ガリー・ベルティーニ死去
マーラー演奏の世界的大家であった指揮者のガリー・ベルティーニ氏が17日、イスラエルのテルアビブにて死去。77歳。日本とも縁が深く、たびたび来日。NHK交響楽団や東京都交響楽団などを指揮した。ケルン放送交響楽団を振ったマーラー交響曲全集を東芝EMIに録音、最近も東京都交響楽団とマーラー交響曲全集を録音している。NHK交響楽団常任指揮者復活の際は、シャルル・デュトワ、レナード・スラットキンとともに最終候補に残った(結局デュトワが就任)。更に東京都交響楽団の音楽監督に指名され、今月一杯まで勤め上げる予定だった。写真は東京都交響楽団とのマーラー交響曲第7番「夜の歌」(フォンテック)のCDジャケット。
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コメント
初めまして。TBをありがとうございました。ちょうど今、原稿を書きながら、91年のマーラーツィクルスにおけるライヴの8番を聴いています。きびきびとした、決して耽溺しない、しかしながら曲の最後(神秘の合唱)に向かって音楽のスケールを大きくしていく手法に、ベルティーニの手腕が光っている演奏だと思いました。確か2日目に会場で聴いていたはずです。
投稿: じぃ。 | 2005/03/18 17:31