« 佐々木酒造 蔵 | トップページ | 仲源寺 »

2005/07/31

かにかくに碑

200505251641000.jpg

「かにかくに祇園はこひし寝る(ぬる)ときも枕の下を川のながるる」

吉井勇が詠んだ短歌が刻まれた歌碑。祇園東の白川沿い、文芸を得意とした名芸妓・磯田多佳が営んだ茶屋「大友」の跡地に立つ。大友には吉井勇はもちろんのこと、夏目漱石や谷崎潤一郎といった文豪が通ったという。
磯田多佳の部屋は白川の上にせり出した3畳間であり、吉井勇は多佳の部屋をイメージしてこの歌を詠んだとされる。
「枕の下を川の流るる」は比喩ではないのである。

| |

« 佐々木酒造 蔵 | トップページ | 仲源寺 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: かにかくに碑:

« 佐々木酒造 蔵 | トップページ | 仲源寺 »