カテゴリー「トーク番組」の5件の記事

2024年12月 1日 (日)

「徹子の部屋」 ゲスト:仲野太賀 2024.11.5

2024年11月5日

テレビ朝日系(こちらではABCテレビ)「徹子の部屋」に俳優の仲野太賀が登場。俳優の中野英雄の息子(次男)で二世俳優となる。再来年の大河ドラマ「豊臣姉弟!」で主役の、羽柴小一郎や大和大納言の名でも知られる豊臣秀長(羽柴秀長)を演じることが決まっている。
黒柳徹子は、「今年の朝ドラのヒロイン(「虎に翼」の伊藤沙莉)の夫(佐田優三役)を演じて話題になり」「ロスを生んだ」と紹介した。ちなみに仲野は、伊藤沙莉演じる寅子の二番目の夫の役を演じた岡田将生と友人であり、朝ドラに出演が決まった時も岡田に報告して、
仲野太賀「今度朝ドラ出るんだ」
岡田将生「へえ、どんな役?」
仲野「ヒロインの伊藤沙莉ちゃんの夫役」
岡田「え?」
となったそうだ。
また早くに亡くなるので、岡田に、「絶対ロスを生んでやる」と意気込んでいたという。

父親の中野英雄のことを、「宣伝隊長」と呼んでおり、私も今日の「徹子の部屋」のことは、中野英雄のXのポストで知った。
仲野は母親の影響で「徹子の部屋」に出るのが夢だったそうだ。

実は、丁度30年前の1994年に当時29歳の中野英雄が「徹子の部屋」に出演しており、その時のVTRが紹介される。鈴木保奈美主演のCX系連続ドラマ「愛という名のもとに」で、今で言うパワハラを受けて自殺してしまう「チョロ」というあだ名の青年を演じて話題になっていた頃である。「1歳の子」の話が出てくるが、これが現在31歳になる仲野太賀のことである。ちなみに長男の名は武尊(たける)で名付け親は柳葉敏郎だそうだが、太賀の名は中野本人が付けたそうで、「大河ドラマに出れるように(ママ)と思ったんですけど、字はちょっと変えてね。僕が無理なんで子どもにだけは大河に出て主役でも張っていただかないと(ママ)」と発言している。仲野太賀もこの話は知らなかったようで、「軽い衝撃映像みたいになってますよね」。自分の名前の由来も初めて知ったようだ。

中野英雄は柳葉敏郎の付き人であったが、柳葉が所属していた一世風靡セピアのマネージャーのようなことをしていた。一世風靡セピアのマネージャーなので元はかなりやんちゃである。柳葉敏郎のことは、太賀は生まれた頃から知っていて、親戚のおじさん気分だったのが同じ俳優となって不思議な感じだという。

ただ中野家では母親の方が柱のような存在であったようで、太賀はかなりのお母さんっ子として育ったようである。子役のオーディションを受けさせられたこともあったようだが、嫌がって裸足で逃げ出したそうだ。

転機は小学校5年生の時に、ドラマ版の「ウォーターボーイズ」を見たことで、主演の山田孝之に憧れ、市民プールに行ってシンクロナイズドスイミング(現在はアーティスティックスイミングになっている)の真似をしていたが、「やりたいのこれ(シンクロ)じゃないな。俺は俳優になりたいんだ」と気づいて、俳優志望へと転じて13歳でオーディションに合格し、現在まで俳優を続けている。山田孝之とは現在公開中の映画「十一人の賊軍」で共演している。幕末の戊辰戦争時の越後新発田藩の話である。剣豪の役なのだが、殺陣の経験が全くなかったため、下手すぎて白石和彌監督に「キャスティング間違えたか」という顔をされたそうだが、最後は「阪妻(阪東妻三郎)みたいだったよ」と褒めて貰えたそうである。

最初は二世俳優だと思われることが嫌で隠し、父親にも「息子だと言わないで」と釘を刺して、太賀の芸名で出ていたが、「苗字ないのもな」と思い、本名の「中野」から字を変えて「仲野」の苗字を付けた。「仲間」を大切にするという意味で「仲」の字に変えたと聞いている。ちなみに中野英雄は息子の願望を無視して、あちこちで、「息子なんだ」と広めていたらしい。

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2024年10月15日 (火)

「あさイチ Kira KIra キッチン」 麻生久美子 2024.10.8

2024年10月8日

NHK総合「あさイチ」。今日は「Kira Kira キッチン」と称して、調理を行いながら番組が進行するという趣向。ゲストは女優の麻生久美子。
麻生さんは、現在、NHK連続テレビ小説「おむすび」(橋本環奈主演)に主人公のお母さん役として出演中である。と書いていながら私は見ていない。「ブギウギ」は、笠置シヅ子をモデルとした音楽の話で、同い年の草彅剛が音楽家役で出ているので見たし、「虎に翼」は、日本初の女性法曹で、母校である明治大学出身の三淵嘉子がモデルであり、私も寅年(五黄の寅ではなく八白の寅)、主役を演じるのが同郷の伊藤沙莉ということで見る要素があったのだが、「おむすび」は麻生久美子が出てはいるがヒロインではないし、それだけではちょっと弱い。橋本環奈は嫌いではないが特に好きではない。そもそも彼女が出演した作品を数えるほどしか見ていないということで食指が動かなかったのである。同い年の北村有起哉など、良い俳優も出ているのであるが、舞台が福岡と神戸なので、余り惹かれないということもある(NHK大阪放送局=BK制作)。

神戸が舞台の一つということで、阪神・淡路大震災も絡んでくるはずである。

主人公は栄養士を目指すのだが、福岡には九州限定で栄養士の名門として知られる中村学園大学があり(全国区の知名度はない)、九州で栄養士を目指す子は大体、そこを目指すのだが、主人公は関西に出てきてしまうようである。「虎に翼」で主人公の伊藤沙莉演じる猪爪(佐田)寅子(ともこ)の母親、はるさん役を演じていた石田ゆり子は女子栄養大学の二部だったか、短期大学部だったかの出身で、栄養士のお母さん役には最適だったのだが、先の朝ドラに出てしまったので、今回は出られない。

麻生久美子は、1978年6月17日生まれ。千葉県山武(さんぶ)郡山武町(さんぶまち)の出身。現在は合併により山武(さんむ)市となっている。山武郡山武町は千葉県の中でも一番の田舎といわれているところで、映画「SF ショートフィルム」で麻生久美子の実家付近でのロケが行われているのだが、感心してしまうくらい何もないところである。ちなみに麻生久美子の実のお母さんとお婆さんが出演されている。
両親の中が悪く、離婚。父親は金遣いが荒くて粗暴でちょっと困った人だったようで、夫婦喧嘩の時に包丁を持ちだして、幼い麻生久美子が楯になって母親をかばったという話がある。弟と二人、母子家庭で育つこととなる。母親はスーパーで働いていたのだが、「ハンバーグやミートボールを貰ってきてくれるんですけど、どっちも一緒じゃないですか」という環境で育った。ザリガニを釣って、食べたこともあるのだが、後で「食べちゃいけない。細菌なんかがいるから」と言われたらしい。ただザリガニはエビの味がするのでごちそうだったそうである。

私も幼い頃に千葉県内にある母方の実家(田舎にある)でザリガニ釣りをして遊んだが、勿論、食べず、釣ったザリガニは祖父が海釣りのエサにしていた。余談だが、東京にはザリガニ料理が食べられる店があるらしい。

貧乏という理由でいじめられることもあったそうで、彼女は額の見えにくいところに傷があるのだが、幼い頃に石を投げつけられて出来たものである。また走る車の前に突き飛ばされそうになり、この時は母親が他の子どもたちの家に怒鳴り込んだそうだ。このお母さん、結構、スパルタで、麻生久美子がちょっと悪いことをしたら木に縛りつけて泣いてもわめいてもなかなか許さないということもあったらしい。そんな彼女であるが、幼い頃は、「自分は世界で一番可愛い」と思い込んでいるような、「今振り返ると嫌な子」だったようで、西田ひかるのファンであり、西田ひかるの顔のほくろがある場所をいじっていたら、ほくろが出来たという話もある。
お菓子系と呼ばれたライトなエロ目の雑誌にモデルとして出るようになり、コンビニかどこかに買いに行って、「お菓子系なのに、これ私」と周りに自慢して回ったという彼女らしいエピソードもある。
授業態度は真面目で、成績も良かったようだが、学区的には県立佐倉高校一校だけが飛び抜けた進学校で、その他は、誰でも入れるレベルの高校ということで、成績が良くても佐倉高校に行けるだけの学力はなかっためか、県立佐倉南高校に進学することになり、残念そうな発言をしていた記憶がある。「高校時代にはいじめられるし」と発言しているが、どちらかというとハブられていたというより、自分から壁を作っていて、余り周りとは仲良くしなかったようである。容姿的には幼い頃から別格扱いではあったらしい。
十代の頃は哀川翔に片思いしていて相手にされなかったようだが、哀川翔に「カンゾー先生」への出演を勧められ、ブレークすることになった。

割と開けっぴろげで、明るく、豪快に笑う性格。映画に出まくっているが、映画自体はそれほど好きではなく、余り映画は観ない。そのことで事務所に怒られたこともある。ただ映画が好きではないのに映画女優としてフィルムに収まることに疑問を感じた時代もあったようだ。

麻生久美子さんの映画の舞台挨拶には、二度ほど行ったことがあるのだが、最初はテアトル新宿で行われた、「贅沢な骨」の舞台挨拶付き上映。この頃はまだフィルムを使っていたので、フィルムトラブルがあって、上映が始まってすぐにフィルムが丸まって動かなくなってしまうため、3度やり直すという事件があった。
麻生さんによると、「贅沢な骨」は、上映出来るのかどうかまだ分からないまま撮り始めた映画であるとのことだった。
舞台挨拶が終わり、上手通路から退場する時に、お客さんの一人が手を差し伸べたらしいのだが、麻生さんは、「わー! 握手握手!」とはしゃいで自分から握手に行き、その後ろの席の人とそのまた後ろの人ーー多分、二人は手を差し出していなかったと思われるのだがーーとも握手をして、「アーッハッハッハッハッ!」と豪快な笑い声を残して去って行ったのをよく覚えている。「あー、この人、やっぱり千葉の女だわ」と思ったものだ(千葉の女性は豪快に笑う人が多い)。
好きな女優さんなので、色々知識があるんですね。ずっと書いていられるけれど、そんなことしても仕方がないので、今日の内容へ。


で、ここからが本編。番組が始まった時から、すでに麻生さんは調理中である。麻生さんは包丁でタマネギを刻んでいる。カメラが寄ってきて、「おはようございます」挨拶を行う麻生さん。今日の番組内容を紹介して。「嫌だもう、朝からすみません。恥ずかしい」と言う。その後も料理を行いながら喋っていく。指導は秋元さくらシェフ(フレンチ)。ひき肉のピカタを作っていく。

鈴木菜穂子アナウンサーに「お料理大好き」と言われた麻生さんは、「いやーもう、そんなに」と謙遜する。

後は基本的に調理が進んでいく。女優さんの家庭的な部分を見る機会は余りないので、貴重ともいえる。


麻生久美子のお気に入りの紹介。
ドイツの一口バウムのチョコレートがけとシンガポールのピリ辛ポークジャーキー。いずれも国内に店舗があるそうである(ポークジャーキーは東京のみ)。
多分、食べに行くことはないな。
手料理の紹介もある。ハンバーグ、春巻き、ブリの照り焼き。普通のお母さんの料理である。子どもたちが喜ぶので、春巻きを作ることが一番多いそうだ。


続いて山野辺仁(やまのべ・ひとし)シェフの指導で、秋のみそぼろ丼の調理。
基本的に麻生さんが料理しているだけの展開である。正直、大女優を使ってやることなのかどうか分からない。麻生さんは基本的にかなり良い人なので何でもやってくれるけれど。
今日は朝のNHKなので比較的落ち着いているけれど、実際はキャピキャピした明るい人である。

朝ドラ「おむすび」では、今のところギャルが重要なポジションを占めているようなのだが、麻生久美子も「ギャルやってみたかった」と述べた。実際にギャルであったこともないが(それほど彼女をよく知っているわけではないが、性格的に多分無理である)、麻生久美子がギャルを演じたこともおそらく一度もないと思われる。数多くの映画やドラマに出ている麻生久美子だが、実際の年齢より上の女性を演じることも比較的多く、落ち着いた役が多い。悪女役もやっていて、私は映画「ハサミ男」の知夏役が結構好きである。あの作品は、原作者も監督も残念なことになってしまったけれど。

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2024年9月28日 (土)

「あさイチ プレミアムトーク」 伊藤沙莉 2024.9.6

2024年9月6日

「あさイチ プレミアムトーク」。ゲストは、連続テレビ小説「虎に翼」で主役の佐田(猪爪)寅子を演じた伊藤沙莉。8月31日に、「虎に翼」がクランプアップしての出演である。
コロコロ笑っていたかと思うと、メッセージに涙し、1時間に4回も泣くなど、感情豊かな人であることが分かる。

クランクアップの様子も放送されるが、泣きながら「明日から佐田寅子としていられないっていうのがちょっと想像つかない」と言いながら、「3日後ぐらいには徐々に実感」と言って笑い取りに行っているのが、いかにもお笑い芸人の妹である。

周りからは「朝ドラのヒロインって大変でしょ」と言われたそうだが、「意外とそうではなくて」「作品を作る楽しさ」の方が勝っていたそうである。

この人はかなりの人たらしだと思われるのだが(唐沢寿明や織田裕二に可愛がられているようである。また「虎に翼」でナレーション担当の尾野真千子ともかなり親しくなったらしい。出来るドジっ子なので当然、モテる)、自分を下げてでも必ず相手を立てるので悪い印象のない人である。

セリフ覚えが良く、普段はセリフを間違えないようだが、土居志央梨の証言によると、一度、ちょっとだけ噛んだときに、いきなり自分で自分の頬を「周りが引くぐらい」思いっきりはたき、頬が真っ赤になって、メイクさんが「あー!」と言いながら寄っていったそうで、逆に迷惑を掛けてしまったそうだが、シンプルに集中力を欠いていたので切り替えるのに一番早いというのでセリフビンタを選んだようである。土居志央梨は、「自分に厳しすぎるだろ」と笑っていた。

猪爪時代の寅子がお見合い中に居眠りするシーンがあるが、伊藤沙莉のフォトエッセイを読むと、「コンビニのバイト中はレジ打ち中にシンプルに就寝」と書かれており、この辺から取られている可能性がある。

森田望智(みさと)の証言、「どこか別の世界に行っている」に関してもフォトエッセイには、「居酒屋のバイトではビラ配りしてたら夜の散歩が気持ちよくなって一時行方不明」と呼応するようなことが書かれており、昔からそうだったようだ。

この人はなんなんだろう。


後半には、リアルにその時代を生きた人達の、想像では補えないくらいの苦労に思いをはせ、表現する上での難しさやプレッシャーなども述べて、その上で今の時代とリンクする部分に考えさせられることも多かったと語った。


前作の朝ドラ「ブギウギ」(NHK大阪放送局=BK制作)のヒロインである趣里から、励ましのメッセージを何度も受け取ったことや、プレゼントとして練り香水を貰ったことも明かして、今もつけているということで、手首の匂いを鈴木菜穂子アナウンサー(私の父親の大学の後輩で学部も一緒である)や博多華丸・大吉にかがせていた。

伊藤沙莉は、シングルマザーの貧しい家庭環境で育っており、伯母の協力を得ていたという境遇を寅子の娘である優未に例えていた。同じ千葉県出身の女優である麻生久美子も同じような幼少期を送っており、苦労人も多いようである(伊藤沙莉は千葉市若葉区出身で私と同郷。麻生久美子は山武〈さんぶ〉郡山武町〈さんぶまち〉、現・山武〈さんむ〉市出身)。


最後に、生まれて初めてネイルサロンに行ったということで爪を見せていた。女優だと様々な役をやるので、ネイルをデコレーションしたりは出来ないようである。


今後は1ヶ月ほど休養を取るようだ。

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2024年9月16日 (月)

NHK総合「土スタ 『虎に翼』特集@明治大学」 伊藤沙莉&仲野太賀 ハイライト映像へのリンクあり

2024年5月25日

NHK総合「土スタ(土曜スタジオの略のはずなのだが、「土曜にスターがやってくる」の略だとされており、そう読み上げられる)『虎に翼』特集@明治大学」を録画で見る。現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインのモデルである三淵嘉子(独身時代の名前は武藤嘉子で、苗字にちなんで「ムッシュ」というあだ名で呼ばれていた。二度結婚しており、和田姓を経て三淵姓となっている)が旧制明治大学専門部女子部法科(3年制)と旧制明治大学法学部(3年制)卒ということで、東京都千代田区神田駿河台(最寄り駅は御茶ノ水)にある明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン内のアカデミーホールからの生放送となる。ゲストは、ヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)改め佐田寅子役の伊藤沙莉と、寅子の夫となった佐田優三役の仲野太賀。仲野太賀は俳優の中野英雄の息子(次男)で、再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、羽柴小一郎や大和大納言の名でも知られる豊臣秀長役で主役を張ることが決まっている。

明治大学アカデミーコモンは、私が在学中には存在しなかった建物で、一部を除いては学部の教室ではなく、専門職大学院や社会人向け講座(リバティアカデミー)などで使われているそうだが、現在の私は明治大学とは関係がないし、東京にもいないので実態はよく分からない。地下に移転した明治大学博物館(「虎に翼」展開催中)があり、明大OBである阿久悠記念館が出来ている。
アカデミーホールは多目的ホールで、講演なども行われるが、毎年、明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)の上演会場となっている。MSPは一度だけ、「ヴェニスの商人」を観ている。

明治大学出身者の法曹がモデルということで、伊藤沙莉も明治大学で法学の特別講義を4コマほど受けたそうだ。ちなみに女学校時代の寅子の親友で、今は寅子の兄の直道(上川周作)に嫁いでいる花江役の森田望智(もりた・みさと)も法律とは関係のない役なのに何故か付いてきたそうである。森田望智は大卒のはずだが(大学名非公開)また大学の雰囲気を楽しみたかったのだろうか。仲野太賀は明治大学には来ていなかったそうで、「だから落ちたのか!」と冗談を言っていた。

昨日の放送で、優三に赤紙(召集令状)が届き、出征するシーンが描かれたのだが、優三に届いた赤紙は色が薄いピンク色であった。前作の朝ドラ「ブギウギ」で、ヒロインの福来スズ子(趣里)の弟である花田六郎(黒崎煌代)に届いた赤紙は文字通り真っ赤であった。六郎が召集令状を受けたのは日米開戦前ということで染料が豊富にあったのだが、その後に染料が足りなくなり、赤紙の色も落ちていった。優三が招集されたのは昭和19年という設定である。

石田ゆり子、岡部たかし、土居志央梨、上川周作がビデオ出演。土居志央梨と上川周作は同い年(31歳)で、京都造形芸術大学映画俳優コースの同級生。伊藤沙莉も先日30歳になったばかりで、仲野太賀も31歳。若手陣は全員アラサーである。土居志央梨は、男装して男言葉を話す無愛想なキャラ(山田よね)を演じているため、ビデオ映像に出演した素に近い状態とのギャップがかなりある。
昨日、「あさイチ」に草彅剛が出演し、ゲストとしてT字路sが登場して歌を披露したのだが、伊藤沙莉はカラオケでT字路sの曲をよく歌うそうだ。「虎に翼」は名古屋がロケ地になっているのだが、名古屋ロケを終えた夜に伊藤沙莉と土居志央梨は二人でカラオケに出掛け、伊藤沙莉はT字路sを、土居志央梨は椎名林檎を歌った。二人とも歌は上手いらしい(伊藤沙莉は歌手デビュー済み)。

撮影の裏話が中心だが、チームの雰囲気はとても良さそうで、伊藤沙莉も仲野太賀も互いをリスペクトしている様子がよく伝わってくる。

伊藤沙莉と仲野太賀が夫婦役を演じるのは二度目で、NHKBSプレミアム(現在は統合によりチャンネル自体は廃止されている)とNHK総合「ドラマ10」で放送された連続ドラマ「拾われた男」で共演している。「拾われた男」には草彅剛も準主役で出演しており、昨日の「あさイチ」では「拾われた男」の映像も流れた。「拾われた男」は、現在はDisney+で配信されている。

ハイライト映像へのリンク

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2021年7月17日 (土)

広上淳一×小林研一郎×下野竜也 NHK総合「ディープピープル」指揮者 2011.8.3

2011年8月3日

深夜1時15分から、NHK総合で放送された「ディープピープル」を見る。再放送である。本放送は都合により、見逃してしまっていた。テーマは指揮者。
下野竜也、広上淳一、小林研一郞という、日本を代表する個性派の指揮者3人が東京オペラシティのリハーサル室に集まってそれぞれの指揮に対する思いを語る。3人の中では広上が一番饒舌なので、自然に広上が進行役を務めるようになる。

個性派と書いたが、3人ともいわゆるオーソドックスなタイプの指揮者ではない。下野は41歳で(今年42歳。2011年当時)と指揮者としては若いが、若さに似合わず、30代のころから渋い音を出す指揮者だし、広上はハチャメチャな指揮スタイルとそれに似合わぬ美音をオーケストラから引き出す指揮者。また「炎のコバケン」こと小林研一郞は熱烈なファンとアンチが共に多いという変わった指揮者である。

指揮棒の話になり、3人とも自分の指揮棒を持参していて見せ合う。広上の指揮棒が比較的長めなのは実演に接しているので知っていた。ただ、明らかに長いというほどではない。遠目から見てもはっきり他の指揮者とは違うと感じる指揮棒を使用しているのは大植英次で、彼の指揮棒は一目で違いがわかるほど短い。広上さんは「背が低い」(自称164cm。学生時代の身長だと思われる。今はそれよりもかなり低いはず)から長めの指揮棒を使っていると語っていたが、大植は広上と同じか、あるいは更に背が低いのに指揮棒は短い。

クラシック以外の音楽の話題にも触れ、小林研一郞は美空ひばりが好きだそうだ。広上淳一は娘さんの影響もあって意外にもAKB48をカラオケで歌ったりするそうで、「『ヘビーローテーション』いいよ」と言っていた。私もAKB48は特に好きではないが、「ヘビーローテーション」だけは好きで(といってもCDは持っていないが)カラオケでも歌う。ただ、なぜか他の曲には惹かれない。下野はクラシック以外の音楽を聴くことはほとんどないそうだ。

演奏会前の楽屋にもカメラが入っており、小林研一郞は演奏会の前に楽屋で一度素っ裸になるそうだが、カメラが入っているので流石にそれはせず、NHKのスタッフが希望するポーズを取った。下野竜也は演奏会前に楽譜を入念にチェックする。かなりの緊張しいだとも語っていた。広上淳一は着替えるのがおそらく日本人指揮者としては一番遅いと語っていた。本番の2分前ぐらいに着替えるという。それより前に着替えると緊張してしまうそうだ。実は広上指揮の京都市交響楽団の定期演奏会で、オーケストラがチューニングを終えて待っているのに広上がなかなか出てこないということがあった。おそらく着替えが遅れたのだろう。

3人のリハーサルにもカメラが入る。小林研一郞はリハーサルでの言葉遣いが非常に丁寧なことで知られているが、70歳になった今でもそれは変わっていない。広上のリハーサルはオーケストラのメンバーと和気藹々といった感じである。下野のリハーサルは厳しいという噂があったが、実際は楽しくやっているようだ。

「第九演奏対決」という企画があり、3人の指揮者が同じオーケストラ(東京フィルハーモニー交響楽団)と同じリハーサル室を使って、ベートーヴェンの第九の第1楽章の終結部を演奏する。音の大きさでいうと、広上、小林、下野の順に大きい。下野が一番オーソドックスな演奏で、広上は指揮棒の振り方は一番個性的なのに生まれる音楽は一番カッチリしたフォルムを持っているという特徴がある。小林は一番テンポが遅く、最後の方は一音毎に指揮棒をくねらせ、最後もゆったりと大見得を切るように終わる。小林が楽譜にない間を取っていることも話題になる。

広上が教授を務める東京音楽大学のリハーサル室にもカメラが入り、広上の指揮指導姿が撮される。学生指揮者と学生オーケストラによる授業。広上は以前、「東京音大の指揮科に定員を設けるのをやめ、その代わり授業を厳しくする」と語っていたが、言葉通り、学生指揮者の演奏を何度も止め、駄目だしをしていた。

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