スタジアムにて(45) セ・パ交流戦 オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ@京セラドーム大阪 2015.6.11
2015年6月11日 京セラドーム大阪にて
今日も昨日と同様、オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズのセ・パ交流戦を観戦。午後6時プレーボール。於・京セラドーム大阪。
予告先発投手は、バファローズがディクソン、スワローズが成瀬善久である。ディクソンは今季勝ち越しているが、FA移籍の目玉としてスワローズに移籍してきた成瀬は負け越しており、防御率も良くない。また一発病も改善されてはいない。
スターティングオーダーであるが、スワローズが昨日と変わらないのに対し、バファローズはかなり入れ替えている。昨日大活躍のT-岡田が何故かスタメン落ち。西野や伊藤も外される。単に成瀬との相性を考えた上でのメンバーチェンジなのだろうか。T-岡田も昨日あれだけ打ってスタメン落ちでは内心面白くないと思うが。なお、T-岡田がスタメンから外れたのは怪我などのためではなく、T-岡田は9回表の守備固めとしてレフトに入った。
T-岡田の代わりにファーストに入ったのは小谷野。西野の代わりに宮﨑。またセカンドに縞田が入り、安達がショートに回る。キャッチャーは山崎勝己。DHにはベテランの谷佳知が入る。
昨日は雄平の背番号41の入ったビジター用のレプリカユニフォームを着ていったが、今日は山田哲人の背番号23のホーム用のレプリカユニフォームを着ていく。たまたまだと思うが、昨日と完全に同じ席での観戦となる。
バファローズの先発、ディクソンであるが、長身から投げ下ろすストレートに球威があり、MAX148キロであるが、スワローズのバッターが押される場面も目立つ。ディクソンの縦に割れるボールが何なのかわからなかったのだが、後で調べたところ、ナックルカーブだそうである。
一方のスワローズの先発、成瀬は球速はなく、MAXでも133キロ。時には120キロ台のストレートも投げる。カーブは106キロ程度で、緩急の差はある。ただ、高めのストレートがホップするように見える。中島が頭の高さのボールに反応したり、カラバイヨが高めのストレートに釣られて三振したりしていたため、客席からだけではなく、打席からも伸びるように見えるのだと思われる。
初回、スワローズは先頭の山田が倒れた後で、上田が三塁線へのボテボテの当たりを打つ。バファローズのサード・中島は切れると思って打球を見つめていたが結局切れずに内野安打になる。続く川端の当たりも同じような三塁線へのボテボテの当たり。これまた切れずに、詰まったために連続内野安打という珍プレーとなる。これで勢いづきたいスワローズだったが、4番・雄平の当たりは予め右寄りに守っていたショート正面のゴロとなり、ショート・安達が自分で二塁ベースを踏んで一塁へ送球。ダブルプレーでチェンジとなった。
その裏、宮﨑が成瀬の高めの球を弾き返して出塁。安達の送りバントで一死二塁となったあとで、糸井の当たりはショート正面。スワローズのショート・今浪はサードを刺しに行くが、送球が宮﨑の背中に当たる。記録は今浪の悪性球となって一死三塁一塁。中島はフォアボールで歩き、小谷野との勝負になる。
小谷野の当たりはピッチャーゴロ。1-2-3のホームゲッツーでスワローズがピンチを切り抜ける。
3回裏、今季は当たっていない糸井がセンター前に抜けるヒットで出ると、4番・中島がレフトへ大きな当たりを飛ばす。ボールは左中間フェンスをわずかに越えるツーランアーチとなる。成瀬が今日も一発病を発症。バファローズが2点を先制する。
5回裏にスワローズは、今浪、中村の連続安打の後で、山田が詰まりながらも一二塁間を抜けるヒットを放ち、今浪が生還、スワローズが1点を返す。
だが、今日のバファローズの野手は守備が冴えており、セカンドの縞田、ショートの安達が本来は安打になるはずの打球に横っ飛びで追いついてアウトを取る。逆にスワローズは雄平が守備も本調子ではなく、脚が万全なら追いつくはずの当たりもヒットになってしまっていた。
昨日、弾丸ライナーのホームランを放った畠山は、今日も大きな当たりを飛ばすが、打ってすぐにわかるファール。畠山はその後も目にも止まらぬスピードの打球を放つが、プロ野球選手の動体視力は流石で、サード・中島が捕ってサードライナーとなる。
7回裏にバファローズは、縞田のヒット、山崎勝己の送りバントで一死二塁となる。一塁ランナーの縞田を牽制する意味で、ここまでは成瀬に任せて良かったのだが、続く宮﨑は右バッターなのでここでスワローズは右投手を送り込みべきだったように思う。成瀬は宮﨑にライト線へのタイムリーを打たれ、1-3とリードを2点に拡げられる。ここで成瀬はマウンドをロマンに譲る。
ロマンの投球は以前にも生で見たことがあるが、今日の席の位置からだと腕が良くしなるピッチャーであることがわかる。球速は148キロが最高であったが、バッターの位置からだとリリースポイントが見えにくいであろうことが想像出来る。
9回表、バファローズのマウンドには抑えの佐藤達也。MAX150キロのストレートでスワローズを三人で抑え、3-1でバファローズが勝利した。
今日は先発ピッチャーのボール球が二人とも少ないということもあり、ヒット数は両軍ともそれなりに多いのに昨日よりも1時間も早くゲームが終わった。
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