御用改めである
三条小橋西入るの池田屋に近藤隊がたどり着いたのは捜査開始から3時間後の午後8時半ごろであった。 近藤が「主人はおるか御用改めである」と告げる。池田屋の主、惣兵衛が突然階段へと駆ける。様子がおかしい事に気付き、ここが密議の場であると断定。近藤勇、沖田総司、永倉新八、藤堂平助の4人が突入する。残りの隊士は長州藩邸に近い裏口に回る。
近藤と沖田が二階に駆け上がるとそこは闇。異常を察した長州側は、灯りを消して息をひそめていたのだ。
近藤が「御用改めである。手向かいいたすと容赦なく斬り捨てる」と大音声を発する。直後に沖田が斬りかかって来た相手を返り討ちにし、戦いが始まる。二階は手狭であったため相手は屋根づたいに一階へと逃げ始める。近藤もそれを見て一階へ。近藤、永倉、藤堂と反幕側との激しい斬り合いとなる。
藤堂平助は刀を眉間に受けて戦線離脱。
二階の沖田も昏倒(原因は不明。結核による吐血はのちの脚色である)し、残るのは近藤と永倉のみとなる。
三条木屋町西入るにある池田屋騒動の碑
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