和歌山城 岡口門(2)
和歌山城は豊臣秀吉の弟である羽柴小一郎秀長の城として天正13年(1585)に虎伏山(とらふすやま)に築城された。ただ和歌山城には城代が入城し、秀長自身は完成した和歌山城を見ることはなかったという。関ケ原の戦い以降は浅野幸長が和歌山城主として入城。岡口門はその浅野幸長(あさの・よしなが)により大手門として建てられた。浅野氏が広島に移り、紀伊徳川家が誕生したのちは北側の門が大手門となっている(なお、浅野氏の時代に北側の門が大手門とされたという記述もある)。現在の岡口門は元和7年(1621)頃の完成である。
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