開いたセリフで
今日は発声トレーニングではなく、有名な某戯曲のセリフをきっかけにして、どんどん続くセリフを生み出すという作業をしてみる。室内でやってもいいのだけれど、天気が良いので、例によって鴨川の河原まで出る。
文章に開いた文章と閉じた文章があるように、セリフにも開いたセリフと閉じたセリフがある。開いた文章とはそこから次々に展開していける文章、閉じた文章とはそれ自体で完結してしまっているため先に進みにくい文章のことだ。当然ながら開いた文章の方が優れている。
ただセリフの場合は開いていればいいというものでもない。特に最近観た舞台は開いたセリフで始まっているものが少ない。閉じたセリフでもワンシークエンスを完結することは出来るので敢えて開いたセリフを使い必要もないのだ。
ただ今日は開いたセリフでやってみる。鴨川周辺の景色を語ることですんなりと次のセリフが生まれてくる。良い傾向だ。
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