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2005/05/27

躑躅

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京都市の花・躑躅。毎年5月になると京都市内のあちこちを紅に染める。
もともとは羊躑躅と書き、中国のものは蜜に毒があり、羊が食べるのをためらったためこういう字になったという。「躑躅」という字は元々は「ためらう」という意味。
その赤さは神聖視されたが火を連想させるため、平時にもって帰ると家が火事になると忌まれた。
田植えの頃に花を咲かせるため、農耕儀礼に深く関わる花である。
また行方不明者を捜すのに躑躅の花を焼いてその煙の行く先で占ったという。主人公が異界で迷子になるという泉鏡花の小説「竜潭譚」では躑躅が非常に効果的に用いられている。
花言葉:愛の喜び・伝奇。

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