河原で稽古

賀茂川の河原で演技する永尾よしろう。(撮影:本保弘人)
賀茂川の河原で稽古してみる。
11月12日土曜日は稽古場を離れて、賀茂川の河原で稽古をする。
賀茂川や鴨川の河原では、楽器演奏を始め、色々な人が様々なことをしているが、演劇の稽古をする人はやはり珍しいようで、散歩中のおじさんが不思議そうな顔でこちらを見ていた。辻説法(?)だと思ったのだろうか。
というわけで、ちょっとした注目を浴びながらの稽古。問題は風が強いため、台本がしばしば飛びそうになること。それでも動きを中心にやる。普段の稽古場は手狭なので動きはあまりつけられないのだ。
青空の下でキャッチボールをしたり、賀茂川に向かって発声練習したりするのは楽しい(もっとも私は風邪が治ったばかりなのであまり声は出なかったのだが)。織豊時代などには芝居は河原で行われていた。学生演劇の人達ももっと河原を有効利用(?)しよう。もっともうちも河原で稽古をすることはもう当分ないだろうけれど。
今回の一人芝居はあまり動きがないのだが、動くときは一つ一つの動きがきちんと決まるようにしたい。静と動の対比。メリハリをつけたい。
セリフを聴いていて、通りが悪いな、と思った場所はすぐに変える。テキストを絶対視しない。これも今回の劇の重要ポイントである。
| 固定リンク | 0


コメント