カテゴリー「サッカー」の39件の記事

2022年9月20日 (火)

スタジアムにて(41) J1 京都サンガF.C.対横浜F・マリノス@サンガスタジアム by KYOCERA 2022.9.14

2022年9月14日 サンガスタジアム by KYOCERAにて

午後7時から、サンガスタジアム by KYOCERAで、J1 京都サンガF.C.対横浜F・マリノスの試合を観る。
J1昇格は果たしたが苦戦することも多い京都サンガF.C.。現在のところ降格圏にはいないが13位に甘んじている。一方、対戦相手の横浜F・マリノスは現在首位であり、サンガの劣勢が予想される。

今日は試合前に京都市交響楽団の楽団員(塩原志麻、片山千津子、小田拓也、渡邉正和、黒川冬貴)による弦楽五重奏団の演奏がある。
まずは今日は宇治市DAYということで、宇治市内の中学校から各部門で業績を上げた生徒らがスタジアム内(といっても端の方だが)を歩き、京都市交響楽団の弦楽五重奏団が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のオープニングテーマを3回ほど繰り返して演奏した。
弦楽五重奏団はキックオフの前のセレモニーでも演奏を行ったが、よく知らない曲で、音も応援団の太鼓にかき消されがちであった。


サンガとF・マリノスの実力差は、パッと見で分かるものではないが、上がりはF・マリノスの選手の方が速めである。

サンガも相手ゴール前で決定的なチャンスを迎えたりもしたが、あと一押しが足りず、逆にF・マリノスのエドゥアルドにヘディングシュートをゴール右隅に決められ、先制点を許す。

後半に入ってもF・マリノスのペースは続き、エルベルのループシュートがキーパーとその後ろにいたディフェンダーの頭の上を超えてゴールネットを揺らす。2-0。

サンガは、残り後3分というところで、コーナーキックを得る。クロスに井上黎生人が反応。これは相手キーパーに阻まれるが、こぼれたボールを金子大毅が蹴り上げ、ゴールの上のネットを揺らす。サンガ、一矢報いて更に攻撃を続けるが追加点はならず。J1首位の壁は厚く、サンガは1ー2での惜敗となった。

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2022年8月 9日 (火)

スタジアムにて(40) J1 京都サンガF.C.対柏レイソル@サンガスタジアム by KYOCERA 2022.8.6

2022年8月6日 亀岡のサンガスタジアム by KYOCERAにて

サンガスタジアム by KYOCERAで、J1 京都サンガF.C.対柏レイソルの試合を観戦。在住府対出身県の対決なので見ておきたかった。とはいえ、柏市に行ったことはこれまで一度もないと思う。同じ千葉県内ではあるが、柏市があるのは東葛飾地方であり、千葉市よりも東京を始め茨城や埼玉に出る方が早いところにある。

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共にJ2にいた2019年には、柏レイソルのホームゲームで、サンガが13失点で負けるという惨劇のあった因縁の対決である。

今季からJ1に昇格した京都サンガF.C.。新戦力を加えてJ1に備えたが、上がってすぐに勝てるほど甘くはなく(J2優勝翌年にJ1で優勝したチームもあり、レイソルも2011年に達成している)負け星の方が先行している。
一方、柏レイソルの方は現在3位に着けており、優勝を狙える位置にいる。

昨年まではコロナ禍で移動が制限されていたため、アウェイのチームのサポーターがほとんど来られないという状況が続いていたが、今日は今もコロナ禍の最中ながらレイソルのサポーターが大勢サンガスタジアムにやって来ている。2階席(サンガスタジアムには1階席は存在しない)のコンコースを1週してみたが、サンガのゴール裏席付近には「レイソルの応援グッズを持ったお客様はお入りになれません」という張り紙がなされたコーナーがあり、レイソルのゴール裏席も「サンガの応援グッズを……」という張り紙がある。

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先制したのはサンガ。前半7分にゴール前にボールが送られ、相手キーパーが前進して処理しようとしたが、こぼれ球を武田将平がシュート。ボールは無人のゴールに転がり込んだ。

だが、前半22分。サンガディフェンダーはキーパーへのバックバスを行うが、キーパーの上福元がやや前に出ていた。私が高校生の頃(Jリーグ創成以前)まではキーパーへのキックでのバックパスでも手を使って取れたのだが、今は手を使って処理することは禁止されている。上福元はヘディングでなんとか弾き出そうとするが上手くいかず、ボールはほぼ真後ろに飛んでゴールマウスに飛び込む。オウンゴールで同点となった。

サンガは後半20分過ぎにピーター・ウタカを投入して点を取りに行くが、相手ゴール前での最後の連係が上手くいかない。

90分を超えたところでレイソルは次々に選手を交代。得点を狙う。
そして後わずかで試合終了というところで右サイドを破り、最後は武藤雄樹がボールをゴールに押し込む。サンガの選手はある者はグラウンドに寝転がり、ある者は膝に手を着いてうなだれる。あとわずかというところでの痛い失点である。
試合が再開されて数秒でタイムアップの笛が吹かれる。「あと10秒粘れば」というところで勝ち点1はするりと逃げていった。

勝った柏レイソルは2位に浮上する。

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2022年7月17日 (日)

スタジアムにて(39) J2 京都サンガF.C.対東京ヴェルディ@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2015.5.9

2015年5月9日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

午後2時から、京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で、J2の京都サンガF.C.対東京ヴェルディの試合を観戦。優待券を貰ったので観に出かけたのである。

Jリーグというのはとにかく移籍が多く、そのためチームの応援は出来ても選手の応援はしづらいところがある。応援している選手がすぐに敵チームに移籍してしまう可能性も高いからだ。サンガにも以前は有名選手が何人もいたのだが、今はJ2の得点王にもなったことがある大黒将志が知られている程度である。ちなみに昨シーズン終了後に12人もの選手が移籍などで退団、新加入の選手も10人ということで、1年で別のチームへと様変わりしたことになる。

J1昇格とJ2降格を繰り返して「エレベーターチーム」などと揶揄されたこともあるサンガ。例年ならJ2で上位にいて昇格まであと一歩というところで届かずというケースが多いのだが、今年は成績が振るわず、3勝7敗2分けで18位。前節ではJ2最下位にいるFC岐阜にも勝てずにドローと苦戦中である。

普段はメインスタンドから観ることが多いのだが、今日は券の関係で、バックスタンドでの観戦。バックスタンドはauがネーミングライツを獲得して、au自由席という名称になっている。京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場という長い名前のスタジアムもネーミングライツを募集したのだが、手を挙げる企業や団体は現れなかった(後記:サンガが本拠地スタジアムを亀岡に移した2019年になってようやく、たけびしスタジアム京都となっている)。

基本的に陸上競技場であるため、スタンドからピッチまでが遠く、臨場感には欠ける。ピッチの近くから観ることの出来るエキサイティングシートというものもあるのだが、エキサイトというほどでもないためか(私はエキサイティングシート初登場の試合で、エキサイティングシートから試合を観戦している)、今年はエキサイティングシートもピッチから遠い所に下がってしまった。

京都府亀岡市にサッカー専用のスタジアムが建てられる計画があり、2017年度の完成を目指しているが、色々と問題があり、順調に行くのかはわからない(後記:場所を移して2019年にオープン)。


相手の東京ヴェルディは、Jリーグ(今のJ1)の初代王者である(当時の名前はヴェルディ川崎)が、親会社であった読売新聞が系列の日本テレビのアナウンサーに、自身が持つチームを「読売ヴェルディ川崎」と呼ばせ(他のチームも日産横浜マリノス、三菱浦和レッズなどと親会社の名前入りで呼ばせていた)、ゴールの際にも「読売! 読売!」と連呼させるなどしたため、ヴェルディのサポーターからも「読売グループを応援しているのではない」とクレームが入ったりした。また選手が川崎市の等々力競技場の状態の悪さに難癖を付け、更に読売側が強引に本拠地を東京スタジアム(味の素スタジアム)に移そうとした経緯があり、すでにフロンターレのあった川崎市民からもFC東京のあった東京都民からも見放されて不人気チームになり、J2落ちしてから長い。今年も今のままでは昇格は難しい。


今日は雨が降るとの予報もあったが、幸い降雨はなく、試合終盤には太陽の光も射す。


低迷気味のチーム同士の試合とあって、観ていてそれほど面白い展開とはならない。サンガは攻撃時に選手達の上がりが遅く、相手に掛けるプレッシャーが弱い。ヴェルディもパスサッカーで有利に試合を運んでいるが、攻め上がりは余り速くない。

前半30分過ぎに、ヴェルディの平本一樹が中央を突破してゴールエリア近くまで攻め込んでシュート。これが決まり、ヴェルディが先制する。その後、ヴェルディがパスで時間稼ぎを行ったため、サンガサポーターからブーイングを受ける。

ヴェルディが正面からシュートを放ってくるのに対して、サンガは角度のないところからしかシュートが打てない。ヴェルディのディフェンスを正面から破るだけのキープ力が今年のサンガには欠けている。

敗色濃厚のサンガだったが、後半36分過ぎに伊藤優汰が右サイドを突破。更に抜群のドリブル力で、サイドからゴールに近づき、クロスを上げる。これに途中出場のロビーニョが頭で合わせると、ボールはワンバウンドしてヴェルディゴールのネット上方を揺らす。サンガ同点、1-1。その後もサンガがチャンスを作るが、攻め方のバリエーションが豊富でないため、ヴェルディディフェンスをあともうちょっとのところで破ることが出来ない。試合は結局、1-1のドローに終わった。サンガとしては何とか負けなかったという格好であるが、この戦い方では今年は今後も望み薄である(結局、J1昇格を果たすのは2022年まで掛かった)。

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2021年6月 2日 (水)

スタジアムにて(37) J2 京都サンガF.C.対ヴァンフォーレ甲府@サンガスタジアム by KYOCERA 2021.5.30

2021年5月30日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

午後2時3分キックオフのJ2 京都サンガF.C.対ヴァンフォーレ甲府の試合を観戦。JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて。

京阪が人身事故で止まったため、地下鉄の駅まで歩く必要があったが、余裕を持って出掛けていたため、午後1時過ぎにはサンガスタジアムに着く。バックスタンド3階の席がピッチ全体を見渡しやすくて値段も安めということで選んだのだが、今シーズンはバックスタンド3階は全て自由席で、しかも緊急事態宣言中ということもあって、前後左右を1席空ける必要がある。座れない席には背もたれのところに「使用できません」というシールが貼ってある。前から2列目の端の席が空いていたので選んだのだが、見やすかったものの、後半になると直射日光を正面から浴びる席であり、熱中症にならないよう、持ってきたサンガのタオル(昨年の京セラスペシャルデーに無料で貰ったもの)を頬被りのようにして巻く必要があった。ということで、この季節はずっと日陰になるメインスタンドの方が料金は高めだが快適に見られるようである。

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今季は第5節にJ3から昇格したばかりのブラウブリッツ秋田に敵地で敗れるなど、序盤戦は波に乗れなかったサンガ。だがその後は6連勝。更に1分けを挟んで3連勝と好調で、現在は首位に立っている。対するヴァンフォーレ甲府も、直近5試合で4勝1分けと好調である。


ヴァンフォーレ甲府は、ディフェンダー登録とされた選手は4人であったが、キックオフ直後から実質5バック。フォワードは3人となっていたが、実質的にはツートップかワントップとなることが多く、ミッドフィルダーが実質3人から4人とかなり守備的な布陣である。
一方のサンガは、ディフェンダー4人だが、そのうちヨルディ・バイスと麻間将吾の2人だけが下がり気味で、他は敵陣地にいることの方が多く、積極的に点を取りに行く。

最初から守備固めをして先取点阻止の姿勢を見せる甲府のディフェンスを突破するのはなかなか難しい。サンガの絶対的なエースであるピーター・ウタカがドリブルのキープ力を発揮したり、ゴールバーのわずかに上を通過するシュートを放ったりと見せ場を作るのだが、得点には結びつかない。
前半の甲府は、サンガに攻めさせておいてのカウンター攻撃を基本とするが、前半の飲水タイム(ボトルを複数人で共有出来ないために設けられたコロナ下特別ルールに基づく)終了後は、専守防衛から攻撃的な路線へと変更する。

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後半も序盤はサンガが押し気味だったが、決定的なチャンスは作れない。シュートは放つのだが、相手選手に角度を潰されているため、打ってもキーパーの正面かゴールマウスの外にしか飛ばない。甲府の好調が頷ける。
後半41分。相手陣地のペナルティエリア前で得たフリーキックを三沢直人がゴール左隅へと放つが、キーパーの好セーブにあってゴールならず。その後は、甲府が優勢となり、サンガが自軍のゴール前でなんとかボールをクリアする場面が目立つ。


結局そのままスコアレスドロー。終盤の戦いを見ると、なんとか敗戦を防いだという感じであるが、やはり序盤に得点を奪えなかったのが最後まで響いた。


2位につけていたアルビレックス新潟がFC琉球に勝利し、勝ち点でサンガに並んだが、得失点差により新潟が首位に立ち、サンガは2位に後退となった。

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2021年5月27日 (木)

スタジアムにて(36) J1 京都サンガF.C.対鹿島アントラーズ@西京極 2009.11.21

2009年11月21日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で、午後2時キックオフの京都サンガF.C.対鹿島アントラーズの試合を観戦。西京極は試合開始前は晴れていたが、試合開始と同時に太陽を雲が遮り、時には小雨がぱらついた。

序盤こそサンガが相手陣地で試合を展開する場面が目立ったが、シュートチャンスは作れず。そのうちにアントラーズに押され始める。ゴール前での攻撃のバージョンはアントラーズの方が豊富だ。

前半36分にアントラーズの野沢がミドルレンジからのシュートを決めて先制点をもぎ取る。

後半はアントラーズがサンガ陣地内でボールをキープするという展開になる。サンガも何度かチャンスを作るがゴール前での決定的な場面を作れない。

アントラーズも思ったほどは強くないという印象だが、サンガにチャンスを与えないということを考えれば、印象以上の強さがあるのかも知れない。

結局そのままタイムアップを迎え、0-1でサンガは敗れた。

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2021年4月14日 (水)

スタジアムにて(35) サッカーキリンカップ 日本対チリ戦 2009.5.27

2009年5月27日 大阪の長居スタジアムにて

午後7時35分キックオフの、サッカーキリンカップ日本対チリ戦を観るために大阪の長居スタジアムへ。

長居スタジアムに行くのは初めてである。京阪電車で終点の淀屋橋まで行き、そこから大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換え、長居まで行く。長居は大阪市の南端にあり、京都からだと結構遠い。

長居駅で降りて、長居スタジアムを探そうとするが、探すまでもなかった。遠くに長居スタジアムの威容が見て取れる。京都の西京極スタジアムとは比べものにならない立派なスタジアムである。客席も適度な勾配でグラウンドが見易い。

対戦相手のチリ代表はこのところ好調で、ワールドカップ南米予選ではアルゼンチン相手に勝ち点を奪っている。

 

先制点は日本。本田のシュートを相手キーパーが弾いたところに岡崎が詰めて、相手ゴールマウスをこじ開ける。

岡崎は2点目も決まる。中澤のクロスをツートラップして相手ゴールのボールを蹴りこんだ。

日本の3点目は阿部。コーナーキックに頭で合わせた。ヘディングシュート直後の写真を「鴨東記」に掲載したので見られたし。

ロスタイムに入ってから、本田がゴールを決める。これで4-0。そのままタイムアップを迎え、日本が大量リードで勝利した。

 

関連記事 「サッカー キリンカップ 日本対チリ戦を観てきました」(鴨東記)

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2021年4月12日 (月)

スタジアムにて(34) J1 京都サンガF.C.対ジェフユナイテッド千葉@西京極 2009.5.17

2009年5月17日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(西京極スタジアム)で行われるJ1、京都サンガF.C.対ジェフユナイテッド千葉の一戦を観に出かける。

が、その前に、今日は隣りの西京極球場(わかさスタジアム京都)で京都府春季高校野球大会の決勝戦があり、ストレートのMAX145キロを誇る福知山成美高校の好投手・長岡宏介が登場するというので、それをまず観ることにする。

福知山成美高校対京都両洋高校の一戦。小雨が断続的に降り続くという生憎の天気だったが、決勝戦、長岡の先発ということもあってか、西京極球場には思ったよりかなり多くの観衆が集っている。

福知山成美・長岡、京都両洋・釣井(ちょうい)両投手の好投で、引き締まったゲームとなる。だが、1-1で6回表を終えたところで雨足が激しくなり、試合は中断する。時間は午後1時20分。西京極スタジアムに向かうのに丁度良い時間だったということもあり、ここで私は球場を後にする。

試合はそのまま降雨のためノーゲーム、再試合となったようだ。

 

 

今日は西京極スタジアムのバックスタンドでの観戦。午後2時5分、京都サンガ対ジェフ千葉の試合がキックオフ。雨の降る中、序盤から京都が試合を優勢に運ぶ。

昨年はアキレス腱の断裂でシーズンを棒に振ったサンガのエースストライカー、パウリーニョが今年は元気に復帰。得意のスピードを生かした突破で今日もチャンスを作る。

前半、そのパウリーニョが先制点、更に2点目も決める。

 

後半に入ると、ジェフが押し気味となり、サンガサイドで試合を展開する時間が多くなる。後半20分、ジェフのエースストライカー巻誠一郎が、サンガゴールにボールを押し込み、2対1。

その後、サンガ、ジェフともに好機を作るがシュートは決まらず、そのまま2対1でサンガが逃げ切り、勝ち点3をものにする。 

 

雨のスポーツ観戦

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2021年4月 9日 (金)

スタジアムにて(33) J1 京都サンガF.C.対FC東京@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2008.7.21

2008年7月21日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

西京極へ。J1京都サンガF.C.対FC東京のゲームを観戦する。

前節では強豪・鹿島アントラーズを2-1で下したサンガ。今日も勝って波に乗りたいところ。現在のJ1の順位は、FC東京が10位、サンガが11位ということで好試合が期待される。

14062人が詰めかけた西京極スタジアム。今日の試合の主催である日本写真印刷(NISSHA)の社員や関係者と思われる人も多くいたが(NISSHAマークの入った、オリジナルのサンガTシャツを着ていたのでわかった)それでも観客が多いことでゲームの雰囲気も良くなる。試合途中からは涼しい風も吹き始め、観戦のコンディションはなかなか良い。

前半は、一貫してサンガペース。シュートもたびたび放たれるが、いずれもキーパーの真っ正面をついたもので得点には至らず。

FC東京の方も、決定的チャンスをつくるが、シュートは枠に飛ばない。前半は0-0。


後半6分、サンガはコーナーキックを得る。キッカーのフェルナンジーニョが蹴る直前に、ゴール真っ正面にいた柳沢敦が猛然とフェルナンジーニョ目掛けて走り始める。ショートコーナーか? しかし柳沢は囮であった。FC東京のディフェンダーが柳沢の動きに釣られて、ゴール正面が手薄になったところに、ボールが蹴りこまれ、ガンバからサンガに移籍したばかりの水本の頭にドンピシャリ。ボールはFC東京ゴールの真ん真ん中に飛び込み、サンガが先制。鮮やかなゴールであった。

1点をリードされたFC東京がサンガ陣地で攻撃を続けることが多くなる。現在のFC東京で最も有名な選手はフォワードの平山相太だと思われるが、今日の平山は動きが鈍く、恐さが感じられない。FC東京のディフェンダー長友が仕掛けるオーバーラップが効いているが、サンガディフェンダーも良くこれを止める。

ロスタイムに入り、FC東京がサンガ陣内でフリーキックを得る。このフリーキックをしのげばサンガの勝利。

だがこのフリーキックによるクロスを、後半途中から入った赤峰がサンガゴールに押し込む。FC東京イレブンとベンチ、FC東京サポーター達の歓喜の声。一方で、西京極スタジアム内の大半を占めるサンガ側は皆、唖然呆然。

その10秒後にタイムアップの笛が鳴る。1-1の引き分け。勝ち点1も取った。が、あたかもサンガが負けたかのようなムードがスタジアムを支配する。

今日勝たなければチームが危ういという試合ではなかったから、「ドーハの悲劇」のような悲壮感こそ漂わなかったが、九分九厘勝ったと思った試合をドローに持ち込まれるというのは一番がっくり来るパターンであることが改めてわかった。

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2020年11月24日 (火)

スタジアムにて(31) J1 京都パープルサンガ対ジェフユナイテッド千葉@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2006.7.26

2006年7月26日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

西京極へ。サッカーJ1リーグ、京都パープルサンガ対ジェフユナイテッド千葉の一戦を観るためだ。故郷のチームと、現在のホームチームの対決。ホームなので京都パープルサンガを応援する。

気温は35度もある。

京都パープルサンガは、来シーズンから、「京都サンガF.C.」に改名する(運営会社名自体は京都パープルサンガを継続)。パープルサンガは京都教育大学のOBチーム「京都紫光クラブ」を源とするチームであり、それゆえ、パープルをチーム名に入れていたが、「そろそろ歴史と決別した方が良い」という判断らしい。
とはいえ、英語でPURPLEと書くと格好いいが、片仮名で「パー」だの「プー」だのいうのは少なくとも強そうには見えないので、それも理由の一つなのかも知れない。

新スタジアム建設が話題になった京都だが、結局は西京極総合競技場の改修ということに決まりそうである(2006年時点の話)。


新日本代表監督に決まったイビチャ・オシムの下で急成長したジェフ千葉。サンガがジェフに勝てるとしたら、京都独特のモワモワした暑さを味方につけた時だろう。千葉は海に面しているということもあってジメジメした暑さがあるが、風が涼しいので京都よりは過ごしやすい。千葉の気候に慣れたジェフの選手達は京都の暑さに相当疲労するはずだ。


試合はジェフのペースで進む。ボール支配率、中盤の支配率ともにジェフが上。サンガはジェフに攻めさせておいて凌ぎ、カウンターを仕掛けるというパターンが続く。前半はその作戦が功を奏し、星大輔が先制のゴールを決める。ほぼ満員の西京極競技場は大歓声に包まれる。

前半は、1対0でサンガがリードして終わる。

後半も同じ展開だが、サンガ陣地でのプレー時間が長く、ジェフの猛攻が続く。
サンガもカウンターを仕掛けて、ジェフのゴールネット揺らすも、オフサイドで得点ならず。

前半は目立たなかった、ジェフのエースストライカー・巻誠一郎が、後半に入って動きに切れが出てくる。暑さを考えて、前半は力を温存していたのだろう。

後半24分、その巻がフリーでボールを受け取ってシュート。ボールはサンガゴールに吸い込まれ、ジェフが同点に追いつく。

その後もジェフペースで試合が進むが、決定的チャンスはむしろサンガの方が多い。しかし決められない。サンガはアンドレとパウリーニョのツートップで、中盤から蹴りこまれたボールをアンドレがヘッドで落とし、そこにパウリーニョが走り込むというのが攻めの王道だ。しかし、パウリーニョ以外に走れる選手がいないというのが弱い。

後半もロスタイム(今だと「アディショナルタイム」表記が一般ですね)に入る。ジェフが攻め込んで、クロスを上げた、それに巻が反応。ヘディングシュートが決まる。

サンガ、ロスタイムに逆転を許しての敗戦。ジェフの試合巧者ぶりが目立った。そして巻誠一郎はやはり凄い。

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2020年11月 6日 (金)

スタジアムにて(30) J2 京都サンガF.C.対モンテディオ山形@サンガスタジアム by KYOCERA 2020.11.1

2020年11月1日 JR亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAにて

亀岡へ。サンガスタジアム by KYOCERAで、J2 京都サンガF.C.対モンテディオ山形の試合を観戦する。午後2時3分キックオフ。

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秋に入ってからサンガスタジアムでもデーゲームが行われるようになっているが、個人的には2月のオープニングマッチ以来久々、シーズンマッチとしては初となるサンガスタジアムでのデーゲームである。

今日はバックスタンド3階席の前から2列目。ファーサイドまでも視界良好という席である。試合開始からしばらくは太陽が真っ正面から差し込んでまぶしかったが、やがて雲が太陽を背後に隠す。

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日曜日ということで、試合前にはTKO木本が司会を担当してトークイベントが行われる。今日は今は京都のローカルタレントとして活躍している森脇健二がスタンドに来ているとのことだったが、カメラは森脇の姿を捉えることが出来ず。TKO木本は、「森脇さん、走り始めちゃったんじゃないでしょうかね」とボケていた。

また三人いる京都府副知事の一人である古川博規によるキックインが行われた。

ここまで、11勝8分け10敗と波に乗れないサンガ。相手がピッチの状態をつかめない新スタジアムを本拠地としているアドバンテージはあり、私がこれまでサンガスタジアムで観てきたシーズンマッチ5試合は全て勝利しているが、アウェイに弱く、前節はこれまで一度も勝利を許したことがなかったという相性の良いFC琉球に1-2で初敗戦を喫するなど、内弁慶状態が続いている。

今シーズン、モンテディオ山形相手には、NDソフトスタジアム山形で行われたアウェイの試合で4-3と勝利しており、ホームでも勝利したいところである。

入場者数は4744人で、前回のギラヴァンツ北九州戦の倍以上となった。少ないながら山形からもモンテディオサポーターが駆けつけ、整った手拍子を聞かせた。

サンガのフォーメーションは、3-4-2-1であるが、今日はウタカがワントップというより、仙頭、曽根田も上がり気味で、3トップに近い形態に見える。対するモンテディオ山形は、ディフェンダー4人、ミッドフィルダー4人というオーソドックスな体制だが、これまでサンガスタジアムで観てきた他のチームとは異なり、中盤が守備的ではなく、攻撃の方により積極的である。攻守のバランスの取れた良いチームという印象を受ける。

両チームとも前半からゴール前でのチャンスが多く、スリリングな展開となる。

29分、仙頭のクロスを曽根田がシュート。一度はキーパーに弾かれるも更に詰めて押し込み、サンガが先制点を挙げる。サンガの選手達はメインスタンドの前で目に見えない綱に引っ張られて倒れるというパフォーマンスを行う。

その後、ピーター・ウタカの放ったシュートが、ゴールラインを割るかに見えたが、山形のキーパー、佐藤昭大にすんでの所で弾き出され、ゴールならず。

前半は、1-0とサンガがリードしたまま終わる。

後半に入ると、サンガはディフェンスを3人から5人に増やし、守備を固めるが、一方でウタカをワントップとして固定し、追加点も狙う。

後半、8分、本多がオーバーラップして左サイドでパスを受け、グラウンダーでのクロスを行う。これにウタカが反応し、ゴール左隅にシュートを突き刺す。サンガ2点目。

山形も反撃し、何度か危険な場面を迎えるが、これを耐え抜くと、後半40分、福岡による右サイドからのクロスからゴール前で混戦。金久保が何度かシュートを放とうとしたが果たせず、いったんバックパス。これを庄司がミドルレンジから打ち込み、ゴール左サイドのネットを揺らす。

京都は、ウタカ、仙頭を下げ、宮吉、野田を投入。その野田隆之介がアディショナルタイムに中盤で絶好のパスを受けるが、山形のこちらも野田姓である野田裕喜にあからさまなファウルを受け、山形の野田にイエローカードが出る。

サンガもそれ以降は無理な攻撃には出ず、タイムアップの笛を待つ。

3点の差は大きく、そのまま3-0で京都サンガF.C.がモンテディオ山形に勝利。完勝であった。

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