カテゴリー「スタジアムにて」の29件の記事

2020年10月27日 (火)

スタジアムにて(29) 読売ジャイアンツ対東京ヤクルトスワローズ@大阪ドーム 2006.4.19

2006年4月19日 大阪ドーム(京セラドーム大阪)にて

京阪電車と大阪市営地下鉄を乗り継ぎ、大阪ドームで読売ジャイアンツ対東京ヤクルトスワローズ戦を観戦。もちろん3塁側(ヤクルトサイド)に座ったのだが、大阪ドームを埋める観客の9割近くはジャイアンツファンであり、ヤクルト応援団はレフト側の外野2階席の一部を占めるのみである。
一方、1階外野席と2階外野席のライト側、そしてレフト側の中間付近までは全てジャイアンツの応援団である。やはり人数が多いだけあって、声の迫力は耳を圧せんばかりである。特にチャンス時の声援は、ドームを揺るがすほどのパワーがある。

巨人軍の先発は尼崎出身の野間口貴彦。東京ヤクルトの先発は5年連続2けた勝利を狙う石川雅規。

野間口は初回から乱調。先頭打者の青木宣親にフォアボールを出す。真中満のヒットと岩村明憲の犠飛で三塁を陥れた青木は、ラミレスの犠牲フライで生還。ヤクルトが1点を先制する。

その後も、野間口は再び青木を歩かせると、完全にモーションを盗まれて二盗を許す。キャッチャー阿部慎之助が送球体勢に入った時にはすでに青木は二塁ベースに達していた。ヤクルトは続く二人が立て続けに犠牲フライを打って、ノーヒットで2点目を奪う。

原辰徳監督の采配にも疑問が残る。ピンチでヤクルトの8番バッター、キャッチャー米野智人を迎えた場面が二度あった。米野は打率1割台のバッターである。しかし、ここで原監督は2回とも米野との勝負を避けて敬遠のフォアボールを与え、続くピッチャー石川との対決を選んだ。
野間口はコントロールがどうしようもなかったので安全策としてわかるが、原監督は二番手の久保にも米野を歩かせるよう指示を出した。慎重といえば慎重だが、弱腰采配であることは否めない。ピッチャーにしてみれば全く信頼されてないことがわかってしまい、士気に影響が出る。結果、巨人は出るピッチャーがことごとく打ち込まれ、8失点。ピッチャー心理を読めなかった原監督のミスだろう。

東京ヤクルトの先発・石川雅規は、スピードはないがコントロールが冴え、徹底して低めを攻めて、ジャイアンツ打線を1点に抑える。
石川は7回まで投げ、8回からは木田優夫が古巣・巨人相手のマウンドに上がる。球に勢いがある。スピードガン計時もMAX148キロを記録したが、それ以上の球威を感じる。だが、かつての木田のストレートはこんなものではなかった。もう15年も前になるが、神宮球場でのヤクルト戦(当時、木田は巨人に在籍)でブルペンで投げる木田を見たことがあるが、彼の投げたボールは生き物のように勝手に飛んでいくように見えた。人間が投げたボールとは思えなかったほどだ。今日の木田のストレートもスピードガンでの表示は以前と余り変わらない。しかし投げる球の質が変わってしまったようだ。木田はワイルドピッチで1点を失う。しかし、スコアは8対2。8回裏が終わった時点で、観客はどんどん帰り始める。

スワローズ最後のピッチャーは快速右腕・五十嵐亮太。MAXは149キロを記録。しかし生で見ると、ボールに勢いを感じない。スピードはあるのだが、伸びがないのだろうか。高めに投げた釣り球をあっさりと弾き返されたのがその証拠である。普通ならあのコースにあれだけの速さのボールを投げ込まれたら絶対に空振りするはずなのだが。それでも五十嵐はなんとか0点に抑える。8対2で東京ヤクルトスワローズの完勝であった。

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2020年10月25日 (日)

スタジアムにて(28) J2 京都サンガF.C.対ギラヴァンツ北九州@サンガスタジアム by KYOCERA 2020.10.21

2020年10月21日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAまで、J2 京都サンガF.C.対ギラヴァンツ北九州の試合を見に出掛ける。午後6時33分キックオフ。

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新設のサンガスタジアムをホームグラウンドとしたことで相手チームはピッチの把握が不可能となり、ホームでは強い京都サンガF.C.。実際、私が今季観に行った4試合は全て勝利している。だがアウェイに弱く、波になれないでいたところをホームのサンガスタジアムでも、大宮アルディージャに初敗戦を喫すると、アルビレックス新潟、レノファ山口FC戦も落として3連敗中。順位も10位まで落ちてしまっている。

 

対するギラヴァンツ北九州は、現在3位と、J1自動昇格圏内まであと一歩の位置に付けているが、ここ数試合は勝ち星がなく停滞気味である。
ギラヴァンツ北九州は、三菱化成黒崎サッカー部を前身に、2010年にJリーグ加盟を果たした若いチーム。加入当初は極端に弱いチームというのがJリーグには存在し、チーム名がパープルサンガ時代の京都や今では強豪の浦和レッズなども余りの弱さが話題になったが、ギラヴァンツ北九州もJ加盟初年度はわずか1勝に終わるなどプロレベルの厳しさを味わう格好になった。2017年からはJ3降格となり、昨年J3で優勝を果たしてJ2に昇格、J1まで1年での躍進を狙っている。現在ではサッカー・ラグビー専用スタジアムであるミクニワールドスタジアム北九州をホームグラウンドとしており、環境面でも比較的恵まれているようである。

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入場者数の緩和が図られ、これまでの左右3席空けが、前後左右1席空けにまで縮まり、収容人数も多くなったはずなのだが、平日のナイトゲームということもあってか、入場者数は2100人ちょっとと、これまでよりも減ってしまっている。増えたら増えたで行き帰りのJR車内が混雑するのであるが、最大収容人数の10分の1程度の入りというのはやはり寂しい。

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前回、サンガスタジアムで観戦したのが、9月5日の対ジェフユナイテッド千葉戦ということで少し間が空いてしまった。その間に変化があり、観客数の上限の緩和もそうだが、これまで禁止だった手拍子が今では推奨されるようになっている。拍手は推奨だが手拍子は禁止という奇妙な取り決めがあったのだ。プロ野球では手拍子での応援可なのに、なぜJリーグでは駄目なのかというと、「声援を誘発する怖れがあるから」だったようである。Jリーグは基本的には歌って叫ぶ応援スタイルであり、集団で行うのは好ましくないとされたのだろう。Jリーグに限らずサッカーの場合は地元密着スタイルの副産物でフーリガンと呼ぶべき観客が結構多いのも特徴であるためプロ野球などとは別の規定が設けられた可能性もある。

 

またアウェイ専用席が復活し、少ないながらも北九州のサポーターが駆けつけていて、JR亀岡駅にも「ギラヴァンツ北九州サポーターの皆様!! ようこそ亀岡へ!!」の横断幕があった。

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今日はバックスタンドの2階席、前から4列目に座る。3階席を取ったつもりが2階席だったのだが、料金は変わらないので臨場感を楽しむことにする。バックスタンド2階席前方は、メインスタンド2階席前方以上に臨場感に優れている。

 

 

今日のサンガのスタメンは、キーパーが若原ではなく清水、背番号10の庄司も控えに回る。ピーター・ウタカがワントップである。

 

今日先発の上夷克典(うええびす・かつのり)が、試合開始3分程で負傷。グラウンド内にうずくまっていたが、結局、6分過ぎに安藤淳に交代した。今日のサンガは、後半にもヨルディ・バイスと曽根田が負傷で交代するなど怪我が多い。コロナ下特別ルールで、5人まで交代が認められているが、通常の3人交代で、交代要員を全て使い切ってしまっていた場合は少ない人数で戦うことを余儀なくされるケースである。

 

ギラヴァンツ北九州の中盤が守備的であるため、サンガは攻めあぐねる。一方、攻撃の切り替えの速さ、上がりのスピード、個人技による突破力などはギラヴァンツの攻撃陣の方が上であり、ゴールにこそ到らないが、チャンスを何度も作る。

 

サンガも攻め上がりは速いが、左サイドに自軍の選手2人がフリーでいるのに、右サイドのウタカにパスを送ってしまうなど、ウタカ頼みの部分は否めない。

 

前半21分、中央付近にいたウタカが、左サイドの仙頭啓矢にパス。仙頭はオフサイドポジションにいるようにも見えたのだが、副審は旗を揚げず、そのままプレー続行。仙頭は落ち着いてシュートをゴール右隅に決め、サンガが先制する。問題は、ギラヴァンツが「オフサイドだ」と抗議しないかだが、やはりギラヴァンツベンチから抗議があり、試合がしばらく中断した。主審は副審に確認したが判定は覆らず、試合続行となる。

 

後半に入ってからしばらくするとサンガは最終ラインを3人から基本5人に増やす。ヨルディ・バイスの負傷により後半から入った上月壮一郎はオーバーラップに積極的だが、それ以外のディフェンダーは攻めに回ることは余りない。ギラヴァンツの攻めに速さとキレがあるだけに、まだ逃げ切るには早いのだが、サンガの中盤の選手が厚みに欠けるため、相手陣地でのプレーに持ち込むことがなかなか出来ないでいる。

 

ワントップのウタカであるが、後半に入ると疲れが目立つようになり、キープ力はあるがスピードが十分ではなくなるため、決定的チャンスを作ることが出来ない。通常ならウタカを引っ込めて守りを固めるところなのだが、ギラヴァンツの攻撃を見ると、出来るならもう1点欲しいところで、専守防衛策は得策ではない。

 

だが、それでも後半も半ば以降はギラヴァンツイレブンが一方的に攻める展開が多くなる。サンガゴール手前でのセットプレーも多く、こぼれ球の向きが変わってあわやオウンゴールという場面もあったが、キーパーの清水がなんとか弾き出した。

 

アディショナルタイムは4分。ここでサンガは仙頭と怪我をした曽根田に代わって庄司悦大と谷内田哲平を投入。ゴール前ではなく中盤での防御を行う策だったのかも知れないが、これで確かにサンガゴール前でのプレーは減り、タイムアップの笛を迎えた。

 

試合内容はお世辞にも良いとは言えなかったが、なんとか逃げ切り、勝ち点3を獲得。サンガは7位に浮上、ギラヴァンツは4位に転落となった。

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2020年9月30日 (水)

スタジアムにて(27) 桑田真澄VS一場靖弘 NPBオープン戦@大阪ドーム 読売ジャイアンツ対東北楽天ゴールデンイーグスル 2006.3.10

2006年3月10日 大阪ドーム(京セラドーム大阪)にて

大阪へ。大阪ドーム(公式戦時には「京セラドーム大阪」と名前を変える予定」)で、プロ野球オープン戦、読売ジャイアンツ×東北楽天ゴールデンイーグルスの戦いを観戦する。

原巨人と野村監督との因縁の対決。先発は巨人がベテランの桑田真澄、楽天が2年目の一場靖弘。いずれも昨年は期待されながら、桑田は1勝も出来ず、一場もわずか2勝に終わっている。二人とも勝負の年だ。

ピッチングは対照的。

桑田はコーナーを丁寧につく。ピッチャーがセットポジションを取った時に真っ正面になる三塁側内野自由席に座ったので、変化球は何を投げているのかわからなかったが、ストレートはMAX139キロを計時。年齢と3月という時期を考えると良い仕上がりだ。
一場は150キロを超えるストレートでぐいぐい押す。巨人のバッターは一場のストレートをなかなか芯で捉えることが出来ず、カットするのが精一杯であった。

先制したのは楽天イーグルス。西武から移籍のフェルナンデスがレフトスタンドにアーチを架ける。5回を終えて、1対0で楽天がリード。桑田は5回でマウンドを降りた。オープン戦ということで、6回以降は若手と一軍当落線上の選手が試される。しかし、両チームとも厳しいようだ。桑田の後を受けた佐藤宏志は、元阪神の沖原にソロホームランを浴びる。楽天も一場が6回を零封したことのみが収穫。リリーフ陣はいずれもスピードやコントロールに難があることを露呈した。ノムさんもさぞぼやいたことだろう。

巨人も楽天もベテランだけが活躍している。オープン戦とはいえ、いやオープン戦だからこそこれではまずい。

巨人は1点を返すのが精一杯。ドラマらしいドラマも見せ場もなく、正直言って退屈な試合だった。巨人戦にしては余り入りの良くない試合だったが、両チームともふがいない展開を見せ始めたためか、7回を終えた時点で帰る人が続出。その後も席を立つ人は後を絶たない。

巨人も楽天も優勝の可能性はほぼないと見た。巨人は今年は国産大砲が小久保しかいない。イ・スンヨプもディロンも通用するかどうかはわからない。何より、生え抜きの大砲がいないというのが苦しい。戦力、人気ともに影響しそうだ。

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2020年9月 9日 (水)

スタジアムにて(26) J2 京都サンガF.C.対ジェフユナイテッド千葉@サンガスタジアム by KYOCERA 2020.9.5

2020年9月5日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

亀岡へ。サンガスタジアム by KYOCERAで明治安田生命J2リーグ、京都サンガF.C.の試合を観戦する。今日の相手はジェフユナイテッド千葉。私の出身地のチームと現住地のチームとの個人ダービーである。この顔合わせは私にとっては魅力的で、西京極時代にも何度か観戦に出向いている。当時のジェフにはまだ巻誠一郎がいたりした。

ジェフユナイテッド千葉(正式名はジェフユナイテッド市原・千葉)は、私が千葉に住んでいた頃は、千葉市の南にある市原市に本拠地を置くジェフユナイテッド市原というチームであり、JR五井駅からバスで向かうしかない市川臨海競技場に本拠地を置いていた。歩くと五井駅から40分ぐらい掛かるため、交通の便は最悪。スタジアム自体もJリーグの基準をギリギリで満たしたという程度であり、「Jリーグ最低のホームグラウンド」などと呼ばれていた。一度だけ観戦に出掛けたことがあるが、こぢんまりとしたスタジアムであり、陸上競技場ではあるが、ピッチは客席からそう遠くはなかった。だが、やはり交通の悪さには難儀した。その後、千葉市内の南の方にあるJR蘇我駅(京葉線のターミナルである)にほど近い川崎製鉄の土地であった場所にサッカー・ラグビー専用スタジアムであるフクダ電子アリーナ(略称:フクアリ)が建てられたが、私はフクダ電子アリーナには一度も行っていない。

千葉市というと、マリーンズにジェフがあってプロスポーツが充実しているというイメージを持たれることが多いようだが、それはごく最近の話である。

一方、京都府のスタジアム文化は47都道府県中最低レベルといわれており、西京極も交通至便という以外にサッカー用としては取り柄がない競技場であった。元々、サッカーよりも陸上競技の聖地として知られていた場所であり、Jリーグ最低の競技場である市原臨海から離れて京都に来たと思ったら、千葉にはフクアリが出来、変わってJリーグ最低の本拠地となった西京極で観戦することになるのだから、私自身のスポーツ運も余りないのかも知れない。

ということで西京極でのサッカー観戦に満足が得られず、Jリーグ観戦からも離れていたのだが、サンガスタジアムという臨場感溢れる球技場がようやく完成し、サッカーでワクワク体験を得られるようになった。西京極に比べると遠いが、田園が広がり、保津川が流れ、牛松山や愛宕山が聳えるという亀岡の地は日本の原風景に近く、京都市と亀岡市の境にある保津渓谷の風景もあたかも異世界への旅のような味わいがあって最高である。スマホの電波は届かなくなるが、それもまた異境への通過儀礼の一つのように感じられる。

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前置きが長くなったが、とにかく試合である。今日はメインスタンドでの観戦である。席が選べたので、なるべく前の方の席を取る。取れたのはW13ゾーンの4列目7番。目の前でジェフの選手がウォーミングアップを行っていたり、話していたりするのが聞こえる席である。ファーサイドでのプレーが確認しづらいという難点はあるが、臨場感は素晴らしい。ただ、ゲーム全体を楽しみたいならバックスタンド3階席の方が個人的には良いように思う。前回もバックスタンド3階席で観たが、次からはバックスタンドでの観戦を増やそうと思っている。

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怪我で長らく出場していなかったムードメーカーの森脇良太が復帰。現在、J2の得点王に君臨しているピーター ウタカの存在も大きいが、サンガはホームでは強いものの、アウェイではこのところ4戦1勝2敗1分けであり、肝心のホームでもここ2試合はいずれもドローと、なかなか上位に食い込むことが出来ないでいる。

 

サンガスタジアムのグルメはこれまで余り充実していなかったが、外側コンコースだけではなくゲート内にも飲食店がオープンするなど、本格的な稼働に近づいて来ている。

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午後6時33分キックオフ。
ジェフイレブンは、一般的なフォーバックだが、その前の中盤の4人の選手も守備的であり、実質8人での守りとなる。ウタカを警戒しての作戦なのかも知れない。そのため、サンガの選手はフリーの場面をなかなか作ることが出来ず、「攻めあぐねている」という印象を受ける。元々、攻撃はウタカ頼みのところがあり、選手層のバランスが良いというわけではない。

ジェフは守備的ではあるが上がりにはスピードがあり、手強さを感じさせる。カウンターに自信があるため守りを厚く出来るのだと思われる。J2が長いが、元々は社会人の強豪、古河電工を前身とする名門チームであり、高校サッカーの強い千葉県に本拠地を置いているというアドバンテージもある。

サンガのチャンスは少ない。前半28分に、ゴール前でパスを受けたレナン モッタのシュートがゴールネットを揺らすが、これは明らかにオフサイドであり、得点とは認められない。

だがその後、相手キーパーから味方ディフェンダーへのパスをレナン モッタが取りに行き、ボールがこぼれてゴール前のウタカに繋がる。ウタカはこれを冷静にゴール真ん中にグラウンダーで決めてサンガが先制。サンガイレブンがメインスタンド側に集まり、森脇のリードで皆が両手を高く上げて合わせ、「ウォッシュウォッシュ」とコロナ絡みの手洗いパフォーマンスを行う。

 

サンガは前半アディショナルタイムにも、右サイドからのコーナーキックに森脇が頭で合わせ、こぼれた球がゴールポストに当たって跳ね返ったところをヨルディ バイスが頭で押し込んで追加点を挙げる。

 

後半はジェフもスリーバックに変えて攻撃的なスタイルに切り替える。一方のサンガは後半16分にウタカを引っ込め、守勢に回る。基本は5バックであり、攻勢に出た時はフォワードが相手ゴール前まで切り込むこともあるが無理にシュートは行わず、ボールをキープする時間を長くする。中盤でも途中から入った安藤淳が華麗なドリブルでの突破を見せるが、そのまま相手陣内深く攻め入ることはなく、結局バックパスを行って敵にボールを取られないことを優先させていた。

ジェフは田坂のロングシュートがゴールバーに当たって上に逸れるなど、サンガを脅かすが、最終ラインを分厚くしたサンガディフェンスを突破することは叶わず、2-0で京都サンガF.C.がジェフユナイテッド市原・千葉を下した。

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2020年8月 7日 (金)

スタジアムにて(25) J2 京都サンガF.C.対FC町田ゼルビア@サンガスタジアム by KYOCERA 2020.8.2

2020年8月2日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

今日もサンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.の試合を観戦する。今日は東京都町田市を本拠地とするFC町田ゼルビアとの対戦。午後6時33分キックオフ。

FC町田ゼルビアは、2012年に初めてJ2リーグでの戦いに挑んだ若いチーム。翌年にJFL降格を味わったりしたが、以後はJ3昇格を経てJ2を主戦場としている。J1昇格経験はまだない。

前回、前々回と、メインスタンドで観戦したわけだが、今日は敢えてバックスタンドの3階席を選ぶ。オープニングマッチはバックスタンドの3階席で観たわけだが、臨場感は2階席に劣るものの、ピッチ全体を見渡すことが出来るという利点がある。テレビ中継で観るアングルに近く、馴染みやすいということもある。記者席は「一般の観客を優先させる」という理由でピッチからは遠めのメインスタンド2階席後方と3階席に置かれているが、2階席の前の方は臨場感は抜群だがファーサイドが良く確認出来ない場合もあり、記事を書いたりスコアを付けたりする上では2階席後方や3階に記者席を置いた方が有効だと思われる。

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試合であるが、ボールキープ率はサンガF.C.が圧倒しているが、ゴール前でチャンスを作る回数はほぼ同等。ペナルティーエリアの中でのシュートに限ると町田の方が多い。サンガもシュートは放つが、いずれもペナルティーエリアの外からであり、庄司のゴールバーのわずかに上を越える惜しいシュートなどもあったが、両チームとも最後の最後が上手くいかず、スコアレスのまま前半を終える。

蒸し暑いため、スポーツドリンクの500ミリリットルのペットボトルを2本入れてスタジアムに入ったが足りず、ハーフタイムにコンコースにある売店で再びスポーツドリンクを購入する。

78分に、サンガは波状攻撃を行い、ヨルディ バイスが浮かせたボールが相手ゴール内に吸い込まれる。サンガイレブンはメインスタンドの前でかめはめ波(?)のゴールパフォーマンスを行うが、町田の選手達が主審に抗議。仕草から、ボールがゴールに入る直前に、サンガの金久保が脚を上げてキーパーの動きを妨害したのではないかというものだったと思われる。主審はゴールの判定をしていたのだが、副審に確認。結果としてゴールが取り消されるのであるが、理由はファウルではなくてオフサイドであったということが家に帰ってからわかる。明らかに相手チームの仕草とは違い、説明もなかったのでどういうことなのかスタンドのほとんどの人はわかっていないようだった。

だが、サンガはゼルビアイレブンが油断していると見抜き、リスタート後にすぐに相手ゴールに向かってここぞとばかりに猛攻を仕掛ける。ウタカのシュートを相手キーパーが弾いたところを詰めていた金久保順がゴール右隅に突き刺し、今度こそ文句なしのゴールを決める。

再びメインスタンド前でのサンガイレブンのパフォーマンス。金久保とその周りを半円形に取り囲んだ選手達が全員で四股を踏み、金久保がかめはめ波なのか突き出しなのかは判然としないがポーズを取ると他の選手達が後ろ向きに倒れる。

残り5分となったところでサンガはウタカら3人を下げて最終ライン6人という超守備的布陣を採用し、逃げ切りを図る。アディショナルタイムは7分、その間のほとんどの時間がサンガ陣内での攻防となり、たまにゼルビア陣内にボールが飛んでもサンガの選手達は上がろうとしない。

一方的に攻めさせるという作戦であるため、試合展開としては余り面白くない上にハラハラさせられるが、町田ゼルビアの選手達の上がり自体は序盤から余り速くはなかったため、専守防衛作戦が成功。1-0で京都サンガF.C.がFC町田ゼルビアを下した。

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2020年7月23日 (木)

スタジアムにて(24) J2 京都サンガF.C.対愛媛FC@サンガスタジアム by KYOCERA 2020.7.19

2020年7月19日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

亀岡へ。サンガスタジアム by KYOCERAで、J2、京都サンガF.C.対愛媛FCの試合を観戦する。

オープニングマッチは雪のち晴れ、前回は雨であったサンガスタジアムも今日は晴れ。気温も高く、新型コロナは勿論だが、熱中症にも注意する必要がある。マスクを着けたままの観戦になるのだが、息がこもり、頭部付近に熱が溜まって熱中症になりやすいため、たまに外す必要がある。サンガスタジアムはペットボトル持ち込み可(ビン・缶は不可)であるため、KIRINのスポーツドリンクを持って入ったが、随時水分を摂る必要があり、1試合で1本空けてしまった。

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JR亀岡駅の正面に丹波富士こと牛松山があり、絵になる風景なのだが、今日はその背後にある愛宕山の山頂も見える。行きのJR列車の窓からも愛宕山はよく見えており、愛宕神社を信仰したという明智光秀の気分になる。今日は「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」には入らなかったが、物産館で浅葱色の光秀扇子を買い、更に土産の菓子も購入する。
暑いため、光秀扇子は購入して正解だった。

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サンガスタジアムの内部からも牛松山の山頂が見える。

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ここまで京都サンガは、2勝1敗2分け。2勝はいずれもサンガスタジアムの試合で、新スタジアムをホームとする利点を生かしている。

相手の愛媛FCは、2005年の初冬にJリーグへの加盟が決まった比較的若いチームである(前身のチームを含めると歴史は結構長い)。これまでJ1昇格経験はなく、天皇賞など他の大会でタイトルを獲ったこともない。

 

サンガも何人か怪我人が出ており、万全な体制ではないようである。

愛媛対サンガの試合を観るのは初めてだと思うが、愛媛にもキープ能力の高い選手がいて良いチームであることがわかる。

前回のサンガスタジアムでの試合は、ウタカと野田のツートップであったが、今日は野田は控えに回り、宮吉拓実がウタカとツートップを形成する。野田は84分から途中出場した。

コロナの感染を塞ぐため、客席は左右両隣3席分空けての観戦となる。再び感染者が増加傾向にあり、自重したりチケットを買い控えた人が多いためか、来場者数は前回よりも300人ほど少ない2700人ちょっとに留まった。

手のアルコール消毒は、スタジアム入場前、客席部分入場直後と最低でも2度行う。

 

前半は両チームとも決定的な場面を作れないまま終了。コロナ特別ルールにより、選手交代は計3回であるが5人まで可能。今日はサンガも一時に3人を変えるという作戦を採用していた。前半後半とも半ばに給水タイムが設けられていて一息つく感じになっている。

 

後半、サンガのディフェンダーのクリアが上手くいかず、ペナルティエリア内にボールがこぼれる。ゴール前で接戦となった末に、愛媛の忽那に押し込まれて、サンガが先制を許す。忽那はJ初ゴールだそうである。

サンガはその後もディフェンダーがゴール前でクリアミスを犯すなど、安定感が今ひとつである。

だが、59分にウタカがペナルティエリア内右サイドから放ったシュートが愛媛のゴールネットを揺らし、サンガが同点に追いつく。
その直後にもサンガが相手ゴール前で波状攻撃を行う。ウタカが浮いた球を右足でボレーシュートするが、ディフェンダーに弾かれる。だが最後はこぼれた球を中央付近に駆け込んだウタカが今度は左足でゴール左上に蹴り込んで逆転に成功。サンガイレブンは、メインスタンド前でゴールパフォーマンスを行う。

その後、愛媛も反撃に出るが、シュートがゴールポストに弾かれるなど、サンガは運にも助けられる。

アディショナルタイムは5分。愛媛がコーナーキックを得ての猛攻が続き、何度も危ない場面を迎えるが、これをしのぎきり、京都サンガF.C.が2-1で逆転勝利を飾った。

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2020年7月15日 (水)

スタジアムにて(23) J2 京都サンガF.C.対アビスパ福岡 2020.7.11@サンガスタジアム by KYOCERA

2020年7月11日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

J2、京都サンガF.C.対アビスパ福岡の試合を観る。サンガスタジアムでの有観客試合が行われるのは、2月にあったオープニングマッチ、対セレッソ大阪戦以来となる。有観客によるJリーグのシーズンマッチが行われるのは当然ながら初である。午後6時半キックオフ。

サンガスタジアムで6月28日行われた無観客試合では、サンガはジュビロ磐田を2-0で下している。

今日はチケットはJリーグチケットで販売されているQRコード読み取り式のものだけである。入場前に手をアルコール消毒する必要がある。

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今回はメインスタンドに陣取る。ソーシャルディスタンスを守るため、空席を多くしており、来場者数はキャパ2万強に対して3千名ちょっとであった。
自粛期間は清掃なども十分に行えなかったようで、下に鞄を置くと砂塵で白くなったり、前の座席に蜘蛛の巣が張っていたりするが、今後は改善されるはずである。

 

今日はアビスパ福岡との一戦ということもあり、令和2年7月豪雨で多くの被災者と犠牲者を出した九州の方々のために、試合前に観客も起立しての黙祷が捧げられた。
今日はアウェイ専用席は販売されていないが、福岡のサポーターも今は京都に来ている場合ではないと思われる。

 

サンガは、ここまで、1勝1敗1分けである。今のところ強いとも弱いともいえない状態といえる。

新スタジアムということで相手はピッチの状態を全く把握していないはずであり、サンガが有利であることは間違いない。

 

試合は前半34分に、サンガのスローインを、オーバーラップしていたディフェンダーのヨルディ バイスが受けてクロスを上げ、これにフォワードの野田隆之介が頭まで合わせて相手ゴールのネットを揺らす。今日の席は前半のアビスパサイドのゴールが目の前にあり、間近でゴールを目撃することが出来た。

サンガイレブンはバックスタンドの前でパフォーマンスを行う。

更に前半38分、荒木が放ったシュートに、福岡の選手が自軍のペナルティエリア内で手を上げて接触し、ハンドとなって、PKを得る。悪質なハンドと見做されたため、イエローカードも出た。キッカーはピーター ウタカ。真ん中高めに浮かせたキックで冷静に決め、2-0とリードする。

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プロ野球もそうだが、コロナ下特別ルールが設けられており、選手交代は3名のみではなく5名まで認められる。ただし交代の回数は3回までであり、5人全てを送り込むためには一度に数人を交代させる必要がある。両チームとも今日は最大となる5名を交代させた。

サンガは守りを固めるため、フォワードのウタカと野田という今日の得点者二人を後半開始早々に下げる。代わりに入ったのは、李忠成とジュニーニョ。更には80分に福岡慎平を下げて、レナン モッタを投入。84分には飯田と荒木を下げ、本多と石櫃を送った。

一方のアビスパは、一度に3人を交代させるという荒技も披露する。

 

今日は鳴り物の応援は禁止である。大声での声援も不可であるため、ピッチ上の選手の声がよく聞こえる。アビスパのキーパーであるセランテスは、片言風の日本語で、「アガーレ!(上がれ!)」、「シンパントハナシテクダサイ(審判と話して下さい)」というユーモラスな指示を出しており、客席の笑いを誘う。
サッカーのオーバーアクションを嫌う人もいるが、今日はアビスパの外国人選手が「アー!!」と大声を出して倒れるも、余りにも大袈裟なので客席から笑い声が起こる。本人もばつが悪かったのか、すぐに起き上がって走り始めていた。

サンガスタジアムのすぐそばをJRが走っているのだが、鳴り物がないため、列車の通過音もはっきりと聞こえる。わかさスタジアム京都(西京極球場)のようである。

サンガは背番号46の移籍1年目である森脇良太が常にチームを盛り上げる声を発しており、彼がムードメーカーになっていることもわかった。

 

後半のアディショナルタイムに、アビスパはコーナーキックからの混戦の末にボールをサンガゴール内に押し込むが、キーパーチャージを取られてノーゴールとなる。

アディショナルタイム5分が終わり、京都サンガF.C.は、有観客試合としては初となる新ホームグラウンドでの勝利を飾った。


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2020年7月11日 (土)

スタジアムにて(22) サッカーJ2 京都パープルサンガ対横浜FC@西京極 2005.7.2

2005年7月2日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場球技場にて観戦

西京極にサッカーを見に行く。J2首位を走る京都パープルサンガ対横浜FCの一戦。出かける時は雨が降っていたのでレインコートを持って行ったのだが、西京極では幸い雨が降ることはなかった。京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場という長い名前のスタジアムを本拠地とするパープルサンガ。京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(本当に長いな)は昭和17年竣工の歴史あるスタジアム。昭和60年に改修され、平成7年にも修繕されているが流石にガタが来ているようだ。客席に屋根がないので雨が降った時は濡れながらの観戦になるのも痛い。

昨年は崔龍珠、松井大輔などを擁しながら5位に終わった京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)。今年は有名選手は一人もいないが首位を独走中である。よほどのことがない限りJ1昇格は確実だろう(後記:この年、サンガはJ2で優勝し、J1昇格を果たした)。

相手チームのエースストライカーは、今はこんな所にいるのか城彰二。
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場はスタンドからピッチがやや遠く、一体感は今一つである。

前半24分、サンガは相手ペナルティ陣地内でファウルを誘い、PKを得る。これをリカルドが落ち着いて左隅に決めて先制。さらに直後に横浜FCはレッドカードで退場者を出して京都が非常に有利になる。

相手エースの城は途中で負傷。その後もプレーを続けるが後半に交代した。右サイドからの切り込みの早さなど今もなお見るべきものはあるが往年の輝きは感じられなかった。

後半は横浜FCがボールをキープする時間が長くなるが、絶妙のシュートが2度もゴールバーに嫌われるなど、チャンスを生かせない。京都のゴールキーパー平井も好セーブを連発する。

結局、そのまま1対0でサンガが勝利を収める。

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2020年2月16日 (日)

スタジアムにて(21) サンガスタジアム by KYOCERA オープニング プレシーズンマッチ 京都サンガF.C.対セレッソ大阪 

2020年2月9日 京都・亀岡のサンガスタジアム by KYOCERAにて

この冬初めての雪らしい雪の日。

この天候であるが、サンガスタジアム by KYOCERA(京都府立京都スタジアム)のオープニングゲームがある。プレシーズンマッチであり、選手交代は3人に限らず、またアディショナルタイムの表示もない。

京都市営地下鉄二条駅で降り、JRに乗り換える。JR二条駅から亀岡に向かう電車は満員。円町駅で結構人が降りたが、車内が混雑したまま亀岡へと向かう。サンガのサポーターグッズを身につけている人や、チームカラーの紫を衣装に取り入れている人も多い。
嵐山を越えると竹林が続き、保津峡駅を過ぎると、大堰川の渓谷が何度も姿を現す。まるで秘境へと向かっているかのような気分だ。
トンネルを抜けると目の前に田園風景が広がる。トロッコ列車亀岡駅を過ぎると、黒い巨大な漆器のようなものが遠くに見える。サンガスタジアムである。
まるでホグワーツ城に向かうハリー・ポッターのような気分だ。

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メインスタンドのチケットは取れなかったため、バックスタンドの自由席を取ったのだが、サンガスタジアムの入り口はメインスタンドとバックスタンド、更にビジター専用の3カ所だけであり、バックスタンドに入る人で長蛇の列が出来ている。チケットもぎりの人員は多く、行列も進んではいるのでストレスはたまらないが、これほどの列が出来ているスタジアムは見たことがないので、改善の余地ありである。初開催なので、今後は改善されていくだろうが。スタジアムの出入り口の3つは絶対数ではなく、今日は一つは再入場口、一つは関係者用として使われていた。コンコースの広さから考えると、複数箇所からの入場があると、コンコースがつかえてしまうということなのかも知れない。帰りの際は2カ所に狭まったが、サンガスタジアムからJR亀岡駅までの歩道が人で溢れているのが見えたため、帰り口を多くしてしまうと駅に人が押し寄せてどうにもならないということも考えられる。Twitterでいくつか検索したところ、サンガスタジアムからJR亀岡駅まで普通に歩けば3分で着くところを30分掛かったそうだが、2カ所にしたからそれで済んだということなのかも知れない。杮落としということでサンガスタジアムへの来場者は1万7000人以上を記録したが、亀岡に一時にこれだけの人が押し寄せるということは大げさでなく有史以来初めてなのではないだろうか。
大勢の人が押し寄せるということ自体、亀岡にとって未曾有のことであり、スタジアムの周りには警察官を、駅には警備員を多数配して交通の混乱を避けるべく努力していた。

京都にサッカー専用スタジアム建設の構想が持ち上がったのは、1995年のこと。京都パープルサンガのJFLからJリーグへの昇格が決定的となり、プロサッカーチームに相応しいサッカー専用スタジアムを建設する機運が高まる。そして2002年のサッカーワールドカップ開催に向けて城陽市の木津川右岸にサッカースタジアムを建設する計画が立案されたのだが、2002年のワールドカップが日本単独ではなく日韓共催となったことから日本国内に建設予定だったサッカースタジアムの計画のいくつかが白紙撤回となり、そのなかに木津川右岸も含まれていて、サッカースタジアムの建設は振り出しに戻った。2002年には京都パープルサンガが天皇杯で日本一となり、追い風が吹くかに思われたのだが、目に前には混乱が待ち構えていた。
京都サンガF.C.(前身の京都パープルサンガを含む)が本拠地としていた京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場はそもそもJリーグ参加チームのホームグラウンドとしての規格に達しておらず、Jリーグのホームグランドとしては日本最低などといわれていた。初期はLEDビジョンもなく席は安手のもの。陸上競技場であるためスタンドからピッチまでが遠い、スタンドの傾斜も緩いので臨場感がないなど京都府唯一の本格的プロスポーツチームの本拠地としてはお寒い限りであった。
そこで伏見区の横大路にサッカー専用スタジアム建設計画が起こったのだが、ここからいかにも京都らしいというべきグチャグチャの展開を見せ、横大路はアクセス面で無理、西京極に仮設スタンドなどを設ける案もあったが、技術面で困難な上に陸上競技連盟による反対があり、西京極を一から建て直すにしてもその間の代替スタジアムがないため不可能。梅小路広場や京都府立植物園に建設するプランも出るが、「府市民の方々の同意が得られない」という「府市民の方々って具体的に誰なの?」という謎を呼ぶ否決で終わる。京都サンガF.C.は宇治市の太陽が丘こと京都府立山城総合運動公園に本拠地スタジアムを作る計画を京都府などに打診するも交通の便に問題ありということで進まず。
ということで、改めてサッカー専用スタジアム候補地を募集。いったんは下りていた京都市に加え、亀岡市、城陽市などが手を上げ、」最終的に亀岡市に決定する。ただ、最初の建設予定地は天然記念物であるアユモドキの生息場所であるとして反対運動が起こり、JR亀岡駅前の現在地に建設場所が移っている。その後も亀岡で反対デモなどがあったが、ようやく完成に漕ぎ着け、最初の試合が行われる。構想から実に四半世紀の道のりであった。

 

残念ながらバックスタンドの2席席(1階席は存在しないのでややこしい)には空席を見つけることが出来なかったので、3階席に向かう。3階席は比較的空いていた。2階席も臨場感があって良いが、3階席は3階席で、昔遊んだことのあるFIFA公認プレイステーション用サッカーゲームに似た角度でピッチを見下ろせる構造で、ボールの近くにいない選手の動きもはっきりと確認出来る。サッカーを観るためのスタジアムとしては最高の部類に入るのは間違いない。

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試合前に京都府のゆるキャラであるまゆまろがミス亀岡かなにかだと思われる着物姿のお姉さんと共にグラウンドに現れ、サンガサポーターの掛け声に合わせて踊っていたが、寒いので体を動かしたかったのかも知れない。雪はやんでいたが、今日の亀岡はとにかく寒い。
西脇隆俊京都府知事と京セラの山口悟郎会長が試合前の挨拶を行う。公約の一つがサッカー専用スタジアムの建設推進だった西脇知事(他の自治体の方々には考えられないかも知れないが、京都はついこの間まで「サッカー専用スタジアムの建設推進」が公約になり得るような場所なのである)は、「現時点では日本一のサッカースタジアム」と胸を張り、「サンガスタジアムというチーム名が入った日本初のスタジアム」として、ネーミングを行った京セラを讃えていた。

京セラはすでに、京セラドーム大阪や京都市京セラ美術館などでネーミングライツを行っており、仮に京セラスタジアムや京セラアリーナなどにすると京セラドームと混同される恐れがある。またユニフォームのメインスポンサーであり、京都サンガF.C.が元々京セラを中心にプロ化を進めた経緯はよく知られているため、何重にも宣伝する必要は感じられなかったのかも知れない。


以前は、西京極でよく京都サンガF.C.の試合を観ていたのだが、土曜日に稽古を入れることになっていから足が遠のき(結局、稽古が公演に結びつくことはなかったが)、サンガもJ2に低迷したままで、京都の街全体も盛り上がりに欠けていた。昨年は、一時期J2の首位に立つなど、J1昇格のチャンスが訪れたかに見えたが、対柏レイソル戦で1-13という、サッカーの試合とは思えないほどの大量失点を喫し(当然ながらJリーグの1試合における最多失点記録となった)失速。今年もJ2でのスタートとなった。

一方、対戦相手のセレッソ大阪はこのところずっとJ1で戦い続けているチームである。亀岡に向かう列車の中では、サンガが大敗するのではと心配する声も聞かれた。

JR亀岡駅からサンガスタジアムに向かっている途中で、セレッソ大阪の選手を乗せたバスが前を横切る。多くの人が拍手を送った。

久しぶりのサンガ戦観戦ということで、選手の中で名前を知っているのは李忠成だけ。李は今日はスタメンではなく、後半開始からの登場となった。背番号9のピーター ウタカ、背番号10の庄司悦大(しょうじ・よしひろ。昨季はベガルタ仙台からのレンタル移籍としてサンガでプレーし、シーズン終了後に完全移籍となった)らが現在のサンガを代表する選手となっているようである。

 

試合前は晴れていたサンガスタジアムであるが、試合開始と同時に小雪が舞い始める。祝い雪となるであろうか。絵的に美しい雪舞う中でのサッカーであるが、とにかく寒い。防寒対策は私としてはかなり徹底したつもりであるが、サンガスタジアムの北にある丹波富士こと牛松山とその背後の愛宕山から北風が吹き下ろしてくるため、体感温度もかなり低い。

試合はやはり、というべきか一貫してセレッソペース。どう見てもセレッソの方が強い。サンガ陣内でプレーが行われる時間が長く、またサンガがカウンターを狙ってもセレッソディフェンス陣に角度を潰されるため、シュートを打ってもキーパーの正面かゴールマウスを外れたものにしかならない。またサンガの選手達は上がりが遅く、パスを回すも相手ディフェンスに隙が見られないため、ゴール前にボールを送り込むことがなかなか出来ない。

先制点も当然のようにセレッソが奪う。坂元が右サイドから狙ったロングシュートはそのままゴールに吸い込まれた。

そのままセレッソペースになってもおかしくないような展開であったが、サンガも相手ゴール前での混戦に持ち込み、庄司が蹴り上げたボールがゴールネットを揺らしてサンガが同点に追いつく。その後もセレッソ有利ながら前半は1-1の同点で終えた。

ハーフタイムに太陽が姿を現し、日差しが優しく感じられるようになる。とにかく寒いが、様々な天気を楽しめる一日ともなった。

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後半もセレッソの方が勢いがあり、64分にパスで中央を破られて奧埜にゴールを決められる。
更にアディショナルタイムにもサンガゴール前でのセレッソの波状攻撃があり、サンガは防衛ならず、都倉にゴールを許す。
なんとか一矢報いたいサンガは、ウタカがドリブルでディフェンスを突破してのビューティフルゴールをサンガサポーターの目の前で決める。直後にタイムアップとなるが、サンガファンを大いに沸かせる一発となった。サッカー専用スタジアムにおいて目の前で決まるゴールは芸術そのものと言っても過言ではないほどの美しさを持つ。ハリー・ポッター・シリーズのクィディッチも、サンガスタジアムで観る現実のサッカーには敵うまい。

 

おびただしい数の人々がJR亀岡駅に向かう。このまま亀岡駅に向かうのは賢明ではない、ということもあるが、元々寄るつもりであった「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」に寄る。亀岡市にある亀山城は明智光秀が居城としていた城であり、サンガスタジアムの1階に大河ドラマ館が作られた。亀山城跡はサンガスタジアムの南西、JRの線路を挟んで向かい側にある。現在は宗教法人大本の所有となっており、無料では入れるのだが、宗教団体ということで入りにくい状態ではある。ただ「麒麟がくる」制作発表後に亀山城跡を訪れる人が増えたため、対応に当たるべく、有料での観光に切り替わる予定である。
亀山城という城は、ここ丹波のみならず伊勢にもあり、丹波亀山城の天守を取り壊すよう幕府からの命が下った時に間違えて伊勢亀山城の天守が取り壊されたという嘘のような本当の話がある。丹波亀山城天守は今は存在しないが、明治時代初期に撮影された古写真が残っている。丹波亀山城天守は、一説によると今治城の天守を移築されたものとされ、現在の今治城には丹波亀山城天守の古写真を元にした模擬天守が建てられている。

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館内には、出演俳優が着た衣装やサインなどが飾られており、明智光秀役の長谷川博己や松永久秀役の吉田鋼太郎らのインタビュー映像などを見ることが出来る。出演者の写真パネルや光秀ゆかりの亀岡観光案内などは撮影可である。

京都大河ドラマ館を出ると、夕日を浴びた牛松山とその背後の愛宕山が美しい。愛宕神社を崇拝していたという明智光秀であるが、亀山城にいる時は、毎日愛宕山の姿を眺めていたということになる。

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2019年9月24日 (火)

スタジアムにて(20) 侍ジャパン強化試合 日本対チャイニーズ・タイペイ(台湾)@京セラドーム大阪 2016.3.6

2016年3月6日 京セラドーム大阪にて

京セラドーム大阪で、侍ジャパン強化試合 日本対チャイニーズ・タイペイ(台湾)戦を観戦。午後6時30分プレーボール。

1塁側が日本の応援席、3塁側がチャイニーズ・タイペイの応戦席でありベンチも1塁側が日本、3塁側がチャイニーズ・タイペイであったが、今日は日本がビジターのユニフォームを着て先攻、チャイニーズ・タイペイがホームのユニフォームで後攻である。台湾の選手のローマ字表記(のようなもの)はピンインではなくウェード式が用いられていた。

京セラドーム大阪には何度も来ているが、1塁側に座るのはおそらく今回が初めてになると思われる。

打撃練習や守備練習から見ていたのだが、打撃は山田哲人が一番調子が良さそうであった(打撃練習の調子が当てになるとは限らないのだが)。中田翔は守備練習で打球をポロポロこぼすなど調子が悪そう。実際、今日は5番DHで出場したが打撃も不振であった。

外野でウォーミングアップしていた日本の選手達が、1塁側席の前を通る時に多くの人が声援を送っていたのだが、ベイスターズの山崎康晃は気軽に握手やサインに応じていた。

「おそ松さん」とのコラボレーションということでイヤミが登場。始球式(ファーストピッチと紹介される)を行った。


今日の日本はディフェンス優先の先発。セカンドには名手・菊池涼介、ライトには清田育宏、ショートには今宮健太が入る。サードは銀次。キャッチャーは炭谷銀仁朗。ファーストには中村晃が入る。

日本の先発はホークスのエース、武田翔太。

武田翔太はMAX147キロのストレートとブレーキングカーブでチャイニーズ・タイペイに挑む。だが、カーブを打たれるなど、調子は万全というわけではないようだ。

2番手投手の西勇輝、3番手の戸根千明、4番手の森唯斗、セットアッパーの山崎康晃、クローザーの西野勇士は全員、ストレートは140キロ台中盤をマーク。スピードガンで最も良い数字と出したのは武田翔太と森唯斗の147キロであったが、球の伸びが一番感じられたのは西勇輝であった。また、球質が重そうなのは武田翔太であった。

台湾職業棒球リーグで投げたこともある高津臣吾(東京ヤクルトスワローズ一軍投手コーチ)が、「台湾は守備が雑だった」と言っていたが、実際、今日のチャイニーズ・タイペイは守備が雑でエラーや、エラーは付かないが実質的なエラーが多く見られた。

だが、先にエラー絡みで点を与えたのは日本。3回裏、先頭の林智平にカーブをセンター前に弾き返されると、続く林カイ笙のバットを粉砕してボテボテのゴロを打たせるが、飛んだバットのかけらを気にしながらの守備となった武田は、ファーストへの送球がワンバウンド。上手いファーストなら捕れていたところだが、バウンドが近すぎたということもあり、中村晃のファーストミットからボールがこぼれる。記録上は武田翔太の悪送球となる。張建銘はショートゴロに打ち取り、二塁はフォースアウトとするも一塁には投げられず、一死三塁一塁となる。
王柏融の当たりは痛烈。普通ならレフト前に落ちるタイムリーとなっていたところだが、ショートの今宮がジャンプして打球を捕球。超ファインプレーに拍手が起こる。
しかし、続く林智勝との対戦時に張建銘が二塁へ盗塁。だが、これは囮で、サードランナーの林智平がディレイドで本盗を仕掛ける。タッチプレーなら先にホームインした場合、帰塁は認められるので、セカンド・菊池もバックホームでホームタッチアウトを狙ったのだが間に合わず。台湾が頭脳プレーで先制点を奪う。
本来なら二塁に投げなくても良かったはずなのだが、2点取られるのが怖いのとランナーを刺したいという本能で投げてしまったのだろう。
日本は守備主体のスターティングオーダーでありながら先制を許す。

さて、守備主体の先発メンバーであったが、続く4回表、この回先頭の菊池が意表を突いて初球セーフティーバントを試みる。菊池はヘッドスライディングしてタイミング的にもセーフであったが、台湾の守備陣が大混乱。バントを拾った投手がファーストへ大暴投。それを見た菊池はセカンドへヘッドスライディング。しかし、何とライトのセカンドへの送球も暴投となり、菊池はあっさりと三塁を陥れる。続く清田はデッドボールを受け、無死三塁一塁。ここで今日は4番に入った筒香嘉智がセンターへの大飛球を放ち、犠飛となって日本が同点に追いつく。

5回表、日本は一死から今宮がセンター前に抜けるヒットを放つと、二盗を決める。続く銀次はライト前へのヒット。これをライトが後逸。今宮が帰って、2-1と日本が勝ち越す。銀次は二塁に進塁はしなかった。炭谷はキャッチャーゴロだったが銀次がこの間に二塁に進む。二死二塁。ここで丸がセンターへのタイムリーを放ち、日本は3点目を奪う。
今宮は5回裏に普通ならセンター前に抜けているはずの当たりを捕り、ゲッツーを奪うなど、今日は攻守で華麗なプレーが目立った。

日本は6回表に今宮に代わって坂本勇人を代打に送ったところからオーダーをディフェンス重視からオフェンス重視に切り替える。セカンドに山田哲人、センターに秋山翔吾、ライトに平田良介が入る。

7回表。バッターは中村晃。レフトへの平凡なフライ……かと思いきや、チャイニーズ・タイペイのレフトの脚がもつれ気味である。結局、レフトは転倒してしまい、センターがバックアップに入るも中村晃は三塁に到達。記録は三塁打となる。だが、その後は炭谷、秋山翔吾と連続三振。山田哲人はフォアボールで歩き、平田が打席に入るも平凡なセカンドゴロで相手のミスにつけ込むことが出来なかった。

9回表は日本のビッグイニングになる。坂本が三塁線を破る二塁打を放つと、銀次は四球を選ぶ。ここで炭谷が送りバントで一死三塁二塁とする。
秋山の当たりはファーストゴロだったが、三塁ランナーの坂本が思い切って本塁を突き、台湾の一塁手もベースは踏まずにバックホームを選択するが坂本の脚が勝り、日本が4点目を挙げる。なおも一死三塁一塁。打席に立った山田哲人はレフト二階席への大ファールを放つなどしたが、結局は2打席連続のフォアボールとなる。
満塁で打席に入った平田。ライトの右に弾き返す長打を放ち、台湾のライト守備がもたついたということもあって、走者一掃の3点タイムリースリーベースを放つ。三塁上で平田はガッツポーズ。
更に4番・筒香がライトポール際に飛び込むツーランホームランを描き、日本はこの回、一挙に6点を奪い、9-1と台湾(チャイニーズ・タイペイ)を突き放す。

9回裏のクローザーを託されたのは西野勇士。しかし、先頭の張建銘にバットを折りながらもライト前にしぶとく運ばれると、王柏融に一塁線を破るタイムリーツーベースを放たれる。林智勝は簡単に打ち取るが、劉芙豪にはセンターへの大飛球を飛ばされる。センターの秋山が追いつくが、王柏融はタッチアップでサードへ。そして周思斉は一二塁間を破るタイムリー。日本投手陣は8回まで台湾打線を2安打1点に抑えていたが、西野は一人で3安打2失点である。
それでも林泓育をライトに高々と上がるフライに打ち取った西野。不安定なピッチングではあったが結果的に勝利投手になり、日本が9-3で完勝した。

最初の内は安打は多いものの余り点が奪えないという展開であったが、9回に大爆発。投手陣も万全の出来ではなかったが台湾の淡泊な攻撃に助けられた。投手陣で一人心配なのは西野だが、フォークは鋭い落ちを見せており、シーズンに入れば今年も活躍しそうである。台湾はエラーが多かったし、大味な展開であった。リトルリーグでは何度も世界一になっていながら成人になると伸びないのは、夏になると暑くて昼間は表に出られないという気候も考えられるが、何度も野球賭博が繰り返される脇の甘さがプレーにも出ているのかも知れない。

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