Si、Zi
北風の冷たい日であったが、鴨川の河原で訓練を行う。天気も余り良くなく、北山を見ると雪雲がかかっており、ご覧の有り様である。
寒い時にいきなり大声を出すと喉に悪い。風邪気味で、1ヶ月ほど訓練を中止していたのであり、尚更である。
発声をする前に、「Si」、「Zi」という発音訓令を行う。「Si」は「スー」、「Zi」は「ズー」という日本語の音に近い。もともとは北京語の発音であり、「Si」で喉を暖め、「Zi」で喉を振るわせて、寒い場所での発声に耐えられるようにする。
「Si」と「Zi」を長くやってから、四季譜を唱え、それから、私が書いた一人芝居「生まれ変わるとしたら」の冒頭部分を繰り返してみる。セリフを入れているわけではないので、冒頭だけのつもりだったが、意外にセリフが出てくるので、つっかえつつも出来るところまで行くことにする。といってもやはり限界があり、神との喧嘩が始まるところまでしかいかなかった。私の場合は永尾さんとは違い、セリフを滑らかに語ることは避ける傾向にある。人から「上手い」と思われたら駄目というタイプの演技である。
私が書いたセリフだが、私向けに書かれたセリフではないので言い方に苦労する。それでも1時間ほど続けたところで寒さに負けた。
ご覧のように、天気は急速に良くなったのだが、まだ無理をしない方が良いというわけで、予定よりも早めに切り上げる。
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