ぴあ配信公演 松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」公開イベント「さまっす生祭り うちらが会えばさまっすじゃん」
2024年10月30日
※有料配信であるため、内容を制限して公開しています。
午後6時30分から、松岡茉優と伊藤沙莉が隔週水曜日に配信しているネットラジオ「お互いさまっす」の初の公開イベント「さまっす生祭り うちらが会えばさまっすじゃん」をぴあの配信で視聴。有楽町よみうりホールからの配信である。
松岡と伊藤。ヤクルトスワローズの歴代最高を争う名投手(松岡弘と伊藤智仁)のような苗字である。
伊藤沙莉(いとう・さいり)が1994年生まれの30歳、松岡茉優(まつおか・まゆ)が1995年生まれの29歳であるが、松岡茉優は早生まれであるため、同学年であり、一般的には同い年である。子役時代から親友で一緒に遊園地に遊びに行ったりする仲だそうだ。有名女優二人でも案外気づかれないそうだが、伊藤沙莉が喋るとすぐにバレてしまうらしい。伊藤沙莉の方が先に生まれていて、今のところ年齢も1つ上だが、伊藤沙莉は妹キャラ(三人兄妹の末っ子)、松岡茉優はお姉さんキャラ(二人姉妹の姉)であるため、どちらかというと松岡茉優が引っ張って、伊藤沙莉が突っ込むというケースが多い。
NHKの「あさイチ プレミアムトーク」に伊藤沙莉が出演した際、山田よね役で共演した土居志央梨が、「沙莉語がある」として、「鉛筆を『細んこ』と呼ぶなど、語尾に『こ』をつける」と紹介していたが、今日も伊藤沙莉は「嘘んこ」「難(むず)んこ」などの沙莉語を使っていた。
松岡茉優側の資料はないが、伊藤沙莉には著書であるフォトエッセイの『【さり】ではなく【さいり】です。』(KADOKAWA)があるため、それを参照すると、松岡茉優は、伊藤沙莉が所属していた事務所の子役部門の閉鎖が決まり、わかりやすく言うとクビになったときに慰めてくれた女優の一人としてまず登場する。この頃、伊藤沙莉はオーディションに落ち続けており、俳優人生の瀬戸際だったが、連続ドラマ「GTO」のオーディションに合格。撮影前のワークショップのようなものに参加した際に、飯塚健監督から、「松岡茉優くらいかな、観れる芝居は」と言われて、初めて「悔しい」と思ったそうで、女優魂に火をつけた相手でもある。
ちなみに伊藤沙莉は、「お互いさまっす」でこれまで受けたオーディションを「500回くらい」と語っており、松岡茉優も今日、「200から300くらい」と話していたが、トップクラスの人でも大半は落ちるらしい。一人一役なのだから当然と言えば当然であるが。二人が初めて出会ったのもオーディション会場だったのだが、そのオーディションには二人とも受からなかったそうだ。伊藤沙莉は誰が受かったのか覚えているようだったが、はぐらかしていた。
本編の前に、二人がトランプでスピードの勝負をする。勝った方が本編でゲーミングチェアに、負けた方がパイプ椅子に座ることになる。
伊藤沙莉は、スピードでカードを出す際の言葉が、「せーの!」だったり、「スピード!」と言うことがあったり、じゃんけんをする前に手を組んで絡ませて中を覗くという仕草をして松岡茉優に「何してるの?」と言われるが、これらは私の地元で行われていることと完全に一緒。地元が一緒だから当然ではあるが。じゃんけんの前のポーズは志村けん由来だと思われるので、千葉県オリジナルではないが、志村けんと千葉県の知り合い以外でそういうことをする人を見るのは私は初めてである。地元出身者にはプロ野球選手が何人かいるが、プロ野球選手は野球以外のゲームを人前で見せることはないので、そうしたルーティンを行っているのかどうかは分からない。
伊藤は、語尾に「だべ」を使いながら、「千葉には方言がない」と言って、松岡に「『だべ』は方言じゃないの?」と聞かれるも、「分からない。伊藤家の口癖の可能性ある」と答えていた。「だべ」は千葉県のみならず、南関東で広く使われている方言で、神奈川県出身の中居正広がこの「だべ」を多用することで知られている。千葉県では、「だべ」と同等に「べ」を語尾に使うことが多い(例:「するべ(すっべ)」、「行くべ」、「やるべ(やっべ)」、「酷いべ」など)。松岡茉優も東京出身で方言がなく、二人とも方言が羨ましいようである。名古屋の女性からの「名古屋は方言が可愛くない」という趣旨のメッセージを読み上げた時も、二人とも「名古屋弁可愛い」と言っていた。南関東出身者の共通の不満がこの「方言を喋れない」である。ただ映画、ドラマ、演劇などでは標準語を使うことが多いため、普段から喋っている言葉を縦横無尽に扱えることは大きなアドバンテージともなっている。
伊藤沙莉は、肯定するときに、「勿論」というのが口癖なのだが、これは気に入っているようだ。松岡茉優は「ありがとう」と言うことを心がけているようである。
ちなみに私は京言葉は多少話せるが、話すことは基本なく(書き言葉で使用することはある)、標準語で通している。方言を話すと自分を偽っているような気分になるためだ。
今日何をやるか、内容は一切公開されておらず、伊藤沙莉は、「みんなよく来て下さいましたね」と感心していた。
「くちびるに歌を」という映画(新垣結衣主演)を観て、15年後の自分に手紙を書くことにした女の子からの投稿。15年後は34歳なのだが、「結局、元気ならそれで十分」ということになったようだ。
15年後には二人は45歳である。まだ今の私よりも若い。
伊藤沙莉が、「子ども産んでる」「二桁は産んでる」と子ども役の数のことを言う。伊藤沙莉は、「虎に翼」で佐田寅子として優未という娘を赤ちゃんの頃から50代まで育て上げている。
ちなみに松岡茉優は家族役を演じた俳優とはずっと家族のつもりでいるのだが、俳優によっては当然ながらそうではない人もいて、親しげに話しかけたら他人行儀な態度を取られてショックを受けることもあるらしい。
学校の成績が悪いという中学生の女の子からのお悩み相談。伊藤沙莉は、「茉優に聞いて下さい。私が喋っちゃダメ」と松岡茉優に全て譲ってしまう。松岡茉優は、「中学生までは成績が良くなかった。三者面談で心配されたり」と語るが、「高校入ってから、芸能科のある高校に転校して。お友達が出来なくて勉強がお友達になったの。ずーっと勉強しててオール5になった」と話し、「友達をなくす」と、とんでもないアドバイス(?)を送っていた。
伊藤沙莉は、「記憶力だけは良かったから、試験直前に友達のノート見て」覚えて乗り切っていたらしい。「とにかくテストを乗り切れればいい、赤点を免れられればいい」という考えだったそうだ。
「今日の朝ご飯なんですか?」の質問に伊藤沙莉が答えにくそうにしている。松岡茉優が、「もしかして忘れてんの?」と聞くと、「忘れてないんだけど、いっか。牛丼」と答えて、松岡茉優に「ガッツリだね」と言われる。朝から牛丼を食べていると知られるのが恥ずかしかったらしい。案外、乙女じゃん。松岡茉優は普通に「おにぎり」だそうである。
二人が手を見せる場面があったのだが、手自体は私の方がはるかに美人である。どうでもいいことだけれど。
「笑っていいとも」の「100人に聞きました」のコーナーのパクりで、「1000人に聞きました」(有楽町よみうりホールのキャパが1000人)をやる。伊藤沙莉は、「自宅からここまでスケボーで来た人」と聞くが、流石にそんな人いるわけない。道、ずっとスケボーで走っている人、見たことある?
伊藤沙莉は、JR千葉駅の話もしていた。よく千葉市の実家には帰っているようだ。近いからね。JR千葉駅は駅構内とペリエという愛称の駅ビル(伊藤沙莉が「ペリエ」と口にする場面がある)が長年に渡って工事を行い、大分雰囲気が変わっている。伊藤沙莉は「(千葉駅が)品川駅になった。ハンズが入った(伊藤は「東急ハンズ」と語っていたが、東急はハンズから撤退しているため、現在はハンズのみが名称となっている)」と発言する。多分、品川駅に比べると大分負けているとは思うが(新幹線も停まらないし。というより走ってないし)、以前より開けたのは確かである。伊藤沙莉は「千葉来てる」と地元贔屓発言を行った。
伊藤沙莉は、家族でよく通った映画館の話もすることがあるが、おそらくこれも千葉市内の映画館で、私も通った経験のある場所のはずである。東京や京都なら同じ映画館に通っていたとしても何らおかしくはないが、千葉で同じ映画館に通った経験のある人がテレビや映画に出ているというのは少し不思議な気がする。
ちなみに伊藤沙莉は、たまに自分のことを「沙莉」と名前で呼ぶことがある(呼ぼうとして、「あ、いけない」と引っ込めたこともある)のだが、自分のことを名前で呼ぶ女性は結構な確率で地雷物件である。「良くない」とされていることをするのだから、地雷率が高いのも当たり前なのだが、彼女の場合はどうなのだろう。ひどく成熟した部分と子どもみたいな部分が同居している人だけによく分からない。
「ここでこんな人からVTRが届いています」との伝言があり、二人とも「どうせ(親交の深い)八嶋智人でしょう」と言っていたが、実際に登場したのは再来年の大河ドラマの主役である仲野太賀。客席から歓声が上がる。朝ドラ「虎に翼」では、伊藤沙莉が演じた佐田寅子の夫である優三役で出演し好評を博した。「リラックスする時間作り」を二人に聞いた仲野だが、二人とも仲野太賀が出たのが嬉しくて何を言ったのかは聞き取れておらず、松岡は、「リラックスする方法ってこと? リラックス時間作りってこと?」、伊藤「電話する?」、松岡「今、舞台出てる」
松岡茉優のリラックス方法は、「月に1日でもいいから何の予定もない日を作る」。一方、伊藤沙莉はお酒を飲むとリラックスするので毎日リラックス出来ているようである。
明日はハロウィンということで、してみたい仮装は何かとの質問がある。伊藤沙莉は恥ずかしいので松岡にのみ耳打ちすることにしたが、思いっきり「キキ(「魔女の宅急便」)」と聞こえてしまう。ただ、実際に似合いそうではある。松岡茉優は自分はどんな仮装をしたいのか言い忘れたまま次に進もうとしたので、伊藤に「あなたは? 私にだけ恥かかせて!」と突っ込まれていた。ただ松岡のやりたい仮装は「恐竜がどうのこうの」というもので、伊藤沙莉も客席の多くも何のことか分からないようだった。
客席の座席表が載ったボードにダーツを投げ、当たった席の人にサイン入りのTシャツが当たるというコーナー。松岡茉優は、「沙莉はダーツの経験あるでしょ?」と聞くも、伊藤沙莉は「ダーツバーで飲んでただけ」と答えていた。実際に投げてみても特にダーツが上手いわけではない。当たった人はステージ上がって貰い、3人でチェキも撮れるという。折角当たったのに、その席に誰もいないということもあったが、当たった人(若い女性が多い)は皆、嬉しそうだった。二人ともアラサーでアイドルでもないので、若い男性が圧倒的に多いということではないようである。
撮影タイムが設けられ、配信で見ている人のために、スクリーンショットを撮るポーズも取られる。
アンコールを待つ間、二人には内緒で、「茉優ちゃん、沙莉ちゃん、お疲れさまっすー!」を会場の人全員で言うというサプライズが用意され、実際に二人も驚いていた。
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