大阪はどの方角にありますか?
12月8日、木曜日の稽古。
まず、日本語を使わないコミュニケーショントレーニング(某CMを真似して「異文化コミュニケーション」と名付けた)を行ってみる。私が「大阪はどの方角にありますか?」と北京語で訪ねてみる。永尾さんには通じないから、身振りを加える。大阪城天守閣、お好み焼き、たこ焼き、漫才。しかし結局通じなかった。
永尾さんは、私が宙に描いた大阪城天守閣を「クリスマスツリーだと思った」そうだ。そう言われると確かに形はクリスマスツリーに見えたかも知れない。
今度は何語でもない言葉(出鱈目語)を使い、「平安神宮に行きたいのですが」という質問をしてみる。平安神宮といえば巨大鳥居。というわけで鳥居を宙に描き、見上げるポーズ。更に柏手を打つなどして神社を表現する。
今度は通じた。良かった。
今日は、あるセリフを体を使ってより良く表現することに主眼を置く。普通にセリフを喋るだけで流してしまった方が見栄えが良いし、自然なのだが、それでは一人芝居の楽しみが削られてしまう。
取り敢えず大袈裟に。
私:「いやー、これは絶対に笑いが起きますね」
永尾:「思い切って笑いにしようか」
などと言いながら何パターンかやってみる。
現時点では最良を思える方法を見つけて、実際に演じてみる。うん、悪くはない。
ここはまた後で練り直そう。
また、一箇所、セリフに思い切って手を加える。文学的な表現になったが、日常会話には無い引っかかりが出来た。スムーズ過ぎるセリフ運びにも抵抗があるので、これぐらいの引っかかりは付けた方がいいだろう。
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