淀屋の碑
淀屋の屋敷跡碑の西隣にある「淀屋の碑」。大坂の豪商・淀屋の歴史を記す。もとの苗字を岡本という淀屋は、山城国の出。初代淀屋辰五郎となる岡本常安は大坂に出て、材木商として大成功を収め、淀屋の号と辰五郎の通称を名乗る。「天下の台所」となった江戸時代初期の大坂において、淀屋は米商人としても大成功。大坂一の富豪となる。淀屋橋を私費で架け、中之島の開発を行うなど大坂の街にも貢献。しかし宝永2年(1785)、5代淀屋辰五郎広当(ひろまさ)に幕府より突然、闕所(お家取りつぶしの上、追放。財産と屋敷地は没収)の命が下る。豪奢な生活を見咎められたというが、淀屋の財力を幕府が怖れたためともいう。
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