広島平和記念資料館
広島平和記念公園内南側にある広島平和記念資料館。原爆があった直後の資料を数多く展示している。ボロボロになった衣服や熱で歪んだ鉄製品、異形となった爪などが原爆の悲惨さを物語る。原爆の子のモデルとなった佐々木偵子の短すぎる生涯なども年譜で追うことが出来るほか、映像資料も多く、原爆を体験した様々な人の物語がここに凝縮されている。
原爆投下前に広島にあった建物(後に原爆ドームとなる建物も含む)の模型があるほか、広島平和記念公園が後に出来た場所(中島町とよばれた繁華街であった)のジオラマなども展示されている。
原爆投下直後の広島の街を彷徨う被災者の姿をかたどった蝋人形は「グロテスク過ぎる」という理由で、最近、展示から外されそうになったが現時点では展示を続ける方向の模様。
なお、東西に長い広島平和記念資料館本館は戦後に建てられたもの(1955年竣工)としては初の重要文化財に指定されている。
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