性)が私の出身地である千葉市にあるライブハウスLOOMのオーナーで、LOOMでYMOのイベントをやっているということで興味を持ち、更に歌声の主であるRisaさんがファン獲得のためにPocochaを始めたので何度か参加。ということで、「これは一度は行かなければ」ということで参加を決める。少し早めの帰省を兼ねた参加である。

LOOMがあるのは、千葉神社のそば。ということでまず千葉神社に参拝してからLOOMに向かったのだが、3時まで時間があったので、表で待つことにする。近くには千葉市美術館もあるのだが、寄っている時間はない。
LOOMの前では、先に来たお客さんが3人ほど待っており、私の後にも並ぶ人が何人もいて行列が出来る。
リハーサルが押しているということで、開場時間が5分ほど遅れる。開場の案内に出てきたのは、寒い日だというのにミニスカートを穿いた活発そうな若い女性で、彼女がRisaさんだと分かった。Risaさんは、現時点ではYouTubeでMV配信を行っているだけのアマチュアのミュージシャン(サブスクリプションデビューも決定しているが)であるが、持っているエネルギー量が他の同世代の女の子よりも多そうだということが一目で感じられた。
「二十歳でYMO好きで英語ペラペラなんて、突然変異みたいな子だったらどうしよう」と思っていたが、Pocochaで見た限りでは、音楽と英語以外では割と普通の女の子という印象で安心していた。

今回は、YMOカバーバンドによる演奏に先駆けて、RisaさんとYMOカバーバンドであるmenon bandを率いているmenonさん(女性)によるプレトーク、そして、文芸系YouTuberでYMOにも詳しく、自身で演奏も行うムーさん(男性)によるトークイベント、更にRisaさんの発案だというYMOクイズのコーナーもある。

ライブの様子はYouTubeLiveで配信されるのだが、配信用のURLが突然変わったということで、Risaさんが、「会場にいる方で配信を見たい方はご確認を」という意味のことをアナウンスしただが、ステージ上にいた人々から「ライブ会場にいる人は配信は見ないよ」と総突っ込みを受けていた。menonさんがRisaさんについて「天然なんです」と語る。
主催者であるMIYAさんも、「Risa、天然だから」ということで、YMNのTwitter担当であり、「常時DM・リプライ受付中!」と書いているにも関わらず、DMのチェックを全くしていなかったという話をする。

LOOMについての話であるが、昔はキャバクラが3店並んでいた場所を買い取り、壁を取り払ってライブハウスにしたそうである。2006年にオープンし、YMOカバーなどの映像を撮っていたりしたが、「生でもやろうか」ということで2008年にYMNが始まっている。ちなみにLOOMというのは、YMOの代表作である「BGM」の最後に収録された無限音階を使った音楽、「LOOM/来るべきもの」に由来している。


YMOクイズは、簡単な問題から難問までバラエティに富んでいたが、目立つのは嫌なので分かる問題でも挙手はしなかった。


メインの演目であるYMOのカバーバンド(暮れに行われた配信ライブで、The Endoh of Asiaというバンド名に決まることになる)による演奏。出演は、MIYA(ドラムス)、Risa(ボーカル&キーボード)、menon(シンセベース)、遠藤雅章(キーボード&打ち込み制作)、ムー(キーボード)。たまたまらしいが、今回はドラムス以外全員キーボードという編成になった。


リハーサルは行っているが、曲順は決まっていないようで、1曲演奏してから皆で話して次の曲を決めるというスタイルで進んでいく。
「Castalia」で始まるという渋い選曲で、Risaさんがボーカルということもあり、YouTubeでDelightsが発表されている「音楽の計画 Music Plans」、「デイトリッパー」、「Solid State Survivor」などが演奏される。

ビートルズのカバーバンドは、京都のジ・アンフィールズなどいくつか聴いたことがあるが、YMOのカバーバンドを聴くのは初めてである。本家YMOの演奏を生で聴いたこともないので、テクノバンドの演奏を聴くこと自体初めてかも知れない。

その後に、セッションコーナーがあり、お客さん(といっても腕にそれなりの覚えのある人だが)が参加してYMOの人気曲や、細野晴臣作曲によるイモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」などが演奏された。

終演は午後9時過ぎと、約6時間に及ぶ長丁場となったが、長さを感じさせない幸せな時間であった。

演奏終了後に、Risaさんに挨拶。自己紹介をすると目を見開いて驚かれたが、27歳も年下の娘のような女の子と何を話していいのか分からないので、短い時間で切り上げた。

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2021年7月11日 (日)

楽興の時(42) 「テラの音 Vol.30」 Duo Felicello(デュオ・フェリーチェロ)デビューライブ

2021年7月2日 真宗大谷派小野山浄慶寺にて

午後7時から、京都御苑の近くにある真宗大谷派小野山浄慶(じょうきょう)寺で、「テラの音 vol.30」を聴く。浄慶寺で「テラの音(ね)」が開催されるのは、1年ぶりとなる。コロナ禍に加えて、共同主宰である牧野貴佐栄の体調面での問題もあり、なかなか上演が出来ないでいた「テラの音」であるが、次回は10月にやはり浄慶寺で行われることが決まっている。

今回は、チェロデュオであるDuo Felicello(デュオ・フェリーチェロ)の出演。メンバーは、三井菜奈生と徳安芽里。実は今回がデビュー公演になるという。

三井菜奈生は、香川県出身。4歳でピアノ、8歳でチェロを始め、12歳から高校卒業まで、かがわジュニアニューフィルハーモニックオーケストラに所属。第20回札幌リスト音楽院セミナーでは、名チェリストとして知られるミクローシュ・ペレーニのレッスンを受けている。大阪教育大学教育学部教養学科芸術専攻音楽コース卒業。

徳安芽里は、奈良県出身。浄土真宗本願寺派の大学である相愛大学音楽学部を卒業。桐朋オーケストラ・アカデミー研修課程を修了している。第8回全日本芸術コンクール大学生部門で奨励賞を受賞。


曲目は、J・S・バッハの「G線上のアリア」(管弦楽組曲第3番より“エア”)、ボッケリーニの2本のチェロのためのソナタ、「日本の四季の歌メドレー」、クンマーの「ヘンデルの主題による変奏曲」、ドッツァーの「モーツァルトの主題による変奏曲」、モーツァルトの「鏡のカノン」、バリエールの2本のチェロのためのソナタ ト長調。

見慣れぬ名前の作曲家も多いが、多くはチェリスト兼作曲家だった人のようで、チェロのための練習曲なども書いており、チェロを習っている人にとってはお馴染みの作曲家のようである。

通常の「テラの音」は二部制で、間に住職による法話が入るが、今回は時短にする必要があるということで、最初に浄慶寺の中島浩彰住職による法話があり、来週は七夕ということで「五節句」の話や、仏教が「私」を巡る宗教であるということなどが語られる。


おなじみの「G線上のアリア」でスタート。

「メヌエット」でお馴染みのボッケリーニであるが、それ以外の曲は余り知られていなかったりする。生前は作曲家としてよりもチェロ奏者として有名だったようで、2本のチェロのためのソナタは、チェロデュオの定番とされているようである。スケール豊かで、伸びやかな歌が特徴。

「日本の四季の歌メドレー」は、季節を題材にした日本の童謡など12曲からなるメドレー。春に始まり冬に終わる。演奏されるのは、「春が来た」「花の街」「早春賦」「背比べ」「茶摘み」「紅葉」「里の秋」「手袋の歌」「雪」などで、断片のみが演奏される曲もある。

クンマーの「ヘンデルの主題による変奏曲」。ここで用いられているヘンデルの主題とは、「勝利の歌」としても知られる「見よ、勇者は帰る」である。
トークは主に徳安が受け持っており、「運動会などの表彰式で流れていた曲」と説明していた。

ドッツァーの「モーツァルトの主題による変奏曲」で用いられる「モーツァルトの主題」というのは、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のアリア“お手をどうぞ”のメロディーである。
“お手をどうぞ”の主題による変奏曲は、ショパンなども作曲しているが、チェロは「人間の声に最も近い楽器」と呼ばれることも多く、チェロのことを知り尽くし、教則本も書いたドッツァーが、ドン・ジョヴァンニの歌うアリアを基に書いた変奏曲も魅力的である。

モーツァルトの「鏡のカノン」は、2人の演奏家が1枚の楽譜を上からと下から、同時に弾いて演奏が成り立つという楽曲である。J・S・バッハがこうした作品を多く残したが、モーツァルトも作曲しているようだ。ただこの作品には偽作説があるらしい。

バリエールの2本のチェロのためのソナタ ト長調。バリエールはフランスの作曲家兼チェリストで、生前は名声を博したようだが、わずか40歳で他界している。
この曲もチェリストの間では人気があるようで、典雅な第1楽長、憂いを帯びた第2楽章、華やかな第3楽章のいずれもが魅力的な曲想を持っている。


アンコールとして、ベートーヴェンの「トルコ行進曲」より冒頭部分が演奏された。

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2021年3月25日 (木)

楽興の時(41) ロームシアター京都 Holiday Performance Vol.7 正直

2021年3月21日 ロームシアター京都3階共通ロビーにて

3階の音楽サロンで「ロームシアター京都開館5周年記念 自主事業ポスター展」を観ていくことにする。3階共通ロビーに行くと、仮設のステージが設けられ、椅子が並べられている。午後3時半から、Holiday Performance vol.7として、正直というユニットのミニライブがあるようだ。ロームシアター京都の職員となった枡谷雄一郎が責任者を務めているようである。

積極的に聴こうという気にはならなかったのだが、雨の降りがまだ強く、この後、特に用事もないので、聴いていくことにする。
正直は、小林椋と時里充によるユニット(バンド)で、2016年に結成。最近は養生テープとモーターを使った演奏(一種のノイズミュージック)を行っているようで、今日もモーターを使って養生テープを伸ばしたり、回転させたりする時に出る音(ノイズだが)を音楽として提示するという演奏を行った。
ノイズミュージックであり、聴いていて楽しくなるという種類のものではなく、山場があるというわけでもないが、その分、ずっと聴いていることは可能である。

「音楽として聴こうと思えばなんだって音楽になる」(ジョン・ケージ)

この作品も、機械の調子によって生まれる音が異なるので、ケージが提唱した「偶然性の音楽」でもある。

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2020年10月 8日 (木)

楽興の時(40) 「テラの音 vol.30 秋の風 音の香」@浄慶寺

2020年10月2日 御幸町竹屋町の真宗大谷派浄慶寺にて

午後7時から、京都御苑の近くにある真宗大谷派浄慶(じょうきょう)寺で、「テラの音 vol.30 秋の風 音の香」を聴く。

今回の出演者は、本来なら今年4月の「テラの音(ね)」に出演するはずだったトリオである。コロナの影響で4月の公演は中止となり、半年遅れでようやく「テラの音」のステージに立つことになった。

菅原真依のフルート、野口真央のピアノ、大和のののパーカッションによる演奏。菅原と野口は浄土真宗本願寺派の大学である相愛大学音楽学部の出身。野口真央はピアノの他にエレクトーンも弾き、作・編曲も得意としているということで、ピアノ専攻ではなく創造演奏専攻出身なのかも知れない。菅原と大和は現在、京都市消防音楽隊メンバーとして活動している仕事仲間だそうである。

 

曲目は、前半が日本の作曲家による作品で、久石譲の「Oriental Wind」(サントリー「伊右衛門」CM曲)、秋のうたメドレー(「七つの子」~「夕焼小焼」~「赤とんぼ」)、スピッツの「優しいあの子」、中島みゆきの「糸」、久石譲のジブリメドレー(「カントリー・ロード」~「君をのせて」~「人生のメリーゴーランド」)、葉加瀬太郎の「情熱大陸」。後半は海外の楽曲で、カーペンターズの「Close To You(遙かなる影)」と「トップ・オブ・ザ・ワールド」、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より「私のお気に入り」、ミュージカル「コーラスライン」より「WHAT I DID FOR LOVE」、ミュージカル「ヘアスプレー」より「Timeless To Me」、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」、スティーヴィー・ワンダーの「Isn't She Lovely」、チック・コリアの「スペイン」

フルートとピアノのデュオはクラシックでもよくあるが、そこにパーカッション(カホンなど)が加わることで、ノリが良くなる。

 

伊右衛門のCM曲である久石譲の「Oriental Wind」。様々な楽器によるバージョンがあるそうで、多くはYouTubeに載っているそうだ。久石譲は来年4月から、大阪を本拠地とする日本センチュリー交響楽団の首席客演指揮者に就任することが決まっているため、関西で聴く機会も今まで以上に増えそうである。

「秋のうたメドレー」は、同じような曲目が毎年「大阪クラシック」のラストコンサートで演奏され、お客さんが歌うことでお馴染みである。今回のコンサートでも「歌ってもいい」ということだったが、コロナということもあり、積極的に歌う人は数人しかいなかった。

「情熱大陸」は演奏の前に、作曲時のエピソードが紹介される。元々は葉加瀬太郎は「情熱大陸」のエンディングテーマである「Etupirka」のみを提供するはずだったのだが、「オープニングも作曲して欲しい、ただし1週間で」という無理な依頼を受け、以前から演奏していた2つの楽曲のAメロとBメロをくっつけて放送用バージョンとし、コンサートなどで演奏されるロングバージョンはその後に作曲されたようである。

 

「私のお気に入り」は、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」のCM曲として知られている。私も関東にいる頃はよく見ていた。CMの人気度も一二を争うものであった。
ただ京都に住んでいると「行こうもなにもすでにいる」ため少なくともテレビでは見られない。今はYouTubeなどで手軽に見ることが出来るには出来るのだが、CMというのはわざわざ見るものでもないので、基本的には今どんなCMが流れているのかわからないまま来てしまっている。

 

アンコールは、ナット・キング・コールの「LOVE」。洋楽の中でも洗練された曲目が並んでいるということもあって、お洒落な雰囲気の中で演奏会は終わった。

 

菅原と大和は京都市消防音楽隊のYouTubeに数多く出演しているそうで、アピールすることも忘れなかった。

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2020年9月 8日 (火)

楽興の時(39) 京都坊主BAR 「MANGETSU LIVE vol.24」(オーボエ:國本恵路)

2020年9月2日 元本能寺の近くの京都坊主BARにて

午後7時から、元本能寺の近くにある京都坊主BARで、「MANGETSU LIVE vol.24」を聴く。今日はオーボエの國本恵路(くにもと・えみ)独奏の演奏会である。

國本恵路は、大阪芸術大学演奏学科オーボエ専攻卒業後、フランスに渡り、更にスイスに移ってチューリッチ芸術大学でもオーボエを修め、同大学の大学院で音楽生理学の基礎コースを修了している。帰国後は合気道を習い、現在は合気道の指導員としても活躍しているという。

飛沫防止用のシートを前にしての演奏。これまで京都坊主BARでは、リコーダー、ヴィオラ、電子チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバなどの演奏を聴いてきたが、オーボエが一番音の通りがいい。


スコット・ジョプリンの「ジ・エンターテイナー」のオーボエ独奏版でスタート。合間にトークを入れながらの進行である。今日はマイクが使えるため、トークの内容もよく聞こえる。
「ジ・エンターテイナー」は、1973年公開の映画「スティング」で一躍有名になり、今ではサッカーのサポーターが歌う曲として抜群の知名度を誇っている。

秋をテーマにしたということで、イギリスの作曲家であるジェームズ・オズワルドの「キリンソウ」が演奏される。秋というと日本ではノスタルジックなシーズンというイメージだが、イギリスの曲ということで日本の秋のイメージとは大分異なる。

日本の秋の曲として「夕焼け小焼け」が録音伴奏付きで演奏されるが、やはり日本の秋というと、空が高く澄んでいて、夕焼けが映えてというイメージが浮かびやすい。秋の季語である「月」も歌詞に登場する。中村雨紅の詩は出身地である今の東京都八王子市の夕景を表したものだそうである。國本によると「夕焼け小焼け」のメロディーは草川信が1923年に作り上げたものであるが、この年の9月1日起こった関東大震災によってオリジナルの譜面は焼けてしまったという。ただ友人に写譜を渡していたため、作品自体が灰燼に帰すということは避けられたそうだ。

続いて瀧廉太郎の「荒城の月」が録音伴奏付きで演奏される。1番は歌曲の旋律通り(山田耕筰の編曲に準拠)に吹いたが、その後は崩して歌われ、最後に歌曲のメロディーに戻ってくるという編曲であった。

アンタル・ドラティ作曲の無伴奏オーボエのための5つ小品から「蟻とキリギリス」。
指揮者大国ハンガリー出身の名指揮者として名高いアンタル・ドラティ(ドラーティ・アンタル)。世界初の「ハイドン交響曲全集」を作成し、晩年にデトロイト交響楽団を指揮して録音したストラヴィンスキーの「春の祭典」は名盤中の名盤として知られる。
作曲家や編曲家としても活躍しており、無伴奏オーボエのための5つの小品は、名オーボイストのハインツ・ホリガーのために作曲されたものである。
20世紀の作品だけに音に鋭さがあり、進行も割合複雑である。最後に軽いオチがある。

20世紀のイギリスを代表する作曲家であるベンジャミン・ブリテンの「6つの変容」より。「6つの変容」は、ギリシャ神話に登場する神々にちなんだ曲集で、今日はそのうちの“パン”、“フェイトン”、“アレトゥーサ”にまつわる3曲が演奏された。
ベンジャミン・ブリテンは、生前から「パーセル以来久しぶりに現れたイギリスの天才作曲家」と呼ばれていたが、近年、作品が上演される機会の増えている作曲家の一人であり、才気に満ちた作品の数々が人々を魅了している。

今年の7月に亡くなった映画音楽の大家、エンニオ・モリコーネの「ガブリエルのオーボエ」。録音伴奏付きの演奏である。耳に馴染みやすく、どこか懐かしい甘美で流麗な旋律が魅力的である。

クロード=ミシェル・シェーンベルクの「レ・ミゼラブル」より“夢破れて”。クロード=ミシェル・シェーンベルクは、十二音技法で知られるアーノルト・シェーンベルクの親戚である。
“夢破れて”は、スーザン・ボイルの歌唱で有名になったほか、映画「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイによる感情を最優先させた歌唱も話題になった。日本語訳詞版を歌う歌手も多く、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の中でもキーになっている曲として人気が高い。嘆きの歌詞を持つだけに、歌だと情感たっぷりとなるが、オーボエで演奏した場合は旋律の美しさが目立つ。

最後はテレマンのファンタジー。「MANGETSU LIVE」はバロック以前の楽曲演奏を主軸とした演奏会であるため、テレマンの楽曲が演奏されることが多いのだが、均整の取れた楽曲は魅力的である。

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